2016年04月17日
海外製 複製 日本軍 三十年式弾薬盒(前盒)②
皆さんお元気でしょうか。
最近はもっぱら週1更新ですが・・・時節柄更新するのを見送るか否か悩みましたが
通常通り更新したいと思います。
という速画像をば。
こちらは海外製 複製 日本軍 三十年式弾薬盒(前盒)② になります。
この前盒に関しましては既にでくの房さま製、違う海外製を所有していますので
さほど欲しくなかったのですが・・・この前盒は各種図嚢、一式&二式弾帯や軽機弾薬嚢や工具嚢を
販売している業者の品で細部が気になり購入する事に致しました。
海外製弾薬盒の全体画像。
海外製の複製品も侮る事の出来ない昨今・・・
その出来が気になります。
弾薬盒の両側面の画像。
革生地は傷や汚れがあるものの、
十分厚さがあり良い印象です。
上下からの全体画像。
到着後、オイルを何度か塗付しております。ですので色合いは少し変化しております。
ちなみに到着間もない状態はこのようになります。
これはオイルの塗り甲斐がありますね。
さてそれでは細かく見ていきたいと思います。
こちらは正面のつなぎ革の縫い目の画像。
蓋に二箇所、本体側に二箇所とあり評価出来ます。
今でこそ当たり前ですがでくの房さま製、海外製が出る以前は
あまり見られない作りでした。
ただ残念ながら蓋の繋ぎ革に当たる部分はこのように下に突き出た作りになっています。
これは2011年にご紹介した海外製三十年式弾薬盒と同じ作りですね。
全体の作りも類似しております。
続いては蓋を開けた状態の画像。
繋ぎ革へオイルを塗ったおかげもあり蓋はスムーズに開けます。
弾薬盒内部の画像。
さすがにでくの房さま製のように部位によって異なる革生地を使用したりはされていません。
複製品としては一般的な出来ではないでしょうか。
別角度の内部の画像。
弾薬盒内部真ん中にある仕切りは2枚生地となっています。
こちらは蓋の裏側にある印部の画像。
この印が各種製品にあるのはこの業者製の特徴ですね。
こちらはこちらは蓋止め革を固定する為の金具の画像。
部位によって若干斜め向いていたり金具に傷など凸凹があったりします。
ですが蓋を留めるのには一応問題ないと思います。
ただ内部に何も収納していないと側面の革が凹むので留め革はとても留め難いです。
これは他の複製品でも云える事かもしれませんね。
全体の縫製は決して悪くないのですが・・・
蓋の無い状態の側面の画像。
上部にはちゃんと凹みが再現されています。
こちらは留め革の画像。
留め革も十分な厚さがあります。
こちらもオイルを塗付すると良いでしょう。
ただ金具への固定は側面の凹みも相成ってし難いかもしれません。
弾薬盒の裏側の画像。
帯革へ通すループの生地も厚く縫製も堅牢な印象です。
さて続いては手持ちのもう1つの海外製と並べてみたいと思います。
左は5年ほど前に購入した海外製複製弾薬盒①です。
右が今回ご紹介する別の海外製弾薬盒その②になります。
左の品は数年間で何度も手入れして来ましたので色合いがかなり濃く変化しています。
両側面の画像。
左は5年ほど前に購入した海外製複製弾薬盒①です。
右が今回ご紹介する別の海外製弾薬盒その②になります。
上部からの画像。
上は5年ほど前に購入した海外製複製弾薬盒①です。
下が今回ご紹介する別の海外製弾薬盒その②になります。
勿論細かく見ると差異はあるのですが・・両者殆ど同じ品と云っても可笑しくないぐらい酷似しています。
正面の繋ぎ革部の画像。
左は5年ほど前に購入した海外製複製弾薬盒①です。
右が今回ご紹介する別の海外製弾薬盒その②になります。
やはりこちらも作りは変化ありません。
蓋止め革を固定する為の金具の画像。
上は5年ほど前に購入した海外製複製弾薬盒①です。
下が今回ご紹介する別の海外製弾薬盒その②になります。
金具の形状は微妙に異なっています。
その金具の裏側の画像。
上は5年ほど前に購入した海外製複製弾薬盒①です。
下が今回ご紹介する別の海外製弾薬盒その②になります。
続いては弾薬盒内部の画像。
左は5年ほど前に購入した海外製複製弾薬盒①です。
右が今回ご紹介する別の海外製弾薬盒その②になります。
仕切り部の画像。
上は5年ほど前に購入した海外製複製弾薬盒①です。
下が今回ご紹介する別の海外製弾薬盒その②になります。
画像では分かり難いのですが真ん中の仕切りは上の海外製①では3枚生地のようで
下の海外製②では2枚生地となっています。
最後にでくの房さま製も加えた画像を貼っていきたいと思います。
上が今回ご紹介する別の海外製弾薬盒その②。
真ん中はが5年ほど前に購入した海外製複製弾薬盒①です。
そして下がでくの房さま製の弾薬盒になります。
正面繋ぎ革部の画像。
左が今回ご紹介する別の海外製弾薬盒その②。
右がでくの房さま製の弾薬盒になります。
金具の位置もかなり異なり蓋の繋ぎ革に当たる部分の形状も全く異なりますね。
さて以上で海外製 複製 日本軍 三十年式弾薬盒(前盒)②の紹介になります。
この海外製②は縫製も革質も悪くありません。
ですがほぼ以前ご紹介した海外製①と変わらないと私は思います。
製造元が同じなのか海外製①を参考に製造されたのかは不明ですが
詳細が知りたいですね・・・
さて今回また弾薬盒が増えましたので処分せずに
海外製のどちらかをタナカ製ガスガンのマガジンを収納出来るように手を加えようか考えています。
勿体ない気も致しますが・・・売却するよりもそちらの方が役に立ちそうですし。
さてさて今回は以上になります。
でjはでは~
ノシ
こんばんわ!参謀本部さん!
お久し振りで御座います!
弾薬盒のループをカシメ打ちされている物があるのは
存じておりましたが・・・それ以外は「青年団教練用」という御話は
初めて御聞きました・・・!
私は複製品しか殆ど存じませんので複製品から入った世界でも
ありますので若輩者故にわかには信じ難く思ってしまいます(汗
実際に従軍された方もそう話されていたとは!興味深い御話です。
官給の弾薬盒全てそうかは私も確信が持てませんが
私もこれを機会に調べてみたいと思います・・・!
久し振りに投稿しました~!
相変わらず男とエ○チしているのかな??
暫くプログを拝見していなかったんで・・・・
少々、気になる事が在り投稿しました。
当方では以前から気になって居た事が今回の「弾薬盒」ですが
旧軍の弾薬盒(前・後)・剣差の官給品では所々に真鍮製の鋲が打たれて居ると思われるのですが・・・
つまりプログの画像の弾薬盒は「青年団教練用」と思います。
以前に満州事変に従軍した陸軍兵の方に実物の弾薬盒を見せたら一見して
「あぁ~これは後の青年団の品だなぁ~」と云われた事が在ります。
当方も以前に昭和6年の検印が入った弾薬盒(前・後)を持っていましたが
やはり弾薬盒の蓋留革帯に4箇所と帯革通に8箇所の真鍮鋲が在った
のを記憶しています。(因みに後盒は蓋留革押さえ:前部・帯革通に鋲有)
旧軍装備j品に詳しい先輩に聞けば「今某オクで売られているのも複製品も
青年団教練用がモデルだよ!」「旧軍の弾薬盒は質が革から麻引きゴムに変わったけど革の時点で
生産工程の省略は無いよ」「今の複製品のモデルは青年団教練用」と云われました。
因みに「剣差」も両脇に2箇所×2=4箇所の鋲が在りました。
中田商店の先代社長も「始めて複製品の弾薬盒・剣差を製作した時に鋲を打ったらコストが掛かるんで省略したよ」との言が在りました。
まぁ・・・サバゲやコスプレで使用するには問題は無いとも思いますが・・・
参考までに投稿致しました~