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おはこんばんちわ!関西で海に面していない県在住のアンチョビです。
コロナ禍も収まりブログをまた更新していこうと思います。
年齢ばかり取り怠惰な日々を過ごしております。
装備の主眼は旧日本陸軍兵下士官用装備(特に複製品)に置いています。
今年からWW2米国陸軍装備の収集も集めました。
当方の知識は今だに勉強不足かつ無きに等しいのですが
学習し少しでも身につけて知識の幅を広げていきたいと考えています。
知識不足の伴う誤記や勘違いといった間違いがあると思いますが
手数をお掛けしますがご指摘して頂ければ幸いです・・・!
ツイッターやってます。
ja
Sat, 10 Feb 2024 18:08:53 +0900
Sun, 09 Apr 2023 11:03:24 +0900
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戦前~戦後 精工舎(セイコー)製 手巻き式腕時計 ネーション(NATION)型 スモールセコンド(スモセコ)仕様
皆さんおはこんばんにちは!
さてさて今回も軍物かどうか微妙ですが腕時計関連を紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像をば。
こちらは戦前~戦後 精工舎(セイコー)製 手巻き式腕時計 ネーション(NATION)型 スモールセコンド(スモセコ)仕様になります。
題名が大分長くなってまつね・・・
以前に精工舎のモリス型腕時計を紹介させて頂きましたが
今回紹介する時計はモリス型同様に戦前国産腕時計を代表するモデルのようですね。
前にも記載させて頂きましたが当方、腕時計に関する知識は疎く
誤記などあるかと思います。お気付きになられましたらご指摘頂ければ幸いで御座います。
まずは1つ目をご紹介。
こちらはベルトも付属しOH済みの稼働品です。また二重ケース仕様で状態は中々良い品です。
腕時計本体の前後画像。
こちらは9型になり7石仕様になります。入手出来て良かったと感じる逸品です。
文字盤も魅力的です。
私の大好きな24時表記になっております。既にお気付きかと思いますがSEIKO表記ではなくNATIONとなっております。
有名な話ですがこれはペットネームと呼ばれる別名称で
本品はムーブメント(機械)はモリス型とは違えどちゃんと精工舎(セイコー)の製品なのです。
風防も欠品しておりません。
防塵二重ケース仕様ならではの外観です。
裏蓋部の画像。
裏蓋にはDUST PROOFの刻印があり二重ケース用の物であるのが分かります。
ケースから腕時計を外した状態の画像。
外側ケースの画像。
こちらは内側ケースに納めれた腕時計本体の画像。
本品では風防は本体に単純に上から被せるだけの仕様となっています。ですがちゃんと内側のケースとしての役割を果たしています。
文字盤や針へのアクセスが簡単に出来ます。
二重ケース仕様の腕時計は今も人気ですね・・・!
皆さんが惹かれるのも納得です。
ムーブメントの画像。
やはりモリス型とは異なる作りとなっております。
精工舎製を示すSEIKOSHAやSKSといった刻印がありません。
ですが「ADJUSTED」という刻印があるのが分かります。
同じネーション(NATION)型でもモデルによって刻印が異なるのだろうと思います。
さてお次は別のNATIONを紹介したいと思います。状態が良いのは最初の物だけであとはジャンク品に近い物になります(汗
こちらも9型仕様かと思います。バネ棒は後付けです。ケースはメッキが剥がれてか大分痛んでます。蓋には錆もあります。
モリス型にもサイズ、文字盤や針などの仕様にたくさん種類がありますが
ネーション型にもたくさんの仕様があるようですね。
最初に紹介した物とは文字盤や針など差異が見られます。
蓋を外した状態の画像。
蓋の裏側にも錆があり褒められた状態ではないですね・・・
ムーブメントの画像。
こちらには刻印の類がありません。
最後に紹介する品になります。
ケースにメッキ剥がれ、風防に割れなどありやはり状態はよくありません。バネ棒も後付けです。この腕時計は完全に不動品のジャンク品です(汗
こちらのネーションは8型のようですね。やはり先に紹介した物とは文字盤も針も異なります。
ケースと蓋を外した状態の画像。
本品は簡単に取り外す事が出来ます。
ムーブメントの画像。
こちらにも刻印の類はありません。
作りは殆ど2つ目に紹介した物と同じです。
画像は解像度が低く見難いのですが・・・ネジがいくつか欠品しており
部品調達が必要です・・・
NATION型の完全な稼働品は実質1つだけなので
将来的に稼働品をもう1つ増やそうと部品取り用にジャンク品をもう1つ調達してみました。
ですが・・・修理するにも自分にはまず無理ですので専門店に預ける必要があります。予算的にそこまで回せるかといえば厳しいのが現状です(泣
暫くは保管したままになるでしょう・・・
モリス型と並べてみた画像。
具体的にムーブメントのどう構造が異なるのか私にはまだ分かりません・・・
ですがいずれもセイコーの戦前腕時計を代表するモデルなのは間違いありません。
さて以上で戦前~戦後 精工舎(セイコー)製 手巻き式腕時計 ネーションNATION)型 スモールセコンド(スモセコ)仕様の紹介になります。
今年に入って腕時計を収集し始めましたがどういうモデルが人気で高価になりがちなのかようやく分かってきました。
いくつか失敗などもしてしまいましたが・・・ようやく目標に到達しそうです。なのでまだ暫く腕時計に関連した記事が続くとお考え下さい。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e1134883.html
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・日本軍 実物 装備
Sat, 10 Feb 2024 18:08:53 +0900
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戦前~戦後 精工舎(セイコー)製 手巻き式腕時計 モリス型 スモールセコンド(スモセコ)仕様①
皆さん新年あけましておめでとうございます。(遅っ)
本年も変わらずどうか宜しくお願い致します。
2024年最初のブログ更新になります。もう1月も末になってしまいました。
元旦早々、酷い災害が発生したりと暗い話題が多い1月になってしまいましたね・・・
さてさて落ち込んでもしゃーないのではいつも通り画像をば。
こちらは戦前~戦後 精工舎(セイコー)製 手巻き式腕時計 モリス型 スモールセコンド(スモセコ)仕様①になります。
1月に入ってからのマイブームは腕時計でして。。。
というのも過去の私のブログを見て頂きましたらお分かりになるように
腕時計に関しましては所有している本体は複製品、現代品を代用している記事にしか紹介していなかったと思います。
複製品がメインとはいえ私も日本軍装備を収集し始めて10年以上経ちましたので流石に当時物の腕時計を何本かは持ってなくては・・・感じ、入手に踏み切った次第であります。
ちなみに私は手巻き式時計どころか腕時計そのものへの知識は無きに等しいとお考え下さい(汗ですので間違った知識による記載がありましたらご指摘して頂けましたら幸いです・・・
さてそれではまず1つ目の腕時計をご紹介。
こちらは精工舎(セイコー)製モリス9型の腕時計になります。稼働品です。
正確の製造年は不明ですが恐らく戦前に製造された物と推測します。
この腕時計は何気に初購入の当時物の精工舎腕時計です。
戦前から存在する腕時計メーカーは他にもシチズンなどがありますが
私は複製品のモデルになっている精工舎の物を主に収集していきたいと思っております。
様々な種類の精工舎の腕時計&懐中時計が使用されたようですね。また多くはスモールセコンド(スモセコ)という文字盤6時方向に秒針が独立して存在する仕様のようです。
(例外もあるようですが・・・)
モリス9型の腕時計本体の前後画像。
この個体を購入した理由ですが・・・文字盤に小さく赤字で24時間表記されているからです。
当然スモセコ仕様です。
ちなみに9型とは表記ですがムーブメントの大きさで分類してこの番号になっているようですね。
これよりも小さいと8型、逆に大きいと10型という感じらしいです、
所有している複製品も同じように文字盤が24時間表記でしたのでそれに似た仕様にしてみました。
ちなみに日本陸軍においては将校を含め下士官兵が使用した腕時計は官給品ではなく自費購入した物が殆どのようです。
ですので日本陸軍制式の支給品!という物は存在しないようですね。航空時計などは知りませんが・・・如何せん専門外なので。
逆に考えると当時の民生品の腕時計は日本軍装備として使えるという事ですね。
裏蓋を外した状態の画像。
少々コツは入りますが特に難しくなく外せます。
ムーブメントの画像。
上部にSEIKOSHAに刻印がありますね。
恐らく7石仕様なのでしょうか・・・?
本品はモリス型とのことですが。。。これはスイスのモリス社の構造を模倣したからそういう名称になっているのですね・・・
あの精工舎がまさかコピーしていたとは・・・少々驚きです。
当時の精工の腕時計はまだ黎明期。。。というより発展途上の段階だったのでしょうかね。
ちなみに画像の内部ですが・・・ネジが一本欠品しているようです(泣
一応稼働品ではありますが・・・初購入で勉強する事になりました・・・
こちらは付属していた腕時計ベルトの画像。
こちらも同じ精工舎の物との事です。
腕時計本体が簡単に取り外しの出来るパリス環式のベルトです。
黒色塗装の革製です。革生地には大きな痛みはありません。
一部尾錠(バックル)金具は錆が進行しており爪は外れ易くなっています。
しかし形は凝った作りになっており好印象ですね。
さて続いてもモリス9型になります。
ですが最初の品とは異なる仕様なのがお分かりになると思います。
ちなみにベルトは以前にブログで紹介したパリス環式の位磁石付きのベルトを装着しております。
腕時計本体の画像。
こちらのモリスは残念ながら不動品のようで要修理が必要な品です。ですが嬉しい事にこちらは2重ケース仕様になっております。
文字盤は前の個体と同様に24時間表記になっており
外観のみの状態ととしてはこちらの方が良い印象ですね。
ちなみに文字盤のメーカー表記はSEIKOではなくSPECIAL SEIKOとなっております。私には通常とどう違うのかが分かりません(汗 ムーブメントの石数や規格が何かしら異なるのでしょうか?
2重ケース仕様ですので外側のケースを外しても時計本体はもう1つのケース(内側)に入っている状態です。これは防塵の観点からもかなり期待出来そうですね。
ただ当時の腕時計はこれぐらいの対策を施しても不十分だったという話もあるそうです。
以前当ブログで紹介しました防塵ケース(紅軍ケース)なんかも気休めでしかなかったとか・・・?
ちなみにですが・・・画像の2重ケースですが外側の方は風防(レンズ)が欠品しております(泣
ああああ・・・最初のモリスといい説明文に記載して欲しかったです・・・トホホ
腕時計本体の画像。
2重ケース仕様なので本体はベルトループなどラグは存在しません。リューズ(龍頭)だけが出ている状態です。まるで懐中時計のようで新鮮ですね。
内部の画像。
ムーブメントの画像。
上部にSEIKOSHA、そして歯車にも刻印があります。
こちらも7石仕様なのでしょうか・・・?
2重ケースの取り外しは特に難しい事はありません。再度納める場合はリューズの位置さえ気を付ければ良いだけかと。
さてさて最後にご紹介するのはこちらです。
こちらは少し大型のような気もしますのでモリス10型になるのでしょうか?
この腕時計は弱弱しくではありが一応稼働します。(とはいえ要OHかと)
ベルトはパリス環式ではない革製の物になっています。
これは当時物ではない可能性が高いかもしれません。
こちらの文字盤はシンプルな仕様です。ケースも通常の物です。
蓋を取り外した状態の画像。
ムーブメントの画像。
上部にSEIKOSHAに刻印があります。こちらも7石仕様かと。
本品もモリス型だと思うのですが最初の2つとはネジ位置が微妙に違うようですね。
10型にも新10型など戦後?に生産された品などもあるようで
この腕時計の製造時期がどれに該当するのかは私には分かりません。
さて簡単ではありますが以上で戦前~戦後 精工舎(セイコー)製 手巻き式腕時計 モリス型 スモールセコンド(スモセコ)仕様①の紹介になります。
とりあえず今回は手持ちのモリス型の一部を紹介してみました。
日本軍装備の一環として当時の民生品腕時計を入手してみたのですが
当時、多種多様な時計が将兵に使用されましたのでこの型の腕時計だけが正解!という事は無いです。
そうなるとどれを買えば良いのか悩むかもしれませんが精工舎のモリス型を選択するのは如何でしょうか?悪くないと思います、
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e1134842.html
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・日本軍 実物 装備
Sat, 27 Jan 2024 15:30:08 +0900
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実物 日本陸軍 三十二年式軍刀 甲型②
さてさて大晦日になっちゃいましたが記事を更新したいと思います。
過去に紹介した物とかぶってしまいますが・・・とりあえず画像をば。
こちらは実物 日本陸軍 三十二年式軍刀 甲型②になります。
実物三十二年式軍刀は10年以上前に当ブログにて一度紹介させて頂きましたが処分してしまい手元に無い状態でした・・・
ですが以前の物よりも状態がまだマシな甲型が入手できましたので完全分解出来る状態にし全体を研磨する事にしました。
ちなみに過去に紹介しました実物三十二年式軍刀の記事が以下になります。https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e372253.html (実物 日本陸軍 三十二年式軍刀 甲型①)
ちなみに画像の状態はまだ研磨作業の途中の状態です。最後の仕上げ研磨はしていません。
元々は錆が酷い状態でしたのでそれと比べると良い感じになったと思います。
しかし・・・やはり錆の腐食が酷い箇所が所々見られ朽ち込みを完全除去するのは無理でした。
軍刀の背金部の画像。こちらも研磨途中の状態です。
前述した通りこの三十二年式軍刀は完全分解出来る状態にしております。その過程でネジや蟹目ナットが損傷してしまいましたが。。。
内部の状態を把握出来、清掃&防錆処理を行えるは大きな利点だと思います。実物で完全分解出来るのは恐らく少ないのではないでしょうか。。。?
背金部上下からの画像。
この背金部は鋳物製です。
画像は研磨している状態なので朽ち込みが無いように見えますが木製の柄と接する部分は湿気が溜まるせいか腐食が見られます。
背金の後部からの画像。
後部にある大きな穴は刀身の茎に存在するネジを固定するための蟹目ナットを装着する為のものです。
こちらは木製の柄部になります。
使用と経年の為に少々黒っぽくなっております。
ですが現状で大きな破損はないと思います。
柄部の上下からの画像。
柄部には背金部同様に滑り止め溝(チェッカリング)が存在します。
この背金、柄部のチェッカリングが三十二年式軍刀の魅力の1つですね。
柄部後部の画像。
当然ながら柄に茎を通す為の空間(穴)が存在します。
駐爪部の画像。
官給軍刀らしくシンプルかつ堅牢な駐爪となっております。
私の軍刀の駐爪には画像のような6つのモミツケ(凹み)が存在します。
これは製造元の識別か互換性の識別なのでしょうか・・・?
こちらは刀身部の画像になります。
刀身はやはり切断されております。
刀身の根元には製造番号の刻印が存在します。
茎部には駐爪と同じに6つのモミツケが存在します。
三十二年式軍刀の茎後部にはネジが存在します。
目釘ネジだけでなくこのネジで背金の固定を確実にする事が出来ます。シンプルながら優れた作りですね。
続いては護拳(ガード)部の画像になります。こちらもまだ研磨途上の状態です。
甲型なので護拳は小型のものになっております。残念ながら・・・傷、打痕だけでなく若干の歪みがあります。
刀身だけでなく駐爪、縁金具を装着する為の穴が存在します。
護拳上部の画像。
護拳部の刻印の画像。
東京砲兵工廠のマークに漢字二文字の刻印が見えますね。漢字二文字は検査員の意味でしょうか・・・?
本品は甲型ではありますが指貫は存在しません。
あくまで推測ですがこの軍刀は昭和期になって指貫を除去し黒染めされていた個体かもしれませんね。
護拳の刀緒通し穴と茎ネジ通し穴部の画像。
刀緒を通す為の穴は綺麗な小判型に作られており対して茎ネジを通す穴が少々粗雑な四角の穴になっております。しかしこの四角穴は背金部に隠れます。
こちらは縁金具の画像になります。
この縁金具は小さいながら極めて重要な部品です。
背金&柄と護拳の間に装着される金具になり
2つの突起は護拳に存在する小さな2つ穴に装着する為のものです。
こちらは革製切羽の画像です。
黒色になっており裏表決められているようですね。
こちらは目釘ネジと蟹目ナットの画像になります。
このネジを取り外すのかなり手間取り特に蟹目ナットは損傷激しく
もう一度軍刀へ取り付けし直しのは推奨出来ないぐらいのダメージです(泣
やはり軍刀という兵器という事もあり元々ネジの締め具合は強固で
しかも蟹目ナットの穴は小さく浅いので手を加えず取り外すのは不可能では・・・?というレベルでした。
この辺は個体差・・・というか三十年式銃剣の柄ネジ同様に当たり外れがあるのでしょうか。
続いて背金後部に取り付けて締める茎ネジ用の蟹目ナットの画像になります。
こちらも取り外すのにかなり苦労しました。色々工具を試して緩める努力をしてみたのですが・・・蟹目の穴が浅くどんどん穴が広がっていきナットを傷つける結果となってしまいました。ただこちらの蟹目ナットは何とかまだ使えそうです。
画像の右の蟹目ナットは試験的に製作してもらった物なのですが
茎ネジのピッチが微妙に現代品と規格が合わないようで使えそうにありません(汗
実物三十二年式軍刀はこの2つの蟹目ナットを取り外すのが最大の課題だと思います。
蟹目を傷めず外すのはほぼ不可能ではないでしょうか。
とりあえず代用品になるナットを探してみたいと思います。
さてさてお次は鞘部の画像になります。こちらもまだ研磨最中の状態です。
この軍刀は元々黒染仕様だったと推測するのですが
鞘に関しては何故か既に荒く研磨された痕があり白磨きのような色合いでした。もしかしたら前の所有者が手を加えたのかもしれません。
口金止め用ネジ部の画像。
口金のネジ部は九五式軍刀のようにシンプルにマイナスネジが露出している仕様になっております。ネジが口金に覆われた仕様の物は初期型になるのでしょうか。。。?
製造時期によって変わってくるのでしょうかね。
佩鐶部の画像。
実用出来る状態ですね。
石突部の画像。
石突の刻印は刀身の刻印と同様の番号になっております。
こちらは鞘から口金を取り外した状態の画像。
柄の蟹目ナットとは異なりネジは既に緩い状態だったので何度か分解されたと思います。
口金の上部には画像のような切込みがありました。
これは単なる割れ(クラック)なのでしょうか・・・?
三十二年式軍刀の鞘には薄い木製入子鞘が納められているのでその為の物なら良いのですが・・・
単なる破損による割れならへこみますね・・・(苦笑
口金の駐爪受け部の画像。
ちゃんと真鍮?の二重構造のようですね。
軍刀の駐爪を収める動作に全く問題ありません。
口金を外した状態の鞘。
鞘内部にある木製入子鞘を外した状態の画像。
ちなみに左右はちゃんと決まっているようですね。
状態は・・・あまり良い方とは云えないかもしれません。
ただ取り外し出来るだけ幾分マシかと思います。
口金用ネジのある方向の入子鞘の画像。
何度も出し入れして上手い事位置決め出来てなかったせいか割れてしまっています。
入子鞘の奥部(先端部)の画像。
正体不明の粘着質の物が固着しています。これは何でしょう・・・?
入子鞘はとても薄く出来ております。
良い状態では無いにしても何とか現存しているのは助かりますね。
こちらはある程度研磨を終えた状態の画像。
あまり変わっていないように見えますね・・・wまぁ解像度も低い画像なので仕方ありません。
ある程度研磨が終えた状態の柄部の画像。
目釘ネジは取り付けると外せなくなる可能性があるので保管の際は外す事にしております。
蟹目ナットの替えを用意するなどまだまだ課題は残っていますが
とりあえず三十二年式軍刀は形になりました。
新たに錆が発生しないように油紙に包んで除湿剤や乾燥材を入れて保管したいと思います。この軍刀、今度こそ大事していきたいですね・・・・!
さて以上で実物 日本陸軍 三十二年式軍刀 甲型②の紹介になります。
本日は大晦日・・・・!何とか記事を更新出来ました(笑
いや~今年になってブログ更新何とか出来ましたが、盆休みと年末の休みぐらいしか投稿出来てないですねw
もう仕事が楽になればもうちょい投稿出来るんですが・・・こればっかりはどーしよーもありません。
さてという事で・・・皆さん良いお年を・・・!
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e1133502.html
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・日本軍 実物 装備
Sun, 31 Dec 2023 17:21:25 +0900
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実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製
皆さんおはこんばんちわ。
さてさて今回は久しぶりの実物品をご紹介したいと思います。
という事で早速画像をば。
こちらは実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製になります。
実物ですが・・・今回はご紹介するのはあくまで照準眼鏡嚢(ケース)のみです。照準眼鏡本体は過去に紹介した九六式用の物です。
ちなみに以下が以前紹介しました実物照準眼鏡の記事になります。https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e992220.html (日本軍 実物 日本タイプライター製 九六式軽機関銃用照準眼鏡)
さて何故今更、九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢を入手、紹介するのかというと
以前に入手&紹介した照準眼鏡の眼鏡嚢(ケース)が九六式軽機用の物か疑わしく感じたからです。
調べてみますと眼鏡嚢は革製と出てきたのです。
ともあれこれは初期のみで九九式軽機関銃が採用されてから
九六式、九九式ともに帆布製の物に統一された可能性もあります。
九六式は革製、九九式は帆布製の眼鏡嚢とは一概に云えないと思います。いずれにしまして九六式軽機関銃が制式化された当初の眼鏡嚢は革製で間違いないと推測します。
革製眼鏡嚢は中々出回らず目にする機会が少ないです。それだけ貴重な品ではないしょうか。
眼鏡嚢の両側面からの画像。
この眼鏡嚢はほぼ全て革製です。
最後に帆布製の物と比較してみますが・・・
帆布製と比べるととても小さく感じます。
眼鏡嚢の上下から見た画像。
眼鏡嚢ならではの作りが見られるのが分かるでしょうか?
底面には4つの穴が設けられています。
実物眼鏡嚢をお持ちの方はご存じと思いますが
これは眼鏡嚢内に存在する内装を固定させる為の穴なのです。
(具体的にいいますと眼鏡本体を収納&固定させる為と手入れ用刷毛を収納させる為の内装です)
画像を見て分かるように本品は内装固定用の穴は存在するのですが
肝心の内装(手入れ用刷毛など)は取り外されております。
戦後になって別の使用目的の為に邪魔だったので外したのでしょう。とても残念です。
ですが眼鏡嚢は縫い糸の解れは殆ど見られず革生地の損傷も見られません。
ふんだんに革生地が使用されています。
眼鏡嚢の開閉用尾錠部の画像。
尾錠部は日本軍装具に多く見られる金具ですね。帯革も穴は1つのみの仕様です。
側面の負い革部の画像。
負い革は左右両方ともに本体に縫い付けられています。
帆布製の物より作りはかなり簡素な印象ですね。
蓋を開けた状態の画像。
捺印が存在し、一部判読出来る程、残っております。
蓋を開くと本体は横から見るとL字型の形状をしております。
材質は違えど帆布製も同様でしたね。
内部の画像。
内装の類は一切残っておりません。
こちらは眼鏡嚢の後部の画像、
帆布製とは違い、ベルトループは狭い目になっています。ですが本体と蓋を繋ぎベルトループ(遊革)も兼ねている作りは同じです。
後部は蓋、本体ともに生地の繋ぎ目が存在します。
繋ぎ目の横にある上下2か所の穴はこれも内装固定用の穴です。こちらは帆布製とは異なりますね。
お次は負い革部の画像になります。
この革製の眼鏡嚢の負い革は帆布製と比べるととても幅の狭いですね。
将校用のブローニングM1910拳銃嚢や中型図嚢用に似た負革のようです。
尾錠部には2つの遊革が存在します。
負革の長さ調整用穴の画像。
穴は全部で11個になります。
さて今度は照準眼鏡を眼鏡嚢に収納してみたいと思います。
実物の九六式軽機関銃用照準眼鏡本体です。
眼鏡嚢は内装が取り外されていますので収納出来て当たり前なのですが・・・
はい!難なく収納出来ました!
ただ・・内装が無いので内部で固定、緩衝させる事が出来ません。
ああ・・・内装があればなぁ・・・無いのがとても悔しいです。
さて最後に帆布製の物と並べてみたいと思います。
右が以前紹介した帆布製眼鏡嚢。左が今回ご紹介する革製眼鏡嚢になります。
両側面から見た画像。
右が以前紹介した帆布製眼鏡嚢。左が今回ご紹介する革製眼鏡嚢です。
大きさだけでなく各所に差異が見られますね。
上下から見た画像。
右が以前紹介した帆布製眼鏡嚢。左が今回ご紹介する革製眼鏡嚢です。
帆布製は縁に革で補強が施されております。また帆布製は内装が残っていますので4つ穴に固定用のネジが打たれているのが分かりますね。
蓋を開いた画像。
右が以前紹介した帆布製眼鏡嚢。左が今回ご紹介する革製眼鏡嚢です。
尾錠部に差異は見られませんが帆布製はその材質と製法の為か
内部背面に繋ぎ目が見られません。
本体側の画像。
右が以前紹介した帆布製眼鏡嚢。左が今回ご紹介する革製眼鏡嚢。
後部の画像。
右が以前紹介した帆布製眼鏡嚢。左が今回ご紹介する革製眼鏡嚢。
ベルトループを兼ねる蓋と本体を繋ぐ革に差異が見られます。
こちらは側面にある本体負い革接合部の画像になります。
右が以前紹介した帆布製眼鏡嚢。左が今回ご紹介する革製眼鏡嚢になります。
帆布製では負い革は本体に直接縫い付けるのではなくD環に通されております。
また負い革の材質も大きく異なり革製は負い革も革製ですが帆布製では布製になっております。
負い革は材質も異なりますので長さ調節用金具も異なります。
下が以前紹介した帆布製眼鏡嚢。上が今回ご紹介する革製眼鏡嚢になります。
また前述したように材質だけでなく負い革の幅も異なります。
さて以上で実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製の紹介になります。
九六/九九式軽機用装具はここまで揃える事が出来ました。
照準眼鏡嚢以外は全て複製品ですが・・・ちなみに属品嚢、工具嚢の中身はありません(笑
今回ご紹介した革製眼鏡嚢ですが・・・実際に携行するのなら断然帆布製を選びますね。
負い革は本体に完全に縫い付けられており幅も狭いのですぐに摩耗して駄目になってしまいそうです。
帆布製は布製なので湿気にも強く本体は少々大きく感じますがその分、堅牢な印象です。
ですが・・・眼鏡嚢を製作するのなら革製が作り易いでしょう。
複製の照準眼鏡も存在するので・・・どなたかこの革製眼鏡嚢を製作して下さる方いらっしゃらないでしょうか・・・?流石に実物を使うのは気が引けますので・・・
さてさて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e1126147.html
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・日本軍 実物 装備
Mon, 14 Aug 2023 17:39:48 +0900
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習志野工廠さま加工 実物 三十年式銃剣 模造アルミ刀身
さ~てさて今回はかなり久し振りの実物銃剣をご紹介したいと思います。
という事で早速画像をば。
こちらは習志野工廠さま加工 実物 三十年式銃剣 模造アルミ刀身になります。
本品は実物の三十年式銃剣ではありますが刀身を習志野工廠さまにお願いしてアルミ刀身にして頂いております。
日本軍装備をされる方は既にご存じかと思いますが・・・
習志野工廠さまは銃剣のアルミ刀身化。電動百式機関短銃を製作販売されておられお世話になられた方々も多いと思います。
いずれも精巧でとても需要の高い品々ばかりです。
本品はその習志野工廠さまに加工をお願いした品です・・・!ただ数年前と古い品ですので何度も使用している品という事、現行品とは差異がある事をご注意下さい。
刀身切断された品とはいえ実物の三十年式銃剣の刀身を弄るとは勿体ない!!と思う方がいらっしゃるかもしれません。
確かにそういう意見も多々御座います。私も思わなくもありませんでした・・・
でもご安心下さい! この銃剣は元々模造刀身だった物です。上の画像はアルミ刀身化前の銃剣の画像で元は恐らく中田商店?で販売されていたものと推測されます。
では何故再度アルミ刀身化するするの?と疑問に思われるでしょうが上の画像をよくご覧ください。
この模造刀身は真鍮製でゴツいのは良いですが・・・柄に対して刀身は微妙に斜め向いており溝の出来もイマイチ。
そもそも刀身が妙に分厚く収納出来る鞘と出来ない鞘がある始末でした・・・
また習志野工廠さまにアルミ刀身化をお願いしたのは今回が初めてではありません!
今回ご紹介する実物の前に実はKTW製複製三十年式銃剣のアルミ刀身化をして頂いております。
以前にして頂いたKTW製では黒染め仕様のアルミ刀身でした・・・!
アルミという材質上、鞘への出し入れをすると傷や色剥げが出てきてしまいますが
それでも軽量軽便。折れ難く実物のような精巧な刀身は一石二鳥どころか三鳥でした!
ですが残念なことに・・・このKTW製銃剣の方は手放してしまっております・・・(泣
銃剣はオリジナル(実物)だけ手元に残しております・・・
さてさてという事で習志野工廠さま製アルミ刀身搭載の実物三十年式銃剣を見ていきたいと思います。
私のブログでは画像掲載数が多いので画像のサイズ&解像度は低くくしているのですが・・・その為かまるで実物のような刀身に見えますね(汗 いえ、勿論合法のアルミ刀身ですよ!あしからず!
画像を見て分かるようにアルミ刀身は白磨き仕様を制作して頂いております。
実戦を考慮するなら断然、黒染めなのでしょうか・・・やはり美しく輝く白磨きが良いですね!惚れ惚れする刀身です・・・!
刀身根元の刻印の画像。
刻印は名古屋工廠の物を再現されております。習志野工廠さま製刀身では刻印は数種類用意されており好みに応じて選択する事も可能です。
実物にように刀身の刻印から上の溝から薄く(細く)なる特徴も再現されております。
銃剣全体を上下から見た状態の画像。
刀身は薄すぎても逆に厚過ぎても強度と外観に大きく影響します。
ですが習志野工廠さま製アルミ刀身ではこれを見事に解決しています。
溝部の画像。
溝は鞘の板バネが当たる部分ですのでどうしても傷が付き易いですが
それでも特徴のある溝は健在です。幅と深さともに申し分ありません。
実物銃剣ではと切先からの途中まで刃が付いているですが
このアルミ刀身でも刃が付いている「風」になっております。(実際は付いてない)画像では少々分かり難いかもしれませんね・・・・
先端の切先部の画像。
三十年式銃剣といえばこの特徴的な切先ですね・・・!
あの形状を見事再現されております。ですが・・・先端部ですので鞘に何度も出し入れしてますので傷があります。こればかりは仕方ありません。それに実は鞘はオリジナルではなく複製品に挿しておりますし。
う~ん・・・良い!何か力が漲ります・・・!
ちなみにアルミ製とはいえ先端は鋭利ですので突けば普通に刺さります。
持ち運びといった輸送は勿論の事、取り扱いには十分注意を。
ゲームやイベント中は安易に鞘から抜かないようにしましょう。
続いては柄部を見ていきたいと思います。
当然、柄部は実物です。
柄部の上下からの画像。
この銃剣は所謂前期型になります。
相変わらず人気で高値で売買されがちの品ですね。いっそ精巧な複製品出てくれないものでしょうか。。。?
当然、打痕や傷、錆が見受けれます。
ですが状態としては悪くありません・・・!
柄頭部の画像。
曲線が美しく前期型ならではの作りです。
ストッパーは問題なく可動します。
当初はバネのテンションは少々弱めでしたが習志野工廠さまに強めに調整して頂きました。
柄木部の画像。
柄木は傷も多く大分擦り減っている印象です。ですが柄木用ネジは健在です。
実物ではネジが固着している個体も多く、ネジや柄木を駄目してしまうケースも多いのです。
柄木を外した状態の柄の画像。
柄木を外した部分は錆もなくとても綺麗な状態です。
柄部には番号が刻印されております。
アルミ刀身組み込み部の画像。
柄木を外すと習志野工廠さま製アルミ刀身の製造番号が確認できます。
番号は既に・・・3桁!? この番号でいつ頃製加工されたものか把握できますね。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
当然ながら教練用ではなく軍用である事が分かります。
前述したようにこの銃剣は複製品の鞘に納めております。
これはこの銃剣はイベントなどで使用する事前提なので
破損、傷が付いても良いようにあえて複製品に換装しております。
アルミ刀身は鞘に問題なく収納出来ますが抜け落ちないか少々心配ではありますので
画像のように剣差に脱落防止用の棒を装着しています。
これで銃剣は理想形になりました・・・!
あとは柄木を念のために複製品に交換しようか考えております。それはいつかブログで紹介したいと思います。
せっかくなので小銃に装着してみましょう!
上2枚はタナカ製ガスガン三八式歩兵銃。
下2枚はS&T製エアガン三八式歩兵銃です。
いずれもガタツキはかなりありますが着剣可能です。
着剣した状態の銃を向けられると。。。素直に恐ろしいですね。恐怖を感じます。
三十年式銃剣の鋭利さと長さも相成ってあまり対峙したくないです(汗
歩兵銃に着剣するとゆうに160センチ超えますので撮影するのも一苦労です。
まさに槍ですね・・・!
さて以上で習志野工廠さま加工 実物 三十年式銃剣 模造アルミ刀身の紹介になります。
アルミ刀身化して大正解でした・・・!折れ難く軽量。しかも精巧とくれば組み込んで損はないと思います。
刻印も選べ黒染めか白磨きかも選択する事が出来ます。本当にありがたい一品です。
映画やドラマといった撮影作品にも最適かもしれません。とにかく重宝する事間違いないでしょう。。。!
さてさて次は銃剣の柄木を複製品に換えようか検討中です。
それで銃剣は私の完全な理想形になるでしょう。
という事で今回以上になります。
ではでは~
ノシ
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・日本軍 実物 装備
Sun, 23 Apr 2023 17:49:24 +0900
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日本軍 実物 小銃手入れ具嚢
皆さんおはこんばんちは。今回も日本軍実物装備をご紹介したいと思います。とはいえかなりの小物になるのですが・・・
という事でいつも通り画像をば。
こちらは日本軍 実物 小銃手入れ具嚢になります。
手入れ具ではなくあくまで手入れ具嚢・・・つまりケースだけです(汗
雑嚢or背嚢に入れる小物が欲しくなり購入してみました。
手入れ具嚢自体は入手し易いですが手入れ具のみもしくは
手入れ具セットの物は数が少なく高価になりがちで中々入手困難ですね。
手入れ具嚢の端部の画像。
手入れ具嚢は日本軍の装具に多く用いられている帆布生地製です。
折り畳んで片面(正確にはL字)で縫合している作りで外観は少々不格好にみえますが小型で道具を収納する機能に何ら問題ありません。
開閉用帯と尾錠部の画像。
革製です。遊革もあり手入れ具嚢でも十分な厚さの生地が使用されております。
蓋を開いた状態の画像。
蓋と出し入れ口の縁は布生地で補強されています。
革生地の縫い糸も厚手で堅牢に仕上がっています。
蓋の裏側に当たる部分の画像。
裏側には「名」の捺印が存在します。
手入れ具嚢に入れる道具ですが・・・実物は所有しておらず現状ではレプリカで画像の物ぐらいしか持っていません。
真鍮製の手入れ棒、洗管。でくの房さま製です。(ネジ溝は切ってません)ネジ回しはPKミリタリアさま製です。
手入れ具嚢は実物なので使うのは憚れますが・・・
サバゲで携行するのならエアガン用の手入れ具を収納してみるのも面白いかもしれません。画像の物はKM企画のクリーニングキットです。アルミ製で軽量です。
手入れ具嚢製作されている方がいらっしゃるそうですが・・・いつかは複製品を入手したいですね。
さて以上で簡単ではありますが日本軍 実物 小銃手入れ具嚢の紹介になります。
手入れ具嚢は複製品も欲しいですが合わせて実物の手入れ具も入手したいですね・・・!
今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
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・日本軍 実物 装備
Sat, 27 Jul 2019 09:35:25 +0900
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日本軍 実物 日本タイプライター製 九六式軽機関銃用照準眼鏡
皆さんおはこんばんちは。梅雨でジメジメした毎日で過ごし難いですね。さてさて今回はこれまたかなり久し振りに日本軍実物装備をご紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像をば。
こちらは日本軍 実物 日本タイプライター製 九六式軽機関銃用照準眼鏡になります。
久し振りの実物装備ですね。今回ご紹介するのは軽機関銃用の照準眼鏡(スコープ)になります。
昨年KTW製九六式軽機関銃を購入しましたが実物照準眼鏡も合わせて欲しかったのですがようやく入手する事が出来ました。
日本軍の九六式/九九式軽間銃は照準眼鏡を装着する事が出来、
銃身にクロームメッキを施すなど当時としては先進的な軽機関銃です。
照準眼鏡は九六式軽機関銃と九九式軽機関銃とでは微妙に異なるようです。両用出来るそうですがやはり九六式軽機ならそれに合わせた物が欲しいですね。
私は運良く入手する事が出来ましたが・・・それなりに出費を強いられました(汗
という事で見ていきたいと思います。まずは収容嚢から。
収容嚢前後両側面からの画像。
照準眼鏡を収納する専用の収容嚢です。
照準眼鏡は九六式軽機用の物ですが収容嚢も九六式用かは分かりません。眼鏡とセットでしたが・・・この収容嚢だけ九九式用の物の可能性もあります。
眼鏡は問題なく収納可能ですがもし九六式用では無いのなら何とかしてでも入手したいですね。
収容嚢本体のズーム画像。
この収容嚢本体は九三式双眼鏡嚢のように帆布生地に塗装が施された物のようですね。
収容嚢の蓋留め用帯と留金具(尾錠)の画像。
シンプルな帯と尾錠。
収容嚢の両側面には負い紐用D環が備わっています。
収容嚢後部の画像。
後部には本体と蓋を繋ぎベルトループ(遊革)も兼ねた革生地が縫い付けられています。
収容嚢の縁は画像のように革生地が縫い付けられています。
所有する収容嚢の縁の革はボロボロですが念入りに製作されております。
収容嚢上下面の画像。
やはり革はかなり千切れてしまっております。
底面には底部緩衝を固定する為のネジが存在します。
収容嚢の全長は大体23cmぐらいのようです。
蓋を開けて状態の画像。
本体上部は画像のように抉れた形状をしており照準眼鏡が取り出し易くなっております。
続いては収容嚢内部の画像。こちらは蓋内部になります。
蓋には検印と思われる物が存在します。昭までは確認出来るのですが他に関しては薄れていて難読です。
収容嚢本体内部の画像。
底部には緩衝の木材が存在し照準眼鏡の形状に合わせて収容出来るようになっております。
続いては収容嚢用負い紐の画像。
負い紐生地のズーム画像。
双眼鏡嚢や水筒の負い紐に近い生地のようですね。幅は約2cmとなっております。
負い紐長さ調整金具の画像。
金具は日の字型で黒塗りで厚さのある物になっております。
さてさて此処でようやく肝心の照準眼鏡本体を紹介したいと思います。
照準眼鏡上下からの全体画像。
本体はかなり厚塗りの黒色塗装です。
照準眼鏡左右からの全体画像。
照準眼鏡は径が小さい事もあり小型で細い印象です。そして何より特徴のある形状をしております。
照準眼鏡上面の刻印の画像。
倍率は2.5倍と比較的低くなっております。
そしてその下には製造元である日本タイプライター社を表すNTC KOGAKUのマークがあります。タイプライターという民間製造会社なのが面白いですね。
この会社が戦後、のちのキャノンに発展していったようですね。
さらにその下は製造番号が存在します。
照準眼鏡上面の刻印のある部分はプリズムが内臓されております。
此処にはネジがありこれを外す事でプリズムを取り外す事が出来るのですが面白い事にそのネジ穴は埋められております。
ネジ頭露出による損耗防止かゴミや埃が溜まり汚れるのを防ぐ目的なのかは分かりませんがあえて分解不可能にしているのは興味深いですね。
とはいえこの埋まっているも物を除去すれば普通に分解可能のようです。
接眼部の画像。
接眼部には狙撃銃同様に接眼ゴムが付いているのですが・・・本品は残念ながら欠損しております。
九六式用に限らず九九式用でも接眼ゴムが残っている眼鏡は少ないですね・・・レプリカでも良いの製作されてないでしょうか。。。
照準眼鏡先端部の画像。
先端は変哲もない筒の形状です。
レンズはやはり汚れておりますね。
照準眼鏡取り付け金具の画像。
軽機関銃本体に取り付ける為の金具部分になります。
大きな円状のつまみネジで軽機本体の穴に差し込みます。その横のレバーを下げる事で固定します。
こちらも至ってシンプルながら確実な固定方法ですね。
こちらは照準眼鏡裏面の画像。
裏面は軽機本体の保持台(マウント)へ取り付ける為のレールになっております。
裏面レール部のネジ穴の画像。
こちらのネジ穴は埋もれていないように見えますが・・・単にレールが摩耗する事で詰め物も取れていっただけでしょうか?
取付用つまみネジ部の画像。
つまみネジ先端とレバーの裏側には数字が打たれているのが分かります。
照準眼鏡を覗いた状態の画像。
独特の目盛りが確認出来ます。
周囲は蜘蛛糸状になっており
レティクルはT字型に見えますが下方向の射距離目盛は縦ではなく微妙に斜めに向いております。
そして水平横方向は20mまでです。九六式軽機用は20mまでですが九九式用では目盛りは40mになります。
レンズに傷が確認出来ますがまだ使用に耐えれると思います。ですが接眼距離が短く使い辛いと感じるかもしれません。
ちなみに私は傷が付いたりするのが嫌ですのでサバゲで使う事はまず無いでしょう。
さてさてそれでは電動ガンの九六式軽機関銃に装着したいと思います。
使用するのはKTW製電動ガンの九六式軽機関銃です。
ちなみに海外S&T製の九六式軽機関銃には載せる事は出来ますが穴が存在しないので固定が出来ません。 加工が必要です。
①まず照準眼鏡のつまみネジを引っ込ませます。
②軽機本体の保持台(マウント)に照準眼鏡のレールを通し前にスライドさせます。
③保持台(マウント)の奥まで到達した事を確認します。
④眼鏡のつまみネジを締めて軽機本体の穴に差し込みます。
⑤最後に眼鏡のレバーを下げ固定完了!
とても簡単です!
実銃ではなくトイガンなので取り付ける時に眼鏡のレールが摩耗し過ぎないかつまみネジを締める際に眼鏡がちゃんと定位置でズレてないかなど心配になりますが
難しい事はありません。
照準眼鏡の取り付けた状態の九六式軽機関銃。
ううっ・・・ようやく此処まで揃える事が出来ました。感動です・・・!
本当にコンパクトに収まっています。
発想は当然ながら実用性も高く優秀な組み合わせだと思います。
プリズム式ですので弾倉(マガジン)を避けて搭載出来ます。
軽機に眼鏡が装着されていると遠射・点射にはさぞ有利だったと思います。敵にとっては脅威だった事でしょう。
さて以上で日本軍 実物 日本タイプライター製 九六式軽機関銃用照準眼鏡の紹介になります。
此処まで来ると。。。他の軽機用装具も欲しくなってしまいますね。そうなると・・・さらに収集の難易度が上がってきますね・・・・(汗
先述しましたがこの照準眼鏡は撮影ならまだしもサバゲでの使用はまず無いと思います。貴重な品を傷付けるのも忍びないですしね・・・・
今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e992220.html
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・日本軍 実物 装備
Sat, 20 Jul 2019 11:51:46 +0900
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日本軍 実物 三十年式銃剣④
皆さんおはこんばんちは!
もうゴールデンウィーク突入ですね!まぁ私は出勤なのですが・・・
さてさてという事で今回も銃剣をご紹介したいと思います。
(相変わらず同じ物ばかりの紹介で申し訳御座いません・・・)
という事で早速画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣④になります。
以前に直線(ストレート)鍔仕様の銃剣を紹介させて頂きましたが
今回はまた別仕様の銃剣になります。
今回も2つまとめての紹介になります。
今回ご紹介する三十年式銃剣の全体画像になります。
両者同じ作りではありますが細部に差異が見られます。
という事で早速銃剣本体を見ていきたいと思います。
鞘から抜いた銃剣本体の画像。
作りからこの銃剣は中期以降の型になるのでしょうか。
両者とも若干錆が見られ上の銃剣に関しては柄木が欠損していましたので
とある方に頼んで柄木を製作して頂いております。
刀身部の画像。
2つとも黒染め仕様の刀身になっています。
しかし下の銃剣は粗い刀身です。末期に近い時期の物でしょうか?
刀身根元にある刻印の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所の刻印。
下は以前ご紹介した末期型と同じ朝鮮仁川陸軍造兵廠製の刻印になっています。
まさかまた仁川陸軍造兵廠製の物が入手できるとは思いませんでした。
続いては鍔部を見ていきたいと思います。
こちらも微妙な差異が見られます。
鍔の龍尾部の画像。
龍尾の形状は微妙に異なっています。
龍尾の先端の曲がり具合が浅くそして深くになっています。
単にいずれかが変形しているだけの可能性もありますが
この曲がり具合だけで外観が変わりますね。
銃口へ通す穴部の画像。
こちらは差異は見られません。
続いては柄木部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
上の小倉造兵廠&光精機製作所製は柄木が欠損していたので
製作して装着して頂いてます。クルミ材を使用されており木質は最高です。
2つとも柄木の固定はネジ式ではなくカシメ打ち式になっています。
これも年代を見分けるポイントになると思います。
柄の上下面からの画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
柄部は他にも特徴が見られます。
以前紹介した末期型でも同様なのですが柄の下側は木で覆われています。
フレーム保護の為なのでしょうか?こちらも見分けるポイントになりそうですね。
続いては柄頭部の画像になります。
下は小倉造兵廠&光精機製作所製。
上は仁川陸軍造兵廠製です。
こちらも柄木ネジ式(前期型)の物とは異なる作りをしています。
柄頭は直線のある形状をしております。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
ストッパーは問題なく可動します。
ボタンの頭は平たく丸みはありません。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
製造番号の刻印の大きさに差異がありますね。
着剣装置部の上からの画像。
下は小倉造兵廠&光精機製作所製。
上は仁川陸軍造兵廠製です。
柄頭側面からの画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製。
下は仁川陸軍造兵廠製です。
角は面取りされていますが場所によっては綺麗な直線ではない箇所も。
しかし製造時期もありますのでこういう物なのかもしれません。
続いては鞘の画像になります。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣に付属の鞘。
下は仁川陸軍造兵廠製に付属の鞘です。
いずれも凹みがあり再塗装された可能性があります。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
右は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣に付属の鞘。
左は仁川陸軍造兵廠製に付属の鞘です。
それぞれ角ばった形状と丸みのある形状になっています。
鞘の口金部の画像。
厚さも形状も微妙に違います。
鞘の先端部の画像。
やはり剣差用ベルト通し部とネジ部が角張った形状では先端は突き出た仕様。
丸みのある形状では先端も丸みのある仕様となっています。
分解してみた所。
小倉造兵廠&光精機製作所製の鞘は板ばね式の刀身止めになっています。
仁川陸軍造兵廠製に付属していた鞘はネジは外せましたが口金がどうしても固く外れませんでした(汗
さて最後に複製品であるKTW製の三十年式銃剣と見比べてみたいと思います。
こちらは最新ロットの三十年式銃剣になります。
上がKTW製の複製三十年式銃剣。
中央は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
下が仁川陸軍造兵廠製になります。
KTW製の銃剣は柄木の固定法、柄頭の形状から
俗に云う中期型(昭和に入ってからの仕様)になるようですね。
今回紹介します実物銃剣がそれに該当するのですが
KTW製は中々良く再現されていますね。
柄部の上下面からの画像。
上がKTW製の複製三十年式銃剣。
中央は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
下が仁川陸軍造兵廠製になります。
そもそもKTW製は材質も根本的に違いますし
柄木の厚さや丸みも違いますので実物と比べるとやはり差異があります。
ですが柄木が覆われている特徴、分解可能ながら此処まで形状を再現出来ているのは
素晴らしいと思います。最新ロットはお勧めですね・・・!
鍔の龍尾(フック)の画像。
製造時期と製造工廠によって形状は異なるとは思いますが
手持ちの実物銃剣と比べるとKTW製はどちらかというと
仁川陸軍造兵廠製に近いような気がしますね。(仁川造兵製に限った事ではないですね)
柄頭のズーム画像。
上は小倉造兵廠&光精機製作所製銃剣。
中央が仁川陸軍造兵廠製。
下がKTW製の複製三十年式銃剣になります。
直線的な形状をしている柄頭だと分かりますね。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣④の紹介になります。
銃剣も結構揃ってきました・・・!
まだ何本か集めたい所なのですが大きな買い物をしたので
暫く銃剣収集をお預けにしたいと思います。
(逆に何本か処分してます・・・)
さて今回は以上になります。
ではでは~
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https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e920593.html
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・日本軍 実物 装備
Sat, 28 Apr 2018 22:25:19 +0900
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日本軍 実物 三十年式銃剣③
皆さんおはこんばんちは。
新年度を迎え新しい環境になった方もいらっしゃるかと思います。
不安も多いと思いますが頑張っていきましょう・・・!
さてさて今回はまたまた銃剣の紹介になります。
一振ずつの紹介だとキリがありませんので今回は二振まとめてご紹介したいと思います。
という事でいつも通り画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣③ になります。
今回は直線(ストレート)鍔の物をご紹介したいと思います。
まずはこちらから。
こちらは柄木ネジ仕様の俗に云う初期型の直線鍔の三十年式銃剣です。
このタイプが以前から欲しかったので偶然発見し購入してみました。
状態はかなり良い方だと思います。
まずは銃剣本体から見ていきたいと思います。
この銃剣は黒染め仕様のようですね。
刀身の画像。
黒染め刀身で鞘の板バネが当たる部分は剥がれていますが
それ以外は黒染めが残っています。
刀身の刻印部のズーム画像。
この銃剣は名古屋工廠/造兵廠及び豊田自動織機製を示す刻印が打たれています。
豊田自動織機の刻印の物は今回は初めてです・・・!面白い刻印ですね。
続いては鍔の画像。
鍔の龍尾はカーブした形状ではなくシンプルな直線(ストレート)鍔です。
曲がった形状の物と比べるとやはり軽量に感じます。
すっきりしてますしこちらはこちらで有用だと思います。
銃口へ通す穴部の画像。
こちらは変わりませんね。
鍔の龍尾(フック)の画像。
鍔の裏側は角を面取りされているようですね。
この鍔も違った魅力がありますね。取り回しもし易そうなので気に入りました。
続いては柄木部の画像になります。
柄木部の上下からの画像。
柄木は凹みなど打痕、傷があり若干のクラックもありますが
大きな破損はなくまだまだ使える状態です。
こちらは柄木ネジ部の画像になります。
ネジは問題なく外すことが出来ます。
固着してしまった物も多いのでこれは嬉しいですね!
という事で柄木を外してみました。
取り外した柄木の裏側の画像。
鉛筆書きの番号などは無いように見えます。薄れてしまっているだけかもしれません。
いずれにしても裏側の状態は良好だと思います。
柄木を取り外した状態の銃剣の柄部の画像。
錆も少なく良好です。
柄の刻印部の画像。
21 ネと打たれています。
続いては柄頭部の画像になります。
こちらも状態は良好だと思います。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
名古屋工廠製を表す名の打印があり
ろほの平仮名印に製造番号が打たれています。
ろほの2文字は検査印でしょうか?
着剣装置内部の画像。
内部の状態も良好です。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーは問題なく可動します。
お次は鞘の画像になります。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
この部分は角張って幅のある仕様になっています。
ネジは問題なく取り外し出来ます。
鞘の口金部の画像。
鞘の塗装は残っていますが錆が若干浮き上がっています。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は突き出た形状の物なっております。
続いては鞘の刀身止め用バネの画像になります。
やはりこの仕様の鞘の内部の刀身止めは画像のような板バネのようですね。
さて続いてはもう1つの銃剣をご紹介します。
こちらは末期型の三十年式銃剣になります。
この末期型銃剣は思い入れのある品でもあります。
私は日本軍装備の末期の品はあまり好きではないのですが・・・・
初めて購入した銃剣がこの末期型なのです。
12年ほど前に中田商店さんで購入したのがこの銃剣でした。
(すぐに売却してしまいましたが・・・)
という事で細かく見ていきたいと思います。
刀身部の画像。
刀身は切断されていますが溝が無くかなり簡素化されているのが分かります。
刀身は黒染めです。
刀身根元にある刻印部のズーム画像。
星形に王冠?のような珍しい刻印でこれは仁川陸軍造兵廠製の刻印になります。
朝鮮の仁川陸軍造兵廠で製造された銃剣は末期型も含め少ない事で有名で貴重かと思います。
次は鍔部の画像になります。
末期型ということもあり鍔は直線(ストレート)型になります。
銃口へ通す穴部の画像。
鍔の龍尾(フック)の画像。
先に紹介した銃剣とは異なり裏側は角を面取りされてません。
続いては柄木部の画像。
柄はカシメ打ちで固定されており取り外すことが出来ません。
また柄の下側は柄木で覆われています。
柄木ネジ仕様とは異なった作りになっています。
柄の上部には刻印が打たれています。
検査印でしょうか?何故この部分にあるのでしょう。
柄木はカシメ打ち仕様なので刻印が確認出来易くする為でしょうか?
続いては柄頭部の画像になります。
柄頭は長方形に近い角張った形状をしております。
握り易いように柄頭は今まで出っ張った形状をしていましたが
末期型では省略され非常にシンプルな形をしています。
外観はあまり格好良いとは言い難くいのですが・・・末期ならではの魅力があると思います。
柄頭にある刻印部の画像。
製造番号は乱れてうねうねして刻印されています。
その下には仁川陸軍造兵廠製を表す仁の文字が打たれています。
手持ちの銃剣とは全く異なる刻印で面白いですね・・・!
溝内部の画像。
錆が浮いていますね・・・
着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーボタンも角ばった形状をしています。
ボタンは問題なく可動します。
続いては付属の鞘の画像。
こちらは末期銃剣に最初から付属していた物ではなく
前の所有者さまが付けて下さった物です。
鞘は凹みが多く錆も酷い状態です。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
鞘は丸みがあり厚みのある形状をしております。
鞘の口金部の画像。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は丸い形状になっております。
最後に今回紹介した銃剣を並べてみました。
同じ直線(ストレート)鍔の銃剣ではありますが
刀身、柄頭の形状が違うだけで印象がまるで異なりますね。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣③の紹介になります。
今回は直線鍔の銃剣を紹介させて頂きましたが
さらに収集していきたいと思っています。
柄木カシメ打ち仕様の銃剣も何振りか購入出来たらと考えています。
しかし年々銃剣の価格は間違いなく高くなって来ていますね。
特にコンディションの良い物は中々・・・
さて今回は以上になります。
ではでは~
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・日本軍 実物 装備
Sat, 07 Apr 2018 13:26:35 +0900
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日本陸軍 実物 将校用飯盒&水筒
皆さんおはこんばんちは。
暖かくなり鼻水がズルズルの水呑み百姓です。
さてさて今回は今年初となる日本軍実物装備をご紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像をば。
こちらは日本陸軍 実物 将校用飯盒&水筒になります。
将校関連は以前に襟章や軍衣を当ブログにて紹介させて頂きましたね。
今回紹介する品も以前の物と同様に父の友人の方から譲ってい頂いた品になります。
まさか水筒と飯盒をまとめて貰えるなんて・・・!嬉しい限りです。
本当に有難う御座います・・・!
それでは細かく見ていきたいと思います。こちらは将校用飯盒になります。
譲って頂ける事になった際に「弁当箱」と呼称されていたので?と感じたのですが
受け取って飯盒と分かりました。成程弁当箱のような外観でもありますね。
将校飯盒の上下と側面からの画像。
飯盒というと形状は兵式飯盒を思い浮かべますが・・・
こちらは箱型の長方形の形状をしております。
アルミ製で実際に使用されたようで〇〇少尉という記名があります。
傷や凹み、塗装剥がれがありますが当時の塗装はまだまだ残っております。
こちらは蓋部の画像。
蓋は少しだけ突き出るような形状をしています。
簡単に外れるような蓋ではなくキッチリはまります。
蓋の裏側の画像。
この飯盒でも裏側は皿代わりに使用出来ます。
蓋の裏面にある刻印の画像。
お馴染みのニギリ矢の刻印があります。
続いては中蓋の画像。
中蓋も皿代わりに使用できます。
中蓋にもニギリ矢の刻印が存在します。
お次は飯盒本体の画像。
内部に関しては特に特筆すべき箇所は無いかもしれませんが
中蓋を置くための凹みもあり飯盒として十分な作りとなっています。
本体の底面にはここにもニギリ矢の刻印がされています。
蓋、中蓋、本体とニギリ矢製である事が分かりますね。
ちなみにこの飯盒ですが取っ手は無い仕様となっています。
これでは飯盒炊飯はし難いと思うのですが・・・
将校飯盒は取っ手の無い仕様とある仕様があるのですが
これは単に年代の違いなのでしょうか?
いずれにしましても取っ手付きの飯盒も入手してみたくなりましたね。
この飯盒は長細いので携行し易そうですね。
兵式とは違い縛着用ループはありませんし取っ手もない仕様ですが
一度は炊飯など食事に使ってみたいですね・・・!
兵式飯盒(戦後民生品:呂号相当)と並べてみた画像。
容量は兵式の方が多そうですね。汁物を作るならやはり兵式でしょうか。
しかし実際に使ってみないと評価のしようがありませんね・・・!
続いては将校水筒をご紹介します。
と云いましても水筒覆い(カバー)は無く本体のみで御座います。
私にとってこれが初となる将校物水筒と飯盒です。
水筒の上下からの画像。
全体はアルミ製でしょうか。
予想していたよりも容量がありそうですね。
下士官兵用の昭五式とあまり変わらないのではないでしょうか。
本体の形状は下士官兵用の昭五式と同様に
前面が丸みがあり後面は平らな形状をしています。
携行した際にズレ難く尚且つ容量を確保する為にこのような形状をしているのでしょう。
水筒の底面の画像。
底面は平らになっており水筒を立たせる事が出来ます。
しかし覆いを装着した状態で立つかは分かりません。
底面の刻印の画像。
飯盒同様に水筒もニギリ矢製となっています。
続いては蓋を見てみたいと思います。
蓋は大型で小さなコップ代わりになります。
水筒口の画像。
下士官兵用の物とは異なり蓋の脱着はネジ式になっています。
摩耗も見られますが問題なく脱着できます。
しかし・・・内部は相当汚れているようですね・・・
さて以上で日本陸軍 実物 将校用飯盒&水筒の紹介になります。
今回も運よく将校用装備品が入手することが出来ました。
飯盒に関しては結構気に入りましたので取っ手付きの物を入手しようか検討しています。
話は脱線しますが今年に入ってからキャンプを題材にしたアニメが流行っているようですね。
私は未見ですが・・・もしキャンプするならミリタリー用品も活用してしてみたいですね!
寒い時期も去ろうとしていますので単車でキャンプツーリング出来たらなと考えてます。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e912616.html
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・日本軍 実物 装備
Sat, 17 Mar 2018 18:09:13 +0900
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日本軍 実物 三十年式銃剣②
皆さんおはこんばんちは。
2017年も残す所僅かになってきましたね・・・
さてさて今回も引き続いて日本軍実物装備品を御紹介したいと思います。
という事で早速画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣②になります。
前回も銃剣を紹介させて頂きましたが別物の紹介になります。
こちらも某店から購入しました。
前回御紹介した実物銃剣と比べると本体に関しては頗る状態が良いと思います。
少々高価?でしたが切断された刀身も残っており損はないと思い決断した次第です。
という事で銃剣本体の画像になります。
本体に関しては状態はとても良いと思います。
刀身は切断されておりますが付属しております。
これは本当に嬉しいですね。
先端の切先部の画像。
殆ど錆など見られない素晴らしい状態です。
黒染ではなく白磨きの刀身になっています。
切断された刀身を繋いでみると切先からの途中まで刃があるのが分かります。
刃のある部分は意外と多くないのですね。
刀身根元部の画像。
研磨など手を加えられた可能性がありますが
素晴らしい輝きを放っております。
刀身の刻印部のズーム画像。
前回紹介の銃剣は東京/小倉工廠製でしたが
今回ご紹介する物は名古屋工廠製を表す刻印が打たれています。
続いては鍔部の画像になります。
こちらも比較的状態は良いと思います。
銃口へ通す穴部の画像。
鍔の龍尾(フック)の画像。
鍔の形状は前回同様カーブした形状の物になっています。
直線(ストレート)鍔の物もいつか欲しいですね・・・!
続いては木柄部の画像。
左右の木柄の色合いは異なっておりますが
こちらも比較的状態は良好だと思います。
木柄部上下面からの画像。
綺麗に収まっております。
こちらは木柄ネジ部の画像になります。
前回紹介した銃剣ではこのネジは固着して木柄の取り外しが出来ませんでしたが
今回紹介する銃剣では問題なくネジは回ります。ただ若干舐めてしまっています。
取り外した木柄の画像。
木柄の裏側は綺麗で破損などはありません。
木柄の裏側には鉛筆?で番号が書かれています。
木柄を取り外した状態の銃剣柄部の画像。
銃剣柄部には木柄裏側に書かれていた番号と同じ番号が打印されております。
これで木柄と銃剣本体は同一個体であるのが分かりますね。
安心というか満足します・・・!
続いては柄頭部の画像。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーは問題なく可動します。
柄頭の刻印部の画像。
名古屋工廠製を表す名の打印、
丸メ印に製造番号が打たれています。
こちらに刻印は若干薄くなっていますが容易に確認出来ますね。
着剣装置内部の画像。
柄頭の下部は手の形に合わせてカーブを描いた形状をしています。
前期型に分類されると思います。
さて続いては鞘の画像になります。
この鞘に関しては何らかの手を加えれた可能性が高いかもしれません。
銃剣購入時点では鞘には剣差が付いており色も黒かったのですが
剣差を外して見ると剣差で隠れていた個所は地金が出ており隠れていなかった個所とでは
鞘の色合いはツートーンになっておりました。
隠れていなかった鞘の部分には錆が広がっていたので全体に錆落とししています。
鞘の先端部の画像。
鞘の先端は丸みのある形状をしております。
前回紹介分とは異なりますね。
鞘止め部にあるネジの画像。
ここのネジは大分使い込まれており舐めて擦り減っています。
何度か分解したのでしょう。
手入れだけでなく手を加えられた可能性がありますね。
鞘の剣差用ベルト通し部の画像。
この部分は丸みがあり厚みのある形状をしております。
前回紹介分とは異なっていますね。
鞘からバネを取り外した状態の画像。
手順は前回同様でネジを外して口金を叩いて引き出します。
バネは前回の物とは異なり口金と一体型になっております。
取り外した口金&バネを前後から見た画像。
成程・・・このように刀身を保持しているのですね。
しかしこの作りは製造に手間が掛りそうですね。
後に見直されて前回のような作りに変化したのでしょうか?
さて以上で簡単ではありますが日本軍 実物 三十年式銃剣②の紹介になります。
今回は鞘はともかく状態の良い銃剣本体が入手出来とても満足しております。
実物銃剣はもう少し集めてみたいと思います。
最終的には末期型や直線(ストレート)鞘、木柄カシメ打ち仕様の物など集めれたらと考えています。
まだまだ・・・道のりは遠いですが・・・(汗
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e896735.html
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・日本軍 実物 装備
Sat, 23 Dec 2017 12:48:24 +0900
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日本軍 実物 三十年式銃剣①
さてさて今回も日本軍物を紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像から!
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣① になります。
①としたのは引き続き購入予定だからであります・・・
まさか今更の三十年式銃剣の紹介になりますが・・・
実は私は最近まで実物銃剣は手元にありませんでした(汗
ブログ開設前には中田商店で購入した末期型などは所有していましたが・・・
いずれにしましても銃剣には無頓着でしたのでようやく収集に乗り出す事に致しました。
三十年式銃剣の全体画像。
銃剣本体は勿論の事、鞘も付属しています。
しかし銃剣の刀身が鞘から抜け易いようで
もしかしたら銃剣本体と鞘は元々は別物だったのかもしれませんね。
鞘から銃剣を抜いてみた画像。
刀身は白磨きのようですね。
フラッシュを焚くと反射して輝き美しいですね。
それでは銃剣本体をみていきたいと思います。
刀身部の画像。
刀身は白磨きのようです。
当然ながら刀身は切断されております。
刻印部のズーム画像。
刀身の刻印は薄れる事無くはっきりと残っております。
東京/小倉工廠製である事が分かりますね。
お次は鍔部の画像。
鍔の龍尾(フック)の画像。
三十年式銃剣といえばこの鍔の形状がまず浮かばれる方が多いのではでしょうか?
このカーブした形状は又銃するために掛ける為の物のようですね。
銃口へ通す穴部の画像。
続いては木柄部の画像。
銃剣の木柄は黒ずんだりと変色が見られますが
大きな破損はありません。
木柄部上下面からの画像。
木柄は鍔と柄頭に綺麗に収まっていますね。
変に出っ張ったりなどしていません。
ただ残念なのは木柄にあるネジですね。
この三十年式は木柄を左右2つのネジで固定する仕様なのですが
そのネジはいずれも頭がダレております。
以前の持ち主が分解しようとしたのかもしれません。
購入前には一応把握していた部分なのですが
ネジ頭がダレているという事は何度か分解してなった結果なのか
またはネジが錆で固着してしまい無理に回してなった結果なのか
いずれかだと思い私は前者だと賭けてみたのですが・・・
実際は残念ながら後者でネジは完全に固着して外せません(泣
木柄のネジ穴面の画像。
片側のネジ穴のネジは一体化してしまっているように見えますね・・・
私としては木柄を外して隠れている本体部に錆止めを塗って手入れしてやりたいのですが
現状では取り外すのは難しいかもしれません。
続いては柄頭部の画像になります。
柄頭は着剣用のストッパーが存在します。
少々硬いですがストッパーとして機能します。
柄頭にある刻印部の画像。
一部薄くなっており判読できませんが製造番号、その下に造兵廠・検査印が打たれています。
溝内部の画像。
柄頭の下部は画像のように握り易いよう手の形に合わせたカーブして形状をしております。
銃剣はあまり詳しくないのですがこの銃剣は木柄の固定法と柄頭の形状から俗に云う前期型になるのでしょうか。
さてお次は鞘の画像になります。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は丸い形状ではなくシンプルに突き出た形状になっております。
また何故か先端付近に穴が開けられています。
前の持ち主の方が開けたのでしょうか?鞘内部錆止め注油用の穴でしょうか?
小さな穴があり錆も見受けれますが珍しく鞘には凹みがありません。
これは嬉しいですね。
鞘の剣差用ベルト通し部の画像。
この部分は角張って幅のある仕様になっています。
画像ではネジは完全に締めていない状態です。
ここのネジは何とか生きております。
鞘の口金部の画像。
それでは鞘内部のバネを取り外してみたいと思います。
ネジを外して・・・・
口金を叩いて押し出します。
こちらが鞘内部にあったバネです。
この鞘の刀身止め用バネはこのようになっています。
グリスのような物が固着して汚れていますが機能に問題はなさそうですね。
バネは口金に固定されているので簡単には外れません。
この鞘のバネは汚れがあるものの機能に問題ないようですね。
そうなると銃剣の刀身が抜け易いのが気になります。
単に切断されているので刀身長が足りないからでしょうか?
はたまた銃剣と鞘はそれぞれ別々の物の為でしょうか?
いずれにしまして銃剣1つだけでは分かりませんね。
これから集めていき色々確認してみたいと思います。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣① の紹介になります。
暫くは銃剣を集めていこうと思います。
しかし・・・集めるのは良いのですがネジが駄目だったり
錆が酷い場合はどうしたら良いか悩みます。
普通に錆を落として良い物かどうか・・・
火で炙って黒錆にすれば良いという話も聞きますが
木柄が外せないとどうしうようもありませんね・・・
とりあえず入手してから考えてみようと思います。
さて今回は以上になります。
ではでは~
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・日本軍 実物 装備
Sat, 16 Dec 2017 12:56:10 +0900
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実物 日本陸軍 昭和十八年制 将校准士官用冬衣
皆さんおはこんばんちは。
さて今回は久しぶりに日本軍物の実物を御紹介したいと思います。
と云いましても状態はかなり悪い品ですが・・・
とりあえず画像をば。
こちらは実物 日本陸軍 昭和十八年制 将校准士官用冬衣になります。**追記** 十三年制と思ってましたがホックの材質、肩章装着用の穴が無い事から
後期の十八年制と思われます。
当ブログ初の将校被服ではないでしょうか・・・?
ちなみに状態は画像をご覧になって分かるようにかなり悪いです。
将校准士官に関連した被服や装備品は私は収集していないのですが
今回御紹介しましたのには理由が御座いまして・・・
以前に紹介しました尉官襟章を譲って下さった父の御友人所有の品で御座います。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e848742.html (実物 日本陸軍 尉官襟章)
この品も襟章同様に従軍当時の御父上の品だったそうで
どうせ処分する事になるからと私が頂く事になりました。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。本当に有難う御座います!
生地のズーム画像。
色合いは濃い茶褐色で厚手のサージ製です。
下士官兵用と比べると濃くはっきりした色合いですね。
襟部正面の画像。
襟部は一部破れた状態です・・・
戦後も着られてたそうですが大分使い込まれています。
襟のホック部の画像。
襟のホックの爪は欠損しており爪を留める金具しか残っていません。
ホックは2つ存在します。
下士官兵用の折襟軍衣では1つになりますが
将校准士官用では立襟と同じ2つのままなのですね。ホックは錆ていますので真鍮製ではなく鉄製のようですね。
襟部の内側の画像。
襟の内側には襟カラーを装着するための突起が備わっています。
襟を展開させた状態の画像。
襟の裏側には画像のように濃緑色生地が縫い付けられています。
縫い付け方も興味深いですね。
背面の画像。
背面は二枚生地を繋ぎ合わせた作りになっております。
続いては胸部などを見ていきたいと思いますが・・・
こちらも状態は良くありません。
釦の画像。
釦は金属製ですが全て錆ており紛失していたりしております。
こちらは胸部物入れ(ポケット)の画像。
内蔵式の物入れで雨蓋の形状が長く尖っているのが特徴です。
内部の画像。
続いては腰部物入れ(ポケット)の画像。
腰部もやはり内蔵式で蓋は長方形に近い形状をしております。
続いては側面の切り込み部の画像。
下士官兵用では両側面に切り込みが存在しましたが
この冬衣では軍刀を吊る片側にしか存在しません。
続いては袖部の画像。
袖には釦の類はありませんが袖生地が折り返されているのが特徴です。
十八年制からは袖章が付く事になりますがこの服には付いておりません。
戦後になって取り外されたのでしょうか。
続いては内装部の画像。
やはり内装部も破れなど多いですが特徴が見てとれます。
袖を裏返しにした状態の画像。
袖部裏地はストライプ調の生地が使用されております。
綿生地ではなく白く派手な裏地になっており下士官兵用の官給品ではまず有り得ない仕様です。
何処で仕立てのかは分かりませんが・・・軍用というよりスーツなような印象です。
こちらは左胸部の裏側の画像。
左胸の裏側には内ポケットが存在します。
小型と中型のポケットが並ぶ形で2つ設けられています。
1つは懐中時計でも入れる為のものでしょうか?
背側の内装部の画像。
裏地の縫いといった縫製は手間が掛っております。
下士官兵用の官給品とこれほど違うとは・・・
ちなみにこの品には襟カラーが5つも付いておりました。
白色と濃緑色の2種類で長さもそれぞれ微妙に違っております。
もしかしたら夏・冬衣で長さも違ったのかもしれませんね。
さて以上で実物 日本陸軍 昭和十八年制 将校准士官用冬衣の紹介になります。
私は以前から書いていますように将校准士官装備の収集はしておりません。
しかし今回運良く被服を入手出来、将校服の構造を手に触って知ることが出来ました。
このような機会はあまり無いので勉強になりました・・・!
さてこの服ですが試しに着てみた所、かなり小さかったです。
持ち主の方は身長の低い御仁だったと推測します。
襟章に被服を入手してみると・・・さらにこの方(持ち主さま)の軍歴がどのようなものだったか気になりますね。
状態が悪くサイズも小さい服ではありますが・・・
私には初めての将校被服です。記念すべき1着ですね・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
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・日本軍 実物 装備
Sat, 11 Nov 2017 13:18:35 +0900
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日本軍 無可動実銃 三八式歩兵銃
皆さんおはこんばんちは。梅雨は明けましたが猛暑が続きますね。
さて今回ですが・・・日本軍物の紹介になります。
今年の抱負かつ念願だった物を入手出来ましたのでご紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像から。
こちらは日本軍 無可動実銃 三八式歩兵銃になります。
嗚呼・・・遂に無可動実銃を入手出来ました・・・!
丁度臨時収入がありましたのでそれを投入しました。
無可動の三八式歩兵銃は銃床や金属部の状態が良い物は中々入手出来なく
しかも高価なのですが今回運よく比較的良好な物を手に入れる事が出来ました。
ただ・・前もって記載させて頂きますが・・・菊の御紋が御座いません(泣
でも良いんです・・・!防塵覆い(ダストカバー)が装着されていましたので・・・!
無可動で防塵覆い(ダストカバー)が装着済みの物が欲しかったのですから・・・!
歩兵銃の中央部の画像。
この三八式は銃床には傷や凹み、場合によっては欠け&割れも見られますが
茶の色合いは残っており真っ黒に変色しておりません。
前の所有者さまが銃床用オイルで磨かれたいたそうなのでそのおかげもあると思います。
下側からの全体画像。
やはり長いですね・・・。さすがは歩兵銃。
ちなみに現状では銃床から機関部の取り外しは不可能です。
機関部両側面の画像。
金属部分は全体的に錆が発生しております。
薄い錆も多いのでこれからじっくり除去していきたいと思います。
レシーバー上面からの画像。
2つのガス抜け穴があるのが分かります。
防塵覆い(ダストカバー)が装着されておりますので残念ながら三八式の文字は拝めません・・・
菊の御紋は削られているのですが・・・
微かですが御紋があった痕が残っております。
おお・・・これだけでも十分ですよね・・・!
レシーバー側面の刻印の画像。
製造番号と東京・小倉工廠を表す工廠印が刻印されております。
横の「マ」はどういう意味があるのでしょう?
遊底止め部の画像。
本銃は無可動ですがこの遊底止め部は可動します。
製造番号が打印されているのが分かりますね。
銃床の水抜き穴の画像。
防塵覆い(ダストカバー)部の画像。
遊底(ボルト)は溶接されており動きませんが
この防塵覆い(ダストカバー)は溶接されていないようで微かですが動きます。
独特の「カシカシ」という金属音を放ちます。
遊底とボルトハンドル(槓桿)部の画像。
防塵覆い(ダストカバー)の下がどういった状態なのか気になるところです。
やはり錆が侵食していると思われます。
安全子の画像。
安全子をこんなに近くで見れるとは・・・感動です。
独特の溝が魅力的です・・・!
中央付近の溝は意外に薄いようですね。
槓桿と安全子を後方から見た画像。
やはりこの角度から見る歩兵銃は最高ですね。
美しい・・・・!日本軍小銃ならではの外観です。
ボルト後部の画像。
ここのネジは用心鉄後部まで通るネジなのですが
ネジ頭が妙になめており外そうとした形跡があります。
このネジは固着しておりこのネジをどうにかしないと
機関部を取り外し出来ません。
う~んやはり錆のせいでしょうね・・・
続いては用心鉄部の画像になります。
プレートキャッチ(弾倉床板止)は押すことが出来ますが
弾倉板は外れないようですね・・・? こちらも溶接されているのでしょうか?
弾倉板部の画像。
用人鉄にある前後のネジは外れそうですね。
こちらは照尺(サイト)部の画像になります。
照尺(サイト)は問題なく展開と調整させることが出来ます。
この銃では照尺は穴のピープ型ではなくトイガンにも多いV型となっております。
木被に亀裂が・・・・(泣
こちらは元からなのですが・・・照尺(サイト)を何度も立てて倒した為でしょうか。
木被側面もえぐれるように欠けております。
構えてみた画像。
銃身が長いので照尺から照星まで距離があるので
視力の悪い私には辛いですね(笑
ですがそれでこそ歩兵銃。
身体を銃に合わせましょう。
銃床握り溝部の画像。
凹みや一部変色がありますが握り溝は残っております。
下帯(リアバンド)部の画像。
スリングベイルを兼ねている下帯です。
やはりこの部分も錆が見受けれますね。
下帯はこの金具を押せば外せる・・・あれ?
キツメなのでしょうか外れません。
よく見ると下帯には叩いた痕のようなものがあり
銃床にも擦れ傷がありますのでかなりタイトに装着されているようですね。
上帯周辺の画像。
この部分の銃床も傷など見られますね。
上帯(フロントバンド)とフロントサイト(照星)部の画像。
この部分も錆が見られますが破損などは御座いません。
上帯の下側の画像。
この金具はストッパーでクリーニングロッドと上帯の収納&固定の役割があります。
KTW製の三八式ではお馴染みの部分ですが
かなり固めで力を入れないと上帯は外せませんが
さすが軍用だけあって上帯の固定はしっかりしており確実です。
フロントサイト(照星)部の画像。
フロントサイト(照星)は左右にガードにある仕様です。
錆は御座いますが比較的変形などはなく原形を保っております。
フロントサイト(照星)の正面からの画像。
上帯の着剣装置部の画像。
画像では分かりませんが底部には製造番号が打印されております。
続いてはクリーニングロッドの画像。
この銃に付いているクリーニングロッドはどうやら三八式の物ではないようですね。
先端部分の形状が小ぶりな仕様になっております。
何かの銃からの代用品でしょうか?単に急造の代用品なのかもしれませんね。
さてこちらは銃床の床尾部周辺の画像になります。
銃床は当然上下分割式となっております。
床尾板部の画像。
床尾板は上と下側の2点ネジ止めになっております。
この銃では薄い床尾板の仕様です。
床尾近くのスリングベイルの画像。
こちらも錆がかなり酷いですね。
ネジに関しては木ねじなので比較的容易に外せると思います。
錆や打痕、割れなどありますが・・・まだ状態はマシな方だと私は思います。
菊の御紋もありませんが・・・錆落とし、錆止めなど手を加えてやれば大分良くなる事でしょう。
ただ・・・現状では分解は出来ませんが・・・(汗
さてさて続いてはトイガンの三八式と比較してみたいと思います。
用いるのはタナカ製ガスガンの三八式歩兵銃。
そしてKTW製のエアガン三八式歩兵銃(第11ロット)になります。
まずはタナカ製ガスガンとの比較になります。
上がタナカ製ガスガンの三八式歩兵銃。
そして下が無可動実銃三八式歩兵銃になります。
皆さん既に御存じかと思いますがタナカ製は実銃と比べると
大分太目に作られております。
同じタナカ製でも古いモデルとではまた異なってくるかもしれませんが・・・
無可動実銃はかなり細めに感じます。
こちらはKTW製との比較になります。
上がKTW製エアガンの三八式歩兵銃。
そして下が無可動実銃三八式歩兵銃になります。
銃床の色合いが近い目のせいかあまり両者違和感を感じないのは私だけでしょうか?
しかしそれでも握ってみるとやはり違います。
個人的にはこの無可動実銃の方がKTW製よりさらに細身に感じましたね。
タナカ製と実銃の握り溝部の画像。
この部分でも銃床の太さの違いが分かりますね。
こちらはKTW製と実銃の握り溝部の画像。
こちらも微妙に異なっております。
実銃の握り溝は太い印象ですね。
タナカ製と実銃の下帯部の画像。
こちらはKTW製と実銃の握り溝部の画像。
構造は両社いずれも変わりません。
タナカ製と実銃の上帯部の画像。
照星の仕様といい形状的にはこの実銃はタナカ製に近いですが
上帯とクリーニングロッドの固定方法はまるで異なります。
お次はKTW製と実銃の上帯部の画像。
照星の仕様が異なりますが上帯の固定法は実銃に近いものになっています。
タナカ製と実銃の床尾部の画像。
こちらはKTW製と実銃の床尾部の画像。
続いては菊の御紋部の画像。
上がタナカ製ガスガン三八式歩兵銃。
中央がKTW製エアガンの三八式歩兵銃。
下が無可動実銃の三八式歩兵銃になります。
こちらは照尺部の画像。
上がタナカ製ガスガン三八式歩兵銃。
中央がKTW製エアガンの三八式歩兵銃。
下が無可動実銃の三八式歩兵銃になります。
いずれも最大2400mまでの目盛です。
しかし目盛の打印の薄さ濃さに微妙に差異がありますね。
ボルトハンドル(槓桿)部の画像。
上がタナカ製ガスガン三八式歩兵銃。
中央がKTW製エアガンの三八式歩兵銃。
下が無可動実銃の三八式歩兵銃になります。
タナカ製は使い古した銃ですので塗装が剥がれてきております。
安全子の画像。
上がタナカ製ガスガン三八式歩兵銃。
中央がKTW製エアガンの三八式歩兵銃。
下が無可動実銃の三八式歩兵銃になります。
よ~く見るといずれも違いがありますね。
こちらは用心鉄部の画像。
上がタナカ製ガスガン三八式歩兵銃。
中央がKTW製エアガンの三八式歩兵銃。
下が無可動実銃の三八式歩兵銃になります。
弾倉底板部の画像。
上がタナカ製ガスガン三八式歩兵銃。
中央がKTW製エアガンの三八式歩兵銃。
下が無可動実銃の三八式歩兵銃になります。
タナカ製のガスガンでは脱着式マガジン(弾倉)になっておりHOP調整ダイヤルも底部に存在します。
ですが出来るだけ外観を崩さないように配慮された作りになっております。
照星部の画像。
上がタナカ製ガスガン三八式歩兵銃。
中央がKTW製エアガンの三八式歩兵銃。
下が無可動実銃の三八式歩兵銃になります。
トイガンはガード無しの初期型と有りのタイプの2種類で
私の実銃はタナカ製と同じガード有りの照星になっております。
しかし実銃ではリベット打ち?されておりやはり細部は異なっております。
上帯の画像。
上がタナカ製ガスガン三八式歩兵銃。
中央がKTW製エアガンの三八式歩兵銃。
下が無可動実銃の三八式歩兵銃になります。
KTW製のはかなりグラつきがあり銃身と隙間があります。
どうにかならないものでしょうか・・・隙間埋める形でテープでも貼りましょうか。
続いては床尾板部の画像。
上がタナカ製ガスガン三八式歩兵銃。
中央がKTW製エアガンの三八式歩兵銃。
下が無可動実銃の三八式歩兵銃になります。
いずれも薄型の床尾板になっております。
ちなみにトイガン2社製は材質も使用頻度も違っております。
最後に手持ちの三八式歩兵銃を並べてみた画像。
上からタナカ製銃床ベースのVSR10改造三八式歩兵銃。
タナカ製ガスガンの三八式歩兵銃2丁(サバゲ用と予備)
そして同じくタナカ製モデルガンの三八式歩兵銃。
KTW製三八式歩兵銃2丁(第6ロットと第11ロット)。
そして無可動実銃の三八式歩兵銃になります。
ようやく無可動実銃をお迎えする事が出来ました・・・!
いやはやめでたいめでたい!
ほんと此処までよく売らずに残せて来れたなぁと自分でも思います。
いくつかは思い入れのあるのもありますね。
サバゲではろくに戦果上げれなくても常に愛用しているのもあります。
そういえばもうそろそろ海外メーカーのS&Tからエアコキ三八式歩兵銃が発売されますね。
実はそいつも気になっているのですが・・・いやもう置き場所がね・・・
基本保管は箱に入れる性格ですので・・・
さて以上で日本軍 無可動実銃 三八式歩兵銃の紹介になります。
話は脱線しますがこの記事の書き始めたの今日の夕方からです。
(画像は数日前から用意していたのですが)
いやぁ・・・普通にきついっすw 紹介する物に対して記事の中身がががががgっ
さてさて話は戻しますがこの無可動実銃はやはり錆や破損もあったりと
残念な部分も多いです。また現時点で分解も出来ません。
ですが私にとって初の無可動実銃です。
出来る限り綺麗にしてやり保管したいと思います。
またこの1丁だけでなく今度は菊の御紋のある防塵覆い(ダストカバー)無しの歩兵銃を入手出来たらと思っています。
今回入手した歩兵銃以上に状態の良いのを狙っていきたいですね・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e865486.html
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・日本軍 実物 装備
Sat, 22 Jul 2017 23:40:26 +0900
-
実物? 日本陸軍 尉官襟章
皆さんおはこんばんちは!やっと週末で一息つく水呑み百姓です。
ゴールデンウィーク(GW)という事で今日から連休の方もいらっしゃるかと思います。
素直に羨ましいです!(嫉妬)
さてさて今回は日本軍実物装備品をご紹介したいと思います。
という事で早速画像をば。
こちらは実物? 日本陸軍 尉官襟章になります。
私は陸軍の下士官兵装備しか収集していないのですが・・・
最近になって運良く画像の尉官の階級章を入手する事が出来ました。
面識は無いのですが父の友人の方が譲って下さった物で
その方の御父上が所有されていた物です。
御父上は既にお亡くなりになられているのですが・・・
本品はその方が戦中に実際に使用されていた物らしいとの事であります。
(確か終戦時22歳ぐらいだったと伺っております)
貴重な遺品をお譲り下さいました友人さま、本当に有難う御座います!
大切にさせて頂きます・・・!
まずは少尉用襟章の画像になります。
画像の2セットはいずれも少尉用の物になりますが
裏地を見ても差異があるのが分かりますね。
将校用の階級章は今回初めての入手になります。
こちらは裏地が布貼り型の襟章の画像になります。
サイズと星章位置から昭和十三年制定の襟章になります。
襟章のズーム画像。
生地の状態はとても良いと思います。
尉官用は上下端に金ブレードがあり華やかさがありますね。
さすが将校用。優美さも備わっております。
星章は銀色の真鍮製のようですね。
同時代の伍長以上の下士官用襟章に付く星章と同様の物でしょうか。
裏地部の画像。
裏地は布貼り型で平織り布が貼られております。
縫い付けではなく接着のようですね。
実際に襟に装着されていたのでしょう。
縫い糸の痕が見受けれます。
しかしそれ以外は摩耗が見られず曲がり癖などが無く襟章本体の硬さも保たれております。
こちらは裏地が紙貼り型の襟章の画像です。
この襟章は生地の破れなども見られ使用感が御座います。
同じ紙貼り型なのですが微妙に左右に違いが御座います。
星章の位置も異なるのですが襟章中央にある金色識別線の太さが微妙に異なります。
何故でしょう・・・? 100%実物という確証はないのですが・・・
この識別線にも規格があると思いますので片側のみ補修されたからでしょうか。
この襟章が実際に左右合わせて使用されたかどうか分かりませんが気になる所ですね。
裏地部の画像。
変わった生地が貼り付けられておりますね。こちらも接着されております。
中央の金色識別線が太い方の襟章は後から星章が付け加えられたようですね。
やはり補修されたもしくは元々別の襟章だったのでしょうか。
最後に台座付き中尉用階級章の画像になります。
台座付きなのが嬉しい限りです。
こちらは一見すると昭和十八年制定の物に見えますが
サイズは十三年制のままです。
横と縦の長さの画像。
アバウトな測り方になってますね(汗
しかし長さから分かるように十三年制の物となっております。
星章が端に寄せた作りになっておりますが
これは後から星章を1つ増設したからのようですね。
恐らく改正後の18年以降に少尉から中尉に進級されたので
手持ちの少尉の十三年制の階級章に星章を1つ追加されたのでしょう。
(戦後になって手を加えられた可能性もありますが・・・)
しかし襟章を台座から外すことなく台座の上から星章を加えるのは面白いですね。
よく見ると追加された星章と元の星章とでは大きさが異なるのが分かります。
台座の上部には釦へ掛ける為と思われる切り込みも御座います。
安全ピン部の画像。
安全ピンも当時物でしょうか。
まだしっかりと機能しております。
さて以上で実物 日本陸軍 尉官襟章の紹介になります。
今回、運良く尉官用階級章が入手出来ました。
入手してみると・・・やっぱり譲って下さった友人さまの御父上がどのような軍歴だったのか興味が湧いてきました。
前述した通りこの階級章の持ち主は既に他界されておりますが・・・是非当時の事をお聞きしたかったですね・・・
お亡くなりになったから入手する事が出来ましたが少々複雑です・・・
この階級章は大切に保管していきたいと思います・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e848742.html
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・日本軍 実物 装備
Sat, 29 Apr 2017 13:50:46 +0900
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日本軍 実物 九〇式鉄帽 大号 (篠原工房さま再塗装&内装)
皆さんおはこんばんちは!年度末に近付くにつれて忙しくなる水呑み百姓です。
さてさて今回も珍しく?日本軍実物装備品を紹介したいと思います。
またまた以前紹介した装備品とかぶってしまいますが・・・とりあえず画像をば!
こちらは日本軍 実物 九〇式鉄帽 大号 (篠原工房さま再塗装&内装)になります。
昨年7月頃に実物九〇式の小号を手に入れましたが
大号の方は手元に無かったので改めて購入しました・・・!
中田製再生品など候補はいくつかあったのですが・・・
篠原工房さまで実物鉄帽と内装を取り扱っておられたので篠原さまの品を選択してみました!
篠原工房さまの品は当ブログでもいくつか紹介させて頂きましたが
精巧な装備品を製作販売されている事で有名な業者さまなのは皆さん御存知かと思います。
今回ご紹介するのは実物ではありますが篠原さまが再塗装され手を加えらた品で御座います。
期待が膨らみます・・・!
篠原さま再生実物九〇式鉄帽の画像。
実物ですので状態が気になる所ですが再塗装されており
とても70年以上前の鉄帽とは思えない外観で御座います。
鉄帽の塗装面の画像。
鉄帽の外観で重要なのは形状と塗装色だと思います。
塗装の色合いは本当に難しい事でしょう。
当時の塗装色を再現するのですから色の調合はそう簡単に出来る事ではないでしょう。
しかしそこは篠原工房さまで御座います。見事な色合いを再現されています。
色合いは俗にいう帯青茶褐色(国防色)より茶が強い感じでしょうか?
画像はフラッシュを焚いて撮影していますので色合いは明るく見えますね。
鉄帽は変な艶は無く独特な塗り方で再現されております。
鉄帽の正面からの画像。
カメラのフラッシュON/OFFにした状態の画像です。
鉄帽の色合いが異なって見えますね。
正面の星章の画像。
この鉄帽の星章は実物か複製かは残念ながら分かりません。
日本軍の鉄帽は星章や内装留め金具は無塗装の状態で塗装済みの鉄帽に装着されるそうで
装着してから星章と内装留め金具を塗装するようですね。
ですので鉄帽本体自体には上塗りになり荒く鉢巻状に塗装されるとの事であります。
星章や鉄帽の荒々しい塗料も忠実に再現されております・・・!
しかし・・まさか無塗装のまま金具や星を付けるとは(汗 予想外ですね・・・
鉄帽側面の画像。
こちらにカメラのフラッシュON/OFFの両方で撮影しております。
側面にある内装留め金具のズーム画像。
金具の上からの塗装が汚く見えますが・・・実際にこういう仕様で御座います(笑
しかし・・・無塗装の金具を付けてさらに鉄帽を上塗りする理由はなんでしょうか?
やはり大量生産の為の工程短縮もしくは簡略化が目的でしょうか?
こちらは鉄帽後面の画像になります。
後面の内装留め金具付近もこのように塗装にムラのある仕様になっております。
(鉢巻状に上塗りされているようで当然なのですが・・・)
鉄帽を上から見た全体画像。
勿論実物ですので上部の4つの通気孔はちゃんと存在します。
鉄帽の頭頂部の画像。
小号と同様に大号でも頭頂部は尖った作りをしております。
複製品と比べるとこの尖った突起は小さい(浅い?)ように感じますね。
もしかしたら一度剥がして再塗装している為そう感じるのかもしれません。
鉄帽の縁部の画像。
いずれも不鮮明な画像ですね・・・(汗
縁部は変に塗料ダレしておらず縁の綺麗な形状が確認出来ます。
続いては鉄帽の裏面(内装面)の画像になります。
内装の内張り(ライナー)一式は実物ではありませんが
篠原工房さまの複製品になり精巧に出来た品で御座います。
内装の革製内張り部の画像。
天然色の革製で3枚とも適度な厚さをしております。
形状もとても良いですね・・・!
革製内張りの裏側にあるクッションの画像。
内張りの裏側には画像のように紐で脱着出来るクッションが備わっております。
当然3枚の革製内張りの裏側全てに存在致します。
クッションは麻布で製作されているようでこちらの生地も中々の質感です。
クッションのうちの1つには画像のように検印が御座います。
さすが篠原工房さまです。見えない細かい部分も再現されております。
画像では紹介出来なかった特徴のある箇所はいくつもあり手に取る価値があります!
内装の縁革部の画像。
縁革は重厚な革生地が使用されており繋ぎ目の縫いもしっかりしております。
縁革部の顎紐留め金具が未塗装なのも注目です。
篠原工房さま製の顎紐は1つの長い紐で繋がっておらず
分割式となっております。
内装の内張り革上部にある締め紐の画像。
締め紐は勿論丸紐が用いられており柔らか過ぎる事はありません。
当然長さの調節も可能です。
再現度はとても高いだけでなく各生地は良質で実物に近い物が使用されているので
実物同様に使用に耐えれると思います。汚れて手入れしていくと素晴らしく変化していく事でしょう。
裏面の後部には大号を示す『大号』の文字が描かれています。
続いては顎紐の画像になります。
顎紐生地のズーム画像。
顎紐は実際に装着するのに十分な長さが御座います。
顎紐生地は幅広で適度な硬さを備えた紐で素晴らしい質感です。
こちらも実際の使用にはうってつけな品だと思います。
こちらは偽装網の画像。
今回篠原工房さまに鉄帽用偽装網も付けて頂きました。
偽装網の結び目部の画像。
篠原工房さまの偽装網は濃緑色の色合いで薄過ぎたり
海外製のように薄く青っぽい色合いでは御座いません。
生地も細いながらしっかりしており丹念に作られております。
偽装網を装着した状態の裏側縁部の画像。
さて最後に昨年入手した実物小号と比べてみたいと思います。
右が昨年に紹介しました実物九〇式鉄帽の小号(個人業者Fさま再塗装)。
左が今回ご紹介する実物九〇式鉄帽の大号(篠原工房さま再塗装)になります。
再塗装はそれぞれ異なる業者さまがされてますので
色合いも異なりますが私はいずれもとても良い色合いで
当時の色に近い調合がされていると思います。
正面、上面、側面からの画像。
右が昨年に紹介しました実物九〇式鉄帽の小号(個人業者Fさま再塗装)。
左が今回ご紹介する実物九〇式鉄帽の大号(篠原工房さま再塗装)になります。
両者あまり大きさは変わらないように見えますが
よく見比べてみますとやはりサイズは異なっております。
星章は小号の方は複製品を使用しておりますが
星章の位置が微妙に異なっております。
被せてみた画像。
上が昨年に紹介しました実物九〇式鉄帽の小号(個人業者Fさま再塗装)。
下が今回ご紹介する実物九〇式鉄帽の大号(篠原工房さま再塗装)になります。
形状はさほど違いないように見えますが小号は縁は若干広く出来ているようですね。
さて以上で日本軍 実物 九〇式鉄帽 大号 (篠原工房さま再塗装&内装)の紹介になります。
これでようやく実物の九〇式鉄帽を小号、大号を揃える事が出来ました!
またいずれも再塗装をして頂き申し分ない状態で御座います。
しかし・・・サバゲなど野外のイベントでは複製品(レプリカ)の使用がメインになると思います。
まだまだ実物鉄帽は容易に入手可能ではありますが・・・
鉄帽はどうしても傷が付き、私はそれを気にしてしまう方ですので・・(汗
実物は実物で大切にしていきたいと思います・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e839570.html
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・日本軍 実物 装備
Sat, 18 Mar 2017 19:57:36 +0900
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日本海軍 実物 陶器製手榴弾
皆さんおはこんばんちは。
さてさて今回は一風変わった物をご紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像から。
こちらは日本海軍 実物 陶器製手榴弾になります。
実物・・・といいましても陶器のガワだけで御座います。
この品は実物装備を数多く取り扱われておられるZ部隊さまから購入させて頂きました!
陶器製という事もあり逼迫した末期の日本軍を表していると云われておりますが
このタイプの陶器製手榴弾は海軍の物だというのを最近知りました(汗
何でも沖縄戦で使用例があるとか・・・!
てっきり陸軍の物だと勝手に思い込んでいたのですが・・・
陸軍は陸軍で別に陶器製手榴弾を開発していたようですね。
現代でもよく転がっているのが発見?されたりするようで
兵器としての評価はともかく興味の惹かれる品ですね・・・!
陶器製手榴弾の上下面からの画像。
手榴弾と言われなければ分からない外観ですね・・・
小さな壺にしか見えません。
信管挿入口の画像。
陶器製だけあって挿入口部は厚めに製作されております。
信管は九九式や九七式手榴弾の物とは全く違う物を装填するようですね。
この手榴弾は破片よりも爆破効果に主眼を置いたのでしょうか? 気になります。
信管挿入口のズーム画像。
中には勿論何も御座いません。
意外と収納量がありそうです。
挿入口の大きさは大体このようになります。
手榴弾の側面部の画像。
白っぽい箇所は素焼きでしょうか。
上部を除いて殆ど茶色の塗装が施されております。
陶磁器については詳しくはないのですが釉薬と呼ばれる物が用いられるそうですね。
底部の画像。
傷や凹凸も見られますが見事に綺麗な球形をしております。
刻印の類はないようです。
底部は凹んでいないので置くには不便ですが良い形をしております。
本体のサイズは大体こんな感じです。
手榴弾としては少々大き目の部類かと思います。
陶器製という事もあり取り扱いはかなり慎重を期したのではないでしょうか?
最後に手持ちの日本軍手榴弾とのサイズ比較をしてみたいと思います。
右は九七式(模型)中央は九九式(レジンキャスト製)そして左が海軍陶器製手榴弾になります。
陶器製はかなり大型で球形とはいえ手の小さい人間には投擲し難そうな印象です。
さて以上で日本海軍 実物 陶器製手榴弾の紹介になります。
今回は海軍型の物を紹介しましたが・・・やはり私個人としては陸軍型の陶磁器製手榴弾が欲しい所で御座います。
この手榴弾は意外と多く現存しており皆さん容易にお買い求め出来ると思います。
ただ・・・球形ですので置き場所に困りますね(笑 台さえ用意出来れば無問題ですが。
純粋なコレクションとしてだけでなく花瓶代わりにも最適かもしれません。(但し要固定)
武器として作られた物ではありますが・・・陶器はやはり置いとくに限りますね!
さて今回は以上になります。
ではでは~
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・日本軍 実物 装備
Sat, 18 Feb 2017 21:43:30 +0900
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日本陸軍 実物 水嚢(折り畳み式布バケツ)
皆さんおはこんばんちは!とても冷えますねぇ・・・
さてさて今回は今年最初となる日本軍実物装備品をご紹介したいと思います。
という事でいつも通り画像から。
こちらは日本陸軍 実物 水嚢(折り畳み式布バケツ) になります。
かなり久し振りの実物装備品の紹介ですね・・・!
こちらは昨年の京都でのサバゲイベントでZ部隊さまより購入させて頂いた品で御座います。
(この場を借りて改めて御礼申し上げます。有難う御座いました!)
実物水嚢の上面の画像。
水嚢・・・布バケツですが何故このような物を?と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
軍隊では水の確保は極めて重要でそれが戦地ともなると重大な問題です。
水分補給、飯盒炊飯と挙げたらキリがありませんね。
この水嚢は部隊でどれぐらいの単位で所持していたのかは存じませんが・・・
欠かす事の出来ない物だったと私は思います。
持っていて損はありません・・・!ですのでZ部隊さまから購入したのであります!(笑
水嚢本体生地のズーム画像。
帆布生地製となっており生地は黄みのある褐色の色合いになっております。
古い物ですので経年による汚れや解れは随所にありますが
破損などは一切御座いません。
水嚢はこのような饅頭の皮?(スイマセン良い表現が思い付きませんw)ような状態で折り畳まれております。
水嚢の上下部を離していく事で開いていき・・・
このように展開致します。
シンプルながら確実に開閉出来ます。
難しい操作は一切御座いません!
水嚢の容量はどのくらいでしょう・・・?
4~5リットルは余裕で入りそうですね。
水嚢の縁部の画像。
水嚢の縁は丸型の形状をしております。
かなり太めで堅牢な材質の物が内蔵されており簡単には変形しません。
この縁に内蔵されているのは金属の物でしょうか?詳細が気になる所ですね。
水嚢の下部(底部)の画像。
ちなみにこの丸型の縁は上部と下部が同様の形状をしております。
この形状のおかげで折り畳みし易く尚且つバケツとしての機能も果たしているのです。
水嚢の下部(底部)の全体画像。
底部は十字に紐が縫い付けられております。
またバケツとしての機能の為か
この底部の十字の紐は縁側に縫い付けられております。
どうやら水嚢には底部に検印の類があるようなのですが
この品は汚れや経年の為薄れており判別出来ません。
水嚢の両側面の画像。
底部の紐はこのように上部へ繋がっております。
水嚢の側面上部には紐を通す為のループが縫い付けられております。
このループ生地は水嚢本体とは異なる生地のようですね。
水嚢の紐部の画像。
水嚢の紐は底部の紐だけでなく上部内側からの紐も存在します。
上部側の紐は水嚢内部の縁の下に縫い付けられております。
やはり紐が2つあるのは水を入れた際の負荷分散といった意味合いがあるのでしょうか。
しかし手提げ紐が2つあるので装具類への縛着もし易そうで便利だと思います。
紐部のズーム画像。
紐は特徴のある二段織り生地となっております。
最後に実際の水嚢の使用例の写真を。
こちらはノモンハン事件期の物で有名な写真ですね。
どこの兵科の兵士は分かりませんが官給長靴を履いており
馬に水を飲ませている写真です。
水嚢はよく見ると今回紹介した物とは底部の紐の仕様が異なりますね。
水嚢にもバリエーションがあるという事だと思います。
そうなると比較的古い時期の物は希少価値がある事になりますね・・・!
水嚢に水を入れる兵士の画像。
季節に関わりなく水嚢が使用されております。
こちらは馬の鞍に縛着された水嚢と思しき物の画像。
モノクロかつ不鮮明な写真も多いので畳んだ防蚊覆面と混同してしまう場合もありますが
水嚢の太い縁と紐など構造を知っていれば判別出来ると思います。
さて以上で日本陸軍 実物 水嚢(折り畳み式布バケツ)の紹介になります。
Z部隊さまのおかげで中々購入に踏み切れなかった水嚢を入手する事が出来ました!
本当に有難う御座います・・・!
さてこの水嚢。どのように活用しようか・・活用する機会があるのか分かりませんが・・・(汗
軍隊には必要不可欠な品で御座います。
使う機会が巡ってきそうなイベントに参加出来るように努力したいと思います・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
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・日本軍 実物 装備
Sat, 14 Jan 2017 19:09:23 +0900
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日本陸軍 実物 九五式軍刀 中期型(鞘なし)
皆さんおはこんばんちは!8月に入り酷暑の日々が続きますね・・・
こまめに水分、塩分補給をされて下さいね。
さてさて今回は日本軍実物品をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは長年欲しくて堪らなかったあの品になります・・・!
という事画像をば!
こちらは日本陸軍 実物 九五式軍刀 中期型(鞘なし)になります。
ようやく実物を入手する事が出来ました!九五式・・・!
ただタイトルにあります通り鞘は欠品しております(汗
刀身は切断されてはいますが(当然)
柄や鍔など一式はありますので無いのは鞘のみと云えると思います。
あくまで個人的ですが九五式は以前より価格が下がったように思えます。
この品は鞘なしでしたのでさらに安く入手する事が出来ました。
鞘から抜いた状態の画像。
刀身は切断されており鞘は欠品しておりました。
しかし柄だけ様にならないと思い贋作九五式を別で購入、
贋作の鞘だけを実物九五式収納用にする事にしました。
BUTしかし・・・やはりというか案の定、駐爪が贋作鞘に合わず
また贋作鞘の佩鐶の位置もかなり後ろの外れ個体で途方に暮れておりました・・・
しかししかししかし!編上靴の鋲打ち加工をして下された個人業者Fさまに御相談した所、
鞘の佩鐶位置の調整と再塗装、そして口金部の調整をして頂ける事になり
御頼みする事に致しました・・・! 本当に頼りになる業者さまです!
今回も御迷惑をお掛けして申し訳御座いませんでした・・・!
そして本当に有難う御座いました・・・!!
まずは実物九五式の柄部の画像。
鞘なしとはいえ実物の九五式を手にするのは今回は初めてで御座います。
贋作/模造しか知らない私にとって実物の貫禄には圧倒されました。
やはり全然違いますね・・・
経年による錆や変色さらには擦れ傷や痕も御座いますが
塗装はまだまだ残っており実物としての状態は悪くないと思います。
柄の別角度からの画像。
予想以上に起伏がありますね。
御存知のように九五式は完全な官給軍刀で
柄は一体成型で製作されているのが特徴ですが決して簡素なイメージは抱かせません。
細部を記載した所ですが・・・割愛させて頂きます。
(まぁ理由はお分かりかと思います。汗)
柄の目貫部の画像。
鮫皮、目貫と完全なダミーではありますがその外形はそれを感じさせません。
非常にはっきりしております。
刻印部の画像。
右は有名な東京/小倉造兵工廠を表しているマークです。
真ん中の『名』は陸軍名古屋工廠を表しており
左の◎に刀の刻印は民間である関刀剣株式会社を表しております。
つまり柄や鞘といった外装は民間会社である関刀剣が製作し
刀身の製造と組立は名古屋工廠で行われ事が分かりますね。
駐爪部の画像。
駐爪は破損しておらず問題なく可動します。
鍔部の画像。
この九五式は中期型になります。
これ以前のバックル付き刀緒を通す事の出来る優美な鍔ではなく
シンプルな円形の鍔となっております。
初期型の物の方が美しい印象でしたが、こちらはこちらで武骨さがあり私は好きですね!
ちなみに切羽は鍔と同じく黒色に塗装されております。
ハバキと刀身部の画像。
刀身は切断されており錆だらけとなっております。
続いては贋作の九五式軍刀の鞘の画像。
個人業者Fさまにお頼みして佩鐶位置を変えて頂き再塗装、
そし実物駐爪が効くよう口金部のを削り合わせなど調整をして頂いております。
鞘の口金部の画像。
色合いは国防色で艶が無く絶妙です。
贋作鞘へ装着した画像。
刀身が切断されておりますので駐爪に負担が掛かっている状態ですが
問題なく駐爪は通し固定されております。
Fさまはやはりこの削り合わせに苦労されてそうで
実物駐爪を傷付けずに口金部のみ調整するのに大分時間が掛かったそうで御座います。
本当に御迷惑お掛けしました・・・
(同じ贋作同士でも鞘や駐爪の仕様が異なってりしておりますしね・・・)
ちなみにこの贋作鞘、贋作の中でも外れ個体だったようで
口金留め用のネジが両側面に存在しません。
Fさまに再塗装や調整して貰うんだったらもう少しマシな個体が良かったですね・・・(汗
ですが出来が悪い分、贋作と判別し易いと思いますのでもし処分した際は
実物として流通する事はないと思います。(そうならないよう願いたいですね・・・)
佩鐶部の画像。
佩鐶の位置はFさまに変えて頂いております。
元の位置は上の画像に収まるか微妙ぐらい後方の位置にありました(汗
どのようにして佩鐶を移動出来るのでしょうか?
口金部は分解出来そうにないのですが。。。いずれにせよ私には出来そうにありません(笑
鞘の石突部の画像。
妙な凹みが両側面にあり溶接もかなり適当ですね(汗
外れないか心配になります。塵や埃も溜まり易そうです・・・
まぁ此処まで粗雑だと贋作と丸分かりですから逆に良いのかもしれませんね。
ちなみに製造番号など刻印の類は皆無で御座います。
こちらは数年前御紹介したP社製の模造(贋作ベース)九五式の鞘との比較の画像。
上が今回ご紹介するFさま再塗装の贋作鞘。
下が5年前にご紹介したP社製模造(贋作ベース)九五式鞘になります。
贋作同士でも仕様が異なるのはよく御存知とは思いますが
鞘の湾曲具合も微妙に異なっております。
塗装色はともかく鞘としての出来は下のP社製が良いでしょうね。
私も長年愛用しております。
ちなみにP社製の九五式は今回ご紹介したFさま加工の贋作鞘へ収納する事が出来ました!
これは嬉しいですね!模造とはいえ鞘はやはり傷が付き易く中々替えが効かないので
有難いです・・・!
手持ちの実物三十二年式軍刀(甲型)と並べてみた画像。
九五式は鞘が残念ではありますが・・・何とか三十二年式と九五式を実物を入手する事が出来ました。
実物九五式と三十二年式の柄部の画像。
いずれは模造刀身、竹光など仕込みたいと思っているのですが・・・
実物軍刀を持って野外で着装する事などまず無いので
現状のままで良いのかもしれませんね。
さて以上で日本陸軍 実物 九五式軍刀 中期型(鞘なし)の紹介になります。
今回、実物九五式軍刀を入手出来ましたが鞘は無かったので
まだ完全に満足してはおりません・・・!
やはり鞘も揃った九五式軍刀を1振欲しいですね。
そういう意味でまだまだ道半ばではありますが・・・いずれは!と思います。
贋作の鞘の出来にはかなり落胆しましたが
Fさまが再塗装と加工をして下さり本当に助かりました!
大分見違えました・・・!お頼みして本当に大正解でした・・・!
実物九五式に贋作鞘という組み合わせ、評価の分かれる所で
私自身、本当は贋作鞘に入るのはどうかな…と思っているのですが・・・
もし処分する際は鞘は贋作と必ず明記する事をこの場で御約束したいと思います。
**最後に模造(贋作)と実物九五式軍刀の柄部の比較画像は掲載しませんのであしからず。**
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e788009.html
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・日本軍 実物 装備
Sat, 06 Aug 2016 12:00:16 +0900
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日本軍 実物 九〇式鉄帽 小号 (個人業者Fさま再塗装)
久し振りの連休ですね・・・!いやはや本当に久し振りです。
という事で時間のある内にブログの記事を書いている水呑み百姓です。
嗚呼・・・明日からまた仕事ですね・・・(鬱
さてさて今回は久し振りに日本軍実物装備を紹介したいと思います。
という事で早速画像をば。
こちらは日本軍 実物 九〇式鉄帽 小号 になります。
言わずとも知れた日本軍を代表する鉄帽(ヘルメット)ですね。
九〇式鉄帽は実物品は中田商店製の再生品を持っていたのですが
友人に譲ってしまい実物九〇式は最近まで手元にありませんでした(汗
最近になってようやく実物九〇式を再度購入出来、
やはり実物故、塗装剥げと錆がありどうしようか悩んでいたのですが・・・
各種略帽、防暑帽を製作販売しておられる個人業者Fさまに相談した所、
再塗装をして頂ける事になりました・・・!
複製編上靴への鋲打ち加工もして下さった事もあり本当に頼りになります・・・!
こちらがFさまに再塗装をお願いする前の状態の鉄帽の画像。
錆が多く前部の星章が欠品しているのが分かります。
鉄帽の上下からの全体画像。
鉄帽の頭頂付近には通気孔が4つちゃんとあるのが分かりますね。
表面は錆や汚れが酷く塗装が残っていませんでしたが
裏側(内装側)は当時の塗装が大分残っております。
という事でFさまに再塗装をして頂いた状態の鉄帽の画像になります。
見間違えるようになりました・・・!
塗装面のズーム画像。
色合いは渋いくすみのある茶色といった感じでしょうか。
軽く錆を落として頂き、塗装して頂いております。
再塗装後の鉄帽の前後画像。
素晴らしい色合いです!
複製品には無い独特の筋痕も再現されております。
両側面の画像。
フラッシュ、ノンフラッシュで撮影してみると印象が変わって見えますね。
やはり野外で軍装して撮影してみると立派に栄える事でしょう・・・!
星章は残念ながら欠品していたので海外製の複製品の星章を取り付けています。
ですがちゃんと星章は別塗り仕上げとなっております。
鉄帽本体と星章の刷毛目のラインが違うのも再現されております。
内装(ライナー)用のピン類は1つを除いて生きていましたので
実物のままで御座います。
通気孔部の画像。
錆や汚れなどで判別し難かった頭頂部の通気孔は此処まではっきり見て取れるようになりました。
鉄帽の上下から見た全体画像。
鉄帽の頭頂部の画像。
画像では少々分かり難いですが鉄帽の頭頂部は尖った(突き出た)作りになっております。
再塗装されたおかげではっきり分かるようになりました。
複製品でもこの作りは再現されている物が多いですね。
続いては内装部の画像。
小号を示す『小』の文字が書かれています。
内装部は塗装剥げが少なく当時の塗装がまだ残っております。
ですがやはり錆が見られます。
顎紐&ライナー留め用ピン部の画像。
このピンは錆ていますが破損はなく実用可能です。
これら内装用金具類は当時も未塗装だったらしく自然と錆ていく物のようですね。
顎紐&ライナー留めピンの後部の画像。
最後部のピンには顎紐を通す為の布製ループが残っています。
さて最後に複製品と並べてみたいと思います。
中田商店製の複製九〇式鉄帽になります。
鉄帽の前後からの全体画像。
右が以前紹介した中田商店製の複製九〇式鉄帽。
左が今回ご紹介するFさま再塗装の実物九〇式鉄帽です。
星章の位置に差異がありますね・・・
複製星章を付けておりますが実物でも位置は差異があったのでしょうか。
側面からの画像。
右が以前紹介した中田商店製の複製九〇式鉄帽。
左が今回ご紹介するFさま再塗装の実物九〇式鉄帽です。
上部からの画像。
右が以前紹介した中田商店製の複製九〇式鉄帽。
左が今回ご紹介するFさま再塗装の実物九〇式鉄帽です。
頭頂部の尖り、色合いなど違いはありますが
九〇式の特徴はどちらも備えています。
さて以上で日本軍 実物 九〇式鉄帽 小号 (個人業者Fさま再塗装)の紹介になります、
やっとまた実物九〇式鉄帽を買い直す事が出来ました・・・!
しかも今回はFさまに再塗装して頂いたおかげで実用出来る恥ずかしくない品になりました!
(私は野外で着装する際は複製品が殆どですが・・・)
今回もFさまには多大な御迷惑をお掛けしました。
おかげで素晴らしい鉄帽に変身しました!これから大切にしていきたいと思います!
本当に有難う御座いました!!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e782752.html
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・日本軍 実物 装備
Mon, 18 Jul 2016 19:39:50 +0900