2011年01月14日

旧日本軍 鹵獲火器使用写真

古今東西、戦争が起きますと戦場では勝者は敗者の武器を手に入れますね!
それは有史以来全く変わりません!

そんなことで第二次大戦中の日本軍の鹵獲火器を使用している写真をご紹介致します。
といっても相変わらず即出なものばかりなのであしからずww

日本軍は厳格な軍の命令の元、陛下より賜りし三八式歩兵銃以外の銃を使うことは恐れ多い・・・!
と思われるかもしれません。確かにそういう部分もございますが、
現実はそうではございません。

戦場では綺麗事は通じませんし、まず何よりも勝つことが先決です

それにまず戦うのは兵隊さんたちであり、敵が自分より有効な火器を備えていた場合
そして自軍の火器が貧弱な場合は学習をしてその敵の火器を使うか、それと似たものを作るかが普通です

まぁごたくはともかく画像をばwww
まずは大陸のおける例を



こちらは有名な写真ですね。日中戦争初期における国民党軍より鹵獲した軽機関銃を持って行進する陸軍兵士たちです。
チェコ機銃と呼ばれたブルーノZB26軽機関銃を持っていますね。
しかし右から2番目の兵隊さんは明らかにBAR(ブローニングM1918)を所持しています。

太平洋戦争開始以前より米国は中国に武器援助といった形の援助をしていました。
ですので米国製火器かあっても不思議ではありませんね。

しかし国府軍側は弾の共用出来ない銃を多く持っても仕方ないのに・・・・
この他にも国府軍側はマドセン、ホチキス、DP28、SIG、といった軽機関銃を輸入、使用していました。


 

ZB26軽機故障や不具合の多い11年式軽機と比べ、頑丈で故障も少なく
日本軍はこれを鹵獲しては度々使用しました。
画像もその一例です。

 

大陸の戦場の写真においては常にZB26を見掛けることがあります。
結果、日本軍はZB26軽機を準正式採用し、使用する7,92mm弾までも生産するに至ります。
 

今度は小銃です。
手前の九四式軽装甲車の乗員が明らかに日本軍の銃では無い物を使用していますね。
これは国府軍側モーゼル系列の騎兵銃かと思われます。

奥の三八式歩兵銃は長すぎて車内に置くのも取り扱うのもしんどそうですね。

本来乗員は拳銃などを携行していますが、機関銃一門しか積んでいない豆戦車の場合、
このような自衛処置を取ってもおかしくないと思います。

諸外国では後に乗員用に戦車などにSMG(短機関銃)を備えることも多いのですが、
日本軍の場合はこのようになるのかもしれません。

続いては


拳銃です。
こちらはノモンハンのおける日本軍だそうです。
左の兵士が拳銃を構えているのがお分かりになると思います。

兵士の肩の階級章を見るに一等兵から上等兵ぐらいでしょうか?
かの有名なモーゼル拳銃を持っていることがわかります。
このモーゼル拳銃(C96)も中国に大量に輸出され、チェッコ機銃と同様に
中国軍にコピー生産されることになります。

日本軍においては大陸で戦勝を重ねるにつれ大量に鹵獲され、現地軍で大量に使用されたことを受け、
昭和15年には「モ式大型自動拳銃」として日本軍に準制式拳銃化されることになり、
弾丸も生産されることになりました。

続いては太平洋戦争編です。



こちらは太平洋戦争初期マレー戦線における兵士たちの写真です。
手前の兵士が担いでいる銃が英国製エンフィールド小銃に見えます。

このようなことがあり得るんでしょうか?



勿論ありえます!!
こちらはクアラルンプールを警備する兵士を映したものです。
手前の兵士が持っているのはあの特徴的な銃先のエンフィールド小銃に見えます!
最初から持っていた三八式などの小銃はどうしたのでしょうかね・・・?

続いて、はっきり写っているものがあります。


こちらは本当にはっきりと分かりますね。
こちらは初期のビルマ作戦における兵士たちです。
九二式重機関銃の右後方の兵士・・・!
日章旗が括り付けられているのはまさにリー・エンフィールド小銃
このようなコラボがあるとは思ってもいませんでしたね!

最後はこちらを


さぁ
 

こちらは戦争末期のビルマ戦線の写真です。
切り込み挺身の訓示の最中とのことです。よくみると鋸を持っている兵士もいます。
そして画像真ん中の兵士が米国製トンプソンM1928短機関銃を持っているのが分かりますね。

おそらくビルマ戦線からいって過去に英国軍のものを鹵獲したものでしょう。
しかしこの兵隊さんたちは生きて祖国の土を踏めたのでしょうか・・・?

それが気になります・・・

さてトンプソンですが初期の南方における空挺作戦陸軍か海軍かは失念致しましたが
大量に鹵獲したものを空挺部隊に配備したそうです。

今回はこのような感じです!
以上使用鹵獲兵器でした~




タグ :日本軍写真

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Posted by アンチョビことチビ at 23:16│Comments(13)旧日本軍画像・写真
この記事へのコメント
貴重な写真と詳細な解説乙です。(^^)v
ZB26はチェッコ機関銃と言われてパンパンパンという独特な発射音が特徴的だったそうです。
モーゼルピストル・ライフル同様当時軍事同盟を結んでいたドイツが国民党軍に販売したモノを使ったワケですから、日本としては皮肉な心境だったでしょうね。

で、南方戦線ですがやはり補給の困難・ゲリラ戦主流というコトで滷獲兵器が当たり前の様に使ってたのは当然過ぎるワケで、そこら辺をキッチリ描いてる来月公開の太平洋の奇跡・フォックスと呼ばれた男が楽しみです。
Posted by やまさん at 2011年01月15日 01:58
>>やまさん

ドイツは銃だけじゃなくて戦車やハインケル爆撃機といった航空機などまで中国へ輸出してますね。
日本とドイツが同盟する際もドイツ経済界は揃って反対したとか。

映画は確かサイパン島の大場栄の部隊ですね!
私もとても楽しみしています!
装備や考証、戦闘シーン二の次でわざとらしいお涙頂戴映画やドラマとは一線を画してもらえる作品であることを切に願います!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年01月15日 02:28
フォックスは実話ベースという事ですが、今までの日本戦争映画では手抜きされがちだった日本兵によるゲリラ戦を描いた点で新しいですね。
元ヤクザでトムソン乱射する唐沢寿明さんの勇姿だけでも見る価値ありです。
Posted by やまさん at 2011年01月15日 02:56
>>やまさん

唐沢さんはスキンヘッドで役に臨まれたらしいですね!
やはり期待せずにはいられませんね!!
楽しみですw
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年01月15日 13:01
一億人の昭和史にでてる写真ですね。
Posted by . at 2011年01月21日 19:36
>>. さん

はじめまして!お鋭いです!!w
一部の画像を除いて
一億人の昭和史及び別冊日本の戦史に掲載されています写真です。

軍装のみならず作戦経過やちょっとした従軍記も記載されていますので大変参考になりますよ!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年01月21日 22:30
ど~も!
ホ○のアンチョビさん!
こちらの記事にも興味が有ったので「乱入」致しました。

「鹵獲兵器」の話ですか???

当方が戦闘経験者及び祖父の談を2~3個ですが掲載させて頂きます。

話は古い時代で日露戦争時になりますが露軍のマキシム機関銃を鹵獲した
日本軍が逆に打ち返した話とか南山戦で鹵獲した露軍の6㎝カノン砲を遼陽会戦時に使用した様です。(第2・第3軍従軍者談)

時代は下がって「満州事変」で当方の祖父の談になりますが、因みに当方の祖父は陸士第43期
(昭和6年)の工兵科卒で昭和8年に満州事変に従軍したのですが「匪賊」「黒龍江軍(馬占山軍)」
を相手にした様ですが鹵獲兵器の中で
「モ-ゼル拳銃」の威力には驚いた話をしていましたよ。

後に祖父は自分の携帯した「M1910ブ-ロニング拳銃」を使用せず
鹵獲したモ-ゼル拳銃を使用した様です。
鹵獲兵器の中には帝政ロシア軍の小銃や日本軍の三八式小銃が有ったようです。

時代はさらに下がって当方の話になりますが、陸上自衛隊の某師団に有る
旧軍資料館に「菊ルガ-拳銃」を見ました。
ドイツ軍が使用していた「ルガ-拳銃」に「菊紋」が刻印された拳銃です。
後に兵器関係に詳しいマニアさんに聞くと大東亜戦で蘭印を攻めた日本軍
がオランダ軍から鹵獲した同拳銃の様です。

以上が当方の知る「鹵獲兵器」談です。
「駄文」でスイマセン!
Posted by 参謀本部 at 2014年10月12日 09:35
>>参謀本部さん

こんばんわ!参謀本部さん!
どうも!●モのアンチョビです(笑

この度も貴重な御話を御教示下さり有難う御座います!

やはり・・・モーゼル拳銃の性能には驚かれたのですね・・・!
しかし大型ですのでさぞ嵩張ったのではないでしょうか。

菊ルガー・・・日本軍の幻のルガー拳銃ですね!
是非一度拝見したい逸品ですね・・・!

面白い御話いつも有難う御座います。。。!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2014年10月17日 20:17
ど~も、デカ尻のアンチョビさん!

中々、コメが無いんで「無視」されたのかっと思いましたよ!(笑)
(さては夜な夜な若いイケメンを探していたのかなぁ???)

話は脱線!!!

「モーゼル拳銃」ですが、祖父の談では「ライフル銃」の弾丸並みの威力
が在り、満州の極寒でも旧軍の拳銃とは違い正確に作動した様です。

「菊ルガ-」ですが先にも言った様に陸上自衛隊の旧軍資料館に展示されていますがそこは「撮影禁止」ですので・・・
ですが、当方はその資料館の「民間人の調査(嘱託人)」を拝命していますので「広報班班長(一佐殿)」に頼んで撮影を許可して貰いますよ。
(個人的には実物の銃を手にする事は可能ですけど・・・)

万が一、撮影が出来ましたらこのプログに掲載させて頂きます。(多分、難しいと思いますけど・・・)

ついでに・・・
アンチョビさんのプログの紹介欄に「今年でブログ開設3年目を迎えました」
と有りますが、もう今年で5年以上経過してるのでは・・・?
Posted by 参謀本部 at 2014年10月17日 23:23
>>参謀本部さん

この度も御返事まで大変遅くなってしまい本当に申し訳御座いません(汗

何と!参謀本部さんは自衛隊の資料館の嘱託人をされたおられるのですね!
凄いですね・・・!知識や経験がなければ出来ない事ですので
素晴らしい御仕事ですね・・・!
常に実物と触れ合う事が出来、本当に羨ましい限りで御座います・・・!

ですが資料館所蔵の大切な品、このようなブログで掲載しては
画像も常に転載されると思いますし参謀本部さんの
お仕事に差し支えが生じると思います・・・!
残念ではありますが御迷惑をお掛けする訳には参りません!
御気持ちだけで結構で御座います!

最後に私のブログですが開始が2011年の正月ぐらいでしたので
まだ3年あまりですよ~!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2014年11月02日 18:26
何だか、イロイロなプログを見ていたらいつの間にか・・・
見慣れたプログに着きました!!(しかも、過去に投稿したカテゴリ-に(笑)

序なんで「駄文」を一投稿します。

改めてプログの写真を見ますと、「モーゼル拳銃」を構えたノモンハン事変の写真ですが
「馬賊」「匪賊」(この二つは同じか?)から押収した武器の確立が高いと思います。

ノモンハン事変において「第一次」「第二次」共に投入された部隊は在満部隊
や本土駐屯部隊が投入されていますので上記の予想が高いと思います。

まぁ、ノモンハン事変は「関東軍司令部」の「意地」「驕り」に端をから始まった事変ですから
中国戦線からの兵力の追加は考え難いですので国民党・共産軍からの戦利兵器では無いと思います。

ついでの「駄文投稿」でした!
Posted by 参謀本部 at 2015年11月17日 23:25
モーゼル以外にも日本軍将兵が使用していた外国製けん銃にはどういったものがあったのでしょうか?
Posted by 曾祖父は陸軍少尉 at 2016年12月25日 11:14
>>曾祖父は陸軍少尉さん

陸軍将校の使用した外国製拳銃という事でしょうか?
将校は拳銃は自弁が基本ですので様々な外国製拳銃が使用されました。

有名なのはブローニング社のM1900、M1906、M1910といったモデル。
コルト社ではM1903、ポケットモデルなど。
珍しい所では一見してブローニングM1910に酷似したドイツ製オルトギスピストルや
蘭印で鹵獲されたルガーピストルなど
スペインのアストラなど多種多様です。
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2016年12月25日 11:58
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