2016年12月21日

個人業者Sさま製 複製 日本陸軍 昭和七年制定雑嚢

皆さんおはこんばんちは水呑み百姓です。

師走で何かと忙しい時期ですね。でももう少しです。
仕事納めはもう間近です・・・!

さてさてという事で今回も日本軍複製品をご紹介したいと思います。
今回も久し振りになりますが・・・あの業者さま新製品をご紹介したいと思います。

まずはいつも通り画像から!





こちらは個人業者Sさま製 複製 日本陸軍 昭和七年制定雑嚢になります。

何とSさまから金属施錠式の雑嚢が発売されました・・・!

個人業者Sさまは当ブログでは何度も紹介させて頂いている業者さまで
下士官兵のみならず将校の各種被服、装備品を数多く製作販売されておられます。

雑嚢も多く取り扱っておられますが・・・昭和七年型、十二年型金属施錠式の物は
残念ながら取り扱っておられませんでした・・・。

昭和七年型、十二年型雑嚢支那事変期には必要不可欠な装備品
これを製作されている業者さまは私を知る限りではお一人しか知りません。
複製品とはいえそれだけ希少雑嚢です。

しかし今月に入りこの金属施錠式雑嚢が遂にSさまから発売される事になり
早速購入させて頂きました・・・!
いやはやKTWさんの三八式歩兵銃に続いて2016年の年末に嬉しいサプライズで御座います。


ちなみに当ブログで紹介しましたSさま製雑嚢の記事は以下になります。

http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e592699.html  (Sさま製 陸軍 昭和十二年制定雑嚢・改)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e622557.html  (Sさま製 陸軍 大正三年制定雑嚢) 
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e751491.html (Sさま製 陸軍 昭和十五年制定雑嚢)



7年型雑嚢の生地のズーム画像。

過去に御紹介した十五年型、十二年型改、大正三年型と同様の生地になっております。
ムラの無い茶褐色の色合い帆布生地製でやはり過去の雑嚢同様に硬みがあり
堅牢実用には申し分ない生地で御座います。



雑嚢蓋部の画像。

生地だけでは御座いません。細部の作り込みもやはり瞠目するものが御座います。



蓋部の画像。

15年制でも記載させて頂きましたが・・・独特蓋のラインも再現されております。
膨らむのような丸みが特徴で縫製粗雑さは御座いません

蓋の外観は極めて重要です。Sさま製満足のいく出来栄えだと思います。



七年型雑嚢の蓋開いた状態の画像。

以前の記事でも記載しましたようにそれまで革紐を用いて施錠をしていた物が
昭和七年型では布紐と金属金具を用いた施錠式に替わりました。

ですので雑嚢旧型大正三年制の特徴を持ちつつ新要素が取り入れられております。



雑嚢本体部の画像。

やはり七年制特徴はこの金具でしょう・・・!



 

金属施錠(バックル)部ズーム画像。

7年制、12年制雑嚢を再現するうえでこの金具が一番のネックだと思います。
と云いますのでこの金具市販品として流通しておらず入手が困難なのです。

しかし・・・!Sさまはこの金具一から製作されたとの事・・・!す、凄い(汗
既存の金具はわざわざ使わずオリジナル一から製作されたそうで御座います。

ですので材質既存の物のように真鍮製ではなくSさまの物は実物同様鉄製となっております。
いやはや・・・これには恐れ入ります。並々ならぬ情熱を感じますね・・・。

また金具赤茶色の色合いで塗装にはムラや剥がれは見当たりません
わざわざ下地処理をされて尚且つ焼付塗装が施されております。

この金具(施錠)を製作されただけでも十分な価値が御座いますね。
想像も出来ないような御苦労を積み重ねて来られてきた事と思います。
本当に感謝したいと思います・・・!

しかし・・・金具だけでも欲しがる方がいらっしゃるのではないでしょうか?



施錠(バックル)鉄製ですので磁石を近付ければこの通りくっ付きます。

だから何??と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが・・・
この金具鉄製で出され事は本当に凄いんですよ・・・!
私には大きな衝撃です。



その裏側部の画像。

勿論金具裏側(雑嚢内部)もしっかりと作り込まれております。

金具当て布を挟んでカシメ打ちされており強い力にも耐えれそうですね。
当て布さえも丁寧に作られておりポイントが高いです。。。!



蓋留め紐の画像。

蓋留め紐先端留め金具カシメ固定されております。

この留め具焼付塗装されており鉄製となっております。



蓋留め紐ズーム画像。

蓋留め紐目を見張るものが御座います。

まず触って感じるのはその「厚み」です。
この蓋留め紐複製品では薄い物が多いのですが
Sさま製の物は太く厚いになっております。

驚く事にこの蓋留め紐市販品ではなく実物を基に一から製作されたそうで御座います。
ですので幅、太さ、そして織り目もかなり再現度が高くなっております。

このにも大変な拘りが見て取れますね。





雑嚢両側面部の画像。

両側面には大正三年制雑嚢と同様の特徴が見て取れますね。



それはこの爪(ホック)金具丸型金具で御座います。

これは雑嚢コンパクトにする為の構造のようで
爪金具丸型金具差し込む事で雑嚢本体嵩張るのを防ぎます



丸型金具爪金具挿しこんだ状態の画像。

こちらは既に大正三年制雑嚢でも紹介させて頂いた部分ですね。

爪金具の形状がやはり注目すべき点で、
微妙にカーブした形状なのが分かると思います。

Sさまの説明通り軍衣の襟ホックのような先端をしており
小さい部分ながら勉強になり見応えのある箇所です。

丸型金具実物忠実な寸法で製作されており
両金具とも手縫いで装着されております。



こちらは雑嚢内部の画像。

やはり他の雑嚢同様に仕切りが存在します。
前部広く後部は狭く小さく作られております。

広い前部両端爪&O型金具コンパクトになりますので
画像以上に小さくなります。



こちらは雑嚢内部中仕切り留め紐の画像。

見慣れた雑嚢内部ですが細部は丹念に作られているのが分かると思います。



内部にある蓋と本体接合部の縫製の画像。

縫い糸は解れることなく六列に等間隔で縫われております。



検定印部
の画像。

製造年昭和7年製本廠検定
Sさま製を示す納入印が御座います。

昭和七年制定ですのでそれに合わせた製造年になっております。



続いては雑嚢後部の画像になります。






腰吊り用フック金具の画像。

ベルトフック(釣金)大正期の雑嚢でも使用されている金具で
色合い良く帯革極力傷付けず吊る事が出来るでしょう。
(ただご使用になれる帯革にもよると思います。)

銅製鋲とその座金大正雑嚢にも採用されている物で
こちらも新規に製造された品で御座います。
勿論実物から採寸されております・・・!



こちらは肩紐(負い紐)部の画像。

こちらもSさま製雑嚢では定評のある箇所の1つですね!



肩紐負紐)の生地ズーム画像。

こちらも御存知の通り一から製作された専用生地になっております。
柔らか過ぎる事の無い硬さは十分に使用に耐えてくれると思います。
さらに嬉しいのは体格の良い現代人に合わせて余裕をもって長めに製作されており
高い実用性を兼ね備えております。

勿論、色合いもよく独特の織目再現されており太鼓判を押せる品だと思います。





肩紐(負紐)各金具の画像。

当然ながら各金具塗装が施されており剥がれ妙な塗料ダレなどは御座いません。






さて最後に昨年に紹介した同じくSさま製大正三年制雑嚢と並べてみたいと思います。

が昨年紹介したSさま製大正三年型雑嚢
が今回ご紹介する同じくSさま製昭和七年型雑嚢になります。

同じままの構造もあれば進化した部分もあるのが分かると思います。




蓋を開いた状態の画像。

が昨年紹介したSさま製大正三年型雑嚢
が今回ご紹介する同じくSさま製昭和七年型雑嚢になります。

それは何と言ってもこの部分ですね。
蓋留め紐とその金具で御座います。





蓋側の画像。

が昨年紹介したSさま製大正三年型雑嚢
が今回ご紹介する同じくSさま製昭和七年型雑嚢になります。

蓋留め紐大正三年型では革製でしたが昭和七年型では布に先端が鉄製の物に変化しました。





バックル金具のある本体側の画像。

が昨年紹介したSさま製大正三年型雑嚢
が今回ご紹介する同じくSさま製昭和七年型雑嚢になります。

さらにバックル側も変わり革紐に合わせた爪のバックル金具から
布紐を留める為にジグザグした形状の金具に変わりました。



側面部の画像。

が昨年紹介したSさま製大正三年型雑嚢
が今回ご紹介する同じくSさま製昭和七年型雑嚢になります。

しかし変わらない構造の部分もあります。
それがこの両側面にある爪と丸型金具ですね。

昭和7年制では変わることなく継承されております。





こちらは内部蓋と本体の接合部の画像。

が昨年紹介したSさま製大正三年型雑嚢
が今回ご紹介する同じくSさま製昭和七年型雑嚢になります。

細かくみると実は縫製も異なっている部分が御座います、

七年型では縫い目の列が増え、より耐久性増しているようですね。

さすが・・・Sさま。2つの雑嚢を購入してみないと気付けない箇所
余すことなく再現されております・・・!





検印部
の画像。

が昨年紹介したSさま製大正三年型雑嚢
が今回ご紹介する同じくSさま製昭和七年型雑嚢になります。

殆ど変化がないように見えますが製造年が異なっております。    
大正三年制とはいえ昭和に入ってからも製造はされておりますので
何ら問題ないと思います。



さて以上で個人業者Sさま製 複製 日本陸軍 昭和七年制定雑嚢の紹介になります。

今回、昭和7年型雑嚢の発売に本当に驚きました・・・

この秋頃になって別の業者さま製7年型、12年型雑嚢を入手したばかりでしたので
意表を突かれたと云いますか・・・本当に予想外でした(汗
今年最後に・・・凄いサプライズで御座います!

ちなみに今回Sさまからは昭和十二年型雑嚢も販売されております・・・!
勿論、私は合わせて購入させて頂きました(笑
いずれ機会が御座いましたらそちらもご紹介したいと思います。

昭和七年制定、昭和十二年制定雑嚢はあまり知られていない雑嚢な反面、
支那事変期には欠かす事の出来ない雑嚢です。

今まで入手困難だったモデルの雑嚢ではありますが・・・
Sさまの手で製品化される事になりました。本当に感謝です!
被服だけでなく背嚢、水筒用ハーネス・・そして雑嚢
既に品切れの物も御座いますが・・・いやはや充実した凄まじいラインナップで御座います。

さまは金具の1つ、生地の1つにしましても
市販品使わずわざわざ実物から採寸し多大な時間と資金を消費して
1つの金具、生地を製作され、それらを結集してようやく1つの製品が完成するのです。

Sさまの並々ならぬ努力、そして根気にはただただ。。。頭が下がります。
いつも素晴らしい商品を提供して下さり本当に有難う御座います


さて今回は以上になります。

ではでは~
ノシ









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