2023年08月14日

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

皆さんおはこんばんちわ

さてさて今回は久しぶりの実物品をご紹介したいと思います。

という事で早速画像をば。


実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

こちらは実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製になります。

実物ですが・・・今回はご紹介するのはあくまで照準眼鏡嚢(ケース)のみです。
照準眼鏡本体は過去に紹介した九六式用の物です。

ちなみに以下が以前紹介しました実物照準眼鏡の記事になります。
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e992220.html (日本軍 実物 日本タイプライター製 九六式軽機関銃用照準眼鏡)


さて何故今更、九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢を入手、紹介するのかというと
以前に入手&紹介した照準眼鏡の眼鏡嚢(ケース)九六式軽機用の物か疑わしく感じたからです。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

調べてみますと眼鏡嚢革製と出てきたのです。

ともあれこれは初期のみで九九式軽機関銃が採用されてから
九六式、九九式ともに帆布製の物に統一された可能性もあります。

九六式革製九九式帆布製眼鏡嚢とは一概に云えないと思います。
いずれにしまして九六式軽機関銃が制式化された当初眼鏡嚢革製で間違いないと推測します。

革製眼鏡嚢は中々出回らず目にする機会が少ないです。それだけ貴重な品ではないしょうか。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製 実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

眼鏡嚢両側面からの画像。

この眼鏡嚢はほぼ全て革製です。

最後に帆布製の物と比較してみますが・・・
帆布製と比べるととても小さく感じます。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

眼鏡嚢上下から見た画像。

眼鏡嚢ならではの作りが見られるのが分かるでしょうか?

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

底面には4つが設けられています。

実物眼鏡嚢をお持ちの方はご存じと思いますが
これは眼鏡嚢内に存在する内装固定させる為のなのです。

(具体的にいいますと眼鏡本体収納&固定させる為と手入れ用刷毛収納させる為の内装です)

画像を見て分かるように本品内装固定用は存在するのですが
肝心の内装(手入れ用刷毛など)は取り外されております。

戦後になって別の使用目的の為に邪魔だったので外したのでしょう。とても残念です。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製
実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

ですが眼鏡嚢縫い糸の解れは殆ど見られず革生地の損傷見られません

ふんだんに革生地が使用されています。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

眼鏡嚢開閉用尾錠部の画像。

尾錠部日本軍装具多く見られる金具ですね。
帯革1つのみの仕様です。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

 実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

側面負い革部の画像。

負い革左右両方ともに本体縫い付けられています。

帆布製の物より作りはかなり簡素な印象ですね。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

開けた状態の画像。

捺印が存在し、一部判読出来る程、残っております。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

を開くと本体は横から見るとL字型の形状をしております。
材質は違えど帆布製も同様でしたね。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

内部の画像。

内装の類は一切残っておりません

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

こちらは眼鏡嚢後部の画像、

帆布製とは違い、ベルトループ狭い目になっています。
ですが本体と蓋繋ぎベルトループ(遊革)兼ねている作り同じです。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

後部蓋、本体ともに生地の繋ぎ目存在します。

繋ぎ目にある上下2か所はこれも内装固定用です。
こちらは帆布製とは異なりますね。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製


実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

お次は負い革部の画像になります。

この革製眼鏡嚢負い革帆布製と比べるととても幅の狭いですね。

将校用のブローニングM1910拳銃嚢中型図嚢用に似た負革のようです。

尾錠部には2つ遊革が存在します。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

負革の長さ調整用穴の画像。

は全部で11個になります。


実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

さて今度は照準眼鏡眼鏡嚢収納してみたいと思います。

実物九六式軽機関銃用照準眼鏡本体です。

眼鏡嚢内装取り外されていますので収納出来て当たり前なのですが・・・


実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

はい!難なく収納出来ました
ただ・・内装無いので内部固定、緩衝させる事が出来ません

ああ・・・内装があればなぁ・・・無いのがとても悔しいです。


実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

さて最後に帆布製の物と並べてみたいと思います。

が以前紹介した帆布製眼鏡嚢
が今回ご紹介する革製眼鏡嚢になります。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製
両側面から見た画像。

が以前紹介した帆布製眼鏡嚢
が今回ご紹介する革製眼鏡嚢です。

大きさだけでなく各所に差異が見られますね。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

上下から見た画像。

が以前紹介した帆布製眼鏡嚢
が今回ご紹介する革製眼鏡嚢です。

帆布製補強が施されております。
また帆布製内装が残っていますので4つ穴固定用のネジ打たれているのが分かりますね。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

開いた画像。

が以前紹介した帆布製眼鏡嚢
が今回ご紹介する革製眼鏡嚢です。

尾錠部差異は見られません帆布製はその材質と製法の為か
内部背面繋ぎ目見られません

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

本体側の画像。

が以前紹介した帆布製眼鏡嚢
が今回ご紹介する革製眼鏡嚢

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

後部の画像。

が以前紹介した帆布製眼鏡嚢
が今回ご紹介する革製眼鏡嚢

ベルトループを兼ねる蓋と本体を繋ぐ差異が見られます。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

こちらは側面にある本体負い革接合部の画像になります。

が以前紹介した帆布製眼鏡嚢
が今回ご紹介する革製眼鏡嚢になります。

帆布製では負い革本体接縫い付けるのではなくD環通されております。
また負い革の材質も大きく異なり革製負い革革製ですが帆布製では布製になっております。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

負い革材質も異なりますので長さ調節用金具異なります

が以前紹介した帆布製眼鏡嚢
が今回ご紹介する革製眼鏡嚢になります。

また前述したように材質だけでなく負い革も異なります。

実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製

さて以上で実物 日本軍 九六式軽機関銃用照準眼鏡嚢 革製の紹介になります。

九六/九九式軽機用装具はここまで揃える事が出来ました。
照準眼鏡嚢以外は全て複製品ですが・・・ちなみに属品嚢、工具嚢の中身はありません(笑

今回ご紹介した革製眼鏡嚢ですが・・・実際に携行するのなら断然帆布製を選びますね。
負い革は本体に完全に縫い付けられており幅も狭いのですぐに摩耗して駄目になってしまいそうです。
帆布製布製なので湿気にも強く本体少々大きく感じますがその分、堅牢な印象です。

ですが・・・眼鏡嚢を製作するのなら革製が作り易いでしょう
複製照準眼鏡も存在するので・・・どなたかこの革製眼鏡嚢を製作して下さる方いらっしゃらないでしょうか・・・?
流石に実物を使うのは気が引けますので・・・


さてさて今回は以上になります。

ではでは~

ノシ








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Posted by アンチョビことチビ at 17:39│Comments(0)・日本軍 実物 装備
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