2014年12月03日
個人業者Sさま製 複製 日本陸軍 背負袋
もう12月・・・師走ですね。
1年の終わりも間近ですねぇ・・・結局この一年は(ry
という事で今回も日本軍複製品を御紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像から!
こちらは個人業者Sさま製 複製 日本陸軍 背負袋 になります。
お馴染みSさまの製品で発売されてから少々時間経っておりますが
この度ようやく購入する事に致しました・・・!
ちなみに以前に御紹介した背負い袋関連記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e193942.html (日本陸軍 実物 背負袋)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e308304.html (海外製 複製 日本陸軍 背負袋)
Sさま製背負い袋全体の画像。
以前のように広げて撮りたかったのですが・・・いつも通り自室内で撮影となります(汗
生地のズーム画像。
色合いの素晴らしい生地でそれだけでなくちゃんと防水処理が施されています。
Sさまの説明文通り生地の織目も細かく柔らか過ぎる事はなく良質です。
背負い袋を御持ちの方は御存知と思いますが
背負い袋の両端は収納口になっており紐で袋の口を絞ります。
また背負い袋は肩へ斜め掛けしますので先端はこのように突き出た形状をしており
左右の先端同士を結んで身体へ固定します。
先端部の画像。
綺麗なラインをしており表・裏地ともに正確に重なり合っております。
この先端部は装着する際に互いに結びますので生地はしっかりしているのが望ましいのですが
Sさま製では裏生地も厚さのある物となっており重量のある負荷に十分耐えれると思います。
収納口を絞る紐部の画像。
紐はしっかり生地へ縫い付けされており紐の材質も良く実用に耐えれる事でしょう。
実際この紐はきつく締めたりと力の掛かる部分です。
背負い袋中央にある紐の画像。
背負袋の中央付近には胴へ括り付ける為の紐が縫い付けられています。
身体へ括りつける為長さがあり、また幅のある内紐となっております。
勿論Sさまの品は新品状態から解れがあったりなどは御座いません。
質感も良くやはりこちらも十分実用に耐えれる品で御座います。
背負い袋は両端が収納口となっておりますが
御存知のように貫通しておらず仕切りが御座います。
仕切りの位置は丁度中央に位置ではなくややずれた位置にあるのが特徴です。
そしてSさま製の背負い袋には仕切りの縫い目の横に生地の繋ぎ目が御座います。
私は残念ながらこの繋ぎ目のある仕様の実物背負袋は所有していないのですが
実物同様の構造、仕上げを再現されております。
続いて背負い袋内部の画像。
背負い袋の内側には画像のように検定印が御座います。
昭和13年製の大支検定でSさま製を示す捺印が御座います。
もはやSさま製の品は検定印を再現されているのは言うまでもないですね。
さて続いては恒例の他社製と見比べてみたいと思います。
今回は実物を挟まずに複製品のみ出して並べてみました。
上から海外製(米国より購入。日本製の可能性あり)。
真ん中が今回ご紹介するSさま製。
下が海外製(中○製)となります。
前もって記載させて頂きますが・・・この3種はいずれも価格が異なっております。
上から順に高値(送料含めて)ですのであしからず。
ですが3種とも背負い袋の構造は再現されており使用に問題御座いません。
生地のズーム画像。
上から海外製(米国より購入。日本製の可能性あり)。
真ん中が今回ご紹介するSさま製。
下が海外製(中○製)となります。
生地の質感、色合い、織目の細かさも共に異なっております。
一番下の海外製は何度か使用しておりますが生地が薄く柔らかいです。
最も価格の安い品ですので当然かもしれませんが・・・
背負い袋独特の形状はいずれも再現されております。
上から海外製(米国より購入。日本製の可能性あり)。
真ん中が今回ご紹介するSさま製。
下が海外製(中○製)となります。
先端部の画像。
収納口を絞る紐部の画像。
上から海外製(米国より購入。日本製の可能性あり)。
真ん中が今回ご紹介するSさま製。
下が海外製(中○製)となります。
紐の位置は少々差異が御座いますがいずれも紐を締めるのに問題御座いません。
紐のズーム画像。
上から海外製(米国より購入。日本製の可能性あり)。
真ん中が今回ご紹介するSさま製。
下が海外製(中○製)となります。
ここでも価格の違いが出ております。
上の海外製、真ん中のSさま製は紐の末端処理をしっかりされておりますが
下の海外製では解れが見られ材質に差があります。
とはいえ実物背負い袋も品質にバラつきがありますので一概にどれが正しいかなどは云えませんね。
収納口の紐の縫い目部の画像。
上から海外製(米国より購入。日本製の可能性あり)。
真ん中が今回ご紹介するSさま製。
下が海外製(中○製)となります。
いずれも目の字状に縫い付けられています。
こちらは胴紐の画像。
上から海外製(米国より購入。日本製の可能性あり)。
真ん中が今回ご紹介するSさま製。
下が海外製(中○製)となります。
やはりこちらも位置に若干の差異が御座いますが
いずれも使用に何ら問題御座いません。
紐先端部の画像。
上から海外製(米国より購入。日本製の可能性あり)。
真ん中が今回ご紹介するSさま製。
下が海外製(中○製)となります。
続いては裏地部分の画像。
上から海外製(米国より購入。日本製の可能性あり)。
真ん中が今回ご紹介するSさま製。
下が海外製(中○製)となります。
この裏地部分にも価格の差が出ていると思います。
上2つ(海外製・Sさま製)の裏地は斜め織りの厚い生地ですが
検定印部の画像。
上から海外製(米国より購入。日本製の可能性あり)。
真ん中が今回ご紹介するSさま製。
下が海外製(中○製)となります。
珍しい事に3つの複製品のいずれにも内部の検定印が再現されています。
真ん中のSさま製では昭和13年製の大支検定。
下では昭和18年製の本廠検定印。
捺印が薄かったりや業者印に差異がありますがいずれも検定印があるのは嬉しい事ですね。
今回紹介したSさま製ですが以前に紹介した海外製(米国輸入)した同じように
仕切りの横には生地の繋ぎ目が見られます。
私はこの仕様の実物背負い袋はまだ見た事がないのですが
共通の仕様も見られます。
さて以上で簡単ではありますが個人業者Sさま製 複製 日本陸軍 背負袋 の紹介になります。
背嚢と比べてあまり脚光を浴びない品かもしれませんが
私は装着のし易さといい結構好きな装備品で御座います。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ