2015年01月09日
ハートフォード製 モデルガン 九四式拳銃 後期型(ダミーカート仕様)
さて正月も明けましたので
いつも通りブログの方、投稿していきたいと思います。
今回ご紹介するのはこちら!
こちらはハートフォード(HWS)製 モデルガン 九四式拳銃 後期型(ダミーカート仕様) になります。
久し振りの日本軍関係のトイガンの紹介ですね・・・(汗
と云いましても今回ご紹介する九四式拳銃は収集する装備としては
私の中ではさほど重要の部類では無いのですが・・・(十四年式や二十六年式が主眼)
どうしても一度手に持ってみたい!と思い、購入に至りました・・・w
ハートフォード製九四式拳銃後期型の全体画像。
何故か後期型を購入しました。まぁ・・理由があるのですがそれは割愛w
本当は前期型もしくは中期型が欲しかったのですが・・・まぁ安くで入手出来たので(汗
そもそも九四式拳銃を携行する軍装はするつもりはありませんし
肝心のサバゲではモデルガンですので使えません・・・!(でも良いんですw)
箱と中身の構成。
同社の二十六年式拳銃と同様に外箱は部品図のようなイラストです。
そして九四式も同社の二十六年式と同様に復刻版の取扱説明書が付属しております。
これは嬉しい・・・!拳銃を片手に当時の取り扱い法を学ぶ事が出来ます。
そしてこちらはトイガンの説明書。
部品図から分解、組み立て法を丁寧に書かれています。
とても分かり易い内容です。
ダミーカートリッジ用の紙箱の画像。
こちらも実物の実包箱を参考に製作された物なのでしょうか・・・?
この紙箱には6発収納されております。
ダミーカートリッジの画像。
ボルトネックの8mm南部弾を見事再現されております。
勿論、金属製ですので重量もあり先端の弾頭部は取り外す事が出来ます。
このカートはダミーカートリッジですので
あくまで銃に装填、排莢などの動作を楽しむ為で発火させるための機能はありません。
ですので後部の雷管部は一体型になっています。
銃の上部と下部からの全体画像。
上面、下面からみるとシンプルな外観ですね。
ボルトを引いた状態の画像。
やはりこの状態が格好イイ・・・!
良くも悪くも?九四式独特のショートリコイルも再現されており
見て楽しい、触って尚楽しい品です・・・!
そして勿論・・・!有名な露出したシアによる作動も楽しめます!
この構造に色々悪評を聞きますが・・・トリガー(引き金)を引かなくても撃てて得?だと思いますよ。
そもそも携行する際は薬室内に弾を込めていなかったそうですし弾倉も外していたそうですしね。
こちらはセーフティ(安全装置部)の画像。
火=発射 安=止 ですね。
十四年式と違って片手で操作可能です。
刻印部の画像。
前期型と比べ刻印に差異があるようですね。
また製造年月が昭和20年3月とあります。
後期型というよりモデルは末期型と云えるかもしれません。
フロント、リアサイト部の画像。
この部分も前期型と差異があるようで形状が異なります。
リアサイトは申し訳程度の突起で小さく低めに出来ています。
サイトに焦点を合わせた画像。
軍用でしかも小型化を目指して作られた拳銃ですので
サイトは狙い易いと云えないと思います・・・
自分には結構顔を近づけないと狙い難いですね(汗
ボルト部の画像。
ボルト後面は角ばっておりやはりこの箇所も前期型と異なるようですね。
ランヤードリング部の画像。
ランヤードリングは意外に広く架紐は通し易いと思います。
銃口前と後部からの画像。
銃口はモデルガンですので完全に閉鎖する形でインサートが設けられています。
マガジンキャッチ部の画像。
トリガーガード部の画像。
ここで余談になりますが・・・全体的にテーパーラインが少々気になりますね・・・
ちょっと目立つかな。。。?
グリップ下部の画像。
マガジンを抜いた状態。
マガジンの画像。
マガジンへの弾の装填はマガジンのローディングボタンを下げて行います。
弾は合計6発装填可能です。
自動拳銃としては少ない装弾数ですが・・・
その分、嵩張らないと考えましょう。
発火もブローバックもしませんが・・・
ボルトを引いて装填、排莢の動作は楽しめます!
(まぁ私の場合はモデルガンは発火させないんですけどねw)
しかしこの九四式拳銃はマガジンキャッチを押しても
マガジンがスルッと落ちる事はありません。
必ず引き抜く動作が必要に思えますね。
十四年式拳銃の後期型で見られるマガジン(弾倉)留めの板バネと云い
不意にマガジン(弾倉)が落ちる事を嫌う傾向にあるのでしょうか。
**補足** 十四年式や南部式は実際に実射した際に弾倉がよく落ちる事が多かったそうですね(汗
この九四式は一部を除いて強化プラスチック製で出来ております。
角度や近さによってはチープな材質に見えてしまうかもしれませんが
別の角度や光の明るさによっては逆に金属感があるように見えてしまうかもしれません。
ここで簡単なスライドとボルトの分解法を見て見たいと思います。
まずマガジンはカートが無い状態で装填したままにします。
そしてボルトを引きホールドオープンの状態にします。
次にボルトの裏面にある突起(ファイアリングピン)を押します。
ファイアリングピンを押しながらボルト側面にあるクロスボルトを抜きます。
(スプリングのテンションがあるので押しながらで無ければ抜けません)
クロースボルトを抜く際は画像のような付属の抜き棒で押して抜きます。
スライドとボルトを外した状態。
分解、組み立て手順の詳細は説明書に記載されておりますので安心です。
分解した驚いたのは実銃でも噂の『内臓ローラー』が再現されております!
ハンマー(撃鉄)上部に内蔵されており大変珍しい構造をしております。
この実銃ならではの謎?機能も再現されているとは・・・感動です!w
ちなみに私は購入してからこの木グリの色合いが好きでは無かったので
手を加えてみました。
グリップを外します・・・しかし力を加えるとすぐに破損しそうなグリップですね(汗
しかしそこに末期感があって良いかもしれませんね。
とりあえずオイルステンで暗く深みのある色にしてみました。
う~ん!好みになったかな?
ちなみにこの九四式はマガジンを抜くとつっかえ棒が出て
トリガーをロックし引けなくします。
つっかえ棒の裏側の画像。
摩耗が激しそうな部分ですがこれはこれでとても良く出来た仕組みだと思います。
さて以上でハートフォード製 モデルガン 九四式拳銃 後期型(ダミーカート仕様)の紹介になります。
このモデルガンはダミーカート仕様ですが九四式拳銃の機能を十分楽しめる品だと思います。
貴重なモデルと云っても過言ではないと思います。
ただ残念な箇所(材質)などもありますが前期型、中期型、後期型とラインナップされているのは
本当に素晴らしいと思います。ハートフォードさん万歳です・・・!
これでガスガン・・・固定式でも良いから販売して欲しいですねぇ・・・(遠い目)
以前から九四式は日本人には握り易いと伺っていましたが
確かにこれは握り易いです・・・!ですが思った程でもなかったのです(スイマセン
考えてみたらこれは末期仕様の木グリなのでペークライト製のグリップとは違うのですね。
ペークライト製はマガジンキャッチなどのラインに合わせて整った作りで
チェッカリング(溝)もある作りですが・・こちらの木グリは握った感じ少し違和感が・・・(個人的感想
ですので将来的にグリップも変えるか前期型/中期型を入手出来たらなと思います。
これを機に硫黄島に流された元憲兵さんの真似でもしようかなw
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ