2011年09月23日

中田製 複製 兵用防寒帽


さて少しずつ涼しく?なって来たので・・・
来るべき冬へ向けての装備をご紹介致します。



こちらになります。

中田製の複製旧日本陸軍の防寒帽です。

オークションで兵下士官用防寒帽として購入致しました。

少々高値?でしたが在庫切れの希少品だ!と思い、購入に踏み切ったわけですが・・・
最近、中田絶賛販売中!!であることに後から気付きました・・・

しかも・・・

私が購入したのは将校用である可能性もあるようです
オクでは兵下士官用と説明されていたのですが・・・
果たしてどちらなのか・・・・!?
**訂正**
兵用防寒帽と判明致しました!

いつも詳細等をご教授頂いております弓張嶺さま。
本当にありがとうございました!

う~ん・・・実物、複製品のいずれも入手したことがないので・・・
果たして・・・

そういえば最近中田で販売された防寒帽は羅紗地なのでしょうかね・・・
気になります。


ということで簡単に(適当に)検証しつつ商品をご紹介したいと思います。






防寒帽前面背面はこのようになります。

生地は羅紗地でもしかしたら実物生地かもしれません。
緑が強いので三式生地かもしれませんね。

もふもふした暖かそうな敷き詰められた毛皮かと思われます。

ちなみに前面にある星章は購入した状態では外されて無い状態でしたので
実物防寒帽用星章を縫い付けています。


 
防寒帽を横からみた図。

ボタンの数が多いですね。
耳覆い固定用ボタン等です。

 

耳覆いを上げるとこのように丸い穴が顔を出します。

防寒帽を被っていても音を聴き易くするためのものでしょう。

 

猛吹雪や風の強い極寒などから耳を保護する場合、
このように耳覆いを下げて、覆いの紐ボタンへ固定すれば完了です。



ちなみに垂れ左側ボタン固定用の紐が付いており、



垂れ右側には紐を固定させるためのボタンが縫い付けられています。

 

逆に垂れが邪魔な場合は両側の垂れ防寒帽の頂点へ持っていき、
垂れに付いている紐ボタンへ固定させればOKです。


 

このようになります。

言うより実際に実践された方が早いと思います。
まさに防寒帽!といった威圧感のあるデザインです。

しかし防寒帽のデザインは何処の国も似たり寄ったりに見えますが
生地の色や細かい構造も国によって寄りけりですので比べてみるのも面白いと思います。



防寒帽の背面。


   

続いては防寒帽内装をご紹介します。

 

内装は単純なものではなく、上の画像のように四方に4つ穴の開いた布が貼り付けらています。

保温性を高めるためでしょうか
どういう理由なのはいまひとつ分かりません。





 


そしてこの四方に穴のある布には中田のマークがご丁寧に2箇所も打たれています。
またサイズ表記もここで打たれています。

恐らく実物ではこの部分に検定印が表記されているのでしょう。


さて続いては私が今回最も気にする部分の検証へ移りたいと思います。

この中田製複製防寒帽カタログで見る限り将校用防寒帽であるのが濃厚なのですが・・・

**訂正**
兵用防寒帽と判明致しました。

中田のカタログの新発売将校用防寒帽兎毛の仕様が同じであるだけでありました。


果たして将校用兵下士官用防寒帽違いは何でしょうか
略帽や被服同様に将校用兵下士官用区別されていたのでしょうか・・・?
(恐らくそうだと思うのですが・・・)

ということで中田カタログ上で販売&記載されている将校用兵下士官用防寒帽違い
自分なりに考えられる範囲で挙げてみたいと思います。


生地違い
ボタン数違い
防寒帽頂点部の丸い突起?有無
毛皮の材質違い


簡単(あいまい)に推測するとこのような感じでしょうか・・・

に関してましては将校用兵用はいずれも同じ羅紗地(ウール製)なのかということが気になります。
また羅紗地製でも両者若干の違いがあることも十分考えられますね。






こちらが防寒帽頂点部にある丸い突起
中田カタログ兵用防寒帽にはこの突起が無い
(単に角度など写真写りによる差なら良いのですが・・・w)


逆に同カタログの将校用のものには存在してますね



こちらはボタンの違う箇所

こちらには防寒帽背面ボタンが1つ多く縫い付けられている
また他にも防寒帽の頬が当たる個所のボタン数カタログの兵用防寒帽に比べて
ボタン数多いようだ


これらから私の防寒帽中田でいう将校用防寒帽である可能性がさらに強まりました・・・

自分の浅はかな分析では、やはり限界が・・・あるということでしょう・・・



もし将校用なら・・・兵用として絶対に使えないのでしょうか…?

兵用
は既に在庫切れの絶版
ボタンや一部が違えど基本構造は殆ど両者変わらなく見えます。

私は諦めがどうしても付かない(納得できない)ので
実際の写真などで少々調べてみることにしました。

 

防寒帽
は私の祖父の従軍写真なども含めて、
満州事変後の熱河作戦やその後の日中戦争、太平洋戦争におけるアッツ島など
極寒地・冬季などの軍装によく見られるのですが、


防寒帽の全体像が鮮明に写るものはあまり多くないと思います。

  

中田のカタログ画面兵用将校用の違いは頂点の造りとボタンの違いです。
(他にも生地の色など細かい部分は違うと思いますがw)

この部分に焦点を当てて写真を探してみたいと思います。

つまり兵士が頂点に丸い突起が出来て、ボタン数が違う防寒帽を着用している写真です。



探しても中々、そのような特徴の防寒帽を着用している兵士の写真はありませんでした。

頂点に丸い突起がある防寒帽の写真といえば上の画像の写真ぐらいです。

逆に将校の着用している防寒帽の写真も探してみましたが、
どれも垂れ上にして固定している防寒帽の写真ばかりで見つけることが出来ませんでした。


う~ん・・・・

一応参考になったといえば・・・



こちらは中田商店発行大日本帝國陸海軍 軍装と装備2 に収録されている兵用防寒帽の写真です。


よくみれば防寒帽頂点の突起のある物がちらほら見えます。
またボタンの配置も大体似ているものもあります。

他にもこの横には将校用防寒帽の写真も収録されています。

これらの写真から推測して
今回紹介した複製将校用?防寒帽は・・・
兵用の代用品として問題ないのではないでしょうか・・・?
いや、むしろ兵用防寒帽の可能性が少なからずある!ともみれます!
**訂正**
何度もしつこいようですが、兵用防寒帽ということが判明しました。

今だ将校用兵用の違いが分からない私ではありますが・・・
こんな無学の者に、ご指摘やご教授を頂けましたら幸いです。

ちなみに・・・
防寒帽にはやっぱり羅紗地軍衣袴と冬外套の被服が良いですね。
今年の冬はこいつで暖かゲームが出来るやもしれません・・・!





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この記事へのコメント
どっからどうみても兵用ですよ!しっかりして下さい!

生地が衣袴絨であること、裏地が白色綿布になっていることからです。実物は裏地が洗濯できる様に取り外し可能になっています。

※羅紗と絨は全く別物の生地です…。
Posted by 弓張嶺 at 2011年09月23日 07:13
補足です。衣袴絨を使用、というのは中田製だからということで、実物の官給品は帽子専用の生地(帽絨)を使っています。
Posted by 弓張嶺 at 2011年09月23日 08:14
>>弓張嶺さん

おおーーー!!!さすがは弓張嶺さんであります!
本当にご教授頂いて本当にありがとうございます。
恥ずかしながら、はじめて防寒帽を入手した私にとっては
資料すら見当たらないので外観や内装の詳細で判断の付けようが無かったのが実際です・・・w

いやぁ・・・にわか者のお見苦しい一面をお見せしてしまい
申し訳ありません・・・!

しかしこれで兵用と分かりましたので
自信を持って兵用防寒帽と訂正出来ます!

本当にいつも詳細な違い等を教えて頂き本当にありがとうございます!
いつも大助かりであります!!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年09月23日 11:15
こんにちは^^

昔の中田の防寒帽は今では貴重品ですね!!
最新版は、サージ生地のようです!
その分、お安くはなっていますが、防寒帽といえば
厚みのある生地ですよね!


ちょうどこのタイミングで新製品の発売となりましたが
決して損な買い物ではないと思いますよ^^
(むしろ、ゲットできて羨ましいです♪)
Posted by Friedrich at 2011年09月23日 15:38
>>Friedrichさん

こんばんわ!Friedrichさん!
中田新製品の情報ありがとうございます!

成程・・・私の所有する兵用防寒帽のような羅紗地ではないのですね!
綾織生地を使用とは・・・中田では将校用と記載していますが
兵用としても使用出来そうなら是非購入してみたいですね・・・!

詳しい防寒帽の全体像を見てみたいものです!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年09月23日 19:30
私も住んでいる場所が北海道なので欲しい装備です。
でも中田商店の新製品のサージ生地は何だかなぁ・・・やっぱり羅紗の防寒帽は良いですね!

私は同じ枢軸国であるドイツ軍の防寒帽でも買おうかなぁ・・・
Posted by ロリスキー・ペドーエフロリスキー・ペドーエフ at 2011年09月23日 20:52
>>ロリスキー・ペドーエフさん

私の是非冬場には完全防寒の旧軍装備でゲームに臨みたいと思っております。
防寒帽の材質についてですが私自身、兵用将校用の区別も出来ず、
防寒帽に関しては全く無知ですので
羅紗製が正確であるとは断言できません・・・w

ですがやはり羅紗地の重厚の造りは中々趣がありますし
防寒能力も高いと思います!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年09月24日 00:00
落札されたのは多分私が狙ってた防寒帽ですね

まさかそちらに渡っていたとは…w

しかし、いつの間にか新製品を掲載していたのですね(在庫管理は相変わらずなのにw)

あれが兵用なら喜んで飛びつくのですが……
Posted by YAS at 2011年09月24日 00:43
>>YASさん

なんと!?wしかし、この世界ではよくあることです・・・
私は複製装備は大好物なのでしょっちゅう巡回させて頂いております。
知らない内に知人の出品物に入札していたり
その逆に自分の出品物に知人が入札してきたり
友人同士でお目当ての品を入札し合ってしまう事もありましたw
意外と狭い世界なのかもしれません・・・(汗)

中田の将校防寒帽ですが、まだ全体の造りなど
まだ分かっていませんが、もしかしたら兵用の代用になるやもしれません。

(あくまで私の無学の推測の域ですが・・)
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年09月24日 01:11
始めまして!
たまたま、プログを拝見した軍装品収集家です。
当方は北国に住んでいますので、旧軍の防寒装備品が良く入手出来ます。

私も旧軍蒐集を初めて30有余年になりますが、防寒帽は陸軍が4個、海軍が3個所持しています。(私は複製品は蒐集の対象外ですので全て実物です)
あぁ、先日、オ-クションで海軍の士官用防寒帽を売ったので現在は2個です。
陸軍の防寒帽ですが、私が数年前に軍医大尉の装備品一式を購入した際に
防寒帽が有りました。
将校は自前で調達するので、自費で造ったと思うのですが、官給品とは造りがかなり出来が違いますね・・・
官給品の場合は「兔毛」もしくは後期頃になると「羊毛・人造毛」ですが、こちらは「ラッコ毛?」の様な上質の毛です。
また、裏の生地も官給品は白の綿地ですが、黒地の生地を貼ってます(因みに海軍の防寒帽も同様です)
表面の生地も目地の詰まったドスキン地で「改四五式将校冬軍衣」の生地です。

意見が分かれると思いますが、将校も官給品の防寒帽を被っていた事例も
有ますので、東京・御徒町製の出来の悪い複製品の議論をしても仕方がないと思います。(決して、喧嘩を売っている訳ではありません)

今日、収集家の軍装品の知識が著しく低下した現在に置いて、また実物品が
年々、減少して行く今日、旧軍の収集家として何をすべきか考える必要が有ると思います。
長々と書き込みをして申し訳御座いません。
Posted by 参謀 at 2011年09月26日 11:36
>>参謀さん

貴重な実物の情報をご教授頂き本当にありがとうございます。
大変参考になり勉強になります!

しかし出来の悪い複製品の中でも希少絶版となった物も多いですので
それを血眼になって探し定価以上の価格で買い求めようとしている私にとって『出来の悪い複製品』と片付けられるのは少々辛いです。

>>goさん

おっしゃる気持ちは分かります。
逆に精巧な複製品は種類も数が少なく実物には敵いません。
ですが実物は大変重い存在であることは確かです。

あまり流れが嫌な方向に向かうのは
私にとって不本意ですので一部コメントを削除させて頂きます。
何卒ご了承ください。

この件に関しましては幾度も当ブログで議論されています。
この機会に別記事を作成させて頂きますのでそこでご意見等お願致します。
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2011年09月26日 20:12
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