2012年01月14日
複製 帝國陸軍 軍用腕時計
さてさて今回も小物?の複製品をご紹介致します。
今回はこちら!
複製 帝國陸軍 軍用時計です。
以前に中田製(中国製)の陸軍時計をご紹介しましたが、
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e247291.html (こちらです)
こちらが今回ご紹介する陸軍 軍用時計です。
こちらの製品もその他詳細は全く記載も説明もされておらず、官給品なのかさえ分かりません。
メーカーのHPでは高級将校が使用したと記載されておりましたが・・・
その真偽の程は・・・!?
ちなみにこの時計も以前の中田製と同様にクォーツ式です。(手巻き式にあらず)
さてこの陸軍 軍用時計ですが桐箱入りなのです。
保管に便利&高級感がある・・・・!と思いますw(たぶん)
帝國陸軍 軍用時計 の文字が打たれています。
意外とこういう小細工?は好きですw
陸軍 軍用時計の裏表の全体画像。
意外と革バンドは細身ですね。
しかしバンドの生地は厚めになっています。
全体的に小型な時計ですので
男性だけでなく女性の方が着用されてもオシャレ?かもしれません。
とはいえ外観はシンプルそのものですので見栄えはよろしくないと思われるかもしれませんねw
この時計も以前に紹介した中田製と同様での精工(セイコー)製の物の復刻版でしょうか。
こちらも実物ではSEIKOの刻印は打たれているのですが、勿論打たれていません。
金具は少々チープな印象ですね・・・・
まぁ使用に問題はないと思うのですが。
時計の革バンド部の画像。
バンドの両端が縫われているということは合皮でしょうか・・・?
確かメーカーHPでは牛革仕様との記載でしたが、
重さといい(軽い)、オイルの染み込まない事を考えると合皮のような気もしますが・・・
バンドの裏側。
裏側の仕上がりが違いますね。
もしやこの裏地部分だけ本革仕様になっているのでしょうか?
画像では少々分かりにくい(上手く撮れませんでしたw)のですが
よ~くバンドの断面を観察してみると色は同じように見えて(塗装されている)
実は継ぎ目と思しきラインが確認できます。
やはり裏地のみ本革仕様なのでしょうか。
ちなみにこの革バンドは時計本体の取り外しは容易には行えません。
その辺の違いも含めて以前に紹介した中田製 陸軍腕時計と比較しみてみたいと思います。
左が今回ご紹介する複製陸軍腕時計。
右は中田製陸軍腕時計。
それぞれ細部の仕様が全く異なるのがお分かりになると思います。
しかし革バンドに関しましても実物では色んなバリエーションがありますし、
実際に革バンドだけ交換するといった事も多々あったと思います。
2つともこれはこれで問題ないと思います。(材質に関して不満がございますが)
時計本体のアップ。
左が今回ご紹介する複製陸軍腕時計。
右は中田製陸軍腕時計。
それぞれの違いがお分かりになるでしょうか?
基本的な構造は両者同じなのですが・・・・
上が今回ご紹介する複製陸軍腕時計。
下は中田製陸軍腕時計。
まず時計本体の大きさが若干違い、その外周の縁の形状も違います。
時分の数字は中田製が若干大きく、(それでも数字自体は殆ど変わりません)
時計真ん中の☆も中田製が大型になっています。
時分を示す針の形状、別枠にある秒針の仕様も異なりますね。
また時計側面にあるダイヤル(リューズ)の形状も異なり、
中田製が大型に出来ております。
一見同じようにみえて細部が異なる分、見比べると面白いですね!
ちなみに時計本体の文字盤側の全体の色ですが
中田製が白色ですが、
今回ご紹介する複製腕時計は若干茶色(もしくはカーキ)掛かった色合いになっています。(古いアンティーク調?)
お好みは人それぞれですね!
お次は時計本体の上下取り付け部分の比較。
左が今回ご紹介する複製陸軍腕時計。
右は中田製陸軍腕時計。
こちらも一見作りは同じように見えますが、
先ほど記載した通り、また以前に中田製腕時計の記事をご覧になって分かるように、
今回紹介する腕時計は時計本体の革バンドからの取り外しは容易に出来ず、
時計本体のカン部を弄らないと無理です。
しかし中田製はバンドと小型バックルで時計本体を固定していますので
時計本体の脱着は容易に行えます。
バンドの取り付け部の裏面。
左が今回ご紹介する複製陸軍腕時計。
右は中田製陸軍腕時計。
続いてはバックル部分とループ部分の比較。
左が今回ご紹介する複製陸軍腕時計。
右は中田製陸軍腕時計。
バックル金具は両者とも少々チープなのですが
まだ中田製の方がマシだと思います・・・
しかし中田製の『忠勇』がなんとも言えませんね・・・・w
バックル部分とループ部分の裏面。
ちなみに・・・・・
中田製のバンド通し用ループは縫い糸による縫い付けでしたが
こちらの複製腕時計は接着剤による固定です・・・・
やっぱり合皮だからか・・・!?
まぁ実物はどうか知りませんが(とはいえ当時軍用で合皮製の物があったのかも知りません)
少々残念な気もします・・・・
お次はバンドの幅の比較。
上が今回ご紹介する複製陸軍腕時計。
下が中田製陸軍腕時計。
ここまで幅が異なります。
しかし、この幅の違いが時計のイメージを変えるので
両方味があって良いと思います。
続いてはバンドの生地の厚さの比較。
上が今回ご紹介する複製陸軍腕時計。
下は中田製陸軍腕時計。
中田製が本革製ですが生地が薄く、バンドはその分幅広で
今回紹介する腕時計は生地が厚めですが合革っぽい(多分)、バンドの幅は細めです。
それぞれ一長一短があると思います。(とは実物を手に取ったことが無いので断定鹿ねますが・・・)
しかし中田製はオイルを染み込ませて色が良い仕上がりになったのは良いのですが・・・
そのせいでフニャフニャになり、バックルを締めたりすると生地が薄いせいか少々頼りないですw
まぁ合皮?製っぽい腕時計は水など含んだりしたら、すぐに割れたりしそうで
これはこれで怖いのですが・・・
ともあれ総評ですが・・・・(あくまで個人的見地)
時計本体は今回ご紹介した複製品が良いと思います。
(なんせ価格が全然違いますし一応国産?らしいので)
それに中田製は本体横のダイヤルが少々遊びが多く、固定も甘い?ようです。
(まぁ私の製品だけやもしれませんがw)
バンドに関してはそれぞれ一長一短ありますのでどちらが良いとは言えません・・・
しかしどちらも価格が比較的買い求めしやすく、数少ない複製品です。
時計が欲しい!という方は是非どうでしょう?
酷使するには少々不安な部分もありますが・・・・参考になりましたら幸いです。
以上、複製 帝國陸軍 軍用腕時計でした~
なんと!靖国神社の売店に置かれているのですか!?
生きているうちに一度は靖国神社を訪れて参拝しなくては・・・!
登山靴用にそのような保革液があるとは・・・!
革製品によって使い分けたいので探してみますね!
バンドに名前は普通に自分の名前を入れます!!w
でも個性も出したいのが正直なところですねぇ
オーダメイドは予算どのくらい掛かるか・・・!
桐箱入りで結構いい感じでした。
中田製の革ベルト、脂をすりこむといい色になりますよね。
登山靴用で「革が柔らかくならない保革油」的な商品があるので
試してみるといいかもです。撥水効果もあるし。
追伸:バンドをオーダーメイドするなら、裏に名前を
「忠☆男」とか「兄☆貴」って感じで入れるとオンリーワンw
こんばんわ!ねこさん!
この中田製はそれぐらい前からあったのですね。
やはり中田製のバンドは残念仕様でしたか・・・
「忠勇」もイケテませんよね・・・(苦笑
値段相応の品・・・ということでしょうか。
しかしなるほど・・・!バンドをオーダーメイドするという手がありましたね!
またが自作するという手もアリですね!
やはり着用するなら頑丈な革生地の方が断然望ましいですね・・・!
是非自作も視野に入れて早速計画を練ってみます!
今回もご教示本当にありがとうございます!!
中田複製のバンドは耐久性皆無ですから、レザークラフト屋に金具を持って行ってオーダーしましょうよ。肩章の星なんか付けると良いかも。「忠☆勇」はやめときましょうね(笑)