2016年08月06日
日本陸軍 実物 九五式軍刀 中期型(鞘なし)
皆さんおはこんばんちは!8月に入り酷暑の日々が続きますね・・・
こまめに水分、塩分補給をされて下さいね。
さてさて今回は日本軍実物品をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは長年欲しくて堪らなかったあの品になります・・・!
という事画像をば!
こちらは日本陸軍 実物 九五式軍刀 中期型(鞘なし)になります。
ようやく実物を入手する事が出来ました!九五式・・・!
ただタイトルにあります通り鞘は欠品しております(汗
刀身は切断されてはいますが(当然)
柄や鍔など一式はありますので無いのは鞘のみと云えると思います。
あくまで個人的ですが九五式は以前より価格が下がったように思えます。
この品は鞘なしでしたのでさらに安く入手する事が出来ました。
鞘から抜いた状態の画像。
刀身は切断されており鞘は欠品しておりました。
しかし柄だけ様にならないと思い贋作九五式を別で購入、
贋作の鞘だけを実物九五式収納用にする事にしました。
BUTしかし・・・やはりというか案の定、駐爪が贋作鞘に合わず
また贋作鞘の佩鐶の位置もかなり後ろの外れ個体で途方に暮れておりました・・・
しかししかししかし!編上靴の鋲打ち加工をして下された個人業者Fさまに御相談した所、
鞘の佩鐶位置の調整と再塗装、そして口金部の調整をして頂ける事になり
御頼みする事に致しました・・・! 本当に頼りになる業者さまです!
今回も御迷惑をお掛けして申し訳御座いませんでした・・・!
そして本当に有難う御座いました・・・!!
まずは実物九五式の柄部の画像。
鞘なしとはいえ実物の九五式を手にするのは今回は初めてで御座います。
贋作/模造しか知らない私にとって実物の貫禄には圧倒されました。
やはり全然違いますね・・・
経年による錆や変色さらには擦れ傷や痕も御座いますが
塗装はまだまだ残っており実物としての状態は悪くないと思います。
柄の別角度からの画像。
予想以上に起伏がありますね。
御存知のように九五式は完全な官給軍刀で
柄は一体成型で製作されているのが特徴ですが決して簡素なイメージは抱かせません。
細部を記載した所ですが・・・割愛させて頂きます。
(まぁ理由はお分かりかと思います。汗)
柄の目貫部の画像。
鮫皮、目貫と完全なダミーではありますがその外形はそれを感じさせません。
非常にはっきりしております。
刻印部の画像。
右は有名な東京/小倉造兵工廠を表しているマークです。
真ん中の『名』は陸軍名古屋工廠を表しており
左の◎に刀の刻印は民間である関刀剣株式会社を表しております。
つまり柄や鞘といった外装は民間会社である関刀剣が製作し
刀身の製造と組立は名古屋工廠で行われ事が分かりますね。
駐爪部の画像。
駐爪は破損しておらず問題なく可動します。
鍔部の画像。
この九五式は中期型になります。
これ以前のバックル付き刀緒を通す事の出来る優美な鍔ではなく
シンプルな円形の鍔となっております。
初期型の物の方が美しい印象でしたが、こちらはこちらで武骨さがあり私は好きですね!
ちなみに切羽は鍔と同じく黒色に塗装されております。
ハバキと刀身部の画像。
刀身は切断されており錆だらけとなっております。
続いては贋作の九五式軍刀の鞘の画像。
個人業者Fさまにお頼みして佩鐶位置を変えて頂き再塗装、
そし実物駐爪が効くよう口金部のを削り合わせなど調整をして頂いております。
鞘の口金部の画像。
色合いは国防色で艶が無く絶妙です。
贋作鞘へ装着した画像。
刀身が切断されておりますので駐爪に負担が掛かっている状態ですが
問題なく駐爪は通し固定されております。
Fさまはやはりこの削り合わせに苦労されてそうで
実物駐爪を傷付けずに口金部のみ調整するのに大分時間が掛かったそうで御座います。
本当に御迷惑お掛けしました・・・
(同じ贋作同士でも鞘や駐爪の仕様が異なってりしておりますしね・・・)
ちなみにこの贋作鞘、贋作の中でも外れ個体だったようで
口金留め用のネジが両側面に存在しません。
Fさまに再塗装や調整して貰うんだったらもう少しマシな個体が良かったですね・・・(汗
ですが出来が悪い分、贋作と判別し易いと思いますのでもし処分した際は
実物として流通する事はないと思います。(そうならないよう願いたいですね・・・)
佩鐶部の画像。
佩鐶の位置はFさまに変えて頂いております。
元の位置は上の画像に収まるか微妙ぐらい後方の位置にありました(汗
どのようにして佩鐶を移動出来るのでしょうか?
口金部は分解出来そうにないのですが。。。いずれにせよ私には出来そうにありません(笑
鞘の石突部の画像。
妙な凹みが両側面にあり溶接もかなり適当ですね(汗
外れないか心配になります。塵や埃も溜まり易そうです・・・
まぁ此処まで粗雑だと贋作と丸分かりですから逆に良いのかもしれませんね。
ちなみに製造番号など刻印の類は皆無で御座います。
こちらは数年前御紹介したP社製の模造(贋作ベース)九五式の鞘との比較の画像。
上が今回ご紹介するFさま再塗装の贋作鞘。
下が5年前にご紹介したP社製模造(贋作ベース)九五式鞘になります。
贋作同士でも仕様が異なるのはよく御存知とは思いますが
鞘の湾曲具合も微妙に異なっております。
塗装色はともかく鞘としての出来は下のP社製が良いでしょうね。
私も長年愛用しております。
ちなみにP社製の九五式は今回ご紹介したFさま加工の贋作鞘へ収納する事が出来ました!
これは嬉しいですね!模造とはいえ鞘はやはり傷が付き易く中々替えが効かないので
有難いです・・・!
手持ちの実物三十二年式軍刀(甲型)と並べてみた画像。
九五式は鞘が残念ではありますが・・・何とか三十二年式と九五式を実物を入手する事が出来ました。
実物九五式と三十二年式の柄部の画像。
いずれは模造刀身、竹光など仕込みたいと思っているのですが・・・
実物軍刀を持って野外で着装する事などまず無いので
現状のままで良いのかもしれませんね。
さて以上で日本陸軍 実物 九五式軍刀 中期型(鞘なし)の紹介になります。
今回、実物九五式軍刀を入手出来ましたが鞘は無かったので
まだ完全に満足してはおりません・・・!
やはり鞘も揃った九五式軍刀を1振欲しいですね。
そういう意味でまだまだ道半ばではありますが・・・いずれは!と思います。
贋作の鞘の出来にはかなり落胆しましたが
Fさまが再塗装と加工をして下さり本当に助かりました!
大分見違えました・・・!お頼みして本当に大正解でした・・・!
実物九五式に贋作鞘という組み合わせ、評価の分かれる所で
私自身、本当は贋作鞘に入るのはどうかな…と思っているのですが・・・
もし処分する際は鞘は贋作と必ず明記する事をこの場で御約束したいと思います。
**最後に模造(贋作)と実物九五式軍刀の柄部の比較画像は掲載しませんのであしからず。**
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
こまめに水分、塩分補給をされて下さいね。
さてさて今回は日本軍実物品をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは長年欲しくて堪らなかったあの品になります・・・!
という事画像をば!
こちらは日本陸軍 実物 九五式軍刀 中期型(鞘なし)になります。
ようやく実物を入手する事が出来ました!九五式・・・!
ただタイトルにあります通り鞘は欠品しております(汗
刀身は切断されてはいますが(当然)
柄や鍔など一式はありますので無いのは鞘のみと云えると思います。
あくまで個人的ですが九五式は以前より価格が下がったように思えます。
この品は鞘なしでしたのでさらに安く入手する事が出来ました。
鞘から抜いた状態の画像。
刀身は切断されており鞘は欠品しておりました。
しかし柄だけ様にならないと思い贋作九五式を別で購入、
贋作の鞘だけを実物九五式収納用にする事にしました。
BUTしかし・・・やはりというか案の定、駐爪が贋作鞘に合わず
また贋作鞘の佩鐶の位置もかなり後ろの外れ個体で途方に暮れておりました・・・
しかししかししかし!編上靴の鋲打ち加工をして下された個人業者Fさまに御相談した所、
鞘の佩鐶位置の調整と再塗装、そして口金部の調整をして頂ける事になり
御頼みする事に致しました・・・! 本当に頼りになる業者さまです!
今回も御迷惑をお掛けして申し訳御座いませんでした・・・!
そして本当に有難う御座いました・・・!!
まずは実物九五式の柄部の画像。
鞘なしとはいえ実物の九五式を手にするのは今回は初めてで御座います。
贋作/模造しか知らない私にとって実物の貫禄には圧倒されました。
やはり全然違いますね・・・
経年による錆や変色さらには擦れ傷や痕も御座いますが
塗装はまだまだ残っており実物としての状態は悪くないと思います。
柄の別角度からの画像。
予想以上に起伏がありますね。
御存知のように九五式は完全な官給軍刀で
柄は一体成型で製作されているのが特徴ですが決して簡素なイメージは抱かせません。
細部を記載した所ですが・・・割愛させて頂きます。
(まぁ理由はお分かりかと思います。汗)
柄の目貫部の画像。
鮫皮、目貫と完全なダミーではありますがその外形はそれを感じさせません。
非常にはっきりしております。
刻印部の画像。
右は有名な東京/小倉造兵工廠を表しているマークです。
真ん中の『名』は陸軍名古屋工廠を表しており
左の◎に刀の刻印は民間である関刀剣株式会社を表しております。
つまり柄や鞘といった外装は民間会社である関刀剣が製作し
刀身の製造と組立は名古屋工廠で行われ事が分かりますね。
駐爪部の画像。
駐爪は破損しておらず問題なく可動します。
鍔部の画像。
この九五式は中期型になります。
これ以前のバックル付き刀緒を通す事の出来る優美な鍔ではなく
シンプルな円形の鍔となっております。
初期型の物の方が美しい印象でしたが、こちらはこちらで武骨さがあり私は好きですね!
ちなみに切羽は鍔と同じく黒色に塗装されております。
ハバキと刀身部の画像。
刀身は切断されており錆だらけとなっております。
続いては贋作の九五式軍刀の鞘の画像。
個人業者Fさまにお頼みして佩鐶位置を変えて頂き再塗装、
そし実物駐爪が効くよう口金部のを削り合わせなど調整をして頂いております。
鞘の口金部の画像。
色合いは国防色で艶が無く絶妙です。
贋作鞘へ装着した画像。
刀身が切断されておりますので駐爪に負担が掛かっている状態ですが
問題なく駐爪は通し固定されております。
Fさまはやはりこの削り合わせに苦労されてそうで
実物駐爪を傷付けずに口金部のみ調整するのに大分時間が掛かったそうで御座います。
本当に御迷惑お掛けしました・・・
(同じ贋作同士でも鞘や駐爪の仕様が異なってりしておりますしね・・・)
ちなみにこの贋作鞘、贋作の中でも外れ個体だったようで
口金留め用のネジが両側面に存在しません。
Fさまに再塗装や調整して貰うんだったらもう少しマシな個体が良かったですね・・・(汗
ですが出来が悪い分、贋作と判別し易いと思いますのでもし処分した際は
実物として流通する事はないと思います。(そうならないよう願いたいですね・・・)
佩鐶部の画像。
佩鐶の位置はFさまに変えて頂いております。
元の位置は上の画像に収まるか微妙ぐらい後方の位置にありました(汗
どのようにして佩鐶を移動出来るのでしょうか?
口金部は分解出来そうにないのですが。。。いずれにせよ私には出来そうにありません(笑
鞘の石突部の画像。
妙な凹みが両側面にあり溶接もかなり適当ですね(汗
外れないか心配になります。塵や埃も溜まり易そうです・・・
まぁ此処まで粗雑だと贋作と丸分かりですから逆に良いのかもしれませんね。
ちなみに製造番号など刻印の類は皆無で御座います。
こちらは数年前御紹介したP社製の模造(贋作ベース)九五式の鞘との比較の画像。
上が今回ご紹介するFさま再塗装の贋作鞘。
下が5年前にご紹介したP社製模造(贋作ベース)九五式鞘になります。
贋作同士でも仕様が異なるのはよく御存知とは思いますが
鞘の湾曲具合も微妙に異なっております。
塗装色はともかく鞘としての出来は下のP社製が良いでしょうね。
私も長年愛用しております。
ちなみにP社製の九五式は今回ご紹介したFさま加工の贋作鞘へ収納する事が出来ました!
これは嬉しいですね!模造とはいえ鞘はやはり傷が付き易く中々替えが効かないので
有難いです・・・!
手持ちの実物三十二年式軍刀(甲型)と並べてみた画像。
九五式は鞘が残念ではありますが・・・何とか三十二年式と九五式を実物を入手する事が出来ました。
実物九五式と三十二年式の柄部の画像。
いずれは模造刀身、竹光など仕込みたいと思っているのですが・・・
実物軍刀を持って野外で着装する事などまず無いので
現状のままで良いのかもしれませんね。
さて以上で日本陸軍 実物 九五式軍刀 中期型(鞘なし)の紹介になります。
今回、実物九五式軍刀を入手出来ましたが鞘は無かったので
まだ完全に満足してはおりません・・・!
やはり鞘も揃った九五式軍刀を1振欲しいですね。
そういう意味でまだまだ道半ばではありますが・・・いずれは!と思います。
贋作の鞘の出来にはかなり落胆しましたが
Fさまが再塗装と加工をして下さり本当に助かりました!
大分見違えました・・・!お頼みして本当に大正解でした・・・!
実物九五式に贋作鞘という組み合わせ、評価の分かれる所で
私自身、本当は贋作鞘に入るのはどうかな…と思っているのですが・・・
もし処分する際は鞘は贋作と必ず明記する事をこの場で御約束したいと思います。
**最後に模造(贋作)と実物九五式軍刀の柄部の比較画像は掲載しませんのであしからず。**
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ