2012年06月03日
外園組さま 複製 日本陸軍 兵下士官用椀帽(フェルト帽)
さて久しぶりに日本軍複製品コーナーも更新したいと思います!
今回ご紹介するのはこちら!
外園組さま 複製品 日本陸軍 兵下士官用椀帽(戦闘帽)です。
フェルト製戦帽ですね!
椀帽全体の画像。
椀帽の生地はオーリブドラブ(緑色)と珍しい色の物となっています。
この複製品は何処の業者製かは詳細不明です・・・
しかしながら顎紐、通気孔、形状ともに、細部は見事再現されており
名のある業者さまが製作販売されたに違いありません・・・!
**訂正**
こちら略帽、千人針、携帯天幕の製作販売で高名な外園組さまの御品と判明致しました!
なんと中田商店さんが複製椀帽(フェルト帽)を発売する以前に製作販売なされたものです・・・!
ですが肝心のサイズが57以下のようで、大変小さいので
箪笥の肥しにするのも何ので惜しいですが詳細不明のまま放出予定でございます・・・・
ちなみに過去にご紹介したフェルト戦闘帽(椀帽)の記事はこちらです。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e320556.html(篠原製椀帽)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e239683.html(中田製椀帽)
フェルト帽の裏側の画像。
裏地はございません。
しかし縁の革は再現されています。
また検定印の類、捺印はございません。
本当に何処製なのか気になりますね・・・
続いては椀帽正面の星章のアップ。
星の形状はとかく、縫い付けのラインは少々ズレているように見えます。
続いては顎紐のアップ。
顎紐は灰色掛かった配色となっております。
顎紐長さ調整金具は緑色の仕様となっています。
椀帽のツバ部の画像。
この詳細不明椀帽ではツバは縫い糸で端を縫われております。
恐らくツバの型崩れ防止のためでしょうか・・・?
さてお次は以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)と比較していきたいと思います。
生地もさることながら細部が異なるのは一目瞭然ですね。
上が以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)です。
下が今回ご紹介する外園組さま製 複製椀帽です。
両者とも通気孔3つが再現されております。
しかし位置は上の篠原製椀帽(中田製改造)では前寄りで、
下の外園組さま製 複製椀帽では後ろ寄りになっております。
しかし帽子全体の形状、シルエットはとても似ており、
下の外園組さま製 複製椀帽はよく再現できていると思います。
椀帽正面の星章の比較。
上が今回ご紹介する外園組さま製 複製椀帽です。
下が以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)です。
星章の位置には大分差があります。
位置は上の外園組さま製 複製椀帽では上にありで、
下の篠原製椀帽(中田製改造)では大分下の位置となっております。
☆の形状、縫い付け法にも大分差があります。
また顎紐ですが篠原工房製では茶か緑掛かった色の着色の革紐になっており、
外園組さま製 複製椀帽では顎紐は灰色掛かった着色の革紐になっております。
しかし調整金具は緑色のもので殆ど共通です。
(つかまた顎紐の左右逆ですね・・・wでもこれがデフォだったので。。w)
続いてはツバの形状の比較。
上が今回ご紹介する外園組さま製 複製椀帽です。
下が以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)です。
ご覧になってお分かりのとおり、ツバの仕様も大きく異なっています。
篠原工房さま製ではツバは小振りの物になっていますが
対して外園組さま製では大型の物になっています。
また何より縫い糸による縫い目の有無にも注目です。
続いてはフェルト帽の帽垂布装着用の糸縫いつけ部の画像。
上が今回ご紹介する外園組さま製 複製椀帽です。
下が以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)です。
詳細不明複製では集めの白糸に3点I状に縫われています。
篠原工房さま製では3点直線に縫われています。
このような縫いつけの形状の違いは何故でしょうか・・・?
実物にも縫いつけ法に数例あるのでしょうか。
最後に内装の比較。
右が今回ご紹介する外園組さま製 複製椀帽です。
左が以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)です。
裏地の有無、さらには検定印の有無も確認できますね。
さて以上で簡単な外園組さま製 複製 日本陸軍 兵下士官用椀帽(フェルト帽)の紹介と
比較になります。
詳細不明の椀帽は何処製なのか本当に気になるところです。
もしかしたら貴重な逸品かもしれませんね・・・(まぁ複製品の椀帽自体希少ですが・・・)
ですが・・・
あまり増えすぎても起き場所ないですし・・・
そもそもサイズが小さいので着用出来ないので処分予定です。
椀帽はフェルトなので梅雨時期や酷暑厳しい夏には着用を避けたく、自分では着用期間が短いのです。
しかし大陸戦線の将兵の軍装には本当に最適かつ特徴的ある品ですね!
ということ今回は以上になります。
それでは~
ノシ
今回ご紹介するのはこちら!
外園組さま 複製品 日本陸軍 兵下士官用椀帽(戦闘帽)です。
フェルト製戦帽ですね!
椀帽全体の画像。
椀帽の生地はオーリブドラブ(緑色)と珍しい色の物となっています。
この複製品は
しかしながら顎紐、通気孔、形状ともに、細部は見事再現されており
名のある業者さまが製作販売されたに違いありません・・・!
**訂正**
こちら略帽、千人針、携帯天幕の製作販売で高名な外園組さまの御品と判明致しました!
なんと中田商店さんが複製椀帽(フェルト帽)を発売する以前に製作販売なされたものです・・・!
ですが肝心のサイズが57以下のようで、大変小さいので
箪笥の肥しにするのも何ので惜しいですが詳細不明のまま放出予定でございます・・・・
ちなみに過去にご紹介したフェルト戦闘帽(椀帽)の記事はこちらです。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e320556.html(篠原製椀帽)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e239683.html(中田製椀帽)
フェルト帽の裏側の画像。
裏地はございません。
しかし縁の革は再現されています。
また検定印の類、捺印はございません。
本当に何処製なのか気になりますね・・・
続いては椀帽正面の星章のアップ。
星の形状はとかく、縫い付けのラインは少々ズレているように見えます。
続いては顎紐のアップ。
顎紐は灰色掛かった配色となっております。
顎紐長さ調整金具は緑色の仕様となっています。
椀帽のツバ部の画像。
この詳細不明椀帽ではツバは縫い糸で端を縫われております。
恐らくツバの型崩れ防止のためでしょうか・・・?
さてお次は以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)と比較していきたいと思います。
生地もさることながら細部が異なるのは一目瞭然ですね。
上が以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)です。
下が今回ご紹介する外園組さま製 複製椀帽です。
両者とも通気孔3つが再現されております。
しかし位置は上の篠原製椀帽(中田製改造)では前寄りで、
下の外園組さま製 複製椀帽では後ろ寄りになっております。
しかし帽子全体の形状、シルエットはとても似ており、
下の外園組さま製 複製椀帽はよく再現できていると思います。
椀帽正面の星章の比較。
上が今回ご紹介する外園組さま製 複製椀帽です。
下が以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)です。
星章の位置には大分差があります。
位置は上の外園組さま製 複製椀帽では上にありで、
下の篠原製椀帽(中田製改造)では大分下の位置となっております。
☆の形状、縫い付け法にも大分差があります。
また顎紐ですが篠原工房製では茶か緑掛かった色の着色の革紐になっており、
外園組さま製 複製椀帽では顎紐は灰色掛かった着色の革紐になっております。
しかし調整金具は緑色のもので殆ど共通です。
(つかまた顎紐の左右逆ですね・・・wでもこれがデフォだったので。。w)
続いてはツバの形状の比較。
上が今回ご紹介する外園組さま製 複製椀帽です。
下が以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)です。
ご覧になってお分かりのとおり、ツバの仕様も大きく異なっています。
篠原工房さま製ではツバは小振りの物になっていますが
対して外園組さま製では大型の物になっています。
また何より縫い糸による縫い目の有無にも注目です。
続いてはフェルト帽の帽垂布装着用の糸縫いつけ部の画像。
上が今回ご紹介する外園組さま製 複製椀帽です。
下が以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)です。
詳細不明複製では集めの白糸に3点I状に縫われています。
篠原工房さま製では3点直線に縫われています。
このような縫いつけの形状の違いは何故でしょうか・・・?
実物にも縫いつけ法に数例あるのでしょうか。
最後に内装の比較。
右が今回ご紹介する外園組さま製 複製椀帽です。
左が以前にご紹介した篠原製椀帽(中田製改造)です。
裏地の有無、さらには検定印の有無も確認できますね。
さて以上で簡単な外園組さま製 複製 日本陸軍 兵下士官用椀帽(フェルト帽)の紹介と
比較になります。
もしかしたら貴重な逸品かもしれませんね・・・(まぁ複製品の椀帽自体希少ですが・・・)
ですが・・・
あまり増えすぎても起き場所ないですし・・・
そもそもサイズが小さいので着用出来ないので処分予定です。
椀帽はフェルトなので梅雨時期や酷暑厳しい夏には着用を避けたく、自分では着用期間が短いのです。
しかし大陸戦線の将兵の軍装には本当に最適かつ特徴的ある品ですね!
ということ今回は以上になります。
それでは~
ノシ
Posted by アンチョビことチビ at 12:01│Comments(2)
│・日本軍 複製レプリカ 装備
この記事へのコメント
>>Аникиевさま
なんと・・・!?Аникиевさまご製作のお品でございましたか!
しかも中田製より先の古い物だったとは・・・
先駆的な貴重な逸品ですね・・・!
縁の革生地の裏に確かに赤印がございました!
(ですが経年もしくは使用のためで印が薄れて何が書かれているか判別できませんが・・・)
何処の物なのか少々不安でしたが
Аникиевさまのご製作の品と分かり安心致しました!
ご教示本当にありがとうございます!
巡り巡って私の手元へ届きましたが・・・
貴重な逸品ご提供して頂き本当にありがとうございます!
なんと・・・!?Аникиевさまご製作のお品でございましたか!
しかも中田製より先の古い物だったとは・・・
先駆的な貴重な逸品ですね・・・!
縁の革生地の裏に確かに赤印がございました!
(ですが経年もしくは使用のためで印が薄れて何が書かれているか判別できませんが・・・)
何処の物なのか少々不安でしたが
Аникиевさまのご製作の品と分かり安心致しました!
ご教示本当にありがとうございます!
巡り巡って私の手元へ届きましたが・・・
貴重な逸品ご提供して頂き本当にありがとうございます!
Posted by アンチョビことチビ at 2012年06月03日 13:39
あ 懐かしいね
それ僕が作ったものだよ。以前の屋号でね
縁革の裏にスタンプ押してあると思うよ(たぶん)
中田が販売する以前に作ったものだから
だから6年以上経ってるかな?
それ僕が作ったものだよ。以前の屋号でね
縁革の裏にスタンプ押してあると思うよ(たぶん)
中田が販売する以前に作ったものだから
だから6年以上経ってるかな?
Posted by Аникиев at 2012年06月03日 13:04
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