2018年04月28日
日本軍 実物 三十年式銃剣④
皆さんおはこんばんちは!
もうゴールデンウィーク突入ですね!まぁ私は出勤なのですが・・・
さてさてという事で今回も銃剣をご紹介したいと思います。
(相変わらず同じ物ばかりの紹介で申し訳御座いません・・・)
という事で早速画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣④になります。
以前に直線(ストレート)鍔仕様の銃剣を紹介させて頂きましたが
今回はまた別仕様の銃剣になります。
今回も2つまとめての紹介になります。
今回ご紹介する三十年式銃剣の全体画像になります。
両者同じ作りではありますが細部に差異が見られます。
という事で早速銃剣本体を見ていきたいと思います。
鞘から抜いた銃剣本体の画像。
作りからこの銃剣は中期以降の型になるのでしょうか。
両者とも若干錆が見られ上の銃剣に関しては柄木が欠損していましたので
とある方に頼んで柄木を製作して頂いております。
刀身部の画像。
2つとも黒染め仕様の刀身になっています。
しかし下の銃剣は粗い刀身です。末期に近い時期の物でしょうか?
刀身根元にある刻印の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所の刻印。
下は以前ご紹介した末期型と同じ朝鮮仁川陸軍造兵廠製の刻印になっています。
まさかまた仁川陸軍造兵廠製の物が入手できるとは思いませんでした。
続いては鍔部を見ていきたいと思います。
こちらも微妙な差異が見られます。
鍔の龍尾部の画像。
龍尾の形状は微妙に異なっています。
龍尾の先端の曲がり具合が浅くそして深くになっています。
単にいずれかが変形しているだけの可能性もありますが
この曲がり具合だけで外観が変わりますね。
銃口へ通す穴部の画像。
こちらは差異は見られません。
続いては柄木部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
上の小倉造兵廠&光精機製作所製は柄木が欠損していたので
製作して装着して頂いてます。クルミ材を使用されており木質は最高です。
2つとも柄木の固定はネジ式ではなくカシメ打ち式になっています。
これも年代を見分けるポイントになると思います。
柄の上下面からの画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
柄部は他にも特徴が見られます。
以前紹介した末期型でも同様なのですが柄の下側は木で覆われています。
フレーム保護の為なのでしょうか?こちらも見分けるポイントになりそうですね。
続いては柄頭部の画像になります。
下は小倉造兵廠&光精機製作所製。
上は仁川陸軍造兵廠製です。
こちらも柄木ネジ式(前期型)の物とは異なる作りをしています。
柄頭は直線のある形状をしております。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
ストッパーは問題なく可動します。
ボタンの頭は平たく丸みはありません。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
製造番号の刻印の大きさに差異がありますね。
着剣装置部の上からの画像。
下は小倉造兵廠&光精機製作所製。
上は仁川陸軍造兵廠製です。
柄頭側面からの画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
角は面取りされていますが場所によっては綺麗な直線ではない箇所も。
しかし製造時期もありますのでこういう物なのかもしれません。
続いては鞘の画像になります。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣に付属の鞘。
下は仁川陸軍造兵廠製に付属の鞘です。
いずれも凹みがあり再塗装された可能性があります。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
右は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣に付属の鞘。
左は仁川陸軍造兵廠製に付属の鞘です。
それぞれ角ばった形状と丸みのある形状になっています。
鞘の口金部の画像。
厚さも形状も微妙に違います。
鞘の先端部の画像。
やはり剣差用ベルト通し部とネジ部が角張った形状では先端は突き出た仕様。
丸みのある形状では先端も丸みのある仕様となっています。
分解してみた所。
小倉造兵廠&光精機製作所製の鞘は板ばね式の刀身止めになっています。
仁川陸軍造兵廠製に付属していた鞘はネジは外せましたが口金がどうしても固く外れませんでした(汗
さて最後に複製品であるKTW製の三十年式銃剣と見比べてみたいと思います。
こちらは最新ロットの三十年式銃剣になります。
上がKTW製の複製三十年式銃剣。
中央は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
下が仁川陸軍造兵廠製になります。
KTW製の銃剣は柄木の固定法、柄頭の形状から
俗に云う中期型(昭和に入ってからの仕様)になるようですね。
今回紹介します実物銃剣がそれに該当するのですが
KTW製は中々良く再現されていますね。
柄部の上下面からの画像。
上がKTW製の複製三十年式銃剣。
中央は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
下が仁川陸軍造兵廠製になります。
そもそもKTW製は材質も根本的に違いますし
柄木の厚さや丸みも違いますので実物と比べるとやはり差異があります。
ですが柄木が覆われている特徴、分解可能ながら此処まで形状を再現出来ているのは
素晴らしいと思います。最新ロットはお勧めですね・・・!
鍔の龍尾(フック)の画像。
製造時期と製造工廠によって形状は異なるとは思いますが
手持ちの実物銃剣と比べるとKTW製はどちらかというと
仁川陸軍造兵廠製に近いような気がしますね。(仁川造兵製に限った事ではないですね)
柄頭のズーム画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
中央が仁川陸軍造兵廠製。
下がKTW製の複製三十年式銃剣になります。
直線的な形状をしている柄頭だと分かりますね。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣④の紹介になります。
銃剣も結構揃ってきました・・・!
まだ何本か集めたい所なのですが大きな買い物をしたので
暫く銃剣収集をお預けにしたいと思います。
(逆に何本か処分してます・・・)
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
もうゴールデンウィーク突入ですね!まぁ私は出勤なのですが・・・
さてさてという事で今回も銃剣をご紹介したいと思います。
(相変わらず同じ物ばかりの紹介で申し訳御座いません・・・)
という事で早速画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣④になります。
以前に直線(ストレート)鍔仕様の銃剣を紹介させて頂きましたが
今回はまた別仕様の銃剣になります。
今回も2つまとめての紹介になります。
今回ご紹介する三十年式銃剣の全体画像になります。
両者同じ作りではありますが細部に差異が見られます。
という事で早速銃剣本体を見ていきたいと思います。
鞘から抜いた銃剣本体の画像。
作りからこの銃剣は中期以降の型になるのでしょうか。
両者とも若干錆が見られ上の銃剣に関しては柄木が欠損していましたので
とある方に頼んで柄木を製作して頂いております。
刀身部の画像。
2つとも黒染め仕様の刀身になっています。
しかし下の銃剣は粗い刀身です。末期に近い時期の物でしょうか?
刀身根元にある刻印の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所の刻印。
下は以前ご紹介した末期型と同じ朝鮮仁川陸軍造兵廠製の刻印になっています。
まさかまた仁川陸軍造兵廠製の物が入手できるとは思いませんでした。
続いては鍔部を見ていきたいと思います。
こちらも微妙な差異が見られます。
鍔の龍尾部の画像。
龍尾の形状は微妙に異なっています。
龍尾の先端の曲がり具合が浅くそして深くになっています。
単にいずれかが変形しているだけの可能性もありますが
この曲がり具合だけで外観が変わりますね。
銃口へ通す穴部の画像。
こちらは差異は見られません。
続いては柄木部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
上の小倉造兵廠&光精機製作所製は柄木が欠損していたので
製作して装着して頂いてます。クルミ材を使用されており木質は最高です。
2つとも柄木の固定はネジ式ではなくカシメ打ち式になっています。
これも年代を見分けるポイントになると思います。
柄の上下面からの画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
柄部は他にも特徴が見られます。
以前紹介した末期型でも同様なのですが柄の下側は木で覆われています。
フレーム保護の為なのでしょうか?こちらも見分けるポイントになりそうですね。
続いては柄頭部の画像になります。
下は小倉造兵廠&光精機製作所製。
上は仁川陸軍造兵廠製です。
こちらも柄木ネジ式(前期型)の物とは異なる作りをしています。
柄頭は直線のある形状をしております。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
ストッパーは問題なく可動します。
ボタンの頭は平たく丸みはありません。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
製造番号の刻印の大きさに差異がありますね。
着剣装置部の上からの画像。
下は小倉造兵廠&光精機製作所製。
上は仁川陸軍造兵廠製です。
柄頭側面からの画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
角は面取りされていますが場所によっては綺麗な直線ではない箇所も。
しかし製造時期もありますのでこういう物なのかもしれません。
続いては鞘の画像になります。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣に付属の鞘。
下は仁川陸軍造兵廠製に付属の鞘です。
いずれも凹みがあり再塗装された可能性があります。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
右は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣に付属の鞘。
左は仁川陸軍造兵廠製に付属の鞘です。
それぞれ角ばった形状と丸みのある形状になっています。
鞘の口金部の画像。
厚さも形状も微妙に違います。
鞘の先端部の画像。
やはり剣差用ベルト通し部とネジ部が角張った形状では先端は突き出た仕様。
丸みのある形状では先端も丸みのある仕様となっています。
分解してみた所。
小倉造兵廠&光精機製作所製の鞘は板ばね式の刀身止めになっています。
仁川陸軍造兵廠製に付属していた鞘はネジは外せましたが口金がどうしても固く外れませんでした(汗
さて最後に複製品であるKTW製の三十年式銃剣と見比べてみたいと思います。
こちらは最新ロットの三十年式銃剣になります。
上がKTW製の複製三十年式銃剣。
中央は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
下が仁川陸軍造兵廠製になります。
KTW製の銃剣は柄木の固定法、柄頭の形状から
俗に云う中期型(昭和に入ってからの仕様)になるようですね。
今回紹介します実物銃剣がそれに該当するのですが
KTW製は中々良く再現されていますね。
柄部の上下面からの画像。
上がKTW製の複製三十年式銃剣。
中央は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
下が仁川陸軍造兵廠製になります。
そもそもKTW製は材質も根本的に違いますし
柄木の厚さや丸みも違いますので実物と比べるとやはり差異があります。
ですが柄木が覆われている特徴、分解可能ながら此処まで形状を再現出来ているのは
素晴らしいと思います。最新ロットはお勧めですね・・・!
鍔の龍尾(フック)の画像。
製造時期と製造工廠によって形状は異なるとは思いますが
手持ちの実物銃剣と比べるとKTW製はどちらかというと
仁川陸軍造兵廠製に近いような気がしますね。(仁川造兵製に限った事ではないですね)
柄頭のズーム画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
中央が仁川陸軍造兵廠製。
下がKTW製の複製三十年式銃剣になります。
直線的な形状をしている柄頭だと分かりますね。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣④の紹介になります。
銃剣も結構揃ってきました・・・!
まだ何本か集めたい所なのですが大きな買い物をしたので
暫く銃剣収集をお預けにしたいと思います。
(逆に何本か処分してます・・・)
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ