2016年10月29日
フィールドマスター(マックジャパン)製 ワンポイントバンジースリング OD色
さてさて10月も末になり寒くなって参りましたね!
今回はまたその他装備品をご紹介したいと思います。
珍しく純粋なサバゲ用装備の品になります。
という事で早速画像をば。
こちらはフィールドマスター(マックジャパン)製 ワンポイントバンジースリング OD色になります。
LCT製電動AIMカービンを購入してからスリングが手元に無かったので
どうせサバゲ用だし安くて良いのないかな?と探していたのですが
友人である現用装備歴の長いAさんに相談してみたところ、
流行りはバンジースリングでワンポイント(1点式)が使い易いYO!と教えてもらい
どういう金具が丈夫で財布とも相談しながら探してみたところ、この品に行き着きました。
軍用又はそのレプのAK用スリングは以前使っていたのですが
どうせなら今風でタクティコーな物が欲しいと思っていたのです(笑
しかしマックジャパンの物は・・・今回購入するのは初めてですね。
サバゲ用に特化してリーズナブルな品が多いという事しか知りません。
箱の画像。
価格が安いですね。。。!
勿論この品よりもさらに安価なスリングも流通してますが
あまり安い品だと品質とくに金具の強度などが不安になってしまいます。
箱自体は簡素で如何にもサバゲ用品といった雰囲気です。
説明書の画像。
しっかりイラスト付きで装着の手順が記載されております。
これは初心者にはとても助かりますね!
そしてこういった現用?の物に疎い私にも助かります!
説明書の詳細画像。
一点式のスリングですが金属製茄子環だけでなく
付属のリング、また直接ベルトを巻く事で様々な銃に装着可能のようですね。
これは使い勝手が良い・・・!
こちらはスリング本体の画像になります。
私はOD色の物を選びました。
両側面から見たスリングの画像。
バンジースリング、しかもワンポイント式の物が初めての購入となりましたが
中々面白い構造をしていますね。色々配慮された作りになっております。
スリングの肩掛けに当たる部分は幅広の生地になっております。
この部分は勿論長さ調整が可能です。
こちらはバンジー(ゴム)部の画像。
伸縮するゴムが内蔵されておりこの特徴がバンジースリングと呼ばれる所以ですね。
伸縮するので取り回しし易そうですね。
ちなみにバンジー部は別の生地になっており肩掛け部とは繋がっておりません。
ちなみにスリングのベルトループ近くの生地の裏側には
フィールドマスター製を示すタグが縫い付けられています。
こちらはバンジー部から出ている銃のスリングベイルへの装着ベルト部になります。
このスリングは一点式ですのでこの装着ベルトは1つになります。
この銃への装着ベルト部はファステクスになっていますので脱着可能です。
これは便利ですね!休憩でわざわざスリングを肩から外す必要もなさそうです。
銃への装着ベルトにも調整ループがありますので長さ調整出来ます。
金属茄子環を外せばこの部分でストックなどで直に巻く方式にも変更出来ます。
金属製茄子環のズーム画像。
あまり格好良い外観とは云えない金具ではありますが・・・
友人A君に聞きました所、このタイプの金具が耐久性、強度ともに良いよという話でした。
(本当かどうかはまだ分かりませんが・・・w)
ですが確かにこの茄子環は厚さもありそうそう外れる事もなく、余程の事がない限り破損はしないと思います。
さてという事で早速銃へ装着してみました。
う~ん・・・一点のみというのは慣れてないので・・・少々不安ですね。
負荷がモロにスリングベイルに来ますのでスリングの茄子環が丈夫でも
銃のスリングベイルが破損しては意味がありません・・・
何とかして負荷を和らげたいと思います。
そこで付属のリングと手元にあるパラコードを使い
銃の前部のベイルへ装着し・・・
金属茄子環にリングを通しそこへ繋いだパラコードをさらに通します。
パラコードの固定は適当なコードロックでしております。
改善後の画像。
う~ん・・・正直パラコードじゃない方が良かったのかも・・・
あんまし見栄え良くないですね・・・(汗
まぁ一時的なもんんですので。
ですがこれで負荷は分散されました。
茄子環付けたままでも取り外し出来ます。
いやぁ最近のスリングは多機能で使い易いですね・・・!
さて以上でフィールドマスター(マックジャパン)製 ワンポイントバンジースリング OD色の紹介になります。
ワンポイントバンジースリング・・・まだ実戦には未投入ですので
何とも云えませんが・・・とりあえずこれで暫くいってみたいと思います。
SSOのAK用のスリングも気になるところですが・・・
使って良し悪しというか合うか合わないかも体験してみないと分かりませんね!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
2016年10月22日
ロシア SPOSN(SSO)製 Lazutchik(ラズチク)M AKチェストリグ
さ~てさて、今回は久し振りのその他装備品をご紹介したいと思います。
それではいつも通り画像をば。
こちらはロシア SPOSN(SSO)製 Lazutchik(ラズチク) M になります。
今年9月にLCT製電動ガンAIMカービンを購入したのですが
それに合わせたサバゲ用の装備が無かったので色々考えこいつを購入してみました。
SPOSN/SSOというロシアのメーカーの品のようですね。
実際に軍やロシア国内でも使用されているのでしょうか。
私がロシア物はてんで知らないのですが形が気に入りました(笑
チェストリグを広げた状態の全体画像。
このチェストリグはLazutchik(ラズチク)のM型という名前のようですね。
通常のLazutchikチェストリグとは作りが異なるようです。
このチェストリグはオリーブ色との事でしたが黒っぽい色合いです。
生地は薄めで作りは丁寧とは云い難い部分もありますがが実用には問題ないと思います。
チェストリグ前部画像。
一見してただのAK用チェストリグですが特徴のある作りも見られます。
AK用マガジンは2本×4=合計8本収納可能。
両端にはグレネードポーチが設けられており合計6つ収納可能です。
上部端のポーチは微妙に大きさが異なるようですが・・・これもグレネード用でしょうか?
ともあれグレネード専用ポーチが多いのが特徴ですね。
AK用マガジンポーチ部の画像。
マガジンポーチ蓋の開閉はベルクロだけでなくスナップボタン(ドットボタン)でも行います。
スナップボタンも併用する事で蓋の固定は安心ですね。
マガジンポーチ内部の画像。
また興味深いのはマグポーチの内部前側は型崩れ防止の為か板が貼り付けられております。
型崩れ防止だけでなくマガジンの素早い出し入れも考慮されての作りでしょうか。
板の材質は不明ですが塩ビ板のような物なのでしょうか。
ともかくこちらも面白い作りですね。
マガジンポーチ底部の画像。
ポーチの底にはちゃんと鳩目が備わっております。
通気性だけでなく塵排出にも役立ちますね。
続いては両端にあるグレネードポーチ部の画像。
画像のは端上部にあるさらに小型のポーチ部の物になります。
グレネードポーチ内部の画像。
AK用マガジンポーチとは異なり内部に板は存在しません。
ですが底部には鳩目があり実用に問題ないと思います。
ポーチの蓋にある取っ手部の画像。
蓋の取っ手はマガジン、グレネードポーチともにへの字型をしております。
への字型に曲げ縫う事で長いながらコンパクトになり尚且つ指で掴み易い形状になっております。
面白い仕様ですね。
こちらはチェストリグ下部にあるベルトループ部の画像。
チェストリグには合計で4つのベルトを通す為のベルトループが存在します。
ベルトループはベルクロとスナップボタンで開閉、固定します。
チェストリグの上部中央にあるポケット部の画像。
AK用チェストリグにはよく見られるポケットですね。
このチェストリグでもスナップ(ドット)ボタン2つで開閉致します。
蓋の裏側部の画像。
蓋の裏側にはSPOSN/SSOのタグが縫い付けられております。
連絡先なども記載されております。
他は何と書かれているのでしょう?
ポケット内部の画像。
このチェストリグでも中央上部のポケットはチェストリグ全体に広がる容量があります。
これは色々入れれそうで使い勝手良さそうですね。
ここで1つ疑問点が・・・
AKマガジンケースやグレネードケースの蓋は真ん中は空洞になっているのですが
これは収納スペースとして空洞になっているのでしょうか?
どういった理由なのでしょう。
こちらはチェストリグ本体部の裏面の画像。
裏面は画像のようにメッシュ(網)が貼られております。
その下はクッション材らしき物が内蔵されているようですね。
続いてはチェストリグのショルダー(肩)部の画像になります。
肩部はmolle(モール)対応の構造になっております。
とてもモダンですね。何を付けるか迷ってしまいます。
しかしLazutchikMは今まで肩はモール対応ではなかったと思うのですが
やはり時流に合わせて仕様を変えたのでしょうか?
ちなみに肩部も本体同様にメッシュ+クッション性のある作りになっております。
肩部の後面の画像。
肩の後面はmolle対応ではありませんが
幅の広いループが縫い付けられております。
この後面のループへ通されているのは画像のようなベルトです。
このベルトは背側(首の後ろ側?)が定位置のようですね。
両肩にこのベルトを通し調整する事で肩部をずれ難くするようですね。
しかし・・・ここで改めて疑問が・・・
チェストリグは背面はX型だったような・・・このベルトは意味があるのでしょうか?
こちらはストラップ接続部の画像です。
上が肩用の、下がバックストラップ用になります。
ショルダー接続用金具の画像。
黒色の金属製になります。
金具の向きはやはり斜めになっているので背面はX型になるのでしょうか?
ショルダーを繋いだ画像。
金具は錆ないか心配ですが・・・ショルダー部の長さ調整バックルは非金属製でOD色の物になっております。
試しに背面をH型に繋げた状態の画像。
う~ん背面はH型とX型の2通り組めるという事でしょうか?
ちなみに商品はH型の状態で届きました。
両肩へ装着する首後ろのベルトは明らかにH型でないと意味がありませんね。
やはり背面はX型とH型の両方組めるという事だと思います。
お次はバックストラップ部の画像になります。
バックストラップはやはり非金属製でワンタッチで取り外せる物になっております。
バックルなどはOD色の物です。
さて以上でロシア SPOSN(SSO)製 Lazutchik(ラズチク)M AKチェストリグ の紹介になります。
来るべきサバゲ用として購入してみましたが中々興味深い作りです。
肩には色々付けてみたいですね。
しかし・・・AK用マガジンやらグレネード。新たに靴や服なども揃える必要がありますので
なんだかんだでお金が掛かります(泣
ちなみにするのはロシア装備ではなく、気軽なサバゲ用としてで御座います(汗
まぁサバゲの予定は全くの未定ですので使うのは当分先になりそうですね。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
2016年10月15日
個人業者Fさま製 複製 日本陸軍 上靴 彩色あり(靴下付き)
今回ご紹介するのは編上靴を販売されて話題になったあの業者さまの品になります!
まずはいつも通り画像から。
こちらは個人業者Fさま製 複製 日本陸軍 上靴 彩色あり(靴下付き) になります。
Fさまは今年になって鋲打ち編上靴や椀帽などを販売され
その品質だけでなくラインナップも脚光を浴びている業者さまで御座います。
そのFさまから最近新製品が発売されました・・・!
それは何と陸軍の複製上靴(スリッパ)で御座います!
編上靴に続いて上靴とは・・・!まさかまさかの製品化です。
これは・・・買わずにはいられません!
営内生活を再現するうえで必要不可欠な品で御座います。
複製上靴の上下全体画像。
こちらの上靴は総革製で牛革がふんだんに使用されております。
ちなみにFさまは甲(上面)が1枚生地仕様、3枚生地の継ぎ目仕様、5枚生地の継ぎ目仕様の
3種類が販売されております。此処まで用意されるとは・・・見事で御座います(汗
自分の好きな時代の軍装に合わせて選択出来るのは有難いですね・・・!
ちなみに私は昭五式軍衣といった詰襟軍衣に合わせたいのでスタンダードな1枚生地仕様を選びました。
またそれだけでなく着色を施されていない品ではなく使い慣らした色合いが出ている彩色仕様をお願いしました!
時代に合わせた作りだけでなく彩色、無彩色かも選べるのはとてもお得だと思います。
それでは細かくみていきたいと思います。
こちらは上靴の甲(上面)部のズーム画像。
ここは足の入る部位でもありますので柔軟性と弾力性のある革が使用されております。
表革製で染色されているのもあって絶妙な色合いになっております。
ただ製造は海外という事もあり部位によっては傷などが少し見られます。
ですが私のは彩色仕様ですので逆に雰囲気が出て気に入っております(笑
使い慣らしていき手入れしていくとさらに深い色合いが出てくる事でしょう。
上靴片方の上下からの全体画像。
革製でしっかり縫われて製作されているのが分かりますね。
実際に実用しても差し支えないと思います。
上靴の両側面からの全体画像。
上履き・・・しかも日本軍の物と聞くと簡素かつチープな印象があるかもしれませんが
この1枚生地仕様の物は中々美しいフォルムをしており軍用・・・官給品として抜群である感じさせます。
上靴の前面と後面の画像。
ちなみに・・・画像をご覧になってお分かりように
左右区別なく両用となっております。現代人の感覚からすると新鮮です。
上靴の先端は甲の生地が突き出た形になっております。
表からは縫い目などは露出しておりません。
足の入る台部分の画像。
足が入る台の部分は厚手の革で出来ております。
この部分には縫製の縫い糸が露出しておりますが
しっかり縫われており縫い糸の厚さもあり邪魔にはなりません。
素足でもスムーズに滑るように履けます。
甲(上面)の入り口部分の画像。
甲の入口は円形に近い形状をしており
1枚生地ですが縫い糸が縫われており型崩れし難く尚且つ足が入れ易くなっております。
また側面から見てお分かりになると思いますが
上靴の先端は微妙に反り返った形状をしております。
平坦な形状とばかり思っておりました(汗
この反り返りもあって外観は格好良く安っぽさを感じさせません。
こうした細かい形状も配慮されております。
続いては上靴の踵の断面部の画像。
上靴の踵部は厚手の革生地が3層になっており上靴でありながら堅牢、重厚な印象を与えます。
ただFさまの御話ですと今ロットでは個体差があり仕様(実物)より若干踵が高いとの事で御座います。
しかしそのおかげで上靴の全体のフォルムは華麗なものになっており私は好きですね。
それに踵は損耗の激しい部分でもありますので。
こちらは甲の生地が挟まれている部分の画像になります。
甲の生地は厚手の台(底)の生地の1枚目と2枚目の間に挟まれ縫合されております。
勿論の甲の生地を引っ張ってもビクともしません。
さてお次は靴底を見ていきたいと思います。
靴底前部の画像。
靴底の周囲は縫い糸があり溝にあるような形で縫われているので
縫い糸が露出して切れたり解けたりする事を防いでおります。
また靴底には釘が打たれております。
この釘は竹製のようですね。
勿論釘が貫通して痛い思いをするような事が御座いません。
こちらは検印(焼印)の画像。
この検印(焼印)はFさま自ら施されたもので御座います。
Fさま製を示す名前、昭和6年製を示す製造年が押されております。
編上靴でも同様でしたが上靴でも再現されているのはとても嬉しいですね!
上靴とはいえ官給品である事を示していますね。
踵部分の画像。
踵にも釘(竹製)が打たれております。
上で前述しました通り踵の生地は厚く出来ております。
縫製と釘打ちと相成って大変立派な踵部になっております。
さてさてお次は同じくFさまより購入した軍足(靴下)になります。
上靴を購入する際に軍足(靴下)も一緒に購入させて頂きました!
こちらは複製品ではなく既製の市販品のようですね。
しかし・・・しかしですよ!驚いたの価格です!
いやぁ~大量に購入しても良いぐらいで御座います(笑
ちなみに私はとりあえず2足分購入してみました。
靴下の全体画像。
軍足(靴下)については実物を含め当ブログで紹介してましたね。
日本軍の物は左右両用で米袋代わりにもなる使い勝手のよい品ですね。
靴下は消耗品ですのでいくつ用意しても損しないと思います。
しかし現代の左右区別のある材質に恵まれた厚手の靴下の方が足には良いかもしれませんが
見えない所もやっぱり拘りたいですね・・・!
靴下先端部の画像。
踵部が無いので外観は極めてシンプルです。
ですがしっかり折り込まれており作りも粗雑では御座いません。
靴下としての機能は十分です。
挿入口のゴム部の画像。
勿論ゴムも生きております。(現代品なので当然です)
まだ未使用ですが使っていくとどれだけゴムが伸びていくか・・・把握してみたいですね。
さてさてお次は手持ちの当時の実物の靴下と比較してみたいと思います。
右が以前にご紹介した実物の軍足(靴下)。
左が今回ご紹介するFさまで購入した近い現代品です。
生地のズーム画像。
右が以前にご紹介した実物の軍足(靴下)。
左が今回ご紹介するFさまで購入した近い現代品です。
実物は経年劣化があるのですが・・・それでもかなり近い織目なのには驚きました。
良い感じですね・・・!
挿入口のゴム部の画像。
右が以前にご紹介した実物の軍足(靴下)。
左が今回ご紹介するFさまで購入した近い現代品です。
実物はやはり劣化して痛みがありますね。また少し薄いような気も致します。
厚さ、ゴム部の長さに多少の差異がありますが・・・それでもかなり近い作りだと思います。
靴下先端の折り込み部分の画像。
右が以前にご紹介した実物の軍足(靴下)。
左が今回ご紹介するFさまで購入した近い現代品です。
本当に・・・・両者酷似しております(汗 いやはや此処までとは・・・!!
私の感想としては全体の長さやゴム部の長さに違いはあるものの
これは複製品として販売しても差し支えない出来だと思います。
ただこれはあくまで私の手持ちの実物品との比較のみの話で御座います。
それでも此処まで似た品が市販されているとは・・・驚きです。
探して見つけられたFさまにはただただ感謝するのみで御座います。恐れいります。。!
という事で早速履いてみました!
靴下は勿論Fさまより購入した物を履いております。
袴は複製昭五式の長袴です。九八式の短袴でも良かったのですが(汗
側面からの画像。
やっぱり木の床、階段が合いますね。
贅沢を言うと校舎のような古びて黒ずんだ床に本当に合いそうです。
昭五式冬軍衣袴と合わしてみた画像。
一応・・・週番下士官のつもりで御座います(汗
しかし色々だらしない週番下士官ですね・・・笑
サバゲでは使い道がないのかもしれませんが
上靴は営内生活を再現するうえで欠かす事の出来ないアイテムです。
上靴としての使用だけでなく・・・
映画であるような初年兵いじめ(制裁)に使ったりも楽しめそうですね。
(私のキャラ的にはむしろいじめられる方なんですが・・・w)
『人が苦心して取ってきた薪、班長の所へ持っていく気かぁ!? 気ぃ付けぇ!!!』
しかしこの革の厚さだとかなりの凶器になるのではないでしょうか?
そりゃ口の中切ったりしますよね。
営内を竹刀や木銃を持って見回るの面白そうですね。
木の床を歩くと良い音がしそうです・・・!
革製の上靴を履いた集団がドタバタと駆けまわる音・・・想像しただけでも興奮します。
さて以上で個人業者Fさま製 複製 日本陸軍 上靴 彩色あり(靴下付き) の紹介になります。
裏革製鋲打ち編上靴に続きこの上靴の製品化!Fさまならではの目の付け所で御座います。
また嬉しいのは1枚生地仕様だけでなく継ぎ目仕様も用意されており種類を選べる事です!
それだけでなく彩色ありなしも選択出来るとなると・・・見事としか言いようがありません。
ですが欠点が無いわけではありません。海外で製造された品である事。
傷など仕上がりにムラなど個体差もどうしても出てくる事など・・・ですがこれは仕方ありません。
私が満足しておりますけどね・・・!
ただのスリッパ・・・と思う事勿れ。希少な複製品で実用可能な品です。
部屋履き用や靴底に滑り止めのゴムを貼るなど工夫もされてみては如何でしょう?
現代の物とはひと味もふた味も違う上靴です。
さて今回は以上になります、
ではでは~
ノシ
2016年10月08日
篠原工房製 複製 日本陸軍 昭和七年制定雑嚢
十月に入り台風も去ってやっと涼しくなりそうですね!
さてさて今回も引き続きあの業者さまの日本軍装備品をご紹介したいと思います。
という事で早速画像をば。
こちらは篠原工房さま製 複製 日本陸軍 昭和七年制定雑嚢 になります。
前回は同じく篠原さま製の昭和十二年制雑嚢を紹介させて頂きましたが
合わせてこの昭和七年制雑嚢も購入させて頂きました。
昭和七年制は大正期に制定された雑嚢に改良を加え制定されたもので
昭和十二年制の前の雑嚢になります。
ですので大正期から昭和十二年制への過渡期的特徴が見られ
数少ない複製品であり面白い品でもあると思います。
雑嚢本体生地のズーム画像。
生地は帆布製で色合いは夏衣にみられる帯青茶褐色に近くこれも素晴らしいです。
こちらは雑嚢の蓋にある蓋留め用バンドの縫い付け部の画像。
□に×の組み合わせの縫製でこちらもしっかりと丁寧に施されております。
七年制雑嚢を開いた状態の画像。
前回御紹介した十二年制と異なる部分があるのが分かるでしょうか。
本体部をズームした画像。
一見すると十二年制と変わらないように見えますね。
しかし真ん中にある中仕切り留め部は単純な紐式ではなく金属施錠仕様となっているのです。
より資材と手間が掛かっていると云えると思います。
蓋留めは十二年制と同様の金具が使用されております。
バックル部の裏側の画像。
本体生地の裏側には当て布も存在しており耐久性も問題ありません。
雑嚢内部の画像。
外側の端に金具があるのがお分かりでしょうか?
この金具(爪)が左右端の生地の繋ぎ目に合わせて存在します。
爪の形状は単純な直線ではなくちゃんとS字型に曲がった形状をしております。
これは大正三年制雑嚢にも見られた構造で
昭和七年制でもこの特徴を引き継いでおります。
そして勿論、爪を挿入する為の丸型金具(O環)も備わっております。
爪と丸型金具の位置はこのようになります。
大正三年制同様に両金具の位置は雑嚢内部ではなく外側にあります。
さらに云うと丸型金具は蓋の付け根下側に存在します。
爪を丸金具へ挿入した画像。
爪の形状もあって意外とすんなり入ってくれます。
これで雑嚢をコンパクトにする事が可能になります。
本当に優れた構造ですね・・・!改めて感心致しました。
こちらは雑嚢内部にある検定印部の画像。
昭和11年製で本廠検定、
篠原さま製を示す印が押されております。
製造年から分かるように昭和十二年制雑嚢とは異なっており使い回されておりません。
さすが細部に拘われる篠原さまです。
中仕切り留め紐の縫製部の画像。
12年制と比べ異なるようですね。
実際実物でも両者異なっているのでしょうか。
続いては雑嚢後部の画像。
腰吊り用のフック金具の画像。
鋲が打たれ金具は勿塗装が施されております。
この部分も12年制とは異なる所が見られ
縫製や生地の長さなどに差異が見られます。
この部分は大正三年制の作りに近いと私は思います。
負い紐(釣紐)の縫製部の画像。
この部分も12年制とは異なり大正3年制の縫製となっております。
独特の縫製なのは前述した丸型金具の縫い付けの為でもあります。
続いては雑嚢の負い紐部の画像になります。
負い紐の生地のズーム画像。
12年制と同様に柔らか過ぎず硬過ぎない生地で御座います。
負い紐の各金具の画像。
やはり金具は塗装が施されております。実用には何ら問題は御座いません!
金具の仕様は12年制と変わらないようですね。
続いては前回御紹介しました同じく篠原さま製の12年制雑嚢と並べてみました。
左が前回紹介した篠原工房さま製の昭和十二年制雑嚢。
右が今回紹介します同じく篠原工房さま製の昭和七年制雑嚢になります。
紐の仕様や爪と丸型金具の有無だけでなく様々な差異があるのが分かると思います。
お次は数年前に御紹介した大正期の雑嚢と並べてみた画像になります。
右が数年前に紹介した篠原工房さま製の大正三年制雑嚢。
左が今回紹介します同じく篠原工房さま製の昭和七年制雑嚢になります。
生地の色合い、革製と金属製の違いはありますが
共通した作りが随所に見られます。
最後に篠原さま製の3つの雑嚢を並べてみた画像。
左が前回紹介した篠原工房さま製の昭和十二年制雑嚢。
右が数年前に紹介した篠原工房さま製の大正三年制雑嚢。
真ん中が今回紹介します篠原工房さま製の昭和七年制雑嚢になります。
ようやく念願の雑嚢を揃える事が出来ました・・・・!
今までネックだった雑嚢ですが・・・これで大正から昭和の軍装を出来そうです!
さて以上で篠原工房製 複製 日本陸軍 昭和七年制定雑嚢の紹介になります。
雑嚢に関しては今まで一部妥協してきた部分もありましたが・・・
篠原さま製の昭和7年型、12年型を入手出来た事でオサラバ出来そうです・・・!
本当に嬉しいです・・・!貴重で中々入手し難い篠原さま製でありますので
感動人一倍です。製作して下さり本当に有難う御座いました!
篠原さまは柿渋色の明治型の雑嚢も製作されているそうですね。
(現在も製作販売されているかは存じませんが・・・)
さすがに明治期の軍装までは敷居が高く手が出ませんが・・・是非拝見してみたいもので御座います。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
2016年10月01日
篠原工房製 複製 日本陸軍 昭和十二年制定雑嚢
皆さんおはこんばんちは!
8月以来、日本軍装備品は紹介しておりませんでしたが
今回久し振りに紹介したいと思います。
そして紹介するのは久し振りにあの業者さまの品になります!
という事でいつも通り画像をば。
こちらは篠原工房製 複製 日本陸軍 昭和十二年制定雑嚢になります。
篠原工房さまは精巧かつ老舗的な業者さまとして有名ですね。
日本陸海軍の装備品を数多く手掛けられており当ブログでも何度か紹介させて頂きました。
今回念願だった昭和十二年制雑嚢を入手する事が出来ましたので紹介させて頂きます。
昭和十二年制は大正三年制、昭和七年制に続いて制式化された雑嚢で
皆さんに馴染み深いの紐式の昭和十五年制より前の年式になります。
(昭和七年制も入手出来ましたので追々御紹介できたらと思っております。)
まずは生地のズーム画像。
生地は黄色分の強くない茶褐雲斎の帆布生地となっております。
篠原さまはこの生地の染色に苦労されたそうで色合いも生地も抜群で御座います。
十二年制雑嚢を開いた状態の画像。
画像を見て分かるようにこの雑嚢にはいくつか特徴が御座います。
本体部をさらにズームした画像。
十五年制と作りが異なるのが分かると思います。
金属施錠(バックル)部の画像。
以前御紹介した海外製の海軍雑嚢でも見られた作りですが
十二年制では革や布で蓋留めをせず画像のような金具で施錠を行います。
この構造は昭和七年制から採用された物のようですね。
金具はしっかりカシメ打ちされ固定されており堅牢です。
朱色に近い色合いで塗装されております。
蓋留め用紐の先端部の画像。
蓋留め紐の先端は金具が備わっておりこちらもカシメ打ちされております。
こちらの金具も塗装されております。
紐質は柔らか過ぎる事はなく程良い硬さがあります。
こちらは蓋表にあるの蓋留め紐の縫製の画像。
□に×の組み合わせの縫製で勿論しっかりと縫い付けられております。
バックルへ紐を通し固定した画像。
固定方法は至極簡単で以前複製海軍雑嚢で紹介しました通り
紐を任意の長さへ通し固定位置を決めてバックルのギザ面を下にする形で倒します。
この固定法は何度も繰り返すと紐の生地を傷める可能性があり、
また貴重な金属を使う為、この仕様は十五年制以降では見られなくなります。
ですが支那事変期においてはこの型の雑嚢が多く使用されており
基本装備でありながら中々入手出来ないアイテムでした。
製品化して下さっている篠原さまに本当に感謝です・・・!
雑嚢の中仕切り留め部の画像。
中央上部にある中仕切り留めは紐で行います。
金属施錠(バックル)や革生地ではなく以降に見られる紐式になっております。
続いては雑嚢内部の画像。
他の雑嚢同様に仕切りがあり前部は広く後部は狭く小さく作られております。
雑嚢後部にある負い紐と中仕切り留め紐の接合部の画像。
この部分は特に堅牢に製作されており縫製によって硬く芯のような生地になっているのも特徴です。
検定印部の画像。
昭和12年製で本廠検定。
篠原製を示す篠原印と篠原納が押されております。
さすが篠原さまの製品です。勿論当然検印も再現されております。
中仕切り留め紐の縫製部の画像。
独特の縫製をしております。こちらも再現されております。
雑嚢後部の画像。
腰吊り用のフック金具の画像。
鋲が打たれておりフック金具は勿論塗装が施されております。
負い紐(釣紐)の縫製部の画像。
二重に近い形の縫製で端に多いのは中仕切りを含んだ生地のためです。
この特徴のある縫製も余すことなく再現されております。
こちらは雑嚢の負い紐部の画像。
負い紐の生地のズーム画像。
柔らか過ぎず硬過ぎない生地で破損などは一切御座いません。
負紐も重要な部分ですの実用性が高いのは本当に有難いですね。
負い紐の調整用金具の画像。
金具も塗装が施されており細部も丹念に仕上げられております。
此処からは実際の装備例の写真を。
支那事変(日中戦争)発生期から多く見られ、
カシメ打ちされた紐から昭和七年制もしくは十二年制である事分かります。
比較的容易に判別できると思います。
ただ十二年制という事から初期はやはり七年制の雑嚢も多かったのではないでしょうか。
さて以上で篠原工房製 複製 日本陸軍 昭和十二年制定雑嚢の紹介になります。
ようやく念願の陸軍の金属施錠(バックル)型雑嚢を入手する事が出来ました!
昭五式といった大陸での軍装を再現するにはまさに最適、うってつけでしょう。
篠原工房さまの製品はやはりそつがなく流石・・・!と感服致します。
この陸軍の金属施錠(バックル)型雑嚢の複製品は私の知る限りでは篠原さま製が唯一ではないでしょうか?
それだけ貴重で素晴らしい製品だと私は思います。
七年型も入手出来ましたのでいずれ御紹介できたらと思っております。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ