2011年03月02日

日本陸軍? 九九式防毒面嚢(ガスマスクケース)

今回は旧軍のものと思われる防毒面嚢(ガスマスクケース)をご紹介致します。
旧軍ではガスマスクケースのことを防毒面嚢被甲と呼称していました。

陸軍では九五式防毒面、九九式防毒面が一般的に有名でしょうか?
ガスマスク本体については当方全く知りませんので(それに高価で手に入りません)、
今回はあくまでガスマスクケースである防毒面嚢のみをご紹介致します。


 
この兵士が胸元に装備しているのが防毒面嚢です。

 

こちらが実物の防毒面嚢です。恐らく陸軍九九式防毒面用のものかと思われます・・・・?
もしかすると戦時中における民間用の物の可能性もあります

サイズは旧軍の雑嚢よりも少々小さいぐらいの大きさです。

ちなみにこの形状の防毒面嚢は戦後、自衛隊にも殆ど同様の作りの物が使われていました。
そう考えると大変息の長い装備ですね!

 

裏側。
ケースの真ん中の両端から出ている2つの紐胴周りへ固定するための紐です。

 

陸軍の防毒面嚢は一般的にドットボタン式の物が多いのですが、(あくまで私見ですがw)
こちらはゴム(又はか?経年で硬化&劣化して判別不能)の穴に突起を通すだけのタイプです。

九九式防毒面の採用に当たって、防毒嚢はこのように仕様が変更されたのか・・・?
または物資欠乏の著しい戦争後期による仕様変更なのでしょうか・・・?
はたまた民間用だからなのでしょうか・・・?

多いに謎であります・・・う~む資料も文献も少ないし詳細不明です・・・・
私の浅はかな知識力では、解明できません・・・w
本当に気になって仕方がありません。

 

防毒面嚢の内部です。
防毒面(ガスマスク)小さな専用器具を入れるためか小さなポケットが2つありますね。
また真ん中には仕切りのような布が縫い付けられています。

ガスマスク本体と缶を分ける為でしょうか・・・?
はたまたガスマスクを装着してホースで繋いだ際に缶を固定or安定させるためでしょうか・・・?

想像力が掻き立てられますね!いずれも確証はないのですが・・・w

 

内部を真上から見た画像です。
木の板のような物防毒面嚢型が崩れないようにするためのものかと思います。


 

さてさて、ここでまら謎が1つ・・・
肩掛け紐に付けられている突起です・・・・

これはガスマスクを装着した際に防毒面嚢の蓋をこの突起に固定するためのものでしょうか・・・?

 

さらにその紐の防毒面嚢の根元(付け根)には画像のようなゴム製(又は革製)の物が・・・!
この穴に先ほどの突起を通すのでしょうか・・・・?

ちなみにこのゴム製(若しくは革製)劣化が酷いので破損の恐れがあるので通して見るのは断念していますw

ちなみに上の画像の肩掛け紐の突起もこのゴム製(革製)の物防毒面嚢には片側一箇ずつにしかありません

う~ん・・・金田一さん!お願いします!!(迷宮入り確定)


それでは実際の写真から分析してみましょう!!

 

こちらは日中戦争期の対毒ガス演習の様子の写真です。(一億人の昭和史 日中戦争より)

う~ん・・・
まだはっきりと分かりませんね!!

さて実際の写真などをみると防毒面を装備した兵士戦争全期間を通して結構、見受けれますね
この支給率を考えると日本軍も対科学戦を重要視していたと見れますし、(防毒面の用途は他にも色々ございますが)
諸外国の軍隊から見ても日本軍は比較的充足していたと考えることも出来るのではないでしょうか。

私的にはこの防毒面嚢日本軍には隠れたマストアイテムかと思います。
背嚢に次ぐ重要装備なのかもしれません・・・


一番最初にも紹介しましたが、防毒面嚢はこの画像のように前に掛け、紐を胴周りに結んで固定する装着方法があります。
これは防毒面(ガスマスク)を装着する際にはほぼこの装着方法だと考えれると思います。

しかしこの装着方法は胸を覆うため邪魔なため脇下に回して胴に紐を巻かない装着方法も多く見受けれます。
そりゃ弾薬盒から弾を取りだす時とかかな~り邪魔ですよねw

さて今回の紹介は以上になります。
最後のこの防毒面嚢は実物品ですが、ゲームの使用用に自作してみようと思います。
構造は比較的簡素ですし、生地自体も言うほど厚くはありません。
実物を使い潰すのはあまりに苦ですので・・・・
この防毒面嚢は本来はガスマスク入れですが、手軽に色々収納出来るので、
ゲームでは使い勝手が良いと思います。

幸いなことに家の周りに手芸屋が4つもあり、手頃な生地(近い生地)も見つけれましたw
近く防毒面嚢だけでなく背負い袋も自作出来ると思います。
それほど簡単な作りなのです。
製作できましたら両者、紹介してみたいと思います。

ミシンさえあればどなたでも製作可能だと思いますよ!

以上九九式防毒面嚢でした~





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Posted by アンチョビことチビ at 20:26│Comments(8)・日本軍 実物 装備
この記事へのコメント
軍用で間違いないと思います。ベロはゴムで帆布を挟んだものです。
装面時には首から下げ、横についている金具とベロで胸元にたくし上げて使います。

時期的には昭和19〜20年でしょうね。

中の物入れには不凍板、不凍液のボトル、拭き取り用布を入れます。
Posted by 弓張嶺 at 2011年03月11日 23:11
>>弓張嶺さん

おおお!!!そうなのですか!?w
やっと長年の謎が判明出来ました!!!
いやぁ~本当に貴重な知識をご教授して頂き本当にありがとうございます!!

ゴム製でなおかつ帆布を間に挟んでいるのですね!
詳しい装着法まで・・・本当にありがとうございます!

中身の物品は・・・さすがに入手困難ですね・・・w

しかし、銃剣の詳細といい、防毒面嚢といい、
詳しい御解説本当にありがとうございます!!
何も知らなかった私にとって大きな成果となりました!

是非是非、師匠として仰がして下さい!!!w
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年03月11日 23:22
私の知識なんて視野が凄い狭いですよ!本業は違う方面ですし。こうやって細かく訂正したりするのが悪い癖で…
(でも趣味に関しては孤独だから同好の志を探してブログつくったりして…)要は最低の男なんですね。師匠なんてとんでもない。
Posted by 弓張嶺 at 2011年03月11日 23:37
>>弓張嶺さん

メインは違うジャンルなのですか・・?少々気になります!

視野が狭いだなんてご謙遜を!
私にとって旧軍装備は祖父や曾祖父が歩んだ身近な歴史であり
まだまだ探究すべき道だと思います!
知らないことの方が多いのです!!w

その知識に蓄えられている弓張嶺さんは素晴らしいキャリアだと思いますし、最低な男なんてとんでもない!!
私にとっては答えを導いて下さったメシアに他なりません!

このようなブログで宜しければまた覗いて頂ければ幸いであります!!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年03月11日 23:49
後生に残すべきものだから、と綺麗事も言えますが、集め始まったら止められなくなって…。というのが本音かもしれません。あとは実物着用コスプレ集団への嫌悪感だけで突っ走ってます。複製品使うのは個人の趣味で趣味で大いに結構なことだと思います。(すみません、偉そうな事書きましたね)

本業は郷土部隊関係ですので、他社のブログで探してみてください。
Posted by 弓張嶺 at 2011年03月12日 00:15
こんばんは!
僕も日本軍をコレクションしています。
上記の弓張嶺さんの実物着用コスプレ集団にはちょっと賛同しかねます。
そんなサバゲーチームではなく、コスプレでなく実際に着て再現をしている人に失礼だと思います。実際に着てみて生活してみてその有用性などを実感してこそ軍装品について語れると思います。実物も祖父の云々を抜きにして、ただの実用品ですので聖遺物のように扱うのはいかがなモノでしょうか?
別に使って見たりしてディスプレイ容器に入れて鑑賞しなくてもそれは別にいいのではないでしょうか?
それを無碍に卑下するのはいかがなモノでしょう?
いくら理由付けしたところで所詮、大量生産の実用品に過ぎません。
Posted by 100式 at 2011年03月13日 00:06
>2011年03月13日 00:06
>100式さん

おはようございます。言葉が過ぎました。不快な思いをされたと思います。

複製品が充実している今、わざわざ実物を着用する必要があるのか疑問に思います。

これ以上はアンチョビさんにご迷惑が掛かりますので私のブログでお願いします。余震続いていますがお気をつけて。
Posted by 弓張嶺 at 2011年03月13日 07:14
>>100式さん

はじめまして100式さん。
この場でこのような議論は私としてはあまり控えて頂きたいのでが・・・
実物着用に関してですが、これは本当に難しい課題かと思います。
100式さんのおっしゃるように実際に着装、装備してみないと分からないこともありますね。
複製品とちがい、やはり実物というのは輝きが違う!という部分もあります。
ゲームやイベントでもよく着用される方をお見掛けますし、
私の顔見知りの方も実物を装備していていらっしゃいます。
 
そして恥ずかしながら私自身も一部実物を装備していました・・・

自国の物ですので入手は容易ですし流通量も多く、新品の複製品よりも大分安価ですし
また一部装備は複製品が存在せず実物に頼ってしまうこともあります。

しかしサバゲなど趣味で貴重な実物を汚してしまう。場合によっては壊してしまう。
ということがいつかは起こり得ます。なんせ60年以上前の物ですしね。

そのような事が起こってしまった場合、罪悪感が起こらないはずがありません!

実物着装に関しては様々なご意見があると思います。
実物だから使うのは勿体ないよ!!と感じても、
ショップやオークションでの購入にせよ購入者は金銭を支払うわけで
実物にせよ複製品にせよ何に使うかは所有者のご自由です。
それなりの対価を支払っているわけでからね。
他人にとやかく言われる筋合いはないと思います。

ですがあまりに貴重で希少すぎるものを粗雑に扱うのは、自分にはよくても
価値を知っている他人からしてみれば批判的な目で見られるのは仕方がないのかもしれません・・・

私個人の意見と致しましてサバゲで着潰すなら極力レプリカにした方がよいのかも・・・!
といった感じであります。
実物でしかないのでしたら自作・製作で代用できることもあります!!w
実物使用が決して悪いとは言いません!私もそうでした!!

このブログにも日本軍装備をされる方々がたくさんいらっしゃると思います。
様々なご意見がありますが皆さんに共通されているのは日本軍が大好き!!!ということです。
互いに反目し合うことがあるとあると思いますが出発点は同じなのですだから
敵対することはやめましょう・・・!と思いますw

何か偉そうな文ばかり並べて申し訳ございません・・・w
ちなみに私はどちら側でもないとお考えください!!
最後に日本軍は素晴らしい!!!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年03月13日 13:40
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