2013年06月20日
日本軍 実物 腕時計用防塵ケース(行軍ケース)
皆さんお久し振りです。
さてさて不定期になりがちになってしまいましたが
今回も日本軍実物装備をご紹介したいと思います。
ということいつも通り画像をば!
画像では少々分かり難いんですが日本軍 実物 腕時計用防塵ケース(行軍ケース) になります。
今回はこれをご紹介したいと思います。
腕時計用防塵ケースの前面と後面の画像。
腕時計用防塵ケースは革バンドと同様に欲しかったのですが
ようやく入手に至りました。
私は複製品の精工社風の陸軍腕時計しか所持していないのですが
やはり野外で装着するのなら防塵ケースがあれば安全!と常々思っていました。
腕時計の故障はいまだ無いのですが
中田製の物は本体とバンドを接合する金具が外れ易かったりとちょっと不安な部分もあります。
その点、防塵ケースがあれば多少大型になりますが安心して装着出来ると思います。
ケース本体は少々メッキが剥がれていますが(実は購入後手入れをしたら剥がれてしまいました・・・)
破損や欠品は御座いません。
本体は真鍮製なのでしょうか?
ケースのレンズ部は樹脂製のようです。
経年のせいか黄色の変色しています。
防塵ケースの下部の画像。
上部同様にバンド固定用のループが設けられています。
本体の出っ張りはケース開閉の為の物です。
防塵ケース上部の画像。
上部にもバンドを通すためのループが御座います。
また上部には蝶番(ヒンジ)があります。
ケース底面部の画像。
底面部には打印があり、「相川式 武装」と打たれています。
この腕時計用防塵ケースの名称は「相川式 武装ケース」とも呼ばれているようです。
防塵ケース(相川式)を開いた状態。
中身はこのようになっています。
腕時計本体を固定する板バネには打印されています。
特許番号もしくは年号でしょうか。
この特許はこの相川式武装ケース(防塵ケース)の事を指していると思われます。
またケース内部の底には対衝撃緩和用と思われる布(コーデュロイ生地?)が貼られています。
ケースの蓋を裏側から見た画像。
やはり真鍮製のように見えます。
簡素な構造に見えますが内部に異物が侵入するのは殆ど防げると思います。
さて続いてはこの防塵ケース(相川式)に複製腕時計を収納してみたいのですが・・・・
皆さん画像からお察しの通り・・・
**追記**
実物の腕時計ではバネ棒を含めてケース全体から時計本体を取り外し出来るようです。
その時計本体をこのケースに収納するようです。
後から調べてみましたら腕時計用の防塵ケースには大きさによって種類があるようで
(今考えると当然ですね・・・)
この防塵ケースは小型の部類と推測されます。
前もって詳細を調べておかないとこう云う事になるのですね・・・(汗
それでは同じく複製品である中田製腕時計用のバンドには装着出来るのでしょうか?
果たして・・・
時計本体を固定する為のバンドですが
薄くオイルを塗付していれば柔らかくなり一見装着出来そうなのですが・・・
防塵ケースのループの幅が少々狭く通すのは厳しいです。
バンドを曲げるなりすれば通せるとは思いますが
強引に通すとバンドを傷めてしまうと思われます。
防塵ケース購入したのは良いのですが・・・
手持ちの複製腕時計には小さく、収納出来ず困っております。
このケースはさらに小型の腕時計用の物になるのでしょう。
せっかくなので代用出来そうな腕時計(収納出来そうなサイズの物)を探したいと思っているんですが
やはり複製腕時計が収納出来るケースが欲しいです・・・
もう一度気長に購入出来る機会を待ちたいと思います。
さて最後に実際の装着例の写真を。
腕時計を装着している将兵の写真は見つけ易いのですが
防塵ケースか否かまで鮮明に分かる写真は中々・・・
形状や大きさなどで判別出来るとは思いますが。
こちらは以前にご紹介した南方での祖父の写真です。
左腕には腕時計を装備しています。
ただ防塵ケースを装着しているかは確定出来ませんが
厚さから見て防塵ケース付きと思われます。
さて以上で日本軍 実物 腕時計用防塵ケース(行軍ケース) の紹介になります。
ではでは~
ノシ
御返事遅くなってしまい申し訳御座いません!
何とっ・・・!日本軍用の腕時計を収集されているのですね!
素晴らしい!
私も映画「沖縄決戦」にて歩哨役の方が装着されていたのを覚えております!
最近の2作品では中田製が用いられていたのですね・・・
お分かりになられるとは・・・凄いです!(汗
こちらこそこのような稚拙なブログで宜しければ何卒宜しくお願い致します!
成程。当時の市販品はそのような物が多いのですね。
経年した物なら尚更ですね・・・
そうなりますとやはり市販品(私物品)にはケースが必要になります!
数百円でも買える物もあるとは・・・!
ですが稼動して使える状態にする必要もありますので
修理などで結構しそうですね・・・(汗
しかしこれからも長く使える腕時計にしたいものです!
私の祖父は手巻き式の懐中時計を長く愛用していましたが
子供心ながらあのコチコチと時を刻む音は今なお鮮明に覚えています。
思いだしたらさらに欲しくなりました・・・!!
文字盤もポーセリンエナメル(ホーロー看板と磁器の中間っぽいもの)製が多くて、強い衝撃を与えるとヒビが入ったりすることも多いシロモノ。
防護ケースでも使わない事には戦場での使用はかなりキツいでしょうね。
実際に骨董店なんかで見ても、機械自体は長持ちする構造なのに、湿気や埃で動かない状態のものが多いです。
まあ、数の多さと収集家の少なさからか数百~数千円で買えるものも結構ありますし、価格的には嬉しい状態。
手巻きの時計がチコチコ音を立てて健気に動いているのは癒されますよぉ・・・・(時計オタの戯言ですが)
はじめまして!通りすがりの時計マニアさん!
成程・・・!私も実物腕時計について少々調べた所
精工の腕時計のラグ付きケース自体に防塵効果があるようで
この複製クオーツ式とは全く構造が違う事に今更気づきました(汗
確かにこの状態の陸軍時計の上にさらに防塵ケースはやり過ぎかと思います。
実物の本体は小型でラグ付きケースから簡単に外せるようですね!
この度は私の為に詳細を教えて頂き本当に有難う御座います。
これで私も確信を得れました・・・!
実物の軍用だけでなく当時物の私物品の腕時計も
いつか是非購入してみたいと思います!
と、書かれていますが、私もそうだと思います。
というのも、このケースに入れることができなかった「精工社風の陸軍腕時計」の、当時のオリジナルの物はそもそもが防塵・防湿を目的とした2重構造のケースと、特殊構造の竜頭を使用していて、これに相川式ケースを装着するのは、軍用とはいえちょっとヤリすぎな気配があるのです。
加えて、当時の一般用の腕時計は男女兼用の小型の製品が多く、この写真の「相川式防塵ケ-ス」にちょうどいいサイズのものが多いのです。
舶来品信仰が根強く、実際に精工舎の時計はスイス製より若干見劣りするものも多かった時代ですので、自費で買ったスイス製を使いたいというニーズも多かったのではないでしょうか・・・・・・・
文が長くなってすみませんでした。
せっかく書き込みを頂きましたので
返信出来ず本当に申し訳御座いません・・・
私用腕時計の物の可能性があるのですね!
本来は民間用ということになるのですね。
御教授頂き本当に有難う御座います!
自分でも色々調べてみたいと思います!
この度は御返事遅くなり誠に申し訳御座いません・・・
貴重な情報有難う御座います!
中田製に合うケースがあるのですね!
是非探してみたいと思います!
本当に有難う御座います!
アンチョビさんの画像プログの「相川式防塵ケ-ス」ですが、本来は「私物用腕時計」でないかと思いますよ???
私の「不確実」な記憶では「相川式」は「旧服部時計店」の子会社で昭和7年に設立された腕時計用部品会社製だった様な気がします・・・
従って、アンチョビさんの画像の「軍用腕時計?」には一致しないと
思います・・・
状態はともあれ「腕時計コレクタ-」では人気の在るアイテムですので大事にされた方が良いですね!