2011年01月10日
日本軍装備② 中田製九九式弾薬盒
やっとカテゴリーも記事も埋まってきました・・・
さて今回は旧日本軍装備では雑嚢と水筒に次いで欠かすことの出来ない装備。
九九式小銃用弾薬盒をご紹介致します。
まずは画像をご覧ください。
これはすべて中田商店製のレプリカです。
このフルセットを13000円と提供して頂けるのは中田商店ぐらいでしょう。
これを購入したのは3~4年前です。
中田のHPより購入しましたが、三八式用弾薬盒はここ数年ず~と品切れ状態でした。
なのでまだ人気のない九九式弾薬盒を購入したのです。
たまに入荷してるようですが、それでもすぐに売り切れてしまいます。
個人で買うのも多いと思いますが映画やドラマの小道具としても需要がたくさんあるんでしょうねぇ。
ちなみに九九式弾薬盒はその名の通り、九九式小銃の7,7mm弾を収納する盒です。
また三八式弾薬盒は三八式歩兵銃など6,5mm弾を収納する盒です。
これぐらいは皆さんお分かりかと思います。
つまりこの2つの弾薬盒は大きさが微妙に違います。
まぁ言うより見て頂いた方が早いかと。
これは九九式弾薬盒に三八式歩兵銃用の薬莢5つをクリップでまとめたものを入れています。
薬莢は勿論実弾ではございません!w
このクリップを紙箱に入れたまま弾薬盒の片方の仕切りに3つ入れます。つまり1つの弾薬盒に合計6つ(30発)はいります。
逆に6,5mm用である三八式弾薬盒に7,7mm弾はどうなのでしょうか?
革なので無理に差し込むと革が伸びて何本かのクリップは入ると思います、
(訂正:九九式弾薬盒は三十年式弾薬盒と比べて7,7mm弾を使用しますが
弾薬盒のサイズは小型化されていることが分かりました!)
(さらに訂正:
弾薬盒の三八式/九九式という区分は本来は無く、
前期型/後期型という区分の方が相応しく
6.5mm弾と7.7mm弾でも共に共有出来ます
。)
サバゲでされる方が弾薬盒にダミーカートを全部入れる方はまず少ないと思いますが・・・・
さてそんなことはともかく画像も貼りたいと思います。
こちらは後盒です。
前盒と比べて大きいですが後盒は実包を60発携行できます。
後盒は吹き抜けの構造になっています。
つまり前盒2個と後盒を合わせて合計120発を携行できるのです。
意外と多い弾薬量ですね!
さてこの後盒に付属しているのが油缶です。
本来は小銃をメンテナンスするための錆防止用の油が注入されています。
この油缶には年代によって種類が鉄製と樹脂の2つがありました。
ちなみに中田製の油缶ですが・・・
5年前に買った時は油缶が後盒に付いていませんでした。無かったのです。
しかし3~4年前に再度購入してみると油缶がちゃんと付属していました。
どういうことなんだ・・・
さて次は銃剣差しです。
銃剣差しはベルトに通すだけでなく、軍衣に縫い付けられている剣吊りをベルトにループさせ、
銃剣差しのU字型の部分に通します。
旧日本軍の銃剣はとても長く重いため、重量軽減と位置がいがまないように固定して吊るのです。
これは当時の諸外国にはあまり見掛けない仕組みですね。
これについては軍衣か銃剣の記事でご紹介したいとおもいます。
さて弾薬盒や銃剣差しを組み上げるとこんな感じです。
ベルトですが盒や銃剣差しを装着し、ずれにくくするためか、
皆さんが普段ズボンに装着されているような革ベルトより大分大きいです。(軍用だから当たり前かw)
さて最後にサバゲにおける弾薬盒についてですが・・・
前盒は匍匐や伏せたりすると簡単に傷が付きます。
まぁこれは革製品なので普通ですし仕方ないのですが・・・
この弾薬盒セットのメンテナンスについてですが
私は靴墨や靴用オイルを使用しています。
傷が付いたら靴墨を縫って傷の部分を覆います。
傷自体も目立たなくなり、革が長持ちします。
さらに嬉しいのは色が実物みたく使い古したような色になるからです!
革製品なので常にマメなメンテが必要ではありますが、
使っているうちに外観がリアルになっていきますよ!
日本軍兵士をされるのでしたらこれは必ず必須です!!!
ということで九九式弾薬盒セットでした~