2014年09月06日
個人業者Fさま製 日本陸軍 複製 九八式防暑帽(新型)
皆さんおはこんばんちわ!
この度も日本軍複製品を御紹介したいと思います。
今回は久し振りにあの業者さまの製品を御紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像から!
こちらは 個人業者Fさま製 日本陸軍 複製 九八式防暑帽(新型) になります。
皆さん既に御存知かと思いますがFさまは各種略帽、防毒面嚢、襦袢などを製作販売されておられ
高い品質で定評のある業者さまで御座います・・・!
勿論、私も過去に何度も御世話になっております・・・!
新型の防暑帽・・・以前から欲しかったのですが今回、ようやく九八式防暑帽の新型を購入する事が出来ました・・・!
ちなみに旧仕様の防暑帽の記事は以下なります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e346059.html (個人業者Fさま製 複製 陸軍 九八式防暑帽)
九八式防暑帽の前後画像。
特徴のある形状をしていますね・・・。
数少ない(もしや唯一の)防暑帽の複製品で御座います。
実物より型取りされた品で使用された布生地は実物雨外套生地が使用されており
贅沢かつ趣のある外観で御座います・・・!
両側面からの画像。
鉄帽覆のように複数の生地を繋ぎ合わせて表面の布生地は製作されております。
横からのシルエットも素晴らしいですね・・・!
九八式防暑帽の上下から画像。
上部から見て生地は均等に繋ぎ合わせられているのが分かりますね。
これだけでも時間の要する作業ですので全体の製作にかなりの労力が必要なのは言うまでもないと思います。
そして勿論Fさまの品は内装も精巧に製作されております・・・!
防暑帽正面の星章の画像。
星章は軍帽の物と同型の物のようですね。
両側面にある通気孔の表面部は国防色に着色が施されております。
顎紐部の画像。
顎紐は本体同じ生地が用いられており調節金具は略帽用の物に近い(同様?)形状で
金具も国防色に塗装が施されております。
顎紐の縫い合わせにしましても1つ1つの作業が丁寧に行われております・・・!
縁は補強(生地を縫い付け)されており実物同様に念入りに製作されております。
頂点部はこのように3つ穴の天釦?の画像。(名称が分かりません・・・)
この天釦?は特徴のある形状でしっかり縫い付けられております。
そして今回・・・!最も私が注目したのは此処です・・・!
今製品は実物より型取りしたFRP樹脂で製作されているのですが(実物は籐製)
新型では実物のような網目模様が再現されております・・・!
私的には此処がとても嬉しい点で御座います・・・!
やはり実物防暑帽では使い込むと本体の籐が浮き上がってくるのです。
これによって防暑帽の印象も変わってくると思います。
防暑帽の後面は布バンド用ループが御座います。
防暑帽という特殊な熱地装備ではありますが1箇所1箇所見ていて興味がそそられます!
続いては裏側内装部の画像。
内装の内張りは濃緑色布が張られております。
内装のトップはこのように大型鳩目が打たれています。
内装部の画像。
サイズはフリーサイズでどなたでも被る事が出来ます。
そして嬉しい事に・・・実物同様に鉄帽の上にこの防暑帽を装着する事が可能です!
今回・・・試してみたいと思います・・・!
ちなみに内装の調整用バンド類は緑色の合成皮革製?のようで
これは初期の防暑帽に見られる特徴だそうで旧仕様とは大きく異なっております・・・!
内装にある検定印のアップ。
サイズ表記と昭和十五年製、大支検定の印となっております。
そして反対側には氏名記入欄が設けられております。
内装の調整バンド部の画像。
調整金具はこちらも略帽の物と同じ(似た?)金具となっております。
頭頂部に近い部分は丸紐で調整します。
さて続いては鉄帽のこの防暑帽を被せてみたいと思います。
旧版ではした事がなかったので今回初めてですので楽しみであります!
ちなみに用いた鉄帽は11年より使用している海外製の九〇式になります。
まずは防暑帽の内装部にある調整紐を全て解いてみます。
(実際に全て解かずに緩めるだけで良いのかもしれませんが・・・)
防暑帽に鉄帽を装着してみます。
(ここで防暑帽の顎紐は縁に載せたままの状態です)
意外とスッポリと綺麗にかぶせられました!
しかしこのままで良いのか・・・それとも何かしら固定するのかは知りません・・・(汗
私がかぶってみた状態。
防暑帽の紐類は全て解いた状態で鉄帽は固定していませんがこのように被る事が可能です。
これは面白いですね・・・!そして良く出来た構造です・・!
最後に2年前に購入した同じくFさま製の旧版九八式防暑帽と並べてみました。
左が2年前に購入したFさま製の旧版九八式防暑帽(展示処分品)。
右が今回御紹介するFさま製の新版九八式防暑帽になります。
新版と旧版・・・やはり異なる箇所が御座いますね。
微妙に大きさも異なるのですが防暑帽の周囲に巻かれた布バンドの位置に差異が見られます。
通気孔に塗装が施されているか否かも異なります。
上が2年前に購入したFさま製の旧版九八式防暑帽(展示処分品)。
下が今回御紹介するFさま製の新版九八式防暑帽になります。
また本体の仕様も異なります。
上が2年前に購入したFさま製の旧版九八式防暑帽(展示処分品)。
下が今回御紹介するFさま製の新版九八式防暑帽になります。
撮影した写真がまるで分かり難い駄目な物なのですが・・・
上で記載しましたように新版では籐模様が再現されておりこれが浮き上がり
外観が新旧では少々異なっております。
また内装の調整バンドにも差異が見られます。
上が2年前に購入したFさま製の旧版九八式防暑帽(展示処分品)。
下が今回御紹介するFさま製の新版九八式防暑帽になります。
旧版では布製でしたが新版ではレザー調の物に変わっています。
また検定印部にも差異が見られます。
上が2年前に購入したFさま製の旧版九八式防暑帽(展示処分品)。
下が今回御紹介するFさま製の新版九八式防暑帽になります。
旧版では昭和16年製の本廠検定でしたが
新版では昭和15年製の大支検定となっております。
ですがFさまは1品1品に検定印や細部にバリエーションを設けられていますので
旧版同士でも新版同士でも仕様に差があると思います。
しかしそれはそれで楽しめてお得感があると私は思います・・・!
以上で簡単ではありますが個人業者Fさま製 日本陸軍 複製 九八式防暑帽(新型) の紹介になります。
FRP樹脂製ですので強度に不安が残りますが・・・着装だけでしたら何ら問題ないと思います。
ですが私はこの度2個目の購入となりましたので新版は予備とさせて頂き
旧版はこれからサバゲなどで本格的に使っていきたいと思います・・・!
(季節云々や私自身のサバゲ参加時期については・・・お察しですが・・・)
数少ない防暑帽の複製品で細部の出来も素晴らしく私はかなり御勧め致します・・・!
是非合わせて半袴や襦袢を着たいですね・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ