2014年03月01日
海外製 複製 日本軍 小型図嚢
皆さんおはこんばんちわ。
3月に突入ですねぇ・・・年度末ですね。
皆さんお忙しかったり暇だったりされてると思います。(学生さんは休みかな??)
さて今回も日本軍複製品をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのはこちら!
こちらは海外製 複製 日本軍 小型図嚢 になります。
このタイプの小型図嚢は本当に図嚢としての使用目的なのかが少々分からないのですが
海外では複数の業者が販売しており中田商店でも同タイプがかつて販売されておりました。
革質は良質で縫い糸も厚く全体の出来は良好です。
購入後、オイルで何度も手入れしてあります。
自分の財布とのサイズ比較。
自分の財布は折り畳み式の物なのですが(ちなみに札は入ってませんw貧乏なので・・・)
それと比べてみると大分小型なのが分かります。
ちなみにこの財布は厚さがあるのでこの図嚢には収納出来ません。
蓋止めの縫い目の画像。
陸軍図嚢にはよく見られる☆の縫い目ではなく
○型の縫い目となっております。
中田製の小型図嚢では☆型の物となっていましたね。
私はやはり☆型の縫い目の物が欲しかったのですが
海外で販売されているの物は殆ど○型しかありません。
穴を開けて星章を装着してもよいのですが・・・やはり穴を開けるのが嫌なので
このままにしております。
図嚢の両側面の画像。
この小型図嚢では両側面にペン差しが1箇所ずつ設けられています。
勿論鉛筆などは問題なく挿して収納出来ます。
縫い糸も堅牢なので実用には問題ないと思います。
ペン差し部のズーム画像。
チャコペン(むしろ只の鉛筆かな?)の痕がありますね・・・(汗
まぁ目立たないですし問題ないでしょう。
図嚢の正面下部の画像。
正面下部には生地の繋ぎ目が無く
両端に切り込みを入れて折り曲げているようですね。
ですので特徴のある外観となっています。
図嚢の後ろ底面の画像。
小型な物とはいえ後部にはちゃんと繋ぎ目があります。
革生地の厚さが分かりますね。
図嚢の蓋を開けた画像。
本当に小さいですね・・・
蓋止め用のループと金具の画像。
革もしっかりしており縫い糸もしっかりしてます。
図嚢の内部の画像。
コンパクトな図嚢ですので内部に仕切りなどは御座いません。
さて続いてはこの図嚢のもう1つの特徴である吊り金具部分の画像です。
ご覧になって分かるように吊り金具は図嚢に完全に縫い付け固定されており
取り外す事は出来ません。(縫い糸を外せば取り外せますがw)
吊り金具は複製図嚢によく見掛けるタイプの物ですね。
試しに兵用革帯に装着してみた画像。
無論、問題無く装着可能です!
こちらは胴締め(体操バンド)に装着してみた画像。
問題ないですね!
さて以上で海外製 複製 日本軍 小型図嚢 の紹介になります。
この図嚢が本当に文字通りマップケースとして使われたのかは分かりませんが
コンパクトなので携行し易く負荷の少ないケースですね!
軍装だけでなく私服用にももってこいではないでしょうか?
(ちなみに私はマジで私服用に使うかもしれませんw)
そして勿論サバゲなどでもハンドガンのマガジンポーチの代用、
さらにダンプポーチとしても使えると思います。
唯一の心配は吊り金具を縫い付けている部分で
この部分の縫い糸が外れれば図嚢本体が落ちてしまうのでそこが心配です。
まぁ可能性は低いのですが・・・
さて今回は以上になります。ではでは~
ノシ
はじめまして!返信が大変遅くなってしまい
本当に申し訳御座いません・・・!
ご質問の帯吊り式の図嚢ですが・・・
私は過去何度かサバゲで使用しましたが落ちた事は御座いません。
ですが身体を回転させるように転げたりと図嚢を逆さにするような動作を
しなければ落ちる心配は少ないと思います。
中型、小型の物を吊るならさらに抜け落ちる心配は少なくなるのではないでしょうか?
また革帯を傷付けるとは思いますが挟む金具をキツメにすればさらに宜しいと思います。
ペン差しですが左右両側面、正面左右にもあり片側のみの図嚢もあると思います。
本当に多種多様な図嚢が存在します。
「お節介焼」「横槍好き」の参謀本部と言います。
平等兵さんの投稿記事を拝見致しましたので、プログの管理人のアンチョビさんに替わって
当方が知っている事を記載させて頂きます。
(間違いが有りましたらゴメンです)
まず、複製品のフックの件は当方の「範疇外」なので判りかねませんので・・・
「実物図嚢」の件ですが、ペン差が両側面に有るのがまず「珍品」でしょうね。
まぁ、当時の製造店・販売店及び価格によって若干の差が有るようです。
大抵は片側が多いです。(片側+正面下部にペン差が有るパタ-ン)
当方が実物の図嚢を入手した事が何度も有りますが、両側面に「ペン差」が有るパタ-ンの図嚢は
「大型」で「厚み」が在るのが多く「高級将校」が所持
していたと思います。
続いて図嚢の蓋の「糸掛」ですが、悪まで蓋留め革の固定の為の糸掛
なので必ずしも○とは限りません。
(△やピン留のパターンも有ります)
ハッキリ言えるのは、当時、陸・海軍の軍人(将校)が使用したので有れば
蓋表に必ず「星」「錨」の徽章が有ります。(製造段階で徽章が入っています)
また「検定印」ですが、陸・海軍の将校の被服・装備品は「自前」で揃えるのが建前なので「検定印」が入った図嚢は使用しません。
「検定印」の在るのは「官給品」「隊与品」で主に「下士官」に貸与された物です。
(大戦末期には革質の落ちた図嚢が下級将校に「隊与品」で支給された事も・・・)
ですが、「将校用図嚢」より「検定印入図嚢」は今日では残存数が少ないので
在る意味では「珍品」と思いますよ。
以上、長々と書込みしましたが、参考になれば幸いです。
(余談)
それにしてもプログの管理人のアンチョビさんはど~してるのかなぁ?
例の如く若い男の体かバイクのどちらかの上の乗っかっているのかなぁ(爆笑)
自分もこの手のフックのついた図嚢の購入を考えており、サバゲで使ってみたいなあと思っているのですが、帯革や略刀帯から抜け落ちてしまわないか不安です。
アンチョビ様のご経験でサバゲや普段使いのご経験がありましたら、そういった脱落の危険を感じたかどうかご教授いただけませんか?
また、実物の図嚢の種類なんですが、民間製造のものも含めて多種存在すると思うのですが、ペン刺しが両サイドではなく、片側にしか付いていないものは存在するのでしょうか?
将校用の略帽のように星賞の周りを縫い糸で囲ったタイプのものは将校用の図嚢ということでよろしいのでしょうか?
検定印の入った図嚢というのは珍しいのでしょうか?
以上、ご教授頂ければうれしく思います。
長々と申し訳ありません。宜しくお願いいたします。
そうですね。以前に当ブログでも何度か御紹介致しましたが
従軍写真を見ましても兵下士官の多くが大小様々な図嚢を携行している写真が見受けれますね。
実際に使用した将兵にとってさぞ使い勝手の良い物だった事でしょう。
マップケースと言うより、ホントにただの小物入れなんでしょうね。
これを帯革から下げるもよし、
短袴の腰紐から吊るすもよし、
短袴の腰紐をベルトに取替えてそこから吊るすもよし、
手榴弾嚢と並ぶ、兵隊やるにはなかなか美味しい小物だと思います。