2018年04月07日
日本軍 実物 三十年式銃剣③
皆さんおはこんばんちは。
新年度を迎え新しい環境になった方もいらっしゃるかと思います。
不安も多いと思いますが頑張っていきましょう・・・!
さてさて今回はまたまた銃剣の紹介になります。
一振ずつの紹介だとキリがありませんので今回は二振まとめてご紹介したいと思います。
という事でいつも通り画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣③ になります。
今回は直線(ストレート)鍔の物をご紹介したいと思います。
まずはこちらから。
こちらは柄木ネジ仕様の俗に云う初期型の直線鍔の三十年式銃剣です。
このタイプが以前から欲しかったので偶然発見し購入してみました。
状態はかなり良い方だと思います。
まずは銃剣本体から見ていきたいと思います。
この銃剣は黒染め仕様のようですね。
刀身の画像。
黒染め刀身で鞘の板バネが当たる部分は剥がれていますが
それ以外は黒染めが残っています。
刀身の刻印部のズーム画像。
この銃剣は名古屋工廠/造兵廠及び豊田自動織機製を示す刻印が打たれています。
豊田自動織機の刻印の物は今回は初めてです・・・!面白い刻印ですね。
続いては鍔の画像。
鍔の龍尾はカーブした形状ではなくシンプルな直線(ストレート)鍔です。
曲がった形状の物と比べるとやはり軽量に感じます。
すっきりしてますしこちらはこちらで有用だと思います。
銃口へ通す穴部の画像。
こちらは変わりませんね。
鍔の龍尾(フック)の画像。
鍔の裏側は角を面取りされているようですね。
この鍔も違った魅力がありますね。取り回しもし易そうなので気に入りました。
続いては柄木部の画像になります。
柄木部の上下からの画像。
柄木は凹みなど打痕、傷があり若干のクラックもありますが
大きな破損はなくまだまだ使える状態です。
こちらは柄木ネジ部の画像になります。
ネジは問題なく外すことが出来ます。
固着してしまった物も多いのでこれは嬉しいですね!
という事で柄木を外してみました。
取り外した柄木の裏側の画像。
鉛筆書きの番号などは無いように見えます。薄れてしまっているだけかもしれません。
いずれにしても裏側の状態は良好だと思います。
柄木を取り外した状態の銃剣の柄部の画像。
錆も少なく良好です。
柄の刻印部の画像。
21 ネと打たれています。
続いては柄頭部の画像になります。
こちらも状態は良好だと思います。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
名古屋工廠製を表す名の打印があり
ろほの平仮名印に製造番号が打たれています。
ろほの2文字は検査印でしょうか?
着剣装置内部の画像。
内部の状態も良好です。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーは問題なく可動します。
お次は鞘の画像になります。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
この部分は角張って幅のある仕様になっています。
ネジは問題なく取り外し出来ます。
鞘の口金部の画像。
鞘の塗装は残っていますが錆が若干浮き上がっています。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は突き出た形状の物なっております。
続いては鞘の刀身止め用バネの画像になります。
やはりこの仕様の鞘の内部の刀身止めは画像のような板バネのようですね。
さて続いてはもう1つの銃剣をご紹介します。
こちらは末期型の三十年式銃剣になります。
この末期型銃剣は思い入れのある品でもあります。
私は日本軍装備の末期の品はあまり好きではないのですが・・・・
初めて購入した銃剣がこの末期型なのです。
12年ほど前に中田商店さんで購入したのがこの銃剣でした。
(すぐに売却してしまいましたが・・・)
という事で細かく見ていきたいと思います。
刀身部の画像。
刀身は切断されていますが溝が無くかなり簡素化されているのが分かります。
刀身は黒染めです。
刀身根元にある刻印部のズーム画像。
星形に王冠?のような珍しい刻印でこれは仁川陸軍造兵廠製の刻印になります。
朝鮮の仁川陸軍造兵廠で製造された銃剣は末期型も含め少ない事で有名で貴重かと思います。
次は鍔部の画像になります。
末期型ということもあり鍔は直線(ストレート)型になります。
銃口へ通す穴部の画像。
鍔の龍尾(フック)の画像。
先に紹介した銃剣とは異なり裏側は角を面取りされてません。
続いては柄木部の画像。
柄はカシメ打ちで固定されており取り外すことが出来ません。
また柄の下側は柄木で覆われています。
柄木ネジ仕様とは異なった作りになっています。
柄の上部には刻印が打たれています。
検査印でしょうか?何故この部分にあるのでしょう。
柄木はカシメ打ち仕様なので刻印が確認出来易くする為でしょうか?
続いては柄頭部の画像になります。
柄頭は長方形に近い角張った形状をしております。
握り易いように柄頭は今まで出っ張った形状をしていましたが
末期型では省略され非常にシンプルな形をしています。
外観はあまり格好良いとは言い難くいのですが・・・末期ならではの魅力があると思います。
柄頭にある刻印部の画像。
製造番号は乱れてうねうねして刻印されています。
その下には仁川陸軍造兵廠製を表す仁の文字が打たれています。
手持ちの銃剣とは全く異なる刻印で面白いですね・・・!
溝内部の画像。
錆が浮いていますね・・・
着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーボタンも角ばった形状をしています。
ボタンは問題なく可動します。
続いては付属の鞘の画像。
こちらは末期銃剣に最初から付属していた物ではなく
前の所有者さまが付けて下さった物です。
鞘は凹みが多く錆も酷い状態です。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
鞘は丸みがあり厚みのある形状をしております。
鞘の口金部の画像。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は丸い形状になっております。
最後に今回紹介した銃剣を並べてみました。
同じ直線(ストレート)鍔の銃剣ではありますが
刀身、柄頭の形状が違うだけで印象がまるで異なりますね。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣③の紹介になります。
今回は直線鍔の銃剣を紹介させて頂きましたが
さらに収集していきたいと思っています。
柄木カシメ打ち仕様の銃剣も何振りか購入出来たらと考えています。
しかし年々銃剣の価格は間違いなく高くなって来ていますね。
特にコンディションの良い物は中々・・・
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
新年度を迎え新しい環境になった方もいらっしゃるかと思います。
不安も多いと思いますが頑張っていきましょう・・・!
さてさて今回はまたまた銃剣の紹介になります。
一振ずつの紹介だとキリがありませんので今回は二振まとめてご紹介したいと思います。
という事でいつも通り画像をば。
こちらは日本軍 実物 三十年式銃剣③ になります。
今回は直線(ストレート)鍔の物をご紹介したいと思います。
まずはこちらから。
こちらは柄木ネジ仕様の俗に云う初期型の直線鍔の三十年式銃剣です。
このタイプが以前から欲しかったので偶然発見し購入してみました。
状態はかなり良い方だと思います。
まずは銃剣本体から見ていきたいと思います。
この銃剣は黒染め仕様のようですね。
刀身の画像。
黒染め刀身で鞘の板バネが当たる部分は剥がれていますが
それ以外は黒染めが残っています。
刀身の刻印部のズーム画像。
この銃剣は名古屋工廠/造兵廠及び豊田自動織機製を示す刻印が打たれています。
豊田自動織機の刻印の物は今回は初めてです・・・!面白い刻印ですね。
続いては鍔の画像。
鍔の龍尾はカーブした形状ではなくシンプルな直線(ストレート)鍔です。
曲がった形状の物と比べるとやはり軽量に感じます。
すっきりしてますしこちらはこちらで有用だと思います。
銃口へ通す穴部の画像。
こちらは変わりませんね。
鍔の龍尾(フック)の画像。
鍔の裏側は角を面取りされているようですね。
この鍔も違った魅力がありますね。取り回しもし易そうなので気に入りました。
続いては柄木部の画像になります。
柄木部の上下からの画像。
柄木は凹みなど打痕、傷があり若干のクラックもありますが
大きな破損はなくまだまだ使える状態です。
こちらは柄木ネジ部の画像になります。
ネジは問題なく外すことが出来ます。
固着してしまった物も多いのでこれは嬉しいですね!
という事で柄木を外してみました。
取り外した柄木の裏側の画像。
鉛筆書きの番号などは無いように見えます。薄れてしまっているだけかもしれません。
いずれにしても裏側の状態は良好だと思います。
柄木を取り外した状態の銃剣の柄部の画像。
錆も少なく良好です。
柄の刻印部の画像。
21 ネと打たれています。
続いては柄頭部の画像になります。
こちらも状態は良好だと思います。
後方の柄頭にある刻印部の画像。
名古屋工廠製を表す名の打印があり
ろほの平仮名印に製造番号が打たれています。
ろほの2文字は検査印でしょうか?
着剣装置内部の画像。
内部の状態も良好です。
柄頭の着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーは問題なく可動します。
お次は鞘の画像になります。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
この部分は角張って幅のある仕様になっています。
ネジは問題なく取り外し出来ます。
鞘の口金部の画像。
鞘の塗装は残っていますが錆が若干浮き上がっています。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は突き出た形状の物なっております。
続いては鞘の刀身止め用バネの画像になります。
やはりこの仕様の鞘の内部の刀身止めは画像のような板バネのようですね。
さて続いてはもう1つの銃剣をご紹介します。
こちらは末期型の三十年式銃剣になります。
この末期型銃剣は思い入れのある品でもあります。
私は日本軍装備の末期の品はあまり好きではないのですが・・・・
初めて購入した銃剣がこの末期型なのです。
12年ほど前に中田商店さんで購入したのがこの銃剣でした。
(すぐに売却してしまいましたが・・・)
という事で細かく見ていきたいと思います。
刀身部の画像。
刀身は切断されていますが溝が無くかなり簡素化されているのが分かります。
刀身は黒染めです。
刀身根元にある刻印部のズーム画像。
星形に王冠?のような珍しい刻印でこれは仁川陸軍造兵廠製の刻印になります。
朝鮮の仁川陸軍造兵廠で製造された銃剣は末期型も含め少ない事で有名で貴重かと思います。
次は鍔部の画像になります。
末期型ということもあり鍔は直線(ストレート)型になります。
銃口へ通す穴部の画像。
鍔の龍尾(フック)の画像。
先に紹介した銃剣とは異なり裏側は角を面取りされてません。
続いては柄木部の画像。
柄はカシメ打ちで固定されており取り外すことが出来ません。
また柄の下側は柄木で覆われています。
柄木ネジ仕様とは異なった作りになっています。
柄の上部には刻印が打たれています。
検査印でしょうか?何故この部分にあるのでしょう。
柄木はカシメ打ち仕様なので刻印が確認出来易くする為でしょうか?
続いては柄頭部の画像になります。
柄頭は長方形に近い角張った形状をしております。
握り易いように柄頭は今まで出っ張った形状をしていましたが
末期型では省略され非常にシンプルな形をしています。
外観はあまり格好良いとは言い難くいのですが・・・末期ならではの魅力があると思います。
柄頭にある刻印部の画像。
製造番号は乱れてうねうねして刻印されています。
その下には仁川陸軍造兵廠製を表す仁の文字が打たれています。
手持ちの銃剣とは全く異なる刻印で面白いですね・・・!
溝内部の画像。
錆が浮いていますね・・・
着剣用のストッパー部の画像。
ストッパーボタンも角ばった形状をしています。
ボタンは問題なく可動します。
続いては付属の鞘の画像。
こちらは末期銃剣に最初から付属していた物ではなく
前の所有者さまが付けて下さった物です。
鞘は凹みが多く錆も酷い状態です。
鞘の剣差用ベルト通し部とネジ部の画像。
鞘は丸みがあり厚みのある形状をしております。
鞘の口金部の画像。
鞘の先端部の画像。
この鞘では先端は丸い形状になっております。
最後に今回紹介した銃剣を並べてみました。
同じ直線(ストレート)鍔の銃剣ではありますが
刀身、柄頭の形状が違うだけで印象がまるで異なりますね。
さて以上で日本軍 実物 三十年式銃剣③の紹介になります。
今回は直線鍔の銃剣を紹介させて頂きましたが
さらに収集していきたいと思っています。
柄木カシメ打ち仕様の銃剣も何振りか購入出来たらと考えています。
しかし年々銃剣の価格は間違いなく高くなって来ていますね。
特にコンディションの良い物は中々・・・
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
Posted by アンチョビことチビ at 13:26│Comments(0)
│・日本軍 実物 装備
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