2015年12月21日
でくの房さま製 複製 日本軍 騎兵用弾薬盒(弾入れ乙型)洗管&手入れ棒セット
さてさ~て12月も後半に突入しましたが・・・
間が開いてしまいましたが続いて日本軍複製品をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのはあの業者さまの待ちに待った品です・・・!
まずはいつも通り画像をば。
こちらはでくの房さま製 複製 日本軍 騎兵用弾薬盒(弾入れ乙型?)洗管&手入れ棒セット になります。
待ちに待った製品が発売される事になりました・・・!
日本軍小銃用負い革、弾薬盒、帯革など革製品を数多く製作販売されているでくの房さまの新製品は
何と『騎兵用弾薬盒』になります・・・!
でくの房さまの製品は当ブログでも数多く紹介させて頂いておりますが
三十年式弾薬盒に続いてこの新進気鋭の新製品の登場・・・!
いよ!待ってました!!この弾薬盒を待ち望んでいたのは私だけでは無いと思います。
現在発売されている唯一の複製品ではないでしょうか・・・?
ちなみにこの弾薬盒の名称についてですが・・・騎兵用となってますが
既に皆さん御存知かと思いますが騎兵に限らず輜重兵、憲兵といった様々な兵科でも
使用されておりました。
でくの房さま製騎兵用弾薬盒の全体画像。
今回でくの房さまには弾薬盒本体だけでなく専用負い革、
さらに実物では手入れ用具として付属する洗管、手入れ棒、
そしてこの弾薬盒専用の油缶(ダミー)を含めて購入させて頂きました。
勿論、弾薬盒本体や負い革、手入れ用具などはそれぞれ単体で購入可能です。
ですので手入れ具だけ購入、負い革だけ購入という事も可能で御座います!
この騎兵用弾薬盒は過去に中田商店、海外製の2つが販売されておりましたが
いずれも既に絶版となっており中古品で探すしかない状況でしたが・・・
でくの房さまが製作して下さったおかげでこの状況が改善される事となりました!
しかも今までには無い用品も合わせて(さらに個別で)購入出来、
今まで前例のない素晴らしい内容となっております!
ちなみに過去に御紹介した他社製の騎兵用弾薬盒の記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e318273.html (中田商店製&海外製 騎兵用弾薬盒)
それでは細かく見ていきたいと思います。
画像は負い革(斜革)を外した弾薬盒本体で御座います。
過去に紹介した他社製と変わらないように見えますね。
しかし細かく見るとやはり差異が見られます。
弾薬盒の両側面の画像。
ここまでの画像で既存の複製品との違いが分かられた方は凄いです。
革生地のズーム画像。
でくの房さまは既に弾薬盒の前盒、後盒などを多く製作されており
革質に定評が御座います。
今回ご紹介する弾薬盒でも上質で素晴らしい色合いの生地が使用されております。
縫製も1つ1つ丹念に仕上げられており堅牢な物となっております。
蓋を開けた状態の画像。
ここからが注目すべき箇所が多くなります・・・!
弾薬盒の表部には工具を収納するためのループが縫い付けられております。
特筆すべきはその工具収納用のループです。
このループは他の複製品でも再現されておりますが
でくの房さま製は実際に工具を収納出来る事を前提に製作されております。
それではでくの房さまで合わせて購入した(単体でも販売されてます)工具を見てみましょう!
上が手入れ棒。
下が洗管になります。
材質は真鍮製で結構な重量があります。
弾薬盒だけでも満足なのにこのような工具まで製作して下さるとは・・・!
本当に頭が下がります!
でくの房さまのブログでもご紹介されておりましたが
実物の洗管の内部はネジが切ってあるのですね。
残念ながらその構造は再現されておらず真鍮棒のままですが
私はそれだけで十分で御座います・・・!
という事で実際に装着してみました。
すんなり・・・とはいきませんが収納可能で御座います!これは嬉しい!
ただ装着するのにはコツがいるようで手入れ具の形状と材質もあり
革生地を傷めそうですね・・・(汗
また収納する際は手入れ具で手を切ったりしないようにしましょう!
ただ手入れ具を収納し脱着を繰り返す事で革生地が傷むのは
実物にも多く見られるそうなので当然なのかもしれません。
何はともあれこの2本を収納した姿・・・どれだけ憧れた事か・・・!
夢が実現しました・・感動です!
続いては内部の画像。
ここに目を瞠る部分が御座います。
蓋の裏側にはでくの房さま製を示すマークが御座います。
内部には弾薬(実包)を収納するスペースのほかに
真ん中には油缶を収納するスペースが設けられています。
これは小銃用の物とは全く異なる構造ですね。
さらにその油缶を収納するスペースには前の壁側にネジ回し工具を収納するループが
設けられております。
勿論、実際にネジ回し工具を収納する事が出来ます!
そして此処が最も注目すべき箇所です・・・!
以前御紹介したでくの房さま製三十年式弾薬盒(前盒)では
本体の表と裏側では異なる革質の物が使用されていると紹介させて頂きましたが
この騎兵弾薬盒でも本体の表側、裏側と革を二重にして製作されております。
この複雑かつ手間の掛かる作りには改めて驚きますね・・・!
側面から見るとその断面が分かり易いと思います。
内部の仕切りの画像。
これを製作するのに多大な労力を要した事は容易に想像出来ます。
実物を基に細かい所が再現されております。
こちらは負い革(斜革)を装着する為の留め金具(ギボシ)の画像。
負い革(斜革)を留める為、外れ難い皿型の物となっております。
裏側を見てもしっかりと固定されており実用に十分耐えれる事でしょう。
こちらは蓋留め用金具の画像。
この金具は逆に開閉し易いように先が細長い形状をしております。
背部のベルトループの画像。
やはり縫製はしっかりされており
ベルトループは兵用帯革も通せる十分な幅の広さとなっています。
続いては斜革(負い革)の画像。
斜革の先端はこのように円くなっているのが特徴で
留め金具(ギボシ)へ通す穴と切れ込みが御座います。
バックルは兵用帯革や拳銃嚢の斜革の物と異なり
形状はシンプルな物になります。
しかしながら斜革の幅に合わせてバックルは大き目かつ太く重厚な物となっています。
またループ(遊革)は合計2つあり1つは縫い付け固定されているのもこの斜革の特徴です。
斜革には7つの穴が設けられており7段階に長さを調整する事が出来ます。
この斜革(負革)も単品で製作販売して頂けるそうで
中田製や海外製を弾薬盒を御持ちで斜革が欠品していても
でくの房さまに注文すれば安心ですね・・・!
こちらは油缶の画像。
こちらも単品注文する事が可能のようですね。
材質はプラキャスト製で一体成型です。
残念ながら蓋を取り外す事は出来ませんが
形状といいサイズといい実物に忠実のようで
手入れ具も収納するのなら油缶も・・・!と思い購入しました。
油缶の側面の画像。
形状は台形で騎兵弾薬盒に合わせた形になっております。
勿論難なく収納する事が可能です・・・!
さてここからは他社製と並べてみたいと思います。
右は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
左が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
以前は海外製の弾薬盒も所有していたのですが処分しております(汗
今回参考用に並べた中田製の斜革(負い革)はその海外製に付いていた斜革を
ベースにした物を装着しております。
側面の画像。
右は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
左が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
蓋を開いた状態の画像。
上は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
下が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
どこに差異があるかお分かりでしょうか。
さらにズームした画像。
上は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
下が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
ちなみに手持ちの中田製に洗管、手入れ棒の収納を試みようとしましたが・・・
どうもループ用に上から縫い付けられた革生地が狭いらしく
無理に押し込めばいけそうではありますが・・革が破損しそうなので断念しました(汗
これはあくまで私の個体だけかもしれませんが。
蓋留め金具の画像。
上は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
下が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
両者やはり微妙に金具の形状が違いますが
蓋留めとしての機能は両方とも全く問題御座いません。
蓋端の革部の画像。
上は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
下が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
蓋の上面は微妙に形が異なるようで
蓋の端にある革生地の形状も合わせて異なっております。
中田製は比較的真っ直ぐの形状ですがでくの房さま製は緩いカーブを描く形状となっております。
縫製に違いも見られますね。
こちらは負い革(斜革)留め金具の画像。
上は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
下が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
こちらも形状、長さが微妙に異なります。
ですが勿論両者斜革の装着に支障は御座いません。
続いて内部の画像。
上は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
下が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
ここは大分差異があるように見えますね。
ちなみに上の中田製の左の留め金具の内側は
破損しておりワッシャーとナットで留めておりますのであしからず。
上は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
下が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
油缶収納スペースにあるネジ回し入れは両者一応再現されておりますが
中田製は革生地が薄く少々心許ない作りですね・・・(私の個体だけかもしれませんが)
側面の画像。
上は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
下が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
画像では分かり難いのですが。。。
でくの房さま製は上で記載しました通り弾薬盒の表面の革生地は二重となっております。
対して中田商店製は厚みはあるのですが革生地は一枚となっています。
その違いが顕著に表れているのが弾薬盒正面の上部です。
上は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
下が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
ご覧のようにでくの房さま製は革生地は二重となっておりますので
上部には横にその縫い目が存在します。
対して中田製は一枚生地ですので存在しません。
ここが最も分かり易い違いですね。
後面の画像。
右は3年前にご紹介した中田商店製弾薬盒(斜革海外製)です。
左が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
弾薬盒本体の大きさがかなり違うように見えますね。
続いては負い革(斜革)の画像。
下は3年前にご紹介した海外製弾薬盒に付いていた斜革です。
上が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
中田製の斜革は残念ながら付いていませんでしたので
海外製の弾薬盒に付いていた物を中田製に装着しています。
下は3年前にご紹介した海外製弾薬盒に付いていた斜革です。
上が今回ご紹介するでくの房さま製の弾薬盒になります。
中田製の斜革は実際は実物とでくの房さまに近い作りだったと思います。
残念なのは海外製に付いていた斜革でして・・・
今までずっとこいつを中田製に装着していたのですが
明らかに専用の斜革ではなく二十六年式拳銃嚢用と思われる斜革を流用した物なのです。
ですので幅は勿論の事、バックルの仕様、ループ(遊革)の数もまるで違う代物となっております。
しかしでくの房さま製のおかげでようやく使う事がなくなりそうです・・・!
負い革(斜革)単品でも製作販売して下さるそうで
私のように弾薬盒本体だけ所有して困っている方には朗報かと思います。
さてさて今度はでくの房さま製弾薬盒に色々入れてみたいと思います。
まずは同じくでくの房さま製の三八式実包用紙箱です。
紹介記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e412071.html
結果は・・・まぁ当然の結果ですね!w
勿論収納可能で御座います!
ちなみに手持ちの中田製に入れようとするとかなりキツメです。
お次はモデルガン用カートなど実際のフルサイズのカートを入れてみたいと思います。
(ちなみにタナカ製カートですので6.5mm弾サイズではありません)
本来なら紙箱に入れて収納するのがベストなのですが・・・
弾薬盒の片側に15発問題無く収納出来ます。
油缶もこの通り・・・!
是非30発全て収納し重みを感じてみたいですね・・・!
ではお次はタナカ製ガスガンの三八式用マガジンを収納してみたいと思います。
海外製弾薬盒でも収納出来ましたので恐らく出来るとは思うのですが。。。。
マガジンの向きなどを考慮しなくてはいけませんので果たして・・・!
収納完了。
やはりマガジンの向きは重要のようで
給弾口は下側にした方がベストのようですね。
すんなりとはいきませんがタナカ製ガスガンのマガジンは収納可能です。
ただマガジンのサイズもあり蓋を締めるのはかなり引っ張らないいけないと思います。
またマガジンは突き出た形になっていますので蓋を傷つける可能性も少なからずあります。
ですがそれを考慮してもトイガンのマガジンを収納出来る弾薬盒は希少です。
ユーザーから歓迎される事でしょう・・・!
最後に軍装して弾薬盒を装着した画像を。
いやぁかな~り久し振りに昭五式冬軍衣袴を着ました(汗
騎兵銃と三十二年式軍刀を装備する帯刀&乗馬本分者という事で
輜重兵の兵科をチョイスしております。
被服はSさま製複製昭五式冬軍衣袴を着ております。
銃はタナカ製ガスガンの三八式騎銃のビンテージブルーフィニッシュver.を。
軍刀は海外製模造三十二年式軍刀を装備しております。
画像では弾薬盒に手入れ具は装着しておりません。
ですがさすがでくの房さま製・・・!素晴らしい外観です!
ちなみに冬軍衣がやたらシワだらけでブカブカなんですが・・
これは下に冬襦袢などは着込んでおらずあくまで半袖Tシャツ1枚だからです(多分w
ちなみに後ろはこんな感じです。
髪の毛・・・長過ぎィっ!!
さて以上ででくの房さま製 複製 日本軍 騎兵用弾薬盒(弾入れ乙型)洗管&手入れ棒セットの紹介になります。
三八式騎兵銃のトイガンはタナカ製のモデルガン、ガスガンだけでなく
KTWからエアーコッキングガンとしても新たに発売されましたので
この騎兵用弾薬盒は合わせるにはまさに最適であり需要があると私は思います。
何せ他の複製品はもはや絶版となっているのですから・・・!
数少ない・・・いや現在唯一購入可能な弾薬盒ではないでしょうか?
また弾薬盒だけでなくでくの房さまでは騎兵銃用の負い革(スリング)や
三十二年式軍刀に最適な官給刀帯も製作されておられます。
騎兵や輜重兵、憲兵といった今まで敷居の高かった軍装も再現し易くなってきましたので
是非皆さんも試して頂きたくと思います。
今回ご紹介した騎兵用弾薬盒(乙型)だけでなく俗に云う工兵用弾薬盒(丙型)も
取り扱っておられますので好みに合わせて選択する事が出来ます・・・!
この弾薬盒は負い革、手入れ具、油缶はそれぞれ単体で購入可能です。
実物複製問わず弾薬盒本体しかない方、手入れ具だけ欲しい方にとっては
本当に有難いラインナップだと思います。品質もさることながら充実しております・・・!
騎兵銃を持ってゲームやイベントに参加される方には是非お買い求め頂きたい装備品です。
かなりお勧め致します・・・!三八式騎兵銃や四四式騎兵銃と是非合わせてみて下さい!