2014年04月16日
贋作九五式軍刀の塗装
さてさて今回は複製品の御紹介・・・というより弄った紹介記事になります・・・
今回は以前御紹介したあの品を弄って貰いました・・・!
まずはいつも通り画像をば!
こちらは以前に紹介しました贋作 九五式軍刀を再塗装した物になります・・・!
ちなみに紹介した記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e517923.html (海外製 贋作 九五式軍刀)
この贋作九五式軍刀ですが購入したのは良いのですが(目的は模造刀として使うつもりでしたので)
残念な事に柄は無塗装、鞘や駐爪は錆有りと少々残念な状態でしたので
ここは分解し手入れして再塗装して貰う事にしました。
ちなみに塗装する前はこのような状態でした。
鞘の塗装色は嫌いじゃないのですが・・・剥げた所から錆が見受けれますので
一度塗装を剥がし錆を落とした上で再塗装する事に致しました。
という事で早速、分解してみます。
画像は柄と駐爪、鍔、切羽等を外した状態になります。
何となく予想していたのですが・・・猿手受け側の目釘ネジはダミーでした。
つまりこの品の刀身の固定は目釘ネジ一箇所のみなのです。
そして案の定、駐爪だけでなく刀身も錆だらけです。
また柄へ隙間なく挿入するためかテープが巻かれています。
ここまではまだまだ想定範囲内ですね・・・w
しかし驚いたのはここです!
以前、ツイッターでも御紹介致しました柄内部の柄と柄木の間にはスペーサーとしてか
布ヤスリが入っていました・・・(笑
何故このような物が入っていたのか・・・謎ですね・・・(汗
その場にある適当な物で代用したのでしょうか。さすが・・・!
さてせっかくなのでPK製九五式軍刀も分解してみました。
こちらも元々は同じく贋作として製作販売されていた物のようですが
PKさんが輸入し模造刀として販売していた物です。
画像では刀身、柄、駐爪、目釘、猿手ネジなど全て外しています。
画像を見てお分かりのようにPK製も刀身の固定は目釘ネジ1本のみで
後部の猿手受けネジはダミーです。(ですのでここは外さなくても分解可能です)
刀身の茎部はこのようになっており九五式の柄へ挿入する為に調整したようですね。
ちなみにPK製は3年前に購入した物で最近駐爪がグラグラだなぁ・・・?と思っていたのですが
分解して見てみると駐爪の板バネが折れておりました・・・
それだけでなく錆も相当進行しておりこのせいもあるようです。
これは贋作九五式も同様で駐爪は錆やすいor元から錆ている可能性がありますね。
マメな手入れが必要かと思います。
ここで余談ですがPK製の柄内部から石膏?パテ?のような白い物体が出て来ました。
これも恐らくぐらつきなく刀身を固定するための処置かと思います。
ですので他の模造刀身などを収納するのは大分調整が必要になるかもしれませんね。
さ
さてということで話は戻って・・・無塗装の贋作九五式軍刀を塗装して頂きました!
まずは柄部の画像。
一見してPK製の物と酷似していますが・・・実は配色が異なっています。
柄糸に当たる箇所はチョコレートブラウンに近く、
鮫皮に当たる部分は銀色に、目貫に当たる部分は金色となっています。
手順としては柄はプライマーの上からまず最初に白色に塗装し
次に銀色、茶色と交互で筆塗りして頂き、最後にウレタンでつや消しをして頂きました。
勿論、実物同様では御座いませんが特に剥がれ難い強固な塗装にして頂くよう頼みました。
猿手受けネジはダミーで目釘ネジとして機能はしていませんが
マイナスネジの頭ではなかったので削ってマイナス頭にして頂きました。
駐爪の錆もある程度落として頂きました。(あくまである程度ですw)
続いては鞘の画像。
こちらの配色は・・・かなりグリーングリーンしていますが・・・丁度良い塗料が無かった為であります(汗
ですが実際はもう少し暗く艶消しの色合いとなっています。
以前はやっつけ塗装で塗装の下は錆が見られましたが
これを剥がして頂き、なおかつ錆も落として再塗装して頂きました。
手順としましては塗装を剥がして再塗装後、ウレタン塗装しさらに艶消しのクリアーを吹きかけて頂きました。
ですのでこの鞘の塗装もかなり強固になっていると思います。
石突部の画像。
フラッシュの焚き具合で微妙に色合いが変わって見えますね。
さてそれでは手持ちのPk製の九五式と塗装した贋作九五式とを見比べてみたいと思います。
上が3年前に購入したPK製模造九五式軍刀。
下は再塗装した海外製贋作九五式軍刀。
以前に御紹介したように両者微妙に仕様が異なり細部に微妙な差が御座います。
まずは軍刀の柄の画像。
上が3年前に購入したPK製模造九五式軍刀。
下は再塗装した海外製贋作九五式軍刀。
色合いが異なりますが・・・配色的には今回仕上げて貰った物が好みですね・・・!
ですがPK製の塗装も中々強く剥がれは所々にしか御座いません。
続いては鞘の画像。
上が3年前に購入したPK製模造九五式軍刀。
下は再塗装した海外製贋作九五式軍刀になります。
鞘に関しては・・・PK製の物は好みでして
贋作の色はあまり好きではないのです・・・(汗
鞘の佩鐶部の画像。
上が3年前に購入したPK製模造九五式軍刀。
下は再塗装した海外製贋作九五式軍刀になります。
PK製は購入当初と比べ何度か野外で装備し尚且つ定期的に手入れしましたので
色合いが大分変っております。良い方向に変化したと思います。
対して下の贋作は希望の塗料が無かったこともあり少々不本意な色合いとなっております。
しかし・・・これも手入れしていけば変化すると思います。
とはいえ再塗装した方が早いですね・・・w
石突部の画像。
上が3年前に購入したPK製模造九五式軍刀。
下は再塗装した海外製贋作九五式軍刀になります。
さて以上で贋作九五式軍刀の塗装 の紹介になります。
やはり模造刀&贋作ですので精巧とは云えませんが・・・軍装にはもってこいです。
予備としてもう1つ九五式を購入しましたが・・・やはり何度も記載していますように
実物がどうしても欲しいですね・・・!
最後に手持ちの三十二年式と九五式を並べてみました。
上の三十二年式(甲)のみ実物です。
将校用の両手握り旧型軍刀や三式軍刀等も実は欲しいのですが・・・
入手する見込みがありませんね・・・(汗
私の優先順位的には兵・下士官装備になりますので・・・
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
こんばんわ!中島大尉さん!
中島さんも九五式軍刀を購入予定なのですね・・・!
う~ん・・・確かに市販されている品では木柄の最末期の物ぐらいしかないですね・・・
もしヤフオクなどをされているのでしたらたまに国内のヤフオクで
贋作九五式(初期型)が出品されていますよ~
ちなみに私は最末期の九五式はあまり好みではないのです・・・
また尾形刀剣製の九五式には恐らく駐爪(ストッパー)が付いていないようですので
さらに・・・(汗
古い記事にくだらないですが、コメントを書かせていただきます。
九五式軍刀いいですよね!!自分は今から下士官刀を買おうと思っていますが、やはり最末期型しか手に入らないと思います(~_~;)
アンチョビ様は、九五式下士官刀の最末期型は買わないのですか?
くだらないコメント失礼しました。