2016年05月08日
戦前 実物 日本軍 腕時計用ベルト 方位磁石付き
皆さんおはこんばんちわ!
いやぁ~ゴールデンウィークはあっという間に過ぎてしまいましたね・・・
という事で今回は久し振りに実物装備品を紹介したいと思います。
いつも通り画像から。
こちらは戦前 実物 日本軍 腕時計用ベルト 方位磁石付きになります。
腕時計関連の物は複製を含めて過去何度か紹介させて頂きましたが
以前よりコンパス(方位磁石)付きの物が欲しく思い最近になり購入する事が出来ました。
こちらは時計本体を取り付けるバンド部の画像。
状態ですが・・・結構痛みがあります。
何度かオイルを塗付しておりますが裂けなどがあります。
ですが腕時計の脱着は出来そうですね。
その裏側の画像。
裏側には東京皮革腕時計バンド工業(互業?)組合のラベルが貼られています。
不鮮明な部分も多く何と書かれているのでしょうか。
バンドの長さ調整用穴の画像。
穴は合計5つあります。
バックル金具の画像。
形状も歪んでいたりと少々チープ感がありますが実用に問題はないようです。
縫製も興味深いですね。
ちなみにこのバックル部用の革生地は方位磁石装着用のバンドの端末も固定しています。
こちらは腕時計本体固定用バンドのバックル金具の画像。
独特の形状のバックル金具をしています。
方位磁石取り付き部の画像。
方位磁石(コンパス)のバンドへの固定はバックルでなく割りピンで行われております。
このピンは他に星型の形状の物も使用されているようですね。
ピンを外したバンドの画像。
この腕時計用バンドは1枚生地ではなく2枚の革生地を繋ぎ合わせて製作されております。
手元に届いて気付きました・・・
ちゃんと斜めにしてカットして繋ぎ合わせる漉き加工が行われています。
こちらは方位磁石を外したバンド部の画像。
方位磁石(コンパス)用のバンドは固定を割りピンで行います。
バンドの幅にも違いがありますが他は時計本体用と何ら変わりません。
続いては方位磁石本体の画像。
文字盤は黒色(目盛などは白)仕様となっております。
北南西東といった方角が漢字で書かれております。
針の先端に色が付いているのが磁針のようですね。
汚れはあるものの破損はなくまだ使えそうですね。
方位磁石のベルトープといったガワはアルミ製のようでこちらも簡素な作りです。
それでは続いては腕時計本体を装着してみたいと思います。
まずは以前御紹介した防塵ケースを付けれるか試してみたいと思います。
バンドの幅が防塵ケースのループと合いません。
う~ん・・・残念!
お次は複製中田商店製腕時計本体になります。
こちらは問題なく装着出来ました。
試しに腕へ装着してみました。
私の場合、方位磁石はこの位置になります。
う~ん・・・正直に申しますと何かに擦れたりぶつけたりして
方位磁石を壊しそうで怖い感じがしますね・・・(汗
位置をもう少し変えれば良いのかもしれません。
最後に手持ちの腕時計用バンドと並べてみた画像になります。
上が今回ご紹介する方位磁石付き腕時計用ベルト。
真ん中は複製中田商店製腕時計に付いていたベルト。
下が戦前の腕時計用バンド。
方位磁石用のベルトが付いていますので大分大型になっているイメージですね。
上が今回ご紹介する方位磁石付き腕時計用ベルト。
真ん中は複製中田商店製腕時計に付いていたベルト。
下が戦前の腕時計用バンド。
さて以上で戦前 実物 日本軍 腕時計用ベルト 方位磁石付きの紹介になります。
念願の方位磁石付きのベルトを入手出来ました・・・!
ですがベルトは実用には向かない状態でしたので
実用可能な方位磁石が装着出来るベルトを再度探したいと思います。
複製品であれば助かるのですが・・・難しいでしょうね・・・(汗
ともあれこの一式は大切に保管したいと思います。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
2016年02月07日
日本陸軍 実物 官給拍車(カーキ塗装仕様)
SATESATE・・・今回はかなり久し振りの日本軍実物装備をご紹介したいと思います。
という事でいつも通り画像をば。
こちらは日本陸軍 実物 官給拍車(カーキ塗装仕様)になります。
革脚絆や騎兵弾薬盒、騎兵銃などを購入してきましたが
それらは騎兵や輜重兵、憲兵など帯刀、乗馬本分者としての装備であり
乗馬するのであれば当然拍車も必要になります。
ですので私が数年前から拍車を購入したかったのですが・・・
実物品しか無いという点、サバゲでは使う機会はまず無い、乗馬はまずしないという事から
機会を逃してズルズルと本年まで来ました・・・(汗
ですが!昨年でくの房さま製の複製弾薬盒を入手したのを機に
ようやく購入する決心と機会を狙っており入手する事が出来ました・・・!
こちらが官給拍車の全体画像になります。
欠品もなく状態は良い方だと思います。
拍車なのでシンプルな構成ですが見てみると勉強になる箇所もありました。
それでは細かくみていきたと思います。
拍車本体の画像。
拍車本体は堅牢な鉄製です。
カーキ色に塗装が施されており野戦に適した仕様となっております。
輪拍部の画像。
一部塗装が剥がれ錆も見られますが摩耗も無く欠けすら御座いません。
輪拍は円状にギザギザがある形状となっております。
靴の踵に装着する為、大きく開いた形状をしております。
こちらは拍車留め帯革(ベルト)を装着する部分の画像。
この部分は拍車を装着する際には足の内側になります。
この部分には下部の靴底へ通す為の帯革(ベルト)と
足の甲部へ掛ける為の帯革(ベルト)の2本を装着します。
拍車を装着する足の外側に当たる部分は画像のようなバックル(尾錠)が付いています。
これは甲部に当たる帯革(ベルト)の長さを調整する為です。
つまり甲部の帯革には調整用の穴があるのです。
このバックル金具は360度回せます。
様々なサイズの長靴に対応出来るのではないでしょうか。
この拍車ですが見た所、印(マーク)の類は打たれていないようですね。
こちらは拍車留め帯革(ベルト)の画像。
前述しました通り靴底へ掛ける為の帯革(ベルト)と
足の甲部へ掛ける為の帯革(ベルト)がありそれぞれ長さが異なっています。
どの帯革も先端は丸びを帯びております。
革は牛革製のようで実物なのか否なのかは私には分かりません。
ですがもし実物品なのでしたら破損も無く今だ使用可能な状態だと云えます。
こちらはバックル部に当たる帯革の画像。
長さ調整用の穴は5つ設けられています。
それでは続いては早速手持ちの長靴に拍車を装着してみたいと思います。
用いた長靴は3年ほど前にオーダーメイドした複製官給長靴になります。
以下が該当の記事になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e439225.html
ちなみに・・・前もって記載させて頂きますが・・・
この長靴は実物から採寸せず私の足のサイズに合わせて
ぴったりサイズで製作してしまった為かなり細く余裕のないとサイズとなっております。
装着した画像。
難なく装着可能でしたが・・・甲の帯革が長過ぎてブカブカになっております。
むしろ長靴が小さ過ぎと考えるべきですね・・・(汗
この複製長靴の出来は少し残念なのですが・・・
後ろの拍車置きに拍車が置けた時は感動しました。。。
実際に拍車を置ける日が来るとは・・・!売らずに残しておいて正解でした。
拍車を装着した状態の各側面の画像。
甲部の帯革が長過ぎて拍車が下へ落ちて来ます(汗
帯革の穴を増設する事も出来ますが・・・実物の可能性もあり
また不格好になりますので・・・どうせなら帯革は自作した方が良いですね。
また下の靴底へ掛ける帯革も微妙に長いようです。
さてさてお次は革脚絆+編上靴の組み合わせに拍車を装着してみました。
ちなみに用いたのは以前に御紹介した海外製複製官給革脚絆②と
中田商店製複製兵下士用編上靴(かなり使い古した品)になります。
こちらでも前もって記載させて頂きますが・・・・
やはり拍車の帯革長過ぎてピッタリと装着出来ておりません(汗
しかしながら革脚絆に拍車の組み合わせも中々格好良いですね。
長靴とは違った趣があります。
ですが実際にこの組み合わせの評価はどうだったのでしょうね?
以前から疑問だったのですが編上靴との組み合わせの場合、
靴には拍車置きが無いのでズリ落ちてくるのでは??と思ったいました。
ですが帯革をピッタリ密着する長さに調整し
尚且つ靴の厚い踵部に装着すれば問題ないようですね。
乗馬本分者の履く編上靴は鋲の無い仕様の編上靴だそうですので
中田商店製の複製品はまさに最適ですね・・・!
革脚絆の靴底へ掛ける帯革と拍車の帯革はやはり被ってしまうのですが
これは帯革をかなり傷めてしまいそうですね。
だからこそ拍車の帯革は取り外し可能になっているでしょうね。
複製官給長靴に続き革脚絆+編上靴でもぴったりに装着出来ませんでしたが
帯革(ベルト)の自作自体は比較的簡単そうですので
革生地さえ都合が付けばすぐにでも製作したいと思います。
さて以上で日本陸軍 実物 官給拍車(カーキ塗装仕様) の紹介になります。
この官給拍車ですが制式年はいつ頃で帯革を含め真偽は不明なのですが・・・
とりあえずこれで念願だった拍車を入手出来ました。
この拍車を使う機会はまずないと思いますが・・・大切にしていきたいと思います。
ただまだまだ問題は多く・・・複製官給長靴をいい加減ストレッチャー(拡張)したりや
帯革(ベルト)の自作、最終的には野外で気兼ねなく装着出来そうな
民生品をベースに代用品を用意出来たらと思っております。
今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
2015年10月09日
日本軍 実物 柳行李型弁当箱(飯行李)
さてさてかなりかな~り久し振りに日本軍実物装備コーナーを更新したいと思います。
とは云うものの本当に日本軍の実物なのかは判断し兼ねますが・・・
という事でいつも通り画像をば。
こちらは日本軍 実物 柳行李型弁当箱(飯行李) になります。
日本陸軍に戦争末期に支給された弁当箱だそうで
一応未使用品らしく購入したのですが・・・
本当に実物で日本軍の物なのかは私には分かりません(汗
ですが飯行李は以前から購入しようと考えておりまして
8月末に御紹介した外園組さまの飯行李用網を入手して以来、
無いものかと探していたので御座います。
ちなみに該当の記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e689977.html (外園組さま製 複製 日本陸軍 飯行李用網)
飯行李の上下からの全体画像。
飯行李は柳行李ですので柳の皮が使用されています。
古い物ですが比較的状態は良いと思います。
上部のズーム画像。
まるでゴザや畳を彷彿させますね・・・!
やはり糸(麻糸かな?)を使って編み上げられています。
蓋の側面部のズーム画像。
側面部では柳皮の編み上げ方も異なります。
そして行李の縁はこのような薄く幅の広い皮を使用されております。
横から見た全体画像。
特徴のある形状をしていますね・・・!
おにぎりが似合いそうですね。
蓋を開けた状態。
内部は経年の為か埃?の溜まったような汚れがあります。
是非汚れを落として使えるようにしたいですね・・・!
ですがサランラップなど敷くのが無難ですね(汗
ちなみに大きさですが大体約14㎝×約8㎝ぐらいでしょうか?
意外と小振りな印象です。
という事で以前御紹介した飯行李用網に入れてみました!
ついで果物も入れてみました(笑
うん!見た目は悪くない!
あまり果物が多いのも変ですね・・・w
缶詰めなども一緒に入れてみても良いかもしれません。
さて以上で日本軍 実物 柳行李型弁当箱(飯行李)の紹介になります。
贅沢を云いますとあと1つ飯行李が欲しい所ですね・・・
実際に弁当のように食べ物を入れて携行出来たら・・・と考えております。
ですが肥えた現代っ子である私・・・コンビニ弁当で満足しちゃいそうです(汗
いかん!いかん!そんなんじゃ駄目だ!
という事で今回は以上になります。
では~
ノシ
2015年05月16日
実物 昭和18年製 日本陸軍 防蚊手袋
さてさてかな~り久し振りの日本軍実物装備品のご紹介になります。
と云う事で早速画像をば
こちらは 実物 昭和18年製 日本陸軍 防蚊手袋 になります。
昨年に個人業者Sさまの複製品の防蚊手袋を紹介させて頂きましたが
今回ようやく実物品を入手する事に致しました。
ちなみにSさま製の複製品の紹介記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e546218.html (個人業者Sさま製 複製 日本陸軍 防蚊手袋)
生地のズーム画像。
雨衣(雨外套)記事のような目の細かい生地が使用されております。
状態は比較的良いようです。
防蚊手袋の片側の画像。
一見ただの手袋ですが・・・以前にご紹介したように
やはり特徴のある作りをしています。
挿入口は広めに作られており容易に手を入れる事が出来ます。
左右両側面には生地の繋ぎ目があり生地を有効的に使用しています。
防蚊手袋の表面と裏面には縫い目が存在します。
これはこの縫い目から上部は2枚生地になっているからです。
防蚊手袋を装着した画像。
防蚊手袋の裏面はこのように指を出す事が出来ます。
私の指のサイズなら問題なく指を出し入れ出来ます。
手袋をしながら作業などが行える優れた構造ですね。
またもう1つの特徴として手袋にはループと紐が備わっています。
紐はかなり長めに出来ているのですが
これは紐を首に掛ける形で手袋を装着するからです。
こちらは検定印の画像。
検定印は手袋の片側ではなく2つともに存在します。
昭和18年製で広島支廠である事が分かります。
良く見ると納業印の下に②と思われる数字があるのですが・・・
これはサイズ表記に当たる物なのでしょうか・・・?
さて最後に以前ご紹介したSさま製の複製品と並べてみたいと思います。
上が昨年ご紹介したSさま製の複製品の防蚊手袋。
下が今回ご紹介する実物の昭和18年製の防蚊手袋になります。
左が昨年ご紹介したSさま製の複製品の防蚊手袋。
右が今回ご紹介する実物の昭和18年製の防蚊手袋になります。
サイズなど差異は見られますが構造は変わりません。
とても良く再現されていると思います。
生地のズーム画像。
右が昨年ご紹介したSさま製の複製品の防蚊手袋。
左が今回ご紹介する実物の昭和18年製の防蚊手袋になります。
両側面の生地の繋ぎ目もよく再現されています。
実物と比べてもSさまの複製品は遜色ない仕上がりです。
ですが違いは無い訳でもありません。
片側にあるループの長さも微妙に異なっております。
検定印部の画像。
上が昨年ご紹介したSさま製の複製品の防蚊手袋。
下が今回ご紹介する実物の昭和18年製の防蚊手袋になります。
さて簡単ではありますが以上で実物 昭和18年製 日本陸軍 防蚊手袋 の紹介になります。
今回ご紹介したのは実物品ですが・・・これからの季節必要になりますね・・・!
以前にも書いたように防蚊覆面が欲しい所です。(実物も探しているのですが・・・)
防蚊覆面と手袋を合わせて装着し実際に野外で試してみたいですね・・・!
(でも暑苦しそうだなぁ・・・)
さて今回は以上になります。
ではでは~ ノシ
2015年03月04日
実物 日本陸軍 兵下士官用 昭五式水筒 伊号
さてさて久し振りに日本軍実物装備品を御紹介したいと思います。
今回ご紹介するのはかなり今更ですがこちらになります。
こちらは実物 日本陸軍 兵下士官用 昭五式水筒 伊号 になります。
何故今更水筒なのか・・・?と云いますと
実物の伊号型の水筒は当ブログではまだ紹介していなかったようです(汗
確かに所有していたはずだったのですが・・・先週に整理を兼ねて探してみたところの見当たらず
(多分処分したのかと・・・)急遽、改めて実物水筒を購入する事に致しました。
ハーネス部の画像。
購入当初は汚れがあまりに酷かったので軽く洗濯しました。
若干縮んでいるかもしれませんね・・・(汗
蓋を留める革紐部の画像。
残念ながら革紐は片側が千切れております。
ハーネスの両側面部の画像。
生地に痛みはありますが縫い付けはしっかりしています。
ハーネスの底部からの画像。
やはりハーネス下部の横周りは二重生地となっています。
バックルなど金具部の画像。
金具は錆だらけで塗装は残っていないように見えますね。
バックルは可動しますが各所の錆がハーネス生地にも移ってしまっております。
検印部の画像。
殆ど判読できません。
しかし何かしらあるのは分かりますね・・・w
こちらは水筒本体の画像。
水筒本体は長年ハーネスに収納されていた為か
ハーネスの痕が残っております。
ハーネスの当たっていた部分の塗装は鮮明で綺麗に残っているのですが
これは元の塗装色ではなく後から着色された物かもしれません。
水筒の底部の画像。
昭和17年製のニギリ矢製です。
呂号になります。
こちらは水筒の蓋の画像。
コルク栓となっておりますが芯があります。
続いては別の実物と並べてみた画像になります。
いずれも昭五式水筒ですがハーネスの仕様は若干異なっております。
昭五式は伊号、波号、呂号と分かれるのは御存知かと思います。
上は革紐とバックルで蓋を固定する伊号型。
下はシンプルな紐のみで固定する波号、呂号で見られる仕様です。
また負い紐の長さ調節する部分にも差異が御座います。
ループも含めて金属製または布製となります。
右の布製ではハーネスの端(交差点)がループになっておりここで長さを調整します。
底面の画像。
この辺はあまり差異が無いように見えます。
ですが微妙にハーネス生地の幅が異なる部位もあります。
上が革紐とバックルで蓋を固定する伊号型ハーネス。
下は紐のみで固定する波号、呂号型ハーネスです。
同じ伊号型でも微妙に差異があるかもしれませんね。
最後に中田商店製と並べてみました。
右が中田製。
左が実物品になります。
側面部の画像。
底部の画像。
二重生地の箇所といい中田製は良く出来ておりますね。
ただ私の手持ちの実物と比べると大き目の印象ですが
これはこの実物が小さめ?にも思えますね・・・(実際水筒を収納するのはかなりきついです)
各金具の比較。
実物には錆がありますが中田製は完璧とはいきませんが
金具はよく再現出来ているのが分かります。
さて以上で実物 日本陸軍 兵下士官用 昭五式水筒 伊号の紹介になります。
ではでは~
ノシ
2014年10月18日
実物 日本陸軍 官給 軍用ナイフ 初期型
さてさて皆さんおはこんばんちわ!
今回は久し振り(かなり)に日本軍実物コーナーを更新したいと思います。
今回ご紹介するのはこちら!
こちらは実物 日本陸軍 官給 軍用ナイフ 初期型になります。
以前に官給の折り畳み式ナイフをご紹介させて頂きましたが
今回ご紹介する品はそれ以前のモデルになります。
大正期から昭和期にかけて使用されたものだそうです。
ちなみに以前にご紹介した官給折り畳み式ナイフの記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e400070.html
ナイフなどを展開した画像。
サイズは意外と大型で堅牢な印象です。
塗装は施されていないようです。
ナイフの刃身部の画像。
残念ながら刃こぼれが御座いますがそれ以外に破損などはないようです。
刃渡りは約6,2cmほど。
展開する場合、一度柄に対して90度の位置で刀身は止まります。
ナイフとして機能は十分過ぎるほどですね。。。!
ナイフの軸は画像のようにリベット打ち?されており尚且つ真鍮製と思われる紐通しが装着されています。
続いては穴開け(キリ?)部の画像。
この工具もナイフのように折り畳まれております。
展開した画像。
少々曲がっておりますが・・・状態はよいと思います。
柄上部の大体真ん中あたりの位置にあります。
そしてこの工具の軸もリベットで固定されております。
こちらは缶切り部の画像。
まだまだ使えそうな状態ですね。
缶切り部を上から見た画像。
このように断面は3層構造になっております。
缶詰めなどを開けれるかどうか試してみたいものですが
ここは使わずこのままにしておきたいと思います。
柄の刻印部の画像。
セロレと読むのでしょうか・・・?
何を意味するのか現時点では分かりません。
刻印はこの柄のものだけのようですね。
続いては以前にご紹介した官給ナイフと並べてみました。
上が以前にご紹介した官給折り畳みナイフ。
下が今回ご紹介する初期型官給ナイフです。
大分、大きさが異なりますね。
刃を広げた状態の画像。
上が以前にご紹介した官給折り畳みナイフ。
下が今回ご紹介する初期型官給ナイフです。
やはり刃渡りも下の物の方が長いですね。。。!
上の物は薄くシンプルですがその分製造に掛かるコスト&過程は少なそうに感じます。
大量生産にはうってつけの品ではないでしょうか?
その点下のナイフは手間を掛けて製作されている印象を受けます。
さて以上で実物 日本陸軍 官給 軍用ナイフ 初期型 の紹介になります。
日本軍装備に欠かす事の出来ない小物・・・と云える品ですが
今回ご紹介したナイフは状態も比較的良いので使う事はないかもしれません。
新旧ナイフを入手する事が出来ましたが・・・勿論日常で携帯したりはしません。。。!
マメに手入れして錆が増えないように大切にしていきたいと思います。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
2014年06月11日
日本陸軍 実物 認識票 未使用品
さて今回も日本軍実物装備をご紹介したいと思います!
今回ご紹介するのはこちら!
こちらは 日本陸軍 実物 認識票 未使用品 になります。
以前から実物の認識票が欲しいかったのですが
連隊番号など詳細が打印されている物もしくは未使用の物を購入するか悩んでいたのですが
未使用の物にする事にしました。
本当は祖父の所属していた歩兵連隊の物が欲しかったのですが・・・やはりそう簡単には見つかりませんね(汗
認識票は定番の小判型で真鍮製です。
未使用品で打印などは一切されていませんがやはり経年の為か青錆が多く見られます。
しかしながら紐を通し実際に装着する事は可能な状態です。
厚さは意外とありまず折り曲げる事は難しいと思います。
上下にある紐通し用の四角い穴は歪な形状の箇所もありますが
問題無く紐を通す事が出来ると思います。
サイズは手の平サイズ。
番号など打ち込もうか迷っていますが・・・
それはそれで勿体ない気が・・・(汗
最後に以前に御紹介した個人さまに製作して頂いた認識票と並べてみた画像。
厚さに違いはあれど形状、サイズはほぼ実物通りです・・・!やはりこの辺は規定があったのでしょう。
さて以上で簡単ではありますが日本陸軍 実物 認識票 未使用品 の紹介になります・・・!
ではでは~
ノシ
2014年06月04日
当時物? アルマイトカップ 吊り具付き
ということでおはこんばんちわ!もう6月突入ですね!
今回は久し振りに実物装備(なのかな?)をご紹介したいと思います。
今回ご紹介する品はこちら!
こちらは 当時物? アルマイトカップ 吊り具付き になります。
昨年夏に当ブログで御紹介したアルミカップですがどう見てもアルマイト処理されているようには見えず
改めて買い直した物です。
ただのコップ。。。小物でしかありませんが、これは意外と使い勝手のよいアイテムで
リエナクトイベントなどでも重宝すると思います。
このアルマイトカップはいつ頃の物かは分かりませんが一部は経年の為か変色しており箇所もあり
結構古い物のように見えます。何より鎖と吊る具(ヘラ)が付属しており私の欲しい型のカップでした・・・!
アルマイトカップの側面からの画像。
コップと鎖、吊り用のヘラと構成は簡単ですが
意外と手に入り難いアイテムでもあります。
(自分は以前は一部自作していましたね・・・w)
カップの上下からの画像。
カップ本体には刻印の類は御座いません。
アルマイト処理され特有の黄金色の色合いとなっています。
カップのズーム画像。
経年の為か汚れ、変色している部分が御座いますが
内部は至って綺麗でまだまだ実用可能です。
続いてはカップにある取っ手部の画像。
この取っ手は指を通せる穴ではなく鎖(チェーン)を通しております。
取っ手はリベット打ち?で固定されておりますが
面白い事にこの取っ手は曲げるようにして向きを変えております。
多分元からこのような加工が行われていたと思うのですが・・・
ちなみにこの取っ手意外と堅牢でさらに曲がってしまったりする事は御座いません。
取っ手と吊り具を繋ぐ鎖はこのような物になっております。
この鎖も独特な形状をしており勿論余程の事が無い限り切れてしまう事はないと思います。
続いては吊り具の画像。
この吊り具もわずかながら特徴が御座います。
形状は台形に近い形状で上部が細く下部になるにつれて幅は太くなっております。
また何よりこの吊り具には刻印が御座います。
ダイトーアルミニウムと彫られておりこれが社名なのでしょう。
吊り具の下部の先端はこのような形状をしております。
という事で早速水筒に装着してみました!
吊り具はしっかり挿されており不意に抜けてしまう心配は少ない(無いと云えません)と思います。
またカップ自体も軽量なので鎖も千切れてしまう事は無いでしょう。
さて以上で簡単ではありますが 当時物? アルマイトカップ 吊り具付き の紹介になります。
ようやく欲しかったアルマイトカップが入手出来、よかったです・・・!
水筒装備する際は是非装着したい小物なのですが・・・
そもそもサバゲもイベントも参加予定が(ry
悲しいかな・・・
さて今回は以上になります!
ではでは~
ノシ
2014年04月26日
日本陸軍 実物 昭五式背嚢(欠品あり)
さてSATE今回は二重飯盒に続いて日本軍実物装備をご紹介したいと思います。
今回御紹介するのはこちら・・・!
こちらは日本陸軍 実物 昭五式背嚢です。
昭五式背嚢は複製に限っては色々入手とかに難儀した経緯(思い出)がありますが
今回、ようやく実物品を入手する事が出来ました。
ちなみに以前に御紹介した複製昭五式背嚢の記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e303980.html (中田製 複製 昭五式背嚢)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e305783.html (中華製 複製 昭五式背嚢)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e456592.html (中華製 複製 昭五式背嚢 2個目)
背嚢両側面部の画像。
側面には縛着用革紐(ベルト)を通す穴が設けられています。
そして左右非対称の作りなのも実物ならではです・・・!
背嚢の上面と下面の画像。
この実物背嚢は汚れや革に割れ、さらに縛着用革紐、負革の欠品がありますが
背嚢本体に欠品は無いようです。(中の木箱はありませんが・・・)
背嚢の蓋を開いた状態。
内蓋の革紐、布紐は痛みはあるものの揃っております。
背嚢の生地のズーム画像。
背嚢は革生地、帆布生地などで出来ております。
帆布生地には汚れ、脱色が見られますが80年以上経った今でも画像のように健在です。
背嚢の端には革生地が縫い付けられておりますが
やはり残念ながら摩耗?痛みが見受けられます。
ですが外れる事なく全て揃っております。
縛着用革紐を通す穴部分の革も健在です。
埃など汚れを落としてオイルで手入れしましょう。
背嚢の蓋の裏側にある検定印部の画像。
製造年は見難くなっているのですが昭和八年製(1933年)のようですね。
竹内納とあります。
また何より特徴なのは元の持ち主?と思われる方が部隊名と氏名を書いた布で上から縫い付けている事です。
戦後になって軍装趣味の方やリエナクターの方が弄った可能性も御座いますが・・・
中々面白いですね。
こちらは背嚢の背面の毛皮部の画像。
やはり殆ど抜け落ちておりますが・・・かろうじて茶色の毛皮が所々残っているのが分かります。
続いては負い革部の画像。
負い革は片方は完全に欠損しており
もう片方も破損箇所がありまず実用は無理な状態です。
ですが原型は留めており作りが把握出来ます・・・!
負い革上部の画像。
背嚢上部のバックル金具に通す部位になります。
ここは3本の革生地の接合部の画像。
その裏側の画像。
前の持ち主がこの接合部を紐で補強したようですね。
接合部のカシメ?は錆がかなり見受けれます。
負い革下部の画像。
残念なことに革帯へ掛ける為の金具を装着する革生地が破損していますが
金具は残っております。これが唯一の救いですね・・・
続いては縛着用の革紐の画像。
この革紐は2本ぐらいしか完品が無く他は破損していました。
しかし残っている2本は金具の塗装も微妙に残っております。
さてさてそれでは続いては手持ちの複製昭五式と比べてみましょう。
右上が以前に紹介した中華製改造背嚢。
左上も以前に御紹介した中田製昭五式。
そして下真ん中が今回御紹介する実物昭五式背嚢になります。
実物、複製と交えていますがやはり同じ作りという訳ではありません。
しかし基本的な構造は同じ共通しています。
背嚢の両側面の画像。
右が以前に紹介した中華製改造背嚢。
真ん中も以前に御紹介した中田製昭五式。
そして左が今回御紹介する実物昭五式背嚢になります。
生地の色合い、革質などに差異があるのが分かりますね。
他にも縛着用革紐を通す穴ですが実物と中田製ではその大きさに差があるようです。
右が中田製、左が実物なのですが
穴は中田製が大きく実物は比べて小さくなっております。
とはいえ中田製が間違っているとは云えません。
なぜなら実物にも仕様差があると思われますしこの実物背嚢のように納入業者や
製造年が異なると変わってくる可能性は十分あると思います。
対して中華製の穴のサイズは実物に近いと云えるかもしれません。
勿論、実物、中田製と比べて大分粗雑なのですが・・・
中田製しか所有していなかった私には少々驚きました。
こちらは背嚢正面の上面にあるループ金具の画像。
下が以前に紹介した中華製改造背嚢。(金具は塗装しています)
真ん中も以前に御紹介した中田製昭五式。
そして上が今回御紹介する実物昭五式背嚢になります。
そしてこちらは背嚢正面にある革製ループの画像。
下が以前に御紹介した中田製昭五式。
上が今回御紹介する実物昭五式背嚢になります。
背嚢正面の開閉用革紐の縫い目の画像。
下が以前に御紹介した中田製昭五式。
上が今回御紹介する実物昭五式背嚢になります。
(*中華製は弄った箇所なので割愛しました*)
う~ん改めて中田製の出来の良さに感服致しますね・・・
革、帆布生地も素晴らしいです・・・!
数十年経過したら中田製も実物として扱われてもおかしくないかもしれません(笑
こちらは背嚢上面の画像。
上が以前に御紹介した中田製昭五式。
下が今回御紹介する実物昭五式背嚢になります。
ズーム画像。
うう~ん・・・殆ど同じ・・・ですね!
金具は実物に少々錆が見られ金具の太さに少々差異がありますが
中田さんのはほぼ実物に準拠した物と云えますね。
続いては背嚢下部の画像。
下が以前に紹介した中華製改造背嚢。
上も以前に御紹介した中田製昭五式。
そして真ん中が今回御紹介する実物昭五式背嚢になります。
この部分にも微妙な差異が見られます。
上は実物、下が中田製なのですが革製ループの数が異なるのです。
実物の方がループの数が少ないのです。
これも年代などによる仕様差で有無があるのかもしれませんね。
全てが全て同じとは決して云えませんので。
蓋を開けた状態の背嚢。
蓋の裏側にある内ポケットと検定印部の画像。
下が以前に紹介した中華製改造背嚢。
上も以前に御紹介した中田製昭五式。
そして真ん中が今回御紹介する実物昭五式背嚢になります。
蓋を開いた状態の背嚢本体側の画像。
下が以前に紹介した中華製改造背嚢。
上も以前に御紹介した中田製昭五式。
そして真ん中が今回御紹介する実物昭五式背嚢になります。
背嚢端の革生地の縫い付けですが実物と中田製では
部位によっては心なしか中田製が革生地をふんだんに使っている印象があるように思えます。
これも一慨には云えませんが・・・
続いては負い革の画像。
上が中田商店製。下が実物になります。
*中華製は改造したので割愛
実物の負い革は一部破損していますが比較対象にはもってこいです。
革帯へ掛ける為の金具の画像。
右が実物、左が中田製になります。
殆ど同じ形状ですね・・・これを再現した中田さん・・・本当に凄いですね(汗
最後に縛着用の革ベルトの画像。
下が以前に紹介した中華製改造。
上も以前に御紹介した中田製昭五式。
そして真ん中が今回御紹介する実物昭五式背嚢になります。
さて以上で簡単な実物と複製品の比較になります・・・・
ここで最後に・・・
実物背嚢に中田製昭五式用の木箱を収納してみたいと思います!
複製用の木箱とはいえ実物背嚢が憧れの形になるのが楽しみです・・・!
80年以上前の物なので挿入する際に
帆布生地や革生地が擦れて破れないように慎重に慎重に入れます。
収納完了!
意外と簡単に入りました!
如何でしょう・・・?
元々生地が硬化していましたので型崩れはし難くなっているのですが
それでも木箱を入れると見違えます・・・!
さて以上で日本陸軍 実物 昭五式背嚢(欠品あり)の紹介になります。
今回実物品を入手出来ましたが・・・勿論、着装に使ったりするつもりが御座いません。
野外では基本的に気兼ねなく潰せる中華製にする事にしております。
しかし・・・実物の昭五式背嚢ですが縛着革紐など全て揃い毛皮も抜けていないような美品は存在するのでしょうか・・・
もしあったら相当の価値があるのは間違いないと思います。
一度拝見してみたいものです・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
2014年04月12日
日本軍 実物 九二式飯盒(二重式飯盒)
さてさて今回はかな~り久し振りに日本軍実物装備をご紹介したいと思います。
(今年の正月以来ですね・・・w)
今回御紹介するのはこちら!
こちらは日本軍 実物 九二式飯盒(二重式飯盒)になります。
九二式ですので昭和7年(1932年)に制式化された飯盒になります。
一見してただの飯盒ですが題名通り二重式となっており特徴のある構造となっています。
九二式飯盒の前後全体画像。
かなり使い込まれており各所に凹みや傷も多く
取っ手に関しては変形、錆が見られますが飯盒としては今だ使用出来る状態です。
今では状態の良い物は少なくなって来ておりますし
数その物も減少して来ていると思います。今回入手出来とても嬉しく思います。
側面の画像。
前述しましたように二重式ですので取っ手もそれぞれ2つ存在ます。
中身を全て出した状態の画像。
左下のループのある飯盒は外側に当たり、この中に
右下の飯盒を収納します。
それでは1つ1つ見ていきましょう。
こちらは外側に当たるループのある飯盒です。
リベット打ちされたループの横には目盛りがあります。
また飯盒の背面にも目盛りが御座います。
この構造は現代の物にも見られますね!
こちらは側面からの画像。
この外側に当たる飯盒には大きさ、ループだけでなくもう1つ特徴があります。
それは画像のように長い取っ手です。
この取っ手は長いのですが画像のように簡単に伸縮(スライド)させる事が可能です。
単純ながら良く出来た構造です!
ただ残念な事に・・・この取っ手は経年と酷使によって変形&錆が発生しています。
とはいえ半世紀以上の物にも関わらず取っ手は破損していません。
飯盒内部と裏側の画像。
やはり汚れや凹みなどは御座いますが・・・
今だ使用出来る状態です!
背面にある刻印部の画像。
メーカー印は失念致しましたが
九八という文字がある事から恐らく1938年製と推測されます。
続いては内部に当たる部分の飯盒の画像。
内部に当たりますので勿論リベット打ちのループはありません。
この飯盒にも背面には目盛が打たれています。
しかし前面にはありません。
側面からの画像。
この内側の飯盒にも取っ手は存在します。
しかし外側の物とは違い伸縮(スライド)式ではありません。
ですが2段階式となっております。
この内側に当たる飯盒の取っ手も残念な事に変形&錆が見られます。
しかし状態としては外側の取っ手よりもマシでこちらも破損は見られません。
飯盒内部の画像。
この飯盒で大分飯盒炊飯されたのか焦げ痕が残っております。
とはいえこれは使い古した飯盒にも見られる事なので実用出来ると思うのですが。。。
私はこれで炊く事は無いと思います・・・(苦笑
背面の刻印部の画像。
メーカー印はニギリ矢製となっており製造印は九七という文字から1937年製と推測されます。
先に紹介した外側の飯盒と製造年もメーカーも異なりますね。
続いては蓋と中蓋(内蓋)の画像。
左側が最上部にくる蓋でリベット打ちのループが御座います。
右側が中蓋(内蓋)で飯盒2つを積み重ねる際は真ん中に当たります。
ループは少々曲がって変形していますが・・・問題無く背嚢のベルトを通す事が可能です。
破損も無いようですね・・・!
こちらはリベット打ちループのある蓋の刻印部の画像。
こちらのメーカー印は今度は日本アルミ製となっており製造印は九七という文字から1937年製と推測されます。
今回もメーカーが異なりますね・・・(汗
こちらは中蓋(内蓋)の刻印部の画像。
こちらのメーカー印は蓋と同じ日本アルミ製となっており製造印も同じ九七となっております。
この蓋2つはオリジナル・・・というか元からセットの物のようですね・・・!
さて以上で簡単な飯盒の紹介でしたが・・・
2重式飯盒なので・・・
二重にしてみました。
経年して変形?している為か又はメーカーが異なる為か
中蓋(内蓋)に本体のケツを収納するのが少々キツメでしたが
何とか二重にすることが出来ました。
しかし・・・この状態で携行するはかなり嵩張りそうですね・・・(汗
さてせっかくなので背嚢にも装着してみました。
ちなみに用いた背嚢は以前に御紹介した中華製複製昭五式背嚢をちょっと改造した物です。
(中田製は長期保管モーでなので出すのが・・・w)
蓋と本体のループには問題なくベルトを通す事が出来ました。
(まぁこれは少々革生地が薄いのですが・・・)
とりあえず簡単に装着した画像。
さてここで気になる点が・・・
それは飯盒の取っ手の位置です。
通常の飯盒とは異なり二重式ですので取っ手が2つあり、尚且つその1つは長いのです。
正規な位置はどのような物なのか分かりませんので
いくつかの方法を試してみたのですが・・・
う~ん・・・どれが正解なのか分かりません。
今度は飯盒を2つにして装着してみました。
か・・・かなりデカイ。。。(汗
これもどういう風になるのか正直分かりませんね・・・
取っ手の位置はこの伸縮式(スライド式)の取っ手の処理にヒントがあるのかもしれません。
とはいえ今だ未知数なので何とも・・・・w
さて以上で日本軍 実物 九二式飯盒(二重式飯盒) の紹介になります。
この九二式飯盒ですがあまり生産数は多く無かったと云われており
貴重な品とも云えるかもしれません。
この飯盒は戦後も長い間使われたようで本体や蓋には持ち主の氏名が書かれていました。(マジックで)
私はこの飯盒を用いて炊飯をする事は無いのですが・・・
物には価値があり、もし使うなら使い方次第だとは思いますが
これが仮に戦後長きに渡り、子供たちや家族の一家団欒の為に使われていたのなら
それはそれで有意義な使い方・・と云えるのではないでしょうか。
(まぁ勝手な想像にすぎませんが)
少々脱線しましたが今回は以上になります!
ではでは~
ノシ