2015年03月04日
実物 日本陸軍 兵下士官用 昭五式水筒 伊号
さてさて久し振りに日本軍実物装備品を御紹介したいと思います。
今回ご紹介するのはかなり今更ですがこちらになります。
こちらは実物 日本陸軍 兵下士官用 昭五式水筒 伊号 になります。
何故今更水筒なのか・・・?と云いますと
実物の伊号型の水筒は当ブログではまだ紹介していなかったようです(汗
確かに所有していたはずだったのですが・・・先週に整理を兼ねて探してみたところの見当たらず
(多分処分したのかと・・・)急遽、改めて実物水筒を購入する事に致しました。
ハーネス部の画像。
購入当初は汚れがあまりに酷かったので軽く洗濯しました。
若干縮んでいるかもしれませんね・・・(汗
蓋を留める革紐部の画像。
残念ながら革紐は片側が千切れております。
ハーネスの両側面部の画像。
生地に痛みはありますが縫い付けはしっかりしています。
ハーネスの底部からの画像。
やはりハーネス下部の横周りは二重生地となっています。
バックルなど金具部の画像。
金具は錆だらけで塗装は残っていないように見えますね。
バックルは可動しますが各所の錆がハーネス生地にも移ってしまっております。
検印部の画像。
殆ど判読できません。
しかし何かしらあるのは分かりますね・・・w
こちらは水筒本体の画像。
水筒本体は長年ハーネスに収納されていた為か
ハーネスの痕が残っております。
ハーネスの当たっていた部分の塗装は鮮明で綺麗に残っているのですが
これは元の塗装色ではなく後から着色された物かもしれません。
水筒の底部の画像。
昭和17年製のニギリ矢製です。
呂号になります。
こちらは水筒の蓋の画像。
コルク栓となっておりますが芯があります。
続いては別の実物と並べてみた画像になります。
いずれも昭五式水筒ですがハーネスの仕様は若干異なっております。
昭五式は伊号、波号、呂号と分かれるのは御存知かと思います。
上は革紐とバックルで蓋を固定する伊号型。
下はシンプルな紐のみで固定する波号、呂号で見られる仕様です。
また負い紐の長さ調節する部分にも差異が御座います。
ループも含めて金属製または布製となります。
右の布製ではハーネスの端(交差点)がループになっておりここで長さを調整します。
底面の画像。
この辺はあまり差異が無いように見えます。
ですが微妙にハーネス生地の幅が異なる部位もあります。
上が革紐とバックルで蓋を固定する伊号型ハーネス。
下は紐のみで固定する波号、呂号型ハーネスです。
同じ伊号型でも微妙に差異があるかもしれませんね。
最後に中田商店製と並べてみました。
右が中田製。
左が実物品になります。
側面部の画像。
底部の画像。
二重生地の箇所といい中田製は良く出来ておりますね。
ただ私の手持ちの実物と比べると大き目の印象ですが
これはこの実物が小さめ?にも思えますね・・・(実際水筒を収納するのはかなりきついです)
各金具の比較。
実物には錆がありますが中田製は完璧とはいきませんが
金具はよく再現出来ているのが分かります。
さて以上で実物 日本陸軍 兵下士官用 昭五式水筒 伊号の紹介になります。
ではでは~
ノシ