2012年01月11日
中田製 複製 兵下士官用軍帽(四五式?) 複製比較
さてさて今回も複製同士の比較を含めて複製品をご紹介致します。
今回ご紹介する商品はこちら
中田製 複製 兵下士官用軍帽です。
四五式(明治45年)でしょうか・・・?
軍帽につきましては兵下士官用といえでもバリエーションがあると思うのですが・・・
日露戦争後の1905年には既に同等の軍帽が制式採用されているのですが・・・果たして
実物の詳細が分かりませんので・・・その辺は恥ずかしながら割愛させて頂きます・・・・
さて画像の中田製の軍帽ですが現在も中田商店では品切れ状態です。
今回入手できたのはまさに奇跡という他ないです・・・・
軍帽の側面。
赤のバイピング、そして通気用の鳩目穴も再現されています。
軍帽の後面。
前の持ち主さまがおっしゃるにはこの兵下士官用軍帽は実物どおりの正確な形状をしていないとのことです。
そう言われてみれば少々形が型崩れしているようにも見えますが・・・
ですが問題ないようにも見えます・・・・(あくまで私見w)
まぁ後ほど個人業者さまが製作された軍帽と比較してみます!!
軍帽のトップ部の画像。
生地はとても良い色合いです。
中田製のは実物生地とのことですが、この軍帽の生地は虫食いもなく、
素晴らしい状態です。
しかしこの平らなトップには型崩れ防止のためか中に紙が仕込まれているようです。
次は軍帽のつばの部分。
軍帽のつば(日除け)は兵下士官用の特徴である先端が革生地が剥き出し仕様です。
この部分が重要な見分け箇所であり兵下士官用の特徴かと思います。
軍帽のつばの裏側。
重厚で分厚い革生地が使用されており
帽子のつばとしての機能は十分です。問題ございません!
軍帽正面の星章のアップ。
この星章は一応・・・鉄製?アルミ製?のようです。
しかし写真で撮ると赤生地が反射して綺麗に写りませんw
しかし問題はこの星章の形状と大きさです。
少々小さい気がしますね・・・
その辺も後ほど比較してみたいと思います。(複製同士ですが)
続いては軍帽の顎紐の画像。
ここは今回もっともショッキングだった箇所であります。
なんとこの顎紐、革製ではありません・・・!!
スポンジのような素材なのです!
(**1/12訂正** )
一応中田製のものは革生地であるとの御教授を頂きました!
いやぁよく確認せず誤記してしまい大変ご迷惑をお掛けしました。
確認のため裏側にオイルを塗付しても染み込む気配がありませんでしたので・・・
私の分析能力は屁みたいなものですね・・・(汗)本当に申し訳ございませんでした。
中田製の兵下士官用はこの仕様なのでしょうか?
はたまたこのロットだけの仕様なのでしょうか。
または前の持ち主さまが換装したのでしょうか。
大分ショックというか驚きです。
もしかしたらコスト削減のための仕様なのやもしれませんね。
革じゃないと思いきや革生地とのご意見が・・・!
もう混乱してきましたが、手元にあるので再確認したところ
確かに革っぽいです!!
顎紐側面にある顎紐留めピンのアップ。
ピンの大きさですが大分大型のようです。
続いては軍帽上部の金属鳩目の通気孔のアップ。
2つの金属鳩目の間に生地の接合部があります。
さて続いては軍帽の内装(裏側)を見ていきたいと思います。
軍帽の内装にある刻印。
検定印の類はありませんが、中田のマークとサイズ(この場合は58)が表記されています。
軍帽の内張りの画像。
内張りには黒の革生地が貼られています。
こちらも意外と革生地は分厚く、生地がすぐに傷むことはないでしょう。
実用性も良いと思います。
軍帽の内装の星章の裏側部分。
実は星章はこのように固定されています。
鉄帽(鉄兜)の物と対して変わりませんね。
内張りにある紐。
これは若干の頭周りのサイズ調整するためのものでしょうか・・・・?
それとも対して意味はないのでしょうか・・・?
さて中田製の兵下士官用軍帽の紹介は以上になります。
続いては以前紹介しました個人業者さま製の軍帽と細部を比較していきたいと思います!
左が今回ご紹介する中田製 兵下士官用軍帽。
右は以前にご紹介した個人業者さま製の兵下士官用軍帽(四五式)です。
既に細部は異なるのには皆さんお気づきかと思います。
その辺は見て行きたいと思います。
こちらは中田製。
軍帽上部が崩れており、つばの形状もなんやら歪んでいるように見えます・・・
こちらは個人業者さま製。
軍帽上部(トップ)の形状が整っており型崩れしていません。
つばの形状も中田製とは大きく違うようですね・・・・?
また細部も異なりますね。
では実際に問題箇所(違い)を見つけて、比較してみましょう。
まずは・・・
軍帽の赤生地の部分(頭周部分)の比較。
こちらは中田製です。
幅ですが大体3.8センチといったところですね。(あくまで目安)
同部分の比較。
今度は個人業者さま製です。
こちらは約3センチといったところです。
なんと中田製と個人業者さま製とでは約8mmも差があります!
この赤生地が縫い付けられている部分は軍帽全体のシルエットを大きく左右し、
高さ(幅)が違うだけで全く異なる印象(イメージ)を与えます・・・
果たしてどちらが実物に忠実かは定かではございませんが、
この複製品の両者が大きく異なるのは事実のようです。
続いては軍帽のつばの部分の比較。
こちらは中田製軍帽のつばになります。
つばの形状はシンプルで大きさはさほどありません。
続いては個人業者さま製の軍帽のつば部分。
なんとこの箇所も形状が両者大きく異なります!
中田製がシンプルな円を描くような小さなつばだったのに対して
この個人業者さま製は四角を描くように突き出てた形状のつばになっています。
う~ん。。。この部分も帽子全体の印象か変える重要な箇所ですので
こうも違うと・・・・正直戸惑います・・・
やはり中田製と個人業者さま製の軍帽はそれぞれ違う実物を参考にしたのでしょうか?
型番といいますか年代が違うから、両者異なるのやもしれません・・・!
ともあれこの部分も異なるということは、どちらかが正しいのか、はたまたどちらも正しいのか
見分けを付けることが急務かと存じます。
続いては軍帽正面の星章の比較。
こちらは中田製軍帽の星章です。
星章の横幅は大体2.2センチぐらいでしょうか?
星章の形状は強調性が足りないというか・・・目立たない仕上がりになってます(上手く説明できません!w)
こちらは個人業者さま製の軍帽の星章。
星章の横幅は大体2.5センチほどでしょうか。
こちらでもサイズに大きく差がありますね。
またそれだけでなく星章の形状自体も大きく異なっています。
中田製の星章は少々チープな作りでしたが、
こちらの個人業者さま製の星章は重厚で星の輪郭もはっきりしております。
光に当ててみればその違いは一目瞭然かと思います。
この星章の作りに関しましては個人業者さま製が忠実であるといえると思います。
続いては顎紐と顎紐留め用ピンの比較。
こちらは中田製の顎紐部です。
先ほど紹介したように、顎紐はスポンジ素材?で出来ており、
顎紐留め用ピンは顎紐に対して大分大きめに出来ています。
こちらは個人業者さま製の軍帽の顎紐と顎紐留め用ピンの画像。
こちらの顎紐は勿論革製です。
ちゃんと顎紐として利用&機能致します。
そして顎紐留め用ピンは顎紐に対して顎紐の幅よりも小さく小振りに出来ています。
この箇所に関しても個人業者さま製が精巧とあるといえると思います。
(中田さんのは大量生産を見越してのものですので細部の出来はしょうがない部分もあるかもしれませんが・・・)
(**1/12訂正** )
顎留め用ピンは中田製の大型の物が実物に近いとのご教授を頂きました!
てっきり略帽の物を基準にして考えていましたが、大きな誤りのようです・・・
この箇所についても誤記申し訳ございません・・・
さて続いては軍帽の正面上部の比較。
この部分の作りの違いも大分外見の印象を変えるため、重要な部分かと思います。
まずは中田製の軍帽から。
軍帽上部は生地がたわんでいますが、ふんだんに生地が使われており、
軍帽上部が長く大きくなっている特徴かと思います。
続いては個人業者さま製の軍帽正面の上部。
こちらは中田製とは対照的に生地がピンッと貼られており、
シワもたわみも無い、短い作りになっています。
こう・・・ビシッとしている感じです。
少々分かりにくいので並べて比較してみましょう。
左は中田製。
右は個人業者製です。
それぞれ向きは→ ←といった感じになっており、互いに正面同士を見ています。
軍帽頂点部の大きさの違いと
それに伴う各生地の量と角度などが全く違うのがお分かりになると思います。
中田製は軍帽頂点部の正面が大きく突き出てており、
それに伴い横からのシルエットが急な角度になって将校用のような鋭い形になっております。
対して個人業者さま製は軍帽頂点部の正面は短くなっており、
横からのシルエットはゆったりとした形状になっています。
兵下士官用としては個人業者さま製が近いのではないでしょうか・・・・?
今度は軍帽後部の比較。
左が中田製。
右が個人業者製です。
今度は← → と互いに後ろを見せている状態です。
こちらは逆に今度は個人業者さま製が少々、軍帽頂点部が突き出ていますね?
また頂点部が膨らんでいます。
生地の使用量がそれぞれ違うのが何とも興味深いですね。
お次は軍帽側面にある金属鳩目の通気孔の比較。
こちらは中田製。
こちらは個人業者製の金属鳩目部分。
中田製の鳩目の位置は内側寄り、
個人業者製は若干外側の位置です。
続いては内装の革の内張り部分の比較。
こちらは中田製。
内張りは革生地。
続いては個人業者製の内張り。
こちらも革製ですが、通気のためか風邪孔が随所にあります。
着用重視のためでしょうか・・・?
今度は軍帽の裏側の比較。
左が中田製。
右が個人業者製です。
サイズは中田製が58。
個人業者製が60でそれぞれ大きさが異なりますが、
これだけ細部が異なります。
特につばの大きさの違いが目に付きますね。
ここまで違うんですね・・・
さて最後に生地の比較で締め括りたいと思います。
左が中田製。
右が個人業者製です。
個人業者さま製も実物生地を使用されているのですが、
同じ実物生地でもここまで色合いが異なります。
こちらは中田製。
乾燥して少々色あせている感じがしますが、生地に大きな損傷はありません。
さすが中田製!といった感じです。
色合いは薄く明るいですね。
こちらは個人業者製。
色合いが濃く、一部箇所に生地の損傷がありますが、
手触りは滑らかで実物生地とは思えないぐらいの状態です!
これはこれで素晴らしいですね・・・
さて以上で兵下士官用軍帽(四五式?)の複製比較になります。
私個人の総括としては・・・
個人業者製の出来が素晴らしいという事が第一印象ですが・・・
勿論中田製にも長所があります。
それはサイズが大きめに作られているという点です!
この中田製軍帽はサイズが58ですが、サイズ60が適正の私でも
十分被れるスペックを持っています。
勿論ズレルことなく被れます!食い付くような内張りには感動しました。
結論としてはゲーム用には中田製が最適といえるかもしれません。
被り易さに関しては実用性はダントツです。
色々両者細部異なりますが、私は両方気に入っています!
軍帽の生地を保護するためにも軍帽日覆を是非欲しいところです。
長く愛用するためには必須やもしれませんね・・・!
以上、中田製 複製 兵下士官用軍帽(四五式?) 複製比較でした~
今回ご紹介する商品はこちら
中田製 複製 兵下士官用軍帽です。
四五式(明治45年)でしょうか・・・?
軍帽につきましては兵下士官用といえでもバリエーションがあると思うのですが・・・
日露戦争後の1905年には既に同等の軍帽が制式採用されているのですが・・・果たして
実物の詳細が分かりませんので・・・その辺は恥ずかしながら割愛させて頂きます・・・・
さて画像の中田製の軍帽ですが現在も中田商店では品切れ状態です。
今回入手できたのはまさに奇跡という他ないです・・・・
軍帽の側面。
赤のバイピング、そして通気用の鳩目穴も再現されています。
軍帽の後面。
前の持ち主さまがおっしゃるにはこの兵下士官用軍帽は実物どおりの正確な形状をしていないとのことです。
そう言われてみれば少々形が型崩れしているようにも見えますが・・・
ですが問題ないようにも見えます・・・・(あくまで私見w)
まぁ後ほど個人業者さまが製作された軍帽と比較してみます!!
軍帽のトップ部の画像。
生地はとても良い色合いです。
中田製のは実物生地とのことですが、この軍帽の生地は虫食いもなく、
素晴らしい状態です。
しかしこの平らなトップには型崩れ防止のためか中に紙が仕込まれているようです。
次は軍帽のつばの部分。
軍帽のつば(日除け)は兵下士官用の特徴である先端が革生地が剥き出し仕様です。
この部分が重要な見分け箇所であり兵下士官用の特徴かと思います。
軍帽のつばの裏側。
重厚で分厚い革生地が使用されており
帽子のつばとしての機能は十分です。問題ございません!
軍帽正面の星章のアップ。
この星章は一応・・・鉄製?アルミ製?のようです。
しかし写真で撮ると赤生地が反射して綺麗に写りませんw
しかし問題はこの星章の形状と大きさです。
少々小さい気がしますね・・・
その辺も後ほど比較してみたいと思います。(複製同士ですが)
続いては軍帽の顎紐の画像。
ここは今回もっともショッキングだった箇所であります。
スポンジのような素材なのです!
(**1/12訂正** )
一応中田製のものは革生地であるとの御教授を頂きました!
いやぁよく確認せず誤記してしまい大変ご迷惑をお掛けしました。
確認のため裏側にオイルを塗付しても染み込む気配がありませんでしたので・・・
私の分析能力は屁みたいなものですね・・・(汗)本当に申し訳ございませんでした。
はたまたこのロットだけの仕様なのでしょうか。
または前の持ち主さまが換装したのでしょうか。
大分ショックというか驚きです。
もしかしたらコスト削減のための仕様なのやもしれませんね。
革じゃないと思いきや革生地とのご意見が・・・!
もう混乱してきましたが、手元にあるので再確認したところ
確かに革っぽいです!!
顎紐側面にある顎紐留めピンのアップ。
ピンの大きさですが大分大型のようです。
続いては軍帽上部の金属鳩目の通気孔のアップ。
2つの金属鳩目の間に生地の接合部があります。
さて続いては軍帽の内装(裏側)を見ていきたいと思います。
軍帽の内装にある刻印。
検定印の類はありませんが、中田のマークとサイズ(この場合は58)が表記されています。
軍帽の内張りの画像。
内張りには黒の革生地が貼られています。
こちらも意外と革生地は分厚く、生地がすぐに傷むことはないでしょう。
実用性も良いと思います。
軍帽の内装の星章の裏側部分。
実は星章はこのように固定されています。
鉄帽(鉄兜)の物と対して変わりませんね。
内張りにある紐。
これは若干の頭周りのサイズ調整するためのものでしょうか・・・・?
それとも対して意味はないのでしょうか・・・?
さて中田製の兵下士官用軍帽の紹介は以上になります。
続いては以前紹介しました個人業者さま製の軍帽と細部を比較していきたいと思います!
左が今回ご紹介する中田製 兵下士官用軍帽。
右は以前にご紹介した個人業者さま製の兵下士官用軍帽(四五式)です。
既に細部は異なるのには皆さんお気づきかと思います。
その辺は見て行きたいと思います。
こちらは中田製。
軍帽上部が崩れており、つばの形状もなんやら歪んでいるように見えます・・・
こちらは個人業者さま製。
軍帽上部(トップ)の形状が整っており型崩れしていません。
つばの形状も中田製とは大きく違うようですね・・・・?
また細部も異なりますね。
では実際に問題箇所(違い)を見つけて、比較してみましょう。
まずは・・・
軍帽の赤生地の部分(頭周部分)の比較。
こちらは中田製です。
幅ですが大体3.8センチといったところですね。(あくまで目安)
同部分の比較。
今度は個人業者さま製です。
こちらは約3センチといったところです。
なんと中田製と個人業者さま製とでは約8mmも差があります!
この赤生地が縫い付けられている部分は軍帽全体のシルエットを大きく左右し、
高さ(幅)が違うだけで全く異なる印象(イメージ)を与えます・・・
果たしてどちらが実物に忠実かは定かではございませんが、
この複製品の両者が大きく異なるのは事実のようです。
続いては軍帽のつばの部分の比較。
こちらは中田製軍帽のつばになります。
つばの形状はシンプルで大きさはさほどありません。
続いては個人業者さま製の軍帽のつば部分。
なんとこの箇所も形状が両者大きく異なります!
中田製がシンプルな円を描くような小さなつばだったのに対して
この個人業者さま製は四角を描くように突き出てた形状のつばになっています。
う~ん。。。この部分も帽子全体の印象か変える重要な箇所ですので
こうも違うと・・・・正直戸惑います・・・
やはり中田製と個人業者さま製の軍帽はそれぞれ違う実物を参考にしたのでしょうか?
型番といいますか年代が違うから、両者異なるのやもしれません・・・!
ともあれこの部分も異なるということは、どちらかが正しいのか、はたまたどちらも正しいのか
見分けを付けることが急務かと存じます。
続いては軍帽正面の星章の比較。
こちらは中田製軍帽の星章です。
星章の横幅は大体2.2センチぐらいでしょうか?
星章の形状は強調性が足りないというか・・・目立たない仕上がりになってます(上手く説明できません!w)
こちらは個人業者さま製の軍帽の星章。
星章の横幅は大体2.5センチほどでしょうか。
こちらでもサイズに大きく差がありますね。
またそれだけでなく星章の形状自体も大きく異なっています。
中田製の星章は少々チープな作りでしたが、
こちらの個人業者さま製の星章は重厚で星の輪郭もはっきりしております。
光に当ててみればその違いは一目瞭然かと思います。
この星章の作りに関しましては個人業者さま製が忠実であるといえると思います。
続いては顎紐と顎紐留め用ピンの比較。
こちらは中田製の顎紐部です。
こちらは個人業者さま製の軍帽の顎紐と顎紐留め用ピンの画像。
こちらの顎紐は勿論革製です。
ちゃんと顎紐として利用&機能致します。
そして顎紐留め用ピンは顎紐に対して顎紐の幅よりも小さく小振りに出来ています。
(中田さんのは大量生産を見越してのものですので細部の出来はしょうがない部分もあるかもしれませんが・・・)
(**1/12訂正** )
顎留め用ピンは中田製の大型の物が実物に近いとのご教授を頂きました!
てっきり略帽の物を基準にして考えていましたが、大きな誤りのようです・・・
この箇所についても誤記申し訳ございません・・・
さて続いては軍帽の正面上部の比較。
この部分の作りの違いも大分外見の印象を変えるため、重要な部分かと思います。
まずは中田製の軍帽から。
軍帽上部は生地がたわんでいますが、ふんだんに生地が使われており、
軍帽上部が長く大きくなっている特徴かと思います。
続いては個人業者さま製の軍帽正面の上部。
こちらは中田製とは対照的に生地がピンッと貼られており、
シワもたわみも無い、短い作りになっています。
こう・・・ビシッとしている感じです。
少々分かりにくいので並べて比較してみましょう。
左は中田製。
右は個人業者製です。
それぞれ向きは→ ←といった感じになっており、互いに正面同士を見ています。
軍帽頂点部の大きさの違いと
それに伴う各生地の量と角度などが全く違うのがお分かりになると思います。
中田製は軍帽頂点部の正面が大きく突き出てており、
それに伴い横からのシルエットが急な角度になって将校用のような鋭い形になっております。
対して個人業者さま製は軍帽頂点部の正面は短くなっており、
横からのシルエットはゆったりとした形状になっています。
兵下士官用としては個人業者さま製が近いのではないでしょうか・・・・?
今度は軍帽後部の比較。
左が中田製。
右が個人業者製です。
今度は← → と互いに後ろを見せている状態です。
こちらは逆に今度は個人業者さま製が少々、軍帽頂点部が突き出ていますね?
また頂点部が膨らんでいます。
生地の使用量がそれぞれ違うのが何とも興味深いですね。
お次は軍帽側面にある金属鳩目の通気孔の比較。
こちらは中田製。
こちらは個人業者製の金属鳩目部分。
中田製の鳩目の位置は内側寄り、
個人業者製は若干外側の位置です。
続いては内装の革の内張り部分の比較。
こちらは中田製。
内張りは革生地。
続いては個人業者製の内張り。
こちらも革製ですが、通気のためか風邪孔が随所にあります。
着用重視のためでしょうか・・・?
今度は軍帽の裏側の比較。
左が中田製。
右が個人業者製です。
サイズは中田製が58。
個人業者製が60でそれぞれ大きさが異なりますが、
これだけ細部が異なります。
特につばの大きさの違いが目に付きますね。
ここまで違うんですね・・・
さて最後に生地の比較で締め括りたいと思います。
左が中田製。
右が個人業者製です。
個人業者さま製も実物生地を使用されているのですが、
同じ実物生地でもここまで色合いが異なります。
こちらは中田製。
乾燥して少々色あせている感じがしますが、生地に大きな損傷はありません。
さすが中田製!といった感じです。
色合いは薄く明るいですね。
こちらは個人業者製。
色合いが濃く、一部箇所に生地の損傷がありますが、
手触りは滑らかで実物生地とは思えないぐらいの状態です!
これはこれで素晴らしいですね・・・
さて以上で兵下士官用軍帽(四五式?)の複製比較になります。
私個人の総括としては・・・
個人業者製の出来が素晴らしいという事が第一印象ですが・・・
勿論中田製にも長所があります。
それはサイズが大きめに作られているという点です!
この中田製軍帽はサイズが58ですが、サイズ60が適正の私でも
十分被れるスペックを持っています。
勿論ズレルことなく被れます!食い付くような内張りには感動しました。
結論としてはゲーム用には中田製が最適といえるかもしれません。
被り易さに関しては実用性はダントツです。
色々両者細部異なりますが、私は両方気に入っています!
軍帽の生地を保護するためにも軍帽日覆を是非欲しいところです。
長く愛用するためには必須やもしれませんね・・・!
以上、中田製 複製 兵下士官用軍帽(四五式?) 複製比較でした~
Posted by アンチョビことチビ at 21:59│Comments(5)
│・日本軍 複製レプリカ 装備
この記事へのコメント
>>ねこさん
ほほぅ・・そうなのですか・・・?
そういうえば、あの映画何故か俳優さんは昭五式を着用されていたような記憶が・・・!
中田製軍帽ですが顎紐はどうやら合皮のようだと思います。
いやぁブログで紹介する前に自分でちゃんと確認をするべきでした・・・
お騒がせして大変申し訳御座いませんでした・・・!
ほほぅ・・そうなのですか・・・?
そういうえば、あの映画何故か俳優さんは昭五式を着用されていたような記憶が・・・!
中田製軍帽ですが顎紐はどうやら合皮のようだと思います。
いやぁブログで紹介する前に自分でちゃんと確認をするべきでした・・・
お騒がせして大変申し訳御座いませんでした・・・!
Posted by アンチョビことチビ at 2012年01月14日 21:57
顎紐のリベット?は映画「バルトの楽園」の時から気になってまして軍帽レプを見るときは気をつけています。
顎紐の素材はご自身の判断を信じて下さい。画像を見ても持ち主以外分からない訳ですから…
顎紐の素材はご自身の判断を信じて下さい。画像を見ても持ち主以外分からない訳ですから…
Posted by ねこ at 2012年01月12日 23:35
>>お菓子は大地の恵みですさん
はじめまして!お菓子は大地の恵みですさん!
中田製の軍帽の顎紐は革製なのでしょうか・・・?
正直現物が手元にある私には恥ずかしながら
革なのかその他素材なのか
見当が付きませんでした・・・・(汗
ともあれ貴重なご意見本当にありがとうございます!
再度確認のうえ、訂正させて頂きます!
>>ねこさん
おお!?紹介しきれていない箇所ではありますが
よく細部の箇所をご確認頂けました!
さすが・・・!と言わざるを得ません・・・・!
私もこの顎紐のリベット?が気に掛かっていたのですが
如何せん適当な私の事ですので・・・放置してしまいました。
この度も貴重な知識を賜らせて頂いて本当にありがとうございます!
生地の一部をすぐに訂正させて頂きますので
何卒まだまだ若輩者の私ではありますが何卒宜しくお願い致します!
はじめまして!お菓子は大地の恵みですさん!
中田製の軍帽の顎紐は革製なのでしょうか・・・?
正直現物が手元にある私には恥ずかしながら
革なのかその他素材なのか
見当が付きませんでした・・・・(汗
ともあれ貴重なご意見本当にありがとうございます!
再度確認のうえ、訂正させて頂きます!
>>ねこさん
おお!?紹介しきれていない箇所ではありますが
よく細部の箇所をご確認頂けました!
さすが・・・!と言わざるを得ません・・・・!
私もこの顎紐のリベット?が気に掛かっていたのですが
如何せん適当な私の事ですので・・・放置してしまいました。
この度も貴重な知識を賜らせて頂いて本当にありがとうございます!
生地の一部をすぐに訂正させて頂きますので
何卒まだまだ若輩者の私ではありますが何卒宜しくお願い致します!
Posted by アンチョビことチビ at 2012年01月12日 19:03
ぉぃぉぃ…戦争末期じゃあるまいし軍帽の顎紐がクロムなめしな訳ないっての(笑)
例の業者をどうのこうの言いたくないですが、顎紐の調節部分が鋲でカシメてあるのは正直萎えました。
耳ボタンは小さい方が精巧?そんなことないって。写真見る限りは中田の方が忠実ですよ。
内装はドンマイですね(笑)ツバの裏側、ただの革なんだから変な素材使わなくてもいいんじゃね??思ってました。
例の業者をどうのこうの言いたくないですが、顎紐の調節部分が鋲でカシメてあるのは正直萎えました。
耳ボタンは小さい方が精巧?そんなことないって。写真見る限りは中田の方が忠実ですよ。
内装はドンマイですね(笑)ツバの裏側、ただの革なんだから変な素材使わなくてもいいんじゃね??思ってました。
Posted by ねこ at 2012年01月12日 00:18
ども。中国人です。
えっと、この珍ストは革ですよ。
革のなめし方はクロームなめしとタンニンなめしがありまして現在ではクロームなめしが一般的です。クロームなめしは革が青っぽくなるのが特徴です。タンニンなめしは植物タンニンを使うため手間がかかり高価です。なので大量生産ではクロームが使われますが、これはおそらく実物もクロムなめしなのかもしれません。二次戦の実物にもクロームなめしの革が使われているのが多々ありますので再現かもしれませんね。クロームなめしは安物の革靴などに使われ、タンニンなめしは馬具など高価なものに使われます。
えっと、この珍ストは革ですよ。
革のなめし方はクロームなめしとタンニンなめしがありまして現在ではクロームなめしが一般的です。クロームなめしは革が青っぽくなるのが特徴です。タンニンなめしは植物タンニンを使うため手間がかかり高価です。なので大量生産ではクロームが使われますが、これはおそらく実物もクロムなめしなのかもしれません。二次戦の実物にもクロームなめしの革が使われているのが多々ありますので再現かもしれませんね。クロームなめしは安物の革靴などに使われ、タンニンなめしは馬具など高価なものに使われます。
Posted by お菓子は大地の恵みです at 2012年01月11日 23:16
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