2012年05月11日
篠原工房製 精密複製 陸軍旧型水筒用ハーネス
最近もっぱら平日更新が出来ず週末更新のアンチョビことチビです。
さてさて今回は精密複製に定評のあります篠原工房さま製の品をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのはこちら!
篠原工房製 日本陸軍 旧型水筒ハーネスになります。
画像をご覧になってお分かりになる通り革製です。
兵下士装備としては九四式(昭五式)水筒が一般的?なのですが
日支事変期、大東亜戦争に至るまでまだまだ多くが使用されておりました。
この旧型水筒があれば昭和期だけでなく、それ以前の大正、明治時代の軍装にも使用出来るので
九四式以上に使い勝手がよいと思います。
ハーネスの前後部の画像。
ハーネス全体にはオイルを塗付しています。
全体的な印象はやはり『細身』であるということですね。
ですがこれは実物も同様なので仕方がございません。
しかし・・・さすが篠原工房さまの逸品でございます・・・!
縫い付けも革生地のチョイスも見事であります!勿論金具も素晴らしいです・・・!
話は脱線致しますが篠原工房さまのこの旧型水筒ハーネスですが他の複製品にも言える事ですが
大分昔(10年以上前)より製作販売されておられます。
中田商店さまも旧型水筒ハーネスは製作販売されておられたのですが・・・やはり品切れ状態で
私を含めて涙を呑まれている方も多いと思います・・・
(私なら最低でも2個は買わして頂くし多少高くなっても買うんだけどなぁ・・・)
しかしここでまさかの天のお助けが・・・!
旧型水筒ハーネス・・・しかもかの著名な篠原工房さま製を入手する機会が訪れました!
この場を借りて提供して頂いた方に御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました!
さて今度は細部を見ていきたいと思います。
ハーネスの蓋留め金具のある前部の画像。
オイルによって赤み色が増して良い感じです・・・!
金具(蓋留め用バックル金具)は赤色(朱色)塗装になっています。
これは以前に紹介した旧型雑納も同じですね。
同部分の前部と後部の画像。
水筒の蓋を留めるための革紐は水筒ハーネスに完全に縫い付け固定されています。
二列に丁寧に縫われています。
破損した場合、換えが利かないので縫い糸を外すしかないのですが・・・
これも実物同様ですので仕方がありません。
しかし少々使い勝手が悪い気もします。
水筒の蓋止め用革紐の画像。
蓋止め用革紐は大変細いのですが、生地は厚さがあり千切れ易いということはありません。
(しかしそれでも不安ではありますが・・・w)
革紐は単純に革生地を切って作った物でなく、蓋に通し易いよう丁寧に成形されています。
さすが篠原さま。細部まで拘れた逸品でございます。
水筒ハーネスの側面部。
この部分は負革部であり、縫い糸は三列に丁寧に縫いつけられています。
ハーネスの底部。
十字に革生地が交差した部分は2列に縫い糸が縫われています。
ちなみにこの交差している革生地がそれぞれ幅が違うのは画像でお分かりになると思います。
底部も仕上げも丁寧かつ堅牢です。(しかし細い革なのでやはり心配です・・・)
続いては負い革部の画像。
画像は長さ調整部のものです。
ここでも金具は赤色(朱色)の物となっています。
ループは2個あります。
負い革をバックル金具より外した状態。
さて以上で簡単な紹介になります。
次も(簡単ではありますが・・・)実物と比較もしてみましょう。
右が今回紹介する篠原工房製複製旧型水筒用ハーネス。
左は以前に紹介した実物旧型水筒ハーネスです。
実物の方は状態が最悪ですね・・・(汗
とはいえ、簡単な比較をしてみたいと思います。
画像をご覧になってお分かりにように
水筒ハーネスの各部の幅の長さ、大きさが両者差異があります。
しかしこれは実物水筒、ハーネスには多種なバリエーションがありますので
複製品と実物が必ずしも合致した出来であるはずがございません。
(そうなりますと比較する意味もないのですが・・・・)
ハーネス底部の比較。
右が今回紹介する篠原工房製複製旧型水筒用ハーネス。
左は以前に紹介した実物旧型水筒ハーネスです。
底部の縫い付け方向と箇所は両者同じです。
しかし革生地の幅は異なります。
これは先ほど記載したようにハーネスにも種類がありますし、
篠原さまが参考にし再現されたハーネスとはこの実物ハーネスは型が違うのだと思います。)
続いては負い革の比較。
上が今回紹介する篠原工房製複製旧型水筒用ハーネス。
下は以前に紹介した実物旧型水筒ハーネスです。
幅が違うのがお分かりになると思うのですが・・・
下の実物ハーネスの負い革は経年で劣化しているとはいえ相当幅の短い負い革ですね・・・
実物とはいえ、酷使に耐えれたのか少々疑問といいますか使う側からすると心配ですね・・・
(まぁ耐えれたからこそ残っているのですが・・・w)
お次はハーネスとは関係ございませんが、旧型水筒本体の画像。
右は大分以前にご紹介した布製水筒ハーネスに入っていた水筒本体。(民間品か?)
左も以前に紹介した実物革製水筒ハーネスに入っていた水筒本体。
ご覧になってお分かりのように水筒の形状が大きく異なります。
また画像では分かり難いのですが水筒の口(蓋部)の径も違います。
右の物は口の径が大きく、
左の物は径が小さいのです。
そうなりますと合わせて水筒用の蓋の仕様も異なってきますので使いまわしが出来ない事もあり得ます。
一見同じ形状に見えて全く異なるのですね。
2つの水筒本体に篠原製ハーネスを装着した画像。
上は大分以前にご紹介した布製水筒ハーネスに入っていた水筒本体。(民間品か?)
下も以前に紹介した実物革製水筒ハーネスに入っていた水筒本体。
上の画像の水筒はやはり革製ハーネスの仕様の本体ではないせいか、
バランスが悪く見えますね。(水筒本体の形状の為なのですが)
対して下の画像の水筒本体は革製水筒の物なのでスマートというか適合した感があります。
外観も丁度良い感じです。
ちなみに付属の蓋も結構重要で、蓋があまり大きく高さのある物だと
ハーネスの蓋留め用革紐を通せても固定できない事もあります。
どの水筒をチョイスするか難しいところです・・・
ピッタリと収納出来る水筒は中々・・・。
これは水筒本体の型が異なるせいなのか、
はたまた篠原製ハーネスの蓋留め革紐が短すぎるせいなのか・・・。
まぁ少しの加工で勿論装着可能なのですが。
しかし貴重な実物と篠原製ハーネスを弄るのは勇気が要りますね・・・
さて以上で篠原工房製 精密複製 陸軍旧型水筒用ハーネスの紹介になります。
感想ですが。。。。やはりさすが篠原製です!
雰囲気、細部の仕上がり、質ともに素晴らしいです!
買ってよかった・・・・(感涙) と実感せざるを得ません!!
もっと篠原製を集めてみたい。。。。と贅沢にも身の程を知らずに企んでいます。
これで昭五式装備のみならず、大陸兵士の装備はある程度収集出来た・・・と考えるべきでしょうか。
所期の目的は達成した・・・と思えますが、まだまだ装備調達は続けたいと思います。
ですがZB26軽機関銃もあることですし、小銃手のみならず軽機装備も実現し、
これで今年は冬夏ともに大陸戦線の兵士の軍装でゲーム出来そうです!
ということで今回はこの辺で!
でわでわ~
さてさて今回は精密複製に定評のあります篠原工房さま製の品をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのはこちら!
篠原工房製 日本陸軍 旧型水筒ハーネスになります。
画像をご覧になってお分かりになる通り革製です。
兵下士装備としては九四式(昭五式)水筒が一般的?なのですが
日支事変期、大東亜戦争に至るまでまだまだ多くが使用されておりました。
この旧型水筒があれば昭和期だけでなく、それ以前の大正、明治時代の軍装にも使用出来るので
九四式以上に使い勝手がよいと思います。
ハーネスの前後部の画像。
ハーネス全体にはオイルを塗付しています。
全体的な印象はやはり『細身』であるということですね。
ですがこれは実物も同様なので仕方がございません。
しかし・・・さすが篠原工房さまの逸品でございます・・・!
縫い付けも革生地のチョイスも見事であります!勿論金具も素晴らしいです・・・!
話は脱線致しますが篠原工房さまのこの旧型水筒ハーネスですが他の複製品にも言える事ですが
大分昔(10年以上前)より製作販売されておられます。
中田商店さまも旧型水筒ハーネスは製作販売されておられたのですが・・・やはり品切れ状態で
私を含めて涙を呑まれている方も多いと思います・・・
(私なら最低でも2個は買わして頂くし多少高くなっても買うんだけどなぁ・・・)
しかしここでまさかの天のお助けが・・・!
旧型水筒ハーネス・・・しかもかの著名な篠原工房さま製を入手する機会が訪れました!
この場を借りて提供して頂いた方に御礼を申し上げます。本当に有難う御座いました!
さて今度は細部を見ていきたいと思います。
ハーネスの蓋留め金具のある前部の画像。
オイルによって赤み色が増して良い感じです・・・!
金具(蓋留め用バックル金具)は赤色(朱色)塗装になっています。
これは以前に紹介した旧型雑納も同じですね。
同部分の前部と後部の画像。
水筒の蓋を留めるための革紐は水筒ハーネスに完全に縫い付け固定されています。
二列に丁寧に縫われています。
破損した場合、換えが利かないので縫い糸を外すしかないのですが・・・
これも実物同様ですので仕方がありません。
しかし少々使い勝手が悪い気もします。
水筒の蓋止め用革紐の画像。
蓋止め用革紐は大変細いのですが、生地は厚さがあり千切れ易いということはありません。
(しかしそれでも不安ではありますが・・・w)
革紐は単純に革生地を切って作った物でなく、蓋に通し易いよう丁寧に成形されています。
さすが篠原さま。細部まで拘れた逸品でございます。
水筒ハーネスの側面部。
この部分は負革部であり、縫い糸は三列に丁寧に縫いつけられています。
ハーネスの底部。
十字に革生地が交差した部分は2列に縫い糸が縫われています。
ちなみにこの交差している革生地がそれぞれ幅が違うのは画像でお分かりになると思います。
底部も仕上げも丁寧かつ堅牢です。(しかし細い革なのでやはり心配です・・・)
続いては負い革部の画像。
画像は長さ調整部のものです。
ここでも金具は赤色(朱色)の物となっています。
ループは2個あります。
負い革をバックル金具より外した状態。
さて以上で簡単な紹介になります。
次も(簡単ではありますが・・・)実物と比較もしてみましょう。
右が今回紹介する篠原工房製複製旧型水筒用ハーネス。
左は以前に紹介した実物旧型水筒ハーネスです。
実物の方は状態が最悪ですね・・・(汗
とはいえ、簡単な比較をしてみたいと思います。
画像をご覧になってお分かりにように
水筒ハーネスの各部の幅の長さ、大きさが両者差異があります。
しかしこれは実物水筒、ハーネスには多種なバリエーションがありますので
複製品と実物が必ずしも合致した出来であるはずがございません。
(そうなりますと比較する意味もないのですが・・・・)
ハーネス底部の比較。
右が今回紹介する篠原工房製複製旧型水筒用ハーネス。
左は以前に紹介した実物旧型水筒ハーネスです。
底部の縫い付け方向と箇所は両者同じです。
しかし革生地の幅は異なります。
これは先ほど記載したようにハーネスにも種類がありますし、
篠原さまが参考にし再現されたハーネスとはこの実物ハーネスは型が違うのだと思います。)
続いては負い革の比較。
上が今回紹介する篠原工房製複製旧型水筒用ハーネス。
下は以前に紹介した実物旧型水筒ハーネスです。
幅が違うのがお分かりになると思うのですが・・・
下の実物ハーネスの負い革は経年で劣化しているとはいえ相当幅の短い負い革ですね・・・
実物とはいえ、酷使に耐えれたのか少々疑問といいますか使う側からすると心配ですね・・・
(まぁ耐えれたからこそ残っているのですが・・・w)
お次はハーネスとは関係ございませんが、旧型水筒本体の画像。
右は大分以前にご紹介した布製水筒ハーネスに入っていた水筒本体。(民間品か?)
左も以前に紹介した実物革製水筒ハーネスに入っていた水筒本体。
ご覧になってお分かりのように水筒の形状が大きく異なります。
また画像では分かり難いのですが水筒の口(蓋部)の径も違います。
右の物は口の径が大きく、
左の物は径が小さいのです。
そうなりますと合わせて水筒用の蓋の仕様も異なってきますので使いまわしが出来ない事もあり得ます。
一見同じ形状に見えて全く異なるのですね。
2つの水筒本体に篠原製ハーネスを装着した画像。
上は大分以前にご紹介した布製水筒ハーネスに入っていた水筒本体。(民間品か?)
下も以前に紹介した実物革製水筒ハーネスに入っていた水筒本体。
上の画像の水筒はやはり革製ハーネスの仕様の本体ではないせいか、
バランスが悪く見えますね。(水筒本体の形状の為なのですが)
対して下の画像の水筒本体は革製水筒の物なのでスマートというか適合した感があります。
外観も丁度良い感じです。
ちなみに付属の蓋も結構重要で、蓋があまり大きく高さのある物だと
ハーネスの蓋留め用革紐を通せても固定できない事もあります。
どの水筒をチョイスするか難しいところです・・・
ピッタリと収納出来る水筒は中々・・・。
これは水筒本体の型が異なるせいなのか、
はたまた篠原製ハーネスの蓋留め革紐が短すぎるせいなのか・・・。
まぁ少しの加工で勿論装着可能なのですが。
しかし貴重な実物と篠原製ハーネスを弄るのは勇気が要りますね・・・
さて以上で篠原工房製 精密複製 陸軍旧型水筒用ハーネスの紹介になります。
感想ですが。。。。やはりさすが篠原製です!
雰囲気、細部の仕上がり、質ともに素晴らしいです!
買ってよかった・・・・(感涙) と実感せざるを得ません!!
もっと篠原製を集めてみたい。。。。と贅沢にも身の程を知らずに企んでいます。
これで昭五式装備のみならず、大陸兵士の装備はある程度収集出来た・・・と考えるべきでしょうか。
所期の目的は達成した・・・と思えますが、まだまだ装備調達は続けたいと思います。
ですがZB26軽機関銃もあることですし、小銃手のみならず軽機装備も実現し、
これで今年は冬夏ともに大陸戦線の兵士の軍装でゲーム出来そうです!
ということで今回はこの辺で!
でわでわ~
Posted by アンチョビことチビ at 19:32│Comments(2)
│・日本軍 複製レプリカ 装備
この記事へのコメント
>>Tさん
こちらこそはじめまして!Tさん!
残念ながら篠原工房さまはHP等は無いようでございます・・・
あくまで私の知る限りでございますが・・・申し訳ございません。
しかし昔のミリタリー雑誌で問い合わせ先が載っていたと記憶しております。
こちらこそはじめまして!Tさん!
残念ながら篠原工房さまはHP等は無いようでございます・・・
あくまで私の知る限りでございますが・・・申し訳ございません。
しかし昔のミリタリー雑誌で問い合わせ先が載っていたと記憶しております。
Posted by アンチョビことチビ at 2012年07月21日 09:19
初めまして
いつもブログを楽しみに見ている者ですが
篠原工房という会社のHP等は無いのでしょうか?
とても良い仕事をされているようで、一度調べてみたいと思ってます。
いつもブログを楽しみに見ている者ですが
篠原工房という会社のHP等は無いのでしょうか?
とても良い仕事をされているようで、一度調べてみたいと思ってます。
Posted by T at 2012年07月18日 22:33
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