2016年07月23日
個人業者Fさま製 複製 兵下士官用 昭五式編上靴(試作品)
皆さんおはこんばんちわ!。
さてさて今回も日本軍複製品を紹介していきたいと思うのですが
あの業者さまから販売された噂の品をご紹介したいと思います!
まずはいつも通り画像から!
こちらは個人業者Fさま製 複製 兵下士官用 昭五式編上靴(試作品) になります。
防暑帽、略帽、破甲爆雷嚢など多様な日本軍装備品を製作販売されておられる
個人業者Fさまですが・・・何と兵下士官用の編上靴を販売されていると聞き、
無理を言って早速購入させて頂きました・・・!
Fさまと云えば鉄帽の再塗装、中田製編上靴への鋲打ち加工なども
して頂いた経緯があり、関連資料に大変造詣が深い御方でもあります。
ですのでとても頼れる業者さまで御座います・・・!
そのFさまから編上靴が販売されるとは・・・!ビックリしました!!
このFさま製兵下士官用編上靴ですが・・・現時点ではあくまで『試作品』として品になります。
これから生産される場合、形状変更、仕様変更が加えられる可能性があります。
ですので今回ブログで紹介した物とは異なってくるかもしれませんのでご注意を。
また本品はあくまで試作品で本格的な量産は未定だそうで御座います。
Fさま製編上靴の前後全体画像。
表面は表革ではなく裏革製である事が分かりますね。
編上靴の両側面からの画像。
素晴らしい外観と質感です。
靴底にゴムなどは一切使用されておりません・・・!
生地のズーム画像。
裏革が表の仕様の編上靴です。
起毛しているのですが色合いも素晴らしく
既存の複製品では白っぽくなりがちな色合いですが
このFさま製の試作品ではそのような事はなく
部位によって色合いが異なっているのがまた良い雰囲気を出しております。
当然ながら編上靴の内側は表革になります。
生地の厚さは勿論、使用に問題のない厚さで
薄過ぎる事はなくまた極度に暑過ぎる事もありません。
編上靴を上下から見た全体画像。
裏側(靴底)を見ると鋲が打たれており既存の複製品とは
大きく異なった作りなのが分かりますね。
此処まで仕上げられた複製品はこのFさま製しか私は知りません(汗
それでは細部を見ていきたいと思います。
編上靴の片側をズームしていきたいと思います。
編上靴の先端部の画像。
先端はこのように丸い形状をしております。
傷も無く美しいですね!
編上靴前部のコバ部の画像。
コバは縫い付けされており生地は二重になっております。
踵部の画像。
踵は厚みのある革生地が何重にも重ねて作られています。
赤みのある色合いが特徴的ですね!
編上靴の前部と後部の繋ぎ目部分の画像。
縫い糸は生地の色に合わせた物が使用されているようですね。
繋ぎ目の形状に合わせて縫い付けられております。
こちらは編上靴単体の上下から見た画像。
靴紐を通す鳩目部の画像。
鳩目はアルミ製のようですね。
アルミ製ですと錆る心配もなく安心して使用出来ますね!
続いては靴紐の画像になります。
靴紐はカーキ掛かった色合いで丸紐になります。
編上靴でこの仕様の靴紐は私は今回が初めてですね。
何とも新鮮です・・・!
先端は金具が被されて処理されており鳩目へ通すのが容易になっております。
編上靴の正面のタン部の画像。
このタン部は泥や埃といったゴミ類も溜まり易く
また靴紐を締めた際には足に密着する部分ですので
極めて重要な部分だと思います。
タンは左右対称に成形されており生地の厚さも厚過ぎる事なく
実用に向いた適度な厚さになっております。
編上靴の後部の市革部の画像。
革生地が起毛してますので縫い糸など分かり難いですが
ちゃんと縫い付けされております。
こちらは編上靴後部の市革(ベロ部)の画像。
当然ながら編上靴のベロも再現されております。
画像では映っておりませんが・・・
このベロの根元(接合部)は斜めにカットする漉き加工が施されております。
続いては靴底部の画像になります。
私は此処が最も素晴らしい部分だと思います!
靴底の前部には鋲が打たれております。
(もうこれだけでも秀逸物ですね・・・!)
以前御紹介したFさまによる鋲打ち加工の記事でも紹介しました通り
サイズに合わせた鋲数、鋲の位置となっております。
いやはや・・・これだけでも凄い労力を使う事でしょう。。。
鋲部の画像。
今回使用された鋲は現代の新品(市販品?)の物が使用されているようですね。
やはりこの方が気兼ねなく使用出来ますし安全ですね!
鋲の周りに仕上げとしてニスが塗られております。
此処まで再現されているのはFさま製ぐらいではないでしょうか?
こちらは靴底中央(踏まず芯)部の画像。
中央には画像のように検印が打たれております。
昭五式、昭和十二年製と打たれており、その横は・・・すいません判読出来ません(汗
ですが検印まで再現された複製品はこれは初めてではないでしょうか・・・?
感無量ですね・・・!素晴らしい!!
続いては踵部の画像。
踵部も秀逸な出来です・・・!
まず踵にはJ型の踵金が打たれております!
さらに踵は強度を保たせる為に釘がいくつも打たれております。
勿論金具と釘には上からニスが塗られております。
堅牢かつ精巧に出来ていると感じます。
さて以上で個人業者Fさま製 複製 兵下士官用 昭五式編上靴(試作品)の紹介になります。
今回ご紹介したFさま製編上靴ですが・・・現時点では残念ながら試作品の段階(サンプルロット)だそうで御座います。
先にも記載しました通り量産は未定だそうで、
この試作品の販売に関しては現物確認したうえでの対面販売が原則との事で御座います。
まだまだ仕様変更が加わり改良されていくかもしれません。
この編上靴は日本軍装備をされる諸氏には待ち望んだ品ではないでしょうか?
裏革仕様で鋲、踵金打ちされた複製編上靴は本当に貴重です。
これだけ素晴らしい品を試作品とはいえ販売するまでに辿り着けました
Fさまの熱意と意欲にはただただ畏敬の念を抱くばかりで御座います・・・!
本当に有難う御座いました・・・・!
そして将来、この編上靴が多くの同志の方々の手に渡る事を願うばかりで御座います。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
さてさて今回も日本軍複製品を紹介していきたいと思うのですが
あの業者さまから販売された噂の品をご紹介したいと思います!
まずはいつも通り画像から!
こちらは個人業者Fさま製 複製 兵下士官用 昭五式編上靴(試作品) になります。
防暑帽、略帽、破甲爆雷嚢など多様な日本軍装備品を製作販売されておられる
個人業者Fさまですが・・・何と兵下士官用の編上靴を販売されていると聞き、
無理を言って早速購入させて頂きました・・・!
Fさまと云えば鉄帽の再塗装、中田製編上靴への鋲打ち加工なども
して頂いた経緯があり、関連資料に大変造詣が深い御方でもあります。
ですのでとても頼れる業者さまで御座います・・・!
そのFさまから編上靴が販売されるとは・・・!ビックリしました!!
このFさま製兵下士官用編上靴ですが・・・現時点ではあくまで『試作品』として品になります。
これから生産される場合、形状変更、仕様変更が加えられる可能性があります。
ですので今回ブログで紹介した物とは異なってくるかもしれませんのでご注意を。
また本品はあくまで試作品で本格的な量産は未定だそうで御座います。
Fさま製編上靴の前後全体画像。
表面は表革ではなく裏革製である事が分かりますね。
編上靴の両側面からの画像。
素晴らしい外観と質感です。
靴底にゴムなどは一切使用されておりません・・・!
生地のズーム画像。
裏革が表の仕様の編上靴です。
起毛しているのですが色合いも素晴らしく
既存の複製品では白っぽくなりがちな色合いですが
このFさま製の試作品ではそのような事はなく
部位によって色合いが異なっているのがまた良い雰囲気を出しております。
当然ながら編上靴の内側は表革になります。
生地の厚さは勿論、使用に問題のない厚さで
薄過ぎる事はなくまた極度に暑過ぎる事もありません。
編上靴を上下から見た全体画像。
裏側(靴底)を見ると鋲が打たれており既存の複製品とは
大きく異なった作りなのが分かりますね。
此処まで仕上げられた複製品はこのFさま製しか私は知りません(汗
それでは細部を見ていきたいと思います。
編上靴の片側をズームしていきたいと思います。
編上靴の先端部の画像。
先端はこのように丸い形状をしております。
傷も無く美しいですね!
編上靴前部のコバ部の画像。
コバは縫い付けされており生地は二重になっております。
踵部の画像。
踵は厚みのある革生地が何重にも重ねて作られています。
赤みのある色合いが特徴的ですね!
編上靴の前部と後部の繋ぎ目部分の画像。
縫い糸は生地の色に合わせた物が使用されているようですね。
繋ぎ目の形状に合わせて縫い付けられております。
こちらは編上靴単体の上下から見た画像。
靴紐を通す鳩目部の画像。
鳩目はアルミ製のようですね。
アルミ製ですと錆る心配もなく安心して使用出来ますね!
続いては靴紐の画像になります。
靴紐はカーキ掛かった色合いで丸紐になります。
編上靴でこの仕様の靴紐は私は今回が初めてですね。
何とも新鮮です・・・!
先端は金具が被されて処理されており鳩目へ通すのが容易になっております。
編上靴の正面のタン部の画像。
このタン部は泥や埃といったゴミ類も溜まり易く
また靴紐を締めた際には足に密着する部分ですので
極めて重要な部分だと思います。
タンは左右対称に成形されており生地の厚さも厚過ぎる事なく
実用に向いた適度な厚さになっております。
編上靴の後部の市革部の画像。
革生地が起毛してますので縫い糸など分かり難いですが
ちゃんと縫い付けされております。
こちらは編上靴後部の市革(ベロ部)の画像。
当然ながら編上靴のベロも再現されております。
画像では映っておりませんが・・・
このベロの根元(接合部)は斜めにカットする漉き加工が施されております。
続いては靴底部の画像になります。
私は此処が最も素晴らしい部分だと思います!
靴底の前部には鋲が打たれております。
(もうこれだけでも秀逸物ですね・・・!)
以前御紹介したFさまによる鋲打ち加工の記事でも紹介しました通り
サイズに合わせた鋲数、鋲の位置となっております。
いやはや・・・これだけでも凄い労力を使う事でしょう。。。
鋲部の画像。
今回使用された鋲は現代の新品(市販品?)の物が使用されているようですね。
やはりこの方が気兼ねなく使用出来ますし安全ですね!
鋲の周りに仕上げとしてニスが塗られております。
此処まで再現されているのはFさま製ぐらいではないでしょうか?
こちらは靴底中央(踏まず芯)部の画像。
中央には画像のように検印が打たれております。
昭五式、昭和十二年製と打たれており、その横は・・・すいません判読出来ません(汗
ですが検印まで再現された複製品はこれは初めてではないでしょうか・・・?
感無量ですね・・・!素晴らしい!!
続いては踵部の画像。
踵部も秀逸な出来です・・・!
まず踵にはJ型の踵金が打たれております!
さらに踵は強度を保たせる為に釘がいくつも打たれております。
勿論金具と釘には上からニスが塗られております。
堅牢かつ精巧に出来ていると感じます。
さて以上で個人業者Fさま製 複製 兵下士官用 昭五式編上靴(試作品)の紹介になります。
今回ご紹介したFさま製編上靴ですが・・・現時点では残念ながら試作品の段階(サンプルロット)だそうで御座います。
先にも記載しました通り量産は未定だそうで、
この試作品の販売に関しては現物確認したうえでの対面販売が原則との事で御座います。
まだまだ仕様変更が加わり改良されていくかもしれません。
この編上靴は日本軍装備をされる諸氏には待ち望んだ品ではないでしょうか?
裏革仕様で鋲、踵金打ちされた複製編上靴は本当に貴重です。
これだけ素晴らしい品を試作品とはいえ販売するまでに辿り着けました
Fさまの熱意と意欲にはただただ畏敬の念を抱くばかりで御座います・・・!
本当に有難う御座いました・・・・!
そして将来、この編上靴が多くの同志の方々の手に渡る事を願うばかりで御座います。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
Posted by アンチョビことチビ at 12:00│Comments(2)
│・日本軍 複製レプリカ 装備
この記事へのコメント
>>剃刀参謀さん
こんばんわ!剃刀参謀さん!
鋲&踵金打ちの裏革仕様の編上靴は本当に貴重です。
量産は無理でも・・・受注生産でも良いので
是非生産し続けて頂きたいですね!
本品はサンプルロットで運良く入手出来ましたが
もし購入を検討されてましたらFさまに一度御問合わせされて
みては如何でしょうか?
強くお勧め致します・・・!
こんばんわ!剃刀参謀さん!
鋲&踵金打ちの裏革仕様の編上靴は本当に貴重です。
量産は無理でも・・・受注生産でも良いので
是非生産し続けて頂きたいですね!
本品はサンプルロットで運良く入手出来ましたが
もし購入を検討されてましたらFさまに一度御問合わせされて
みては如何でしょうか?
強くお勧め致します・・・!
Posted by アンチョビことチビ at 2016年07月23日 21:13
こんにちは。
おぉ!これはアツいですね!F様が編上靴をご製作販売されるのですか。
それも鋲打ち仕様で、、、。
試作品で量産が未定との事ですので、果報は寝て待てですね 笑。
ただ、原則対面ご販売ですか、、、汗。
おぉ!これはアツいですね!F様が編上靴をご製作販売されるのですか。
それも鋲打ち仕様で、、、。
試作品で量産が未定との事ですので、果報は寝て待てですね 笑。
ただ、原則対面ご販売ですか、、、汗。
Posted by 剃刀参謀 at 2016年07月23日 17:02
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