2013年08月19日
海外製 複製 日本陸軍 兵下士官用防寒帽
さてさて今回も日本軍複製品をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのはこちら!
こちらは 海外製 複製 日本陸軍 兵下士官用 防寒帽 になります。
日本軍の複製防寒帽は中田製ぐらいしか知りませんでしたが
この複製品が中田以外であるのには大変驚きました。
先月ある方が某コミュニティサイトで購入され余剰分を販売されている事を知り、
この度ようやく入手することが出来ました!
私は一応中田製の防寒帽を所有しておりますが・・・
そちらは国防色の物であり昭五式など黄土色の軍衣袴や外套には合わせ難いのですが
今回ご紹介します海外製防寒帽はまだ合わせ易い生地色だと思います。
ちなみに以前に御紹介した中田製 兵下士官用 防寒帽の記事は以下になります。
合わせてご覧頂けましたら幸いです。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e258251.html
まずは生地のズーム画像。
生地はウール素材のようです。
色はカーキに近い色です。
続いては毛皮部(ファー)の画像。
画像をご覧になってお分かりかも知れませんが
毛皮はフェイクファー(人工毛皮)になります。
ですので肌触りはあまり良くありません(むしろ悪いかも・・・)
しかし価格を考えるとこれは仕方が無いと思います。(一応購入後調べてみました)
耳当て部を畳んだ状態の防寒帽。
耳当て部を展開させた状態の防寒帽。
前後画像になります。
釦も随所にあり中々雰囲気が出ていると思います。
耳当て部を展開した状態の防寒帽。
左右側面部の画像になります。
丁度耳が来る部分の覆いも再現されています。
防寒帽正面の星章の画像。
星章は反射材のような素材ですね。
防寒帽の頂点部には画像のように突起も備わっています。
意外とポイント高いです。
続いては内装部の画像。
驚いた事に画像のように氏名記入欄と検定印と思しき物が描かれています・・・!
これは意外です・・・!
しかし・・・ちょっと汚い印ですね・・・(汗
まぁあると無いとでは断然あった方が嬉しいのですが。。。
大号
昭和十四年製
本廠検定? という文字が辛うじて読めます。
続いては顎紐の画像。
顎紐はかなり細身の物です。
内装の生地を流用した物なのでしょうか?
長さはちょっと足らなく感じます。
一応使用出来ますが少々残念な作りです。
さてさてお次はいつものように他製品と並べてみたいと思います。
右は以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
左は今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
両者かなり差異があるように見えますが基本構造はあまり変わりません。
(とはいえ違う箇所はかなり違うのですが)
まず人目見てお分かりのように生地の色が異なります。
右は以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
左は今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります
右の中田製は緑の強い国防色です。
確か実物生地だったはず・・・
大平洋戦争(大東亜戦争)以降の軍装に最適かと思います。
左の海外製はカーキ色(黄土色)に近い生地になります。
こちらは太平洋戦争(大東亜戦争)以前の日支事変期の軍装にも最適かと思います。
精巧云々は置いといてカーキ色の生地の方が断然使用出来る幅が広いでしょう。
続いては毛皮(ファー)の画像。
右が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
左が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
上で記載した通り、左の海外製は残念ながらフェイクファーで肌触りは良くありません。
右の中田製は兎毛を使用しており肌触りがとても良く感じます。
この部分は評価が分かれる箇所ですが
そもそもこの海外製の向こうでの販売価格は●000円以下(送料別)ですので
価格を考慮すると仕方ないとおもいます。
お次は耳当てを展開した状態の左右側面からの画像。
右が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
左が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
違いがあるのがお分かりになると思います。
釦の配置が異なりますが
釦そのものの大きさも異なります。
右が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)の釦。
左が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽の釦になります。
中田製の物は大型で逆に海外製の物は小型といえます。
色も異なりますが実物全てがどうであったかは存じません。
釦の仕様に関しても同じで種類があったと思います。
また耳当て部の切り込みの有無の違いも見られます。
右が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
左が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
画像のように中田製では切り込みが再現されていますが
海外製ではいずれも御座いません。
(釦の位置や紐の仕様も違うのが分かると思います)
続いては上部と下部から見た画像。
上が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
下が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
上部から見た状態ではさほど差異が無いように見えますが
下部から見た内装は両者かなり違いが御座います。
中田製では中田マークとサイズ表記しか御座いませんが
内装は四方に4つ穴の開いた白地が張り付いております。
とても特徴のある作りです。
対して海外製は内装は簡素な物ですが(ポリエステル生地でしょうか?)
一応検定印と思しき物が御座います。
お次はトレードマークでもある前部の星章の画像になります。
下が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)なのですが。。。
実は中田製には実物の防寒帽用の星章を装着させています。
一応いつでも取り外しをし易くするために簡単にしか縫い付けていないのですが・・・
上が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
画像をご覧になって分かるように
海外製の星章の出来はあまり宜しくありません(汗
☆自体も反射材のような材質の物で星章が台座も含めて全体的に大きく出来ています。
また耳出し用の穴?の形状も微妙に異なります。
右が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)の釦。
左が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽の釦になります。
中田製では完全な円状ですが海外製では蒲鉾型になっています。
顎紐の画像。こちらも異なります。
上が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
下が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
海外製では生地を重ね縫っただけの紐になっています。
さて以上で日本軍 海外製 複製 防寒帽 の紹介になります。
中田製と比べると他にも異なる部分があるのですが・・・身体の調子が悪いので割愛させて頂きます(おい
海外製でしかも比較的安価な当品ですが
これはこれでかなり需要のある品と私は思います。
作りも甘く、残念な箇所がやはり御座いますが
それでも日本軍の複製防寒帽自体が希少です。
所望されている方は多いと思います。
来るべき冬のサバゲにはこいつを使おうかと思います。
冬衣や外套と合わせると良い感じになるでしょう。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
今回ご紹介するのはこちら!
こちらは 海外製 複製 日本陸軍 兵下士官用 防寒帽 になります。
日本軍の複製防寒帽は中田製ぐらいしか知りませんでしたが
この複製品が中田以外であるのには大変驚きました。
先月ある方が某コミュニティサイトで購入され余剰分を販売されている事を知り、
この度ようやく入手することが出来ました!
私は一応中田製の防寒帽を所有しておりますが・・・
そちらは国防色の物であり昭五式など黄土色の軍衣袴や外套には合わせ難いのですが
今回ご紹介します海外製防寒帽はまだ合わせ易い生地色だと思います。
ちなみに以前に御紹介した中田製 兵下士官用 防寒帽の記事は以下になります。
合わせてご覧頂けましたら幸いです。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e258251.html
まずは生地のズーム画像。
生地はウール素材のようです。
色はカーキに近い色です。
続いては毛皮部(ファー)の画像。
画像をご覧になってお分かりかも知れませんが
毛皮はフェイクファー(人工毛皮)になります。
ですので肌触りはあまり良くありません(むしろ悪いかも・・・)
しかし価格を考えるとこれは仕方が無いと思います。(一応購入後調べてみました)
耳当て部を畳んだ状態の防寒帽。
耳当て部を展開させた状態の防寒帽。
前後画像になります。
釦も随所にあり中々雰囲気が出ていると思います。
耳当て部を展開した状態の防寒帽。
左右側面部の画像になります。
丁度耳が来る部分の覆いも再現されています。
防寒帽正面の星章の画像。
星章は反射材のような素材ですね。
防寒帽の頂点部には画像のように突起も備わっています。
意外とポイント高いです。
続いては内装部の画像。
驚いた事に画像のように氏名記入欄と検定印と思しき物が描かれています・・・!
これは意外です・・・!
しかし・・・ちょっと汚い印ですね・・・(汗
まぁあると無いとでは断然あった方が嬉しいのですが。。。
大号
昭和十四年製
本廠検定? という文字が辛うじて読めます。
続いては顎紐の画像。
顎紐はかなり細身の物です。
内装の生地を流用した物なのでしょうか?
長さはちょっと足らなく感じます。
一応使用出来ますが少々残念な作りです。
さてさてお次はいつものように他製品と並べてみたいと思います。
右は以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
左は今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
両者かなり差異があるように見えますが基本構造はあまり変わりません。
(とはいえ違う箇所はかなり違うのですが)
まず人目見てお分かりのように生地の色が異なります。
右は以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
左は今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります
右の中田製は緑の強い国防色です。
確か実物生地だったはず・・・
大平洋戦争(大東亜戦争)以降の軍装に最適かと思います。
左の海外製はカーキ色(黄土色)に近い生地になります。
こちらは太平洋戦争(大東亜戦争)以前の日支事変期の軍装にも最適かと思います。
精巧云々は置いといてカーキ色の生地の方が断然使用出来る幅が広いでしょう。
続いては毛皮(ファー)の画像。
右が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
左が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
上で記載した通り、左の海外製は残念ながらフェイクファーで肌触りは良くありません。
右の中田製は兎毛を使用しており肌触りがとても良く感じます。
この部分は評価が分かれる箇所ですが
そもそもこの海外製の向こうでの販売価格は●000円以下(送料別)ですので
価格を考慮すると仕方ないとおもいます。
お次は耳当てを展開した状態の左右側面からの画像。
右が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
左が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
違いがあるのがお分かりになると思います。
釦の配置が異なりますが
釦そのものの大きさも異なります。
右が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)の釦。
左が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽の釦になります。
中田製の物は大型で逆に海外製の物は小型といえます。
色も異なりますが実物全てがどうであったかは存じません。
釦の仕様に関しても同じで種類があったと思います。
また耳当て部の切り込みの有無の違いも見られます。
右が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
左が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
画像のように中田製では切り込みが再現されていますが
海外製ではいずれも御座いません。
(釦の位置や紐の仕様も違うのが分かると思います)
続いては上部と下部から見た画像。
上が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
下が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
上部から見た状態ではさほど差異が無いように見えますが
下部から見た内装は両者かなり違いが御座います。
中田製では中田マークとサイズ表記しか御座いませんが
内装は四方に4つ穴の開いた白地が張り付いております。
とても特徴のある作りです。
対して海外製は内装は簡素な物ですが(ポリエステル生地でしょうか?)
一応検定印と思しき物が御座います。
お次はトレードマークでもある前部の星章の画像になります。
下が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)なのですが。。。
実は中田製には実物の防寒帽用の星章を装着させています。
一応いつでも取り外しをし易くするために簡単にしか縫い付けていないのですが・・・
上が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
画像をご覧になって分かるように
海外製の星章の出来はあまり宜しくありません(汗
☆自体も反射材のような材質の物で星章が台座も含めて全体的に大きく出来ています。
また耳出し用の穴?の形状も微妙に異なります。
右が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)の釦。
左が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽の釦になります。
中田製では完全な円状ですが海外製では蒲鉾型になっています。
顎紐の画像。こちらも異なります。
上が以前に御紹介した中田製 複製 兵下士官用防寒帽(国防色)です。
下が今回ご紹介する海外製 複製 防寒帽になります。
海外製では生地を重ね縫っただけの紐になっています。
さて以上で日本軍 海外製 複製 防寒帽 の紹介になります。
中田製と比べると他にも異なる部分があるのですが・・・身体の調子が悪いので割愛させて頂きます(おい
海外製でしかも比較的安価な当品ですが
これはこれでかなり需要のある品と私は思います。
作りも甘く、残念な箇所がやはり御座いますが
それでも日本軍の複製防寒帽自体が希少です。
所望されている方は多いと思います。
来るべき冬のサバゲにはこいつを使おうかと思います。
冬衣や外套と合わせると良い感じになるでしょう。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
Posted by アンチョビことチビ at 20:05│Comments(6)
│・日本軍 複製レプリカ 装備
この記事へのコメント
>>中島大尉さん
中田商店製も細かくいうと中国で生産していますので
海外製といえる部分もあります。
ですがクオリティは大分違います。
(一部では同等品もあると思いますが)
自分の階級は一貫しておりません。
基本的に兵下士官装備が主眼です。
中田商店製も細かくいうと中国で生産していますので
海外製といえる部分もあります。
ですがクオリティは大分違います。
(一部では同等品もあると思いますが)
自分の階級は一貫しておりません。
基本的に兵下士官装備が主眼です。
Posted by アンチョビことチビ at 2014年02月09日 19:22
中田製と海外生は結構違うんですね。
びっくりしました。
アンチョビことチビ殿に質問であります。
アンチョビことチビ殿はどの辺りの階級でしょうか?少佐ぐらいでしょうか?
びっくりしました。
アンチョビことチビ殿に質問であります。
アンチョビことチビ殿はどの辺りの階級でしょうか?少佐ぐらいでしょうか?
Posted by 中島大尉 at 2014年02月08日 08:45
>>すめらさん
ほほぅ!お手持ちの防寒帽はそうなっていましたか!
何とも不思議な仕様ですね。
中田製の防寒帽ですが満州国軍の物でも
星章を換装すれば代用出来そうな気も致しますね。。。
私の手持ちの防寒帽と兎毛は全く同じですし!
ほほぅ!お手持ちの防寒帽はそうなっていましたか!
何とも不思議な仕様ですね。
中田製の防寒帽ですが満州国軍の物でも
星章を換装すれば代用出来そうな気も致しますね。。。
私の手持ちの防寒帽と兎毛は全く同じですし!
Posted by アンチョビことチビ at 2013年08月22日 21:52
こんばんは〜!
同じ物かはわかりませんが、
私の防寒帽では、
朝倉検定、昭和十三年製、空欄(痕跡すら無し)
の検定印となっておりました!
検定印は適当に選んで押しているのでしょうか…。
しかし、中田製は海軍と満軍の防寒帽しか在庫がなさそうな今、貴重な防寒帽ですね…!
同じ物かはわかりませんが、
私の防寒帽では、
朝倉検定、昭和十三年製、空欄(痕跡すら無し)
の検定印となっておりました!
検定印は適当に選んで押しているのでしょうか…。
しかし、中田製は海軍と満軍の防寒帽しか在庫がなさそうな今、貴重な防寒帽ですね…!
Posted by すめら at 2013年08月22日 02:15
>>六三郎(らすかる)さん
こんばんわ!らすかるさん!
私もこの防寒帽は偶然見つける事が出来ました!
まだまだ知られていない複製品があるのですねぇ・・・!
モノがモノですので精巧とは程遠いのですが
気兼ねなく使えますのでサバゲにはもってこいですね!
おおっ!件の背嚢は新規でも制作頂くのですね!
これは・・・是非完成した物を拝見したいです。
良い物の製作にはどうしても時間が掛かりますので
この防寒帽とは比べ物になりません。
こんばんわ!らすかるさん!
私もこの防寒帽は偶然見つける事が出来ました!
まだまだ知られていない複製品があるのですねぇ・・・!
モノがモノですので精巧とは程遠いのですが
気兼ねなく使えますのでサバゲにはもってこいですね!
おおっ!件の背嚢は新規でも制作頂くのですね!
これは・・・是非完成した物を拝見したいです。
良い物の製作にはどうしても時間が掛かりますので
この防寒帽とは比べ物になりません。
Posted by アンチョビことチビ at 2013年08月20日 20:05
お疲れ様です!
こういうものがあるとは・・・!
自分も北支の防寒装備をいつかやりたいな・・・と思っていますが、これは使えるサバゲでもガンガン使えそうなイイ物ですねぇ・・////
しかし、最近は、欲しいものが多い上に、軍帽を実用と予備の二つや、背嚢の再生と新規で作成もお願いしてしまったので、お金を消費しすぎて大変なことになっています。なので防寒装備は遠い未来です(泣)
こういうものがあるとは・・・!
自分も北支の防寒装備をいつかやりたいな・・・と思っていますが、これは使えるサバゲでもガンガン使えそうなイイ物ですねぇ・・////
しかし、最近は、欲しいものが多い上に、軍帽を実用と予備の二つや、背嚢の再生と新規で作成もお願いしてしまったので、お金を消費しすぎて大変なことになっています。なので防寒装備は遠い未来です(泣)
Posted by 六三郎(らすかる) at 2013年08月20日 18:59
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