2018年04月28日
日本軍 実物 三十年式銃剣④
皆さんおはこんばんちは!
もうゴールデンウィーク突入ですね!まぁ私は出勤なのですが・・・
さてさてという事で今回も銃剣をご紹介したいと思います。
(相変わらず同じ物ばかりの紹介で申し訳御座いません・・・)
という事で早速画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣④になります。
以前に直線(ストレート)鍔仕様の銃剣を紹介させて頂きましたが
今回はまた別仕様の銃剣になります。
今回も2つまとめての紹介になります。
今回ご紹介する三十年式銃剣の全体画像になります。
両者同じ作りではありますが細部に差異が見られます。
という事で早速銃剣本体を見ていきたいと思います。
鞘から抜いた銃剣本体の画像。
作りからこの銃剣は中期以降の型になるのでしょうか。
両者とも若干錆が見られ上の銃剣に関しては柄木が欠損していましたので
とある方に頼んで柄木を製作して頂いております。
刀身部の画像。
2つとも黒染め仕様の刀身になっています。
しかし下の銃剣は粗い刀身です。末期に近い時期の物でしょうか?
刀身根元にある刻印の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所の刻印。
下は以前ご紹介した末期型と同じ朝鮮仁川陸軍造兵廠製の刻印になっています。
まさかまた仁川陸軍造兵廠製の物が入手できるとは思いませんでした。
続いては鍔部を見ていきたいと思います。
こちらも微妙な差異が見られます。
鍔の龍尾部の画像。
龍尾の形状は微妙に異なっています。
龍尾の先端の曲がり具合が浅くそして深くになっています。
単にいずれかが変形しているだけの可能性もありますが
この曲がり具合だけで外観が変わりますね。
銃口へ通す穴部の画像。
こちらは差異は見られません。
続いては柄木部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
上の小倉造兵廠&光精機製作所製は柄木が欠損していたので
製作して装着して頂いてます。クルミ材を使用されており木質は最高です。
2つとも柄木の固定はネジ式ではなくカシメ打ち式になっています。
これも年代を見分けるポイントになると思います。
柄の上下面からの画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
柄部は他にも特徴が見られます。
以前紹介した末期型でも同様なのですが柄の下側は木で覆われています。
フレーム保護の為なのでしょうか?こちらも見分けるポイントになりそうですね。
続いては柄頭部の画像になります。
下は小倉造兵廠&光精機製作所製。
上は仁川陸軍造兵廠製です。
こちらも柄木ネジ式(前期型)の物とは異なる作りをしています。
柄頭は直線のある形状をしております。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
ストッパーは問題なく可動します。
ボタンの頭は平たく丸みはありません。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
製造番号の刻印の大きさに差異がありますね。
着剣装置部の上からの画像。
下は小倉造兵廠&光精機製作所製。
上は仁川陸軍造兵廠製です。
柄頭側面からの画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
角は面取りされていますが場所によっては綺麗な直線ではない箇所も。
しかし製造時期もありますのでこういう物なのかもしれません。
続いては鞘の画像になります。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣に付属の鞘。
下は仁川陸軍造兵廠製に付属の鞘です。
いずれも凹みがあり再塗装された可能性があります。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
右は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣に付属の鞘。
左は仁川陸軍造兵廠製に付属の鞘です。
それぞれ角ばった形状と丸みのある形状になっています。
鞘の口金部の画像。
厚さも形状も微妙に違います。
鞘の先端部の画像。
やはり剣差用ベルト通し部とネジ部が角張った形状では先端は突き出た仕様。
丸みのある形状では先端も丸みのある仕様となっています。
分解してみた所。
小倉造兵廠&光精機製作所製の鞘は板ばね式の刀身止めになっています。
仁川陸軍造兵廠製に付属していた鞘はネジは外せましたが口金がどうしても固く外れませんでした(汗
さて最後に複製品であるKTW製の三十年式銃剣と見比べてみたいと思います。
こちらは最新ロットの三十年式銃剣になります。
上がKTW製の複製三十年式銃剣。
中央は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
下が仁川陸軍造兵廠製になります。
KTW製の銃剣は柄木の固定法、柄頭の形状から
俗に云う中期型(昭和に入ってからの仕様)になるようですね。
今回紹介します実物銃剣がそれに該当するのですが
KTW製は中々良く再現されていますね。
柄部の上下面からの画像。
上がKTW製の複製三十年式銃剣。
中央は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
下が仁川陸軍造兵廠製になります。
そもそもKTW製は材質も根本的に違いますし
柄木の厚さや丸みも違いますので実物と比べるとやはり差異があります。
ですが柄木が覆われている特徴、分解可能ながら此処まで形状を再現出来ているのは
素晴らしいと思います。最新ロットはお勧めですね・・・!
鍔の龍尾(フック)の画像。
製造時期と製造工廠によって形状は異なるとは思いますが
手持ちの実物銃剣と比べるとKTW製はどちらかというと
仁川陸軍造兵廠製に近いような気がしますね。(仁川造兵製に限った事ではないですね)
柄頭のズーム画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
中央が仁川陸軍造兵廠製。
下がKTW製の複製三十年式銃剣になります。
直線的な形状をしている柄頭だと分かりますね。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣④の紹介になります。
銃剣も結構揃ってきました・・・!
まだ何本か集めたい所なのですが大きな買い物をしたので
暫く銃剣収集をお預けにしたいと思います。
(逆に何本か処分してます・・・)
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
もうゴールデンウィーク突入ですね!まぁ私は出勤なのですが・・・
さてさてという事で今回も銃剣をご紹介したいと思います。
(相変わらず同じ物ばかりの紹介で申し訳御座いません・・・)
という事で早速画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣④になります。
以前に直線(ストレート)鍔仕様の銃剣を紹介させて頂きましたが
今回はまた別仕様の銃剣になります。
今回も2つまとめての紹介になります。
今回ご紹介する三十年式銃剣の全体画像になります。
両者同じ作りではありますが細部に差異が見られます。
という事で早速銃剣本体を見ていきたいと思います。
鞘から抜いた銃剣本体の画像。
作りからこの銃剣は中期以降の型になるのでしょうか。
両者とも若干錆が見られ上の銃剣に関しては柄木が欠損していましたので
とある方に頼んで柄木を製作して頂いております。
刀身部の画像。
2つとも黒染め仕様の刀身になっています。
しかし下の銃剣は粗い刀身です。末期に近い時期の物でしょうか?
刀身根元にある刻印の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所の刻印。
下は以前ご紹介した末期型と同じ朝鮮仁川陸軍造兵廠製の刻印になっています。
まさかまた仁川陸軍造兵廠製の物が入手できるとは思いませんでした。
続いては鍔部を見ていきたいと思います。
こちらも微妙な差異が見られます。
鍔の龍尾部の画像。
龍尾の形状は微妙に異なっています。
龍尾の先端の曲がり具合が浅くそして深くになっています。
単にいずれかが変形しているだけの可能性もありますが
この曲がり具合だけで外観が変わりますね。
銃口へ通す穴部の画像。
こちらは差異は見られません。
続いては柄木部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
上の小倉造兵廠&光精機製作所製は柄木が欠損していたので
製作して装着して頂いてます。クルミ材を使用されており木質は最高です。
2つとも柄木の固定はネジ式ではなくカシメ打ち式になっています。
これも年代を見分けるポイントになると思います。
柄の上下面からの画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
柄部は他にも特徴が見られます。
以前紹介した末期型でも同様なのですが柄の下側は木で覆われています。
フレーム保護の為なのでしょうか?こちらも見分けるポイントになりそうですね。
続いては柄頭部の画像になります。
下は小倉造兵廠&光精機製作所製。
上は仁川陸軍造兵廠製です。
こちらも柄木ネジ式(前期型)の物とは異なる作りをしています。
柄頭は直線のある形状をしております。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
ストッパーは問題なく可動します。
ボタンの頭は平たく丸みはありません。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
製造番号の刻印の大きさに差異がありますね。
着剣装置部の上からの画像。
下は小倉造兵廠&光精機製作所製。
上は仁川陸軍造兵廠製です。
柄頭側面からの画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
角は面取りされていますが場所によっては綺麗な直線ではない箇所も。
しかし製造時期もありますのでこういう物なのかもしれません。
続いては鞘の画像になります。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣に付属の鞘。
下は仁川陸軍造兵廠製に付属の鞘です。
いずれも凹みがあり再塗装された可能性があります。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
右は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣に付属の鞘。
左は仁川陸軍造兵廠製に付属の鞘です。
それぞれ角ばった形状と丸みのある形状になっています。
鞘の口金部の画像。
厚さも形状も微妙に違います。
鞘の先端部の画像。
やはり剣差用ベルト通し部とネジ部が角張った形状では先端は突き出た仕様。
丸みのある形状では先端も丸みのある仕様となっています。
分解してみた所。
小倉造兵廠&光精機製作所製の鞘は板ばね式の刀身止めになっています。
仁川陸軍造兵廠製に付属していた鞘はネジは外せましたが口金がどうしても固く外れませんでした(汗
さて最後に複製品であるKTW製の三十年式銃剣と見比べてみたいと思います。
こちらは最新ロットの三十年式銃剣になります。
上がKTW製の複製三十年式銃剣。
中央は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
下が仁川陸軍造兵廠製になります。
KTW製の銃剣は柄木の固定法、柄頭の形状から
俗に云う中期型(昭和に入ってからの仕様)になるようですね。
今回紹介します実物銃剣がそれに該当するのですが
KTW製は中々良く再現されていますね。
柄部の上下面からの画像。
上がKTW製の複製三十年式銃剣。
中央は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
下が仁川陸軍造兵廠製になります。
そもそもKTW製は材質も根本的に違いますし
柄木の厚さや丸みも違いますので実物と比べるとやはり差異があります。
ですが柄木が覆われている特徴、分解可能ながら此処まで形状を再現出来ているのは
素晴らしいと思います。最新ロットはお勧めですね・・・!
鍔の龍尾(フック)の画像。
製造時期と製造工廠によって形状は異なるとは思いますが
手持ちの実物銃剣と比べるとKTW製はどちらかというと
仁川陸軍造兵廠製に近いような気がしますね。(仁川造兵製に限った事ではないですね)
柄頭のズーム画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
中央が仁川陸軍造兵廠製。
下がKTW製の複製三十年式銃剣になります。
直線的な形状をしている柄頭だと分かりますね。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣④の紹介になります。
銃剣も結構揃ってきました・・・!
まだ何本か集めたい所なのですが大きな買い物をしたので
暫く銃剣収集をお預けにしたいと思います。
(逆に何本か処分してます・・・)
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
2018年04月21日
海外製 複製 中国軍 革製四連&布製六連型 軽機関銃用胸掛け弾帯
いやぁ暑い・・・日が続きますねぇ。
という事でおはこんばんちは、水呑み百姓です。
さてさて今回は久しぶりに日本軍以外の装備品をご紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像をば。
こちらは海外製 複製 中国軍 革製四連&布製六連型 軽機関銃用胸掛け弾帯 になります。
チェコのZB26軽機関銃のトイガンは昨年処分したのですが
弾倉を収納する装具に興味が湧きまして
中国軍の複製品があるのを知り購入してみました。
中国軍の弾帯でZB26の20連用弾倉を収納出来ますが
中国軍ではZB以外にもBARやそのライセンス版のFNモデルも使用していますので
軽機用として紹介させて頂きます。
ちなみに以前に当ブログで海外製の複製革&布生地製の弾帯を紹介させて頂きましたね。
今回紹介するのは海外製ですがいずれも別業者製になります。
まずは革製四連型弾帯を紹介させて頂きます。
中国軍はモーゼル拳銃用や短機関銃用の革製弾帯も使用していますが
軽機関銃用の物を使用しています。
私はZB26鹵獲した日本軍装備の一環として購入してみましたが
革製という事もあり独特な外観をしていますね。中々魅力的てす。
革生地のズーム画像。
革生地ですが本体に関しては比較的厚く好感が持てます。
到着後、しつこいくらいに保革油を塗布してますので赤みが増しており
実際に使い古したような色合いになっています。
こちらは弾倉収納部の画像。
この弾帯では弾倉を4個収納可能です。
複製品では六連型の革製の物も存在するらしいのですが・・・そちらも気になりますね。
弾倉収納部の蓋を開けてみた画像。
この弾帯では蓋はスナップボタン(ドットボタン)で開閉します。
中に弾倉(マガジン)が入っていないとやはり閉めにくいですね・・・
弾倉収納部周りの画像。
弾倉収納部は下側両端に隙間がありますがちゃんと弾倉の形状に合わせた作りになっています。
弾倉収納内部の画像。
弾倉収納部左右にある縫合面の画像。
合成繊維の縫い糸のようで解れている箇所も多くここが残念ですね。
最悪補強が必要になるかもしれません。
弾帯本体にある左右端の物入れの画像。
これは拳銃の弾薬か弾倉もしくは軽機の装具を収納していたのでしょうか?
こちらも何を入れていたのか気になりますね・・・!
物入れの内側の画像。
続いては胴締め帯革(ベルト)部の画像。
ベルトのバックルはカシメ止めで縫い糸は使用されておりません。
ベルト穴は6つで6段階に調節できます。
バックル金具の画像。
金具の爪が細くチープです。
胴締めベルトを締めた状態の画像。
続いては肩部のベルトの画像になります。
本体上部にはバックル金具と遊革のあるベルトが存在します。
このベルトは弾倉収納部と本体生地の間に縫い付けられています。
バックル部の画像。
このベルトもカシメ止めされております。
また遊革の縫いと簡単に解れてしまいあまり良い出来とは言い難いです。
両端上部にあるベルトの画像。
このベルトを上で紹介したバックルへ通します。
このベルトもカシメ打ちで固定されています。
肩掛けベルトを調整した状態の画像。
背面がクロス(交差)する形になり現代に見られるチェストリグとそう変わらない構造ですね。
弾帯の後面の画像。
後面にも保革油は塗布しているのですが・・・縫い糸にも付着してしまうと簡単に解れてしまいました。
続いては六連型布製弾帯になります。
国民党軍の使用例は意外にこの布製が多いように思います。
生地のズーム画像。
帆布製で茶褐色の色合いです。
生地は中々良いと思います。
弾帯の後面には画像のようなスタンプが存在します。
よく判読出来ませんが・・・当時の物を再現しているのでしょうか?
弾倉収納部の画像。
布製という事もあり簡素な作りになっています。
蓋留めも特徴的です。
中国軍の小銃用バンダリアでも見られる作りですが
この弾帯の蓋は紐で開閉します。
蓋側にはループがあり本体側に縫い付けられた紐をループに通し結ぶ事で固定します。
金具も使わず簡素で生産性が高い作りですね。
紐式なので慣れれば簡単に解いて蓋を開くことが出来ます。
ただ固定するのは通して結ぶので少々手間取りますね。
内部の画像。
鳩目などなく隙間もありません。
この弾帯は六連型という事もあり弾倉収納部しかありません。
胴締めはベルトではなくシンプルな紐式です。
紐は蓋留め同様に柔らかい材質で強度に不安が残ります。
胴締め紐を結んでみた状態の画像。
外見は格好良いとは言い難いですが・・・
結び易く長さ調整も容易です。実用性は高いと思います。
続いては肩負い紐の画像になります。
肩負い紐は取り外し出来ない作りになっており
本体の上部には金具がありそこに紐を通します。
本体端側の肩負い紐縫い付け部の画像。
肩負い紐の長さ調整部の画像。
革製とは異なり長さの調節は細かく調節できます。
ただ実弾と弾倉の重量で下がって来ないか不安が残りますね。
肩負い紐生地の裏側の画像。
肩負い紐は本体と同じ帆布生地で作られています。
さて以上で海外製 複製 中国軍 革製四連&布製六連型 軽機関銃用胸掛け弾帯の紹介になります。
ZB26はもう手元にないので活用する機会は無いと思いますが
この胸掛け式弾帯は中々使い勝手が良さそうな装備品ですね。
布製は簡素な印象が強いですがその分生産性が良く実用的だと思います。
外見だけで優劣の判断は出来ませんね・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
という事でおはこんばんちは、水呑み百姓です。
さてさて今回は久しぶりに日本軍以外の装備品をご紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像をば。
こちらは海外製 複製 中国軍 革製四連&布製六連型 軽機関銃用胸掛け弾帯 になります。
チェコのZB26軽機関銃のトイガンは昨年処分したのですが
弾倉を収納する装具に興味が湧きまして
中国軍の複製品があるのを知り購入してみました。
中国軍の弾帯でZB26の20連用弾倉を収納出来ますが
中国軍ではZB以外にもBARやそのライセンス版のFNモデルも使用していますので
軽機用として紹介させて頂きます。
ちなみに以前に当ブログで海外製の複製革&布生地製の弾帯を紹介させて頂きましたね。
今回紹介するのは海外製ですがいずれも別業者製になります。
まずは革製四連型弾帯を紹介させて頂きます。
中国軍はモーゼル拳銃用や短機関銃用の革製弾帯も使用していますが
軽機関銃用の物を使用しています。
私はZB26鹵獲した日本軍装備の一環として購入してみましたが
革製という事もあり独特な外観をしていますね。中々魅力的てす。
革生地のズーム画像。
革生地ですが本体に関しては比較的厚く好感が持てます。
到着後、しつこいくらいに保革油を塗布してますので赤みが増しており
実際に使い古したような色合いになっています。
こちらは弾倉収納部の画像。
この弾帯では弾倉を4個収納可能です。
複製品では六連型の革製の物も存在するらしいのですが・・・そちらも気になりますね。
弾倉収納部の蓋を開けてみた画像。
この弾帯では蓋はスナップボタン(ドットボタン)で開閉します。
中に弾倉(マガジン)が入っていないとやはり閉めにくいですね・・・
弾倉収納部周りの画像。
弾倉収納部は下側両端に隙間がありますがちゃんと弾倉の形状に合わせた作りになっています。
弾倉収納内部の画像。
弾倉収納部左右にある縫合面の画像。
合成繊維の縫い糸のようで解れている箇所も多くここが残念ですね。
最悪補強が必要になるかもしれません。
弾帯本体にある左右端の物入れの画像。
これは拳銃の弾薬か弾倉もしくは軽機の装具を収納していたのでしょうか?
こちらも何を入れていたのか気になりますね・・・!
物入れの内側の画像。
続いては胴締め帯革(ベルト)部の画像。
ベルトのバックルはカシメ止めで縫い糸は使用されておりません。
ベルト穴は6つで6段階に調節できます。
バックル金具の画像。
金具の爪が細くチープです。
胴締めベルトを締めた状態の画像。
続いては肩部のベルトの画像になります。
本体上部にはバックル金具と遊革のあるベルトが存在します。
このベルトは弾倉収納部と本体生地の間に縫い付けられています。
バックル部の画像。
このベルトもカシメ止めされております。
また遊革の縫いと簡単に解れてしまいあまり良い出来とは言い難いです。
両端上部にあるベルトの画像。
このベルトを上で紹介したバックルへ通します。
このベルトもカシメ打ちで固定されています。
肩掛けベルトを調整した状態の画像。
背面がクロス(交差)する形になり現代に見られるチェストリグとそう変わらない構造ですね。
弾帯の後面の画像。
後面にも保革油は塗布しているのですが・・・縫い糸にも付着してしまうと簡単に解れてしまいました。
続いては六連型布製弾帯になります。
国民党軍の使用例は意外にこの布製が多いように思います。
生地のズーム画像。
帆布製で茶褐色の色合いです。
生地は中々良いと思います。
弾帯の後面には画像のようなスタンプが存在します。
よく判読出来ませんが・・・当時の物を再現しているのでしょうか?
弾倉収納部の画像。
布製という事もあり簡素な作りになっています。
蓋留めも特徴的です。
中国軍の小銃用バンダリアでも見られる作りですが
この弾帯の蓋は紐で開閉します。
蓋側にはループがあり本体側に縫い付けられた紐をループに通し結ぶ事で固定します。
金具も使わず簡素で生産性が高い作りですね。
紐式なので慣れれば簡単に解いて蓋を開くことが出来ます。
ただ固定するのは通して結ぶので少々手間取りますね。
内部の画像。
鳩目などなく隙間もありません。
この弾帯は六連型という事もあり弾倉収納部しかありません。
胴締めはベルトではなくシンプルな紐式です。
紐は蓋留め同様に柔らかい材質で強度に不安が残ります。
胴締め紐を結んでみた状態の画像。
外見は格好良いとは言い難いですが・・・
結び易く長さ調整も容易です。実用性は高いと思います。
続いては肩負い紐の画像になります。
肩負い紐は取り外し出来ない作りになっており
本体の上部には金具がありそこに紐を通します。
本体端側の肩負い紐縫い付け部の画像。
肩負い紐の長さ調整部の画像。
革製とは異なり長さの調節は細かく調節できます。
ただ実弾と弾倉の重量で下がって来ないか不安が残りますね。
肩負い紐生地の裏側の画像。
肩負い紐は本体と同じ帆布生地で作られています。
さて以上で海外製 複製 中国軍 革製四連&布製六連型 軽機関銃用胸掛け弾帯の紹介になります。
ZB26はもう手元にないので活用する機会は無いと思いますが
この胸掛け式弾帯は中々使い勝手が良さそうな装備品ですね。
布製は簡素な印象が強いですがその分生産性が良く実用的だと思います。
外見だけで優劣の判断は出来ませんね・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
2018年04月07日
日本軍 実物 三十年式銃剣③
皆さんおはこんばんちは。
新年度を迎え新しい環境になった方もいらっしゃるかと思います。
不安も多いと思いますが頑張っていきましょう・・・!
さてさて今回はまたまた銃剣の紹介になります。
一振ずつの紹介だとキリがありませんので今回は二振まとめてご紹介したいと思います。
という事でいつも通り画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣③ になります。
今回は直線(ストレート)鍔の物をご紹介したいと思います。
まずはこちらから。
こちらは柄木ネジ仕様の俗に云う初期型の直線鍔の三十年式銃剣です。
このタイプが以前から欲しかったので偶然発見し購入してみました。
状態はかなり良い方だと思います。
まずは銃剣本体から見ていきたいと思います。
この銃剣は黒染め仕様のようですね。
刀身の画像。
黒染め刀身で鞘の板バネが当たる部分は剥がれていますが
それ以外は黒染めが残っています。
刀身の刻印部のズーム画像。
この銃剣は名古屋工廠/造兵廠及び豊田自動織機製を示す刻印が打たれています。
豊田自動織機の刻印の物は今回は初めてです・・・!面白い刻印ですね。
続いては鍔の画像。
鍔の龍尾はカーブした形状ではなくシンプルな直線(ストレート)鍔です。
曲がった形状の物と比べるとやはり軽量に感じます。
すっきりしてますしこちらはこちらで有用だと思います。
銃口へ通す穴部の画像。
こちらは変わりませんね。
鍔の龍尾(フック)の画像。
鍔の裏側は角を面取りされているようですね。
この鍔も違った魅力がありますね。取り回しもし易そうなので気に入りました。
続いては柄木部の画像になります。
柄木部の上下からの画像。
柄木は凹みなど打痕、傷があり若干のクラックもありますが
大きな破損はなくまだまだ使える状態です。
こちらは柄木ネジ部の画像になります。
ネジは問題なく外すことが出来ます。
固着してしまった物も多いのでこれは嬉しいですね!
という事で柄木を外してみました。
取り外した柄木の裏側の画像。
鉛筆書きの番号などは無いように見えます。薄れてしまっているだけかもしれません。
いずれにしても裏側の状態は良好だと思います。
柄木を取り外した状態の銃剣の柄部の画像。
錆も少なく良好です。
柄の刻印部の画像。
21 ネと打たれています。
続いては柄頭部の画像になります。
こちらも状態は良好だと思います。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
名古屋工廠製を表す名の打印があり
ろほの平仮名印に製造番号が打たれています。
ろほの2文字は検査印でしょうか?
着剣装置内部の画像。
内部の状態も良好です。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーは問題なく可動します。
お次は鞘の画像になります。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
この部分は角張って幅のある仕様になっています。
ネジは問題なく取り外し出来ます。
鞘の口金部の画像。
鞘の塗装は残っていますが錆が若干浮き上がっています。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は突き出た形状の物なっております。
続いては鞘の刀身止め用バネの画像になります。
やはりこの仕様の鞘の内部の刀身止めは画像のような板バネのようですね。
さて続いてはもう1つの銃剣をご紹介します。
こちらは末期型の三十年式銃剣になります。
この末期型銃剣は思い入れのある品でもあります。
私は日本軍装備の末期の品はあまり好きではないのですが・・・・
初めて購入した銃剣がこの末期型なのです。
12年ほど前に中田商店さんで購入したのがこの銃剣でした。
(すぐに売却してしまいましたが・・・)
という事で細かく見ていきたいと思います。
刀身部の画像。
刀身は切断されていますが溝が無くかなり簡素化されているのが分かります。
刀身は黒染めです。
刀身根元にある刻印部のズーム画像。
星形に王冠?のような珍しい刻印でこれは仁川陸軍造兵廠製の刻印になります。
朝鮮の仁川陸軍造兵廠で製造された銃剣は末期型も含め少ない事で有名で貴重かと思います。
次は鍔部の画像になります。
末期型ということもあり鍔は直線(ストレート)型になります。
銃口へ通す穴部の画像。
鍔の龍尾(フック)の画像。
先に紹介した銃剣とは異なり裏側は角を面取りされてません。
続いては柄木部の画像。
柄はカシメ打ちで固定されており取り外すことが出来ません。
また柄の下側は柄木で覆われています。
柄木ネジ仕様とは異なった作りになっています。
柄の上部には刻印が打たれています。
検査印でしょうか?何故この部分にあるのでしょう。
柄木はカシメ打ち仕様なので刻印が確認出来易くする為でしょうか?
続いては柄頭部の画像になります。
柄頭は長方形に近い角張った形状をしております。
握り易いように柄頭は今まで出っ張った形状をしていましたが
末期型では省略され非常にシンプルな形をしています。
外観はあまり格好良いとは言い難くいのですが・・・末期ならではの魅力があると思います。
柄頭にある刻印部の画像。
製造番号は乱れてうねうねして刻印されています。
その下には仁川陸軍造兵廠製を表す仁の文字が打たれています。
手持ちの銃剣とは全く異なる刻印で面白いですね・・・!
溝内部の画像。
錆が浮いていますね・・・
着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーボタンも角ばった形状をしています。
ボタンは問題なく可動します。
続いては付属の鞘の画像。
こちらは末期銃剣に最初から付属していた物ではなく
前の所有者さまが付けて下さった物です。
鞘は凹みが多く錆も酷い状態です。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
鞘は丸みがあり厚みのある形状をしております。
鞘の口金部の画像。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は丸い形状になっております。
最後に今回紹介した銃剣を並べてみました。
同じ直線(ストレート)鍔の銃剣ではありますが
刀身、柄頭の形状が違うだけで印象がまるで異なりますね。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣③の紹介になります。
今回は直線鍔の銃剣を紹介させて頂きましたが
さらに収集していきたいと思っています。
柄木カシメ打ち仕様の銃剣も何振りか購入出来たらと考えています。
しかし年々銃剣の価格は間違いなく高くなって来ていますね。
特にコンディションの良い物は中々・・・
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
新年度を迎え新しい環境になった方もいらっしゃるかと思います。
不安も多いと思いますが頑張っていきましょう・・・!
さてさて今回はまたまた銃剣の紹介になります。
一振ずつの紹介だとキリがありませんので今回は二振まとめてご紹介したいと思います。
という事でいつも通り画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣③ になります。
今回は直線(ストレート)鍔の物をご紹介したいと思います。
まずはこちらから。
こちらは柄木ネジ仕様の俗に云う初期型の直線鍔の三十年式銃剣です。
このタイプが以前から欲しかったので偶然発見し購入してみました。
状態はかなり良い方だと思います。
まずは銃剣本体から見ていきたいと思います。
この銃剣は黒染め仕様のようですね。
刀身の画像。
黒染め刀身で鞘の板バネが当たる部分は剥がれていますが
それ以外は黒染めが残っています。
刀身の刻印部のズーム画像。
この銃剣は名古屋工廠/造兵廠及び豊田自動織機製を示す刻印が打たれています。
豊田自動織機の刻印の物は今回は初めてです・・・!面白い刻印ですね。
続いては鍔の画像。
鍔の龍尾はカーブした形状ではなくシンプルな直線(ストレート)鍔です。
曲がった形状の物と比べるとやはり軽量に感じます。
すっきりしてますしこちらはこちらで有用だと思います。
銃口へ通す穴部の画像。
こちらは変わりませんね。
鍔の龍尾(フック)の画像。
鍔の裏側は角を面取りされているようですね。
この鍔も違った魅力がありますね。取り回しもし易そうなので気に入りました。
続いては柄木部の画像になります。
柄木部の上下からの画像。
柄木は凹みなど打痕、傷があり若干のクラックもありますが
大きな破損はなくまだまだ使える状態です。
こちらは柄木ネジ部の画像になります。
ネジは問題なく外すことが出来ます。
固着してしまった物も多いのでこれは嬉しいですね!
という事で柄木を外してみました。
取り外した柄木の裏側の画像。
鉛筆書きの番号などは無いように見えます。薄れてしまっているだけかもしれません。
いずれにしても裏側の状態は良好だと思います。
柄木を取り外した状態の銃剣の柄部の画像。
錆も少なく良好です。
柄の刻印部の画像。
21 ネと打たれています。
続いては柄頭部の画像になります。
こちらも状態は良好だと思います。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
名古屋工廠製を表す名の打印があり
ろほの平仮名印に製造番号が打たれています。
ろほの2文字は検査印でしょうか?
着剣装置内部の画像。
内部の状態も良好です。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーは問題なく可動します。
お次は鞘の画像になります。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
この部分は角張って幅のある仕様になっています。
ネジは問題なく取り外し出来ます。
鞘の口金部の画像。
鞘の塗装は残っていますが錆が若干浮き上がっています。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は突き出た形状の物なっております。
続いては鞘の刀身止め用バネの画像になります。
やはりこの仕様の鞘の内部の刀身止めは画像のような板バネのようですね。
さて続いてはもう1つの銃剣をご紹介します。
こちらは末期型の三十年式銃剣になります。
この末期型銃剣は思い入れのある品でもあります。
私は日本軍装備の末期の品はあまり好きではないのですが・・・・
初めて購入した銃剣がこの末期型なのです。
12年ほど前に中田商店さんで購入したのがこの銃剣でした。
(すぐに売却してしまいましたが・・・)
という事で細かく見ていきたいと思います。
刀身部の画像。
刀身は切断されていますが溝が無くかなり簡素化されているのが分かります。
刀身は黒染めです。
刀身根元にある刻印部のズーム画像。
星形に王冠?のような珍しい刻印でこれは仁川陸軍造兵廠製の刻印になります。
朝鮮の仁川陸軍造兵廠で製造された銃剣は末期型も含め少ない事で有名で貴重かと思います。
次は鍔部の画像になります。
末期型ということもあり鍔は直線(ストレート)型になります。
銃口へ通す穴部の画像。
鍔の龍尾(フック)の画像。
先に紹介した銃剣とは異なり裏側は角を面取りされてません。
続いては柄木部の画像。
柄はカシメ打ちで固定されており取り外すことが出来ません。
また柄の下側は柄木で覆われています。
柄木ネジ仕様とは異なった作りになっています。
柄の上部には刻印が打たれています。
検査印でしょうか?何故この部分にあるのでしょう。
柄木はカシメ打ち仕様なので刻印が確認出来易くする為でしょうか?
続いては柄頭部の画像になります。
柄頭は長方形に近い角張った形状をしております。
握り易いように柄頭は今まで出っ張った形状をしていましたが
末期型では省略され非常にシンプルな形をしています。
外観はあまり格好良いとは言い難くいのですが・・・末期ならではの魅力があると思います。
柄頭にある刻印部の画像。
製造番号は乱れてうねうねして刻印されています。
その下には仁川陸軍造兵廠製を表す仁の文字が打たれています。
手持ちの銃剣とは全く異なる刻印で面白いですね・・・!
溝内部の画像。
錆が浮いていますね・・・
着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーボタンも角ばった形状をしています。
ボタンは問題なく可動します。
続いては付属の鞘の画像。
こちらは末期銃剣に最初から付属していた物ではなく
前の所有者さまが付けて下さった物です。
鞘は凹みが多く錆も酷い状態です。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
鞘は丸みがあり厚みのある形状をしております。
鞘の口金部の画像。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は丸い形状になっております。
最後に今回紹介した銃剣を並べてみました。
同じ直線(ストレート)鍔の銃剣ではありますが
刀身、柄頭の形状が違うだけで印象がまるで異なりますね。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣③の紹介になります。
今回は直線鍔の銃剣を紹介させて頂きましたが
さらに収集していきたいと思っています。
柄木カシメ打ち仕様の銃剣も何振りか購入出来たらと考えています。
しかし年々銃剣の価格は間違いなく高くなって来ていますね。
特にコンディションの良い物は中々・・・
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ