2016年03月06日

個人業者Sさま製 複製 日本陸軍 毛皮背嚢(限定本格版)

皆さんおはこんばんちわ3月に入りましたね。
もう夏衣でも過ごせそうな陽気の所も多いのではないでしょうか。

さてという事で?今回も日本軍装備をご紹介したいと思います。
今回はかなり奮発した品となります。

いつも通り画像から!



こちらは個人業者Sさま製 複製 日本陸軍 毛皮背嚢(限定本格版) になります。

明治四十五年制定背嚢複製品で御座います。

夏衣袴、冬軍衣袴や雑嚢と様々な被服、装備品を製作販売しておられるSさまですが
昨年毛皮背嚢(旧版)を販売され衝撃を受けましたが
次いで限定本格版となる本品も販売されたのは皆さん記憶に新しいと思います。

私自身も常々欲しく思っていたのですが・・・やはり価格が価格でしたので
結局手が出せずにおり年が開けてしまいましたが・・・ようやく購入する決心を致しました!
出来れば2・26の先月に合わして購入したかったのですが如何せん都合が付きませんでした(汗

しかし・・・今回遂に購入する事が出来ました!
私が購入したSさまの品だけでなく所有する装備品の中で最も高価な品だと思います。
いや~本当に迷いました・・・



複製毛皮背嚢後面の画像。

文字通り毛皮がふんだんに使われております。



毛皮のズーム画像。

この背嚢はやはり何と言っても全面に広がる毛皮が特徴です。

艶があり手触りも毛並みもよく上質な毛皮生地が使用されております。
勿論虫食いや剥がれなどは一切見当たりません。
色合い申し分なく素晴らしい生地がチョイスされております。

昭五式では背面にしか毛皮はありませんが
この毛皮背嚢では前面、後面、さらには両側面、上面、下面
贅沢に使用されております・・・!

私に維持出来るでしょうか・・・?w
豚に真珠・・・そんな気もします(汗





毛皮背嚢両側面の画像。

こちらも美しい毛皮印象的です。
縁の部分は上から革生地が縫い付けられており
後の昭五式にも引き継がれている部分もあります。







側面にある縛着用帯革を通す穴の画像。

毛皮背嚢右側2つ(帯革1本)、
左側4つ(帯革2本)を通すがあります。

右側が多いのはこれは円匙縛着用の帯革用の物で
補助帯革と呼ばれる物だそうで御座います。

式典など円匙を装着しない場合外すようですね。



ちなみに使用されている革生地未着色の天然色(固有色)となっております。

規定通りの仕様で使い続けて尚且つオイルで手入れすれば良い色合いに変化していく事でしょう。
これも1つの楽しみだと思います。



オイル未塗装の状態。
オイルを塗って間もない状態の画像。

オイルを塗り乾くと若干色合いは戻りますがそれでも
塗る事の意味は大きいと思います。

塗り過ぎも勿論良くないのですが
これからどのように変化していくか楽しみですね!





背嚢上面、下面の画像。

構造は昭五式と殆ど変化ないように見えますね。



負い革用バックル金具の画像。

この負い革用の金具も見事再現されております。
驚きなのは流用品ではなく実物と資料を基に開発された物だと云う事です。
さらに驚きなのは材質は勿論の事、実物同様金具を使い込んでいくと下地が出てくる点も再現されているそうです!
(う~ん・・それは凄い・・・)

金具の塗装赤みのある茶褐色に焼付塗装されており下地錆止め処理が施されております。
実物の再現だけでなく実際の使用を十分考慮されております



背嚢上部にある上部縛着用帯革を通す革製ループの画像。

この革製ループはとても厚い革生地で縫い付けも堅牢です。
左右にある位置も妙にズレている事はなく円状の抜き穴綺麗に出来ております





背嚢下部バックル金具の画像。

蓋留め用バックル負い革下部に装着するバックルの画像になります。

それぞれ同じ金具ですが塗装色ムラなどはなく
こちらも焼付塗装されており下地錆止め処理が施されております。





こちらは背嚢の正面(蓋)にある飯盒用帯革を通す為の革製ループループ金具の画像。

革製ループはやはり重厚な革生地が用いられており縫い付けもしっかりしてります。



こちらは背嚢正面(蓋)にある蓋留め用帯革縫い目の画像。

この縫い目背嚢正面から目立つ場所にあるので意外と重要な箇所でもあります。

毛皮背嚢では毛皮の色合いも相成ってこの縫い目昭五式よりさらに目立つのですが
このSさま製では縫い目の形状良くまた肝心の蓋留め帯革への縫い付けもしっかりしております。
本当に丹精込めて作られています。



それでは毛皮背嚢内部を見ていきたいと思います。

開く真ん中縦締め革があります。



内部にあるの画像。

一見すると内部昭五式とあまり変わらない構造に見えますが
実は大分異なっております

(全てをご紹介する事は出来ませんが・・・)



その1つは扉用の締め紐緑色カーキ色の物ではなく赤みのある内紐となっております。
これは大正期の仕様を再現した物だそうで御座います。



またもう1つの特徴として上部バックル長さを調整出来る締め革が存在します。

本当に手の込んだ作りで御座います。
実物でも思うのですが・・・これを再現するのは膨大な時間とコストが掛かっている事が分かります。



の画像。

裏側には物入れ(ポケット)が存在します。
これは昭五式変わらない構造ですが内紐はちゃんと大正期に合わせた仕様になっております。



検定印部の画像。

ちゃんと大正期に合わせた検印となっております。
大正六年製。
本廠検定

何年何月何日供用されたかを書く日付欄が設けられています。

この検印を再現されたのはSさまが初めてではないでしょうか?
複製品とはいえ中々見られない物だと思います。

さらに裏地用の布生地も驚きで今までの既製品とは手触りも質感異なっているのです。
この布生地Sさま実物を基にわざわざ特注された生地で御座います。



こちらは木枠取り出した状態の画像になります。



木枠の画像。

勿論木枠再現されております・・・!

国内の職人さまに製作頂いた逸品だそうで
こちらも実物と仕様書を基にして製作されております。

この木枠だけでも販売出来そうですね・・・(汗



木枠上部の画像。

昭五式の物と同様に背側に当たる部分はカーブを描いた形状になっており
真っ直ぐでは御座いません。

ちなみに毛皮背嚢昭五式とは木枠サイズが異なります
その違いも勿論再現されております・・・!

(サイズだけではないのですが・・・)



木枠内側端の画像。

木枠端側特徴のある合わせ方も再現されております。

今回はご紹介出来ませんでしたが・・・実は木枠にある検印も再現されております



続いては縛着用帯革の画像になります。

当然ながら合計5本帯革が付属致します。



縛着用帯革革生地もやはり厚く実際に縛着に使用しても何ら問題ないと思います。



こちらは負い革の画像になります。

負い革は最も負荷の掛かる部分でもありますので重要な箇所でもあります。



背負い革上部の画像。

背嚢上部に装着する部分になります。
調整用穴は意外と大き目な印象です。

そして革生地はやはりここでも厚く出来ており安心して使用出来そうです。





背負い革
3点連結部の画像。

ここの円状の縫い付け金具の大きさに合わせて上手く綺麗に出来ております。

この部分の出来で精巧か否かが分かり易く現れると思います。


兵用帯革吊る金具部の画像。

長さ調整可能Sさま製では負い革現代人のサイズに合わせて長めに調整されているそうです。
背の高い方、体格の良い方でも安心してご使用出来ると思います!


帯革への吊り金具(釣金)の画像。

やはりこの金具焼付塗装されており下地錆止め処理が施されております。
さらにこの金具Sさま独自で開発された逸品です。




それでは続いては手持ちの昭五式背嚢と比べてみたいと思います。

は4年前に紹介した中田製複製昭五式背嚢
が今回ご紹介するSさま製複製毛皮背嚢になります。



正確な寸法の違いは分かりませんが
昭五式毛皮背嚢では大きさが異なる事が分かると思います。

基本的な構造に共通点はありますが異なる箇所は実はかなり多いのです。



実際に縛着してみた画像。

う~ん?こんな感じだったけか。

ちなみに用いたのは毛布天幕飯盒です。
飯盒戦後民生品を再塗装した物で明治期の飯盒とは違い
一回り大きい物になっております。

毛布実物ですが・・・昭和19年製です(汗



実際毛皮背嚢縛着例写真。

祖父のアルバムからの流用になります。

×状の装着された偽装網も興味深いですね。
色合いから背嚢は毛皮背嚢である事は分かります。



これでようやく念願の毛皮背嚢~九九式背嚢まで複製品を揃える事が出来ました。

今年始めに代用背嚢を入手したばかりですが
まさか複製品毛皮背嚢も入手出来た事に自分でも驚いております(汗

このSさま製毛皮背嚢ですが・・・細部全てをご紹介出来た訳では御座いません
まだまだ特徴のある箇所があるのですが・・・それは購入されてからのお楽しみに!!

価格は・・・少々手の届き難い価格かもしれませんが・・・
拘り実物と資料のデータを基に製作された部品の数々
さらに独特の製法と縫製をも再現し、細部を余すことなく再現する為に
時間コストを惜しみなく使い丁寧かつ慎重に製作されております


ですのでこの価格は十分納得のいく価格だと思います。
逆に私からするとこれだけ力を注がれて算が取れているのか心配でもあります(汗
今のうちに購入出来て幸運だったかもしれませんね・・・

毛皮背嚢保管手入れ気を使いますがそれだけの価値はあります
私は・・野外で使う事はまず無いと思いますが・・・大切に保管していきたいと思います

さて今回は以上になります。

ではでは~

ノシ






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この記事へのコメント
こんばんは。
おぉ、S様の限定本格版毛皮背嚢をご購入されたのですね。
おめでとうございます。しかし凄いですね。羨ましくもあり、
詳細をご掲載して戴けるので、有難くもあります。
画像を拝見しましたが、流石のS様クオリティーですね。
Posted by 剃刀参謀 at 2016年03月06日 20:58
>>剃刀参謀さん

お久し振りです!剃刀参謀さん!

有難う御座います!私にとって高い買い物になりましたが
購入して本当に良かったです・・・!

粗雑さやいい加減さとは全く無縁の至高の逸品だと私は思います。

総毛皮ですので手入れと保管には注意が必要ですが
これから大事にしていきたいと思っております!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2016年03月06日 21:30
毛皮の背囊とてつもなくカッコイイです!
痺れます!
Posted by モスバーガー! at 2016年03月14日 21:40
>>モスバーガー!さま

はじめまして!モスバーガー!さま!
ご返事大変遅くなってしまい大変申し訳御座いません。。。

毛皮背嚢ですが本当に格好良く素晴らしい品です!
昭五式軍衣や改四五式軍衣に合わすにはピッタリの背嚢です。

私の天幕や毛布やらの縛着は自信がなくなっておりませんが
装具をちゃんと縛着すればさらに格好良いと思います。

これから大切にしていきたいと思います・・・!
Posted by アンチョビことチビアンチョビことチビ at 2016年03月20日 10:18
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