2016年07月16日
タナカ製 ガスガン 日本軍 四四式騎兵銃(騎銃)
皆さんおはこんばんちは。
もう7月なのに8月も残業休日出勤が続きそうな水呑み百姓です。
さてさて7月という事で臨時収入が入りましたので
日本軍に関連した玩具銃を購入してみました!
という事でいつも通り画像から。
こちらはタナカ製 ガスガン 日本軍 四四式騎兵銃(騎銃)になります。
実は・・・某社の九七式狙撃銃(改)を購入しようか迷っていたのですが
後から九七式のモデルガンなど候補がドンドン増えていき
考えるうちに何故かこの四四式騎兵銃のガスガンになりました(汗
タナカ製四四式騎兵銃の全体画像。
実銃は明治四四年(1911年)に制式採用となり折り畳み式銃剣を備えた
特徴のある構造で有名ですね。
ちなみに今回購入したのがガスガンで勿論新品で購入しました。
確か今年に入ってから再販された製品だったと思います。
私は四四式騎銃の玩具銃の購入は今回が初めてです。
ですので手に取るまで
箱の画像。
ここまで撮る必要なかったかもしれませんね・・・(汗
嗚呼・・・嬉しや。四四式という文字が重厚に重く感じます。
ガスガンなのでエアソフトガンである旨の貼り紙があります。
付属説明書の画像。
やはりメインとなる取り扱説明書は三八式/九九式共用の物となっております(汗
ですが一応四四式騎兵銃用のちょっとした説明書がちゃんと付属します。
上には折り畳み式銃剣の展開方法。
下には四四式騎兵銃の部品表です。
さてという事で四四式騎兵銃本体を見ていきたいと思います。
上面、下面から見た銃の全体画像。
やはり四四式ならではの特徴が見られますね。
機関部は同社の三八式シリーズのガスガンと同じです。
銃床の色合いは所々に濃い模様(木目)が見られ
以前の物と比べると良くなっていると個人的には思います。
レシーバー部の画像。
この辺は三八式と何ら変化ありません。
しかし・・・
菊の御紋は同じではありますが
その下には四四式の文字が刻印されております。
三八式を見慣れているだけに新鮮に感じますね・・・!
照尺(サイト)部の画像。
この部分は三八式騎兵銃と同じ仕様です。
トリガーガード(用心金)部の画像。
HOP調整ダイヤルは弾倉(マガジン)の前にあります。
時計回りでHOPが効くようになります。
ちなみに本銃はガスガンなので取り外し式マガジン(弾倉)にBB弾とガスを装填、注入します。
ボルトを後退させてトリガーガード(用心金)前にある弾倉脱着ボタンを押し
マガジン(弾倉)を外します。
同社の三八式/九九式のガスガンシリーズと全く変わりません。
レシーバー側面部の画像。
構えてみると銃剣のせいかやはり前部が重く感じます。
同社の三八式騎兵銃と比べると重量が大分増しています。(当然)
ですがフロントヘヴィーという程ではないように思います。
左端にある刻印部の画像。
刻印はASGK MFG TANAKA 02103 東京砲兵工廠印となっております。
今までの三八式のモデルガン、ガスガンと比べるとシンプルな物になっていますね。
実物の四四式は三八式騎銃と比べても生産数はとても少ないですので
実物はどのような刻印だったか気になる所ですね・・・!
続いては床尾板(バットプレート)のある銃床部画像。
2分割式の銃床も勿論再現されております。
こちらは床尾側面にあるスリングベイルの画像。
三八式騎銃な同様に騎兵銃なのでスリングベイルは側面にあります。
床尾版の右横にはこのようなレバーがあります。
これは何の為か・・・?
実は四四式はクリーニングロッドを銃床内に収納する構造になっており
画像のレバーを操作する事で床尾板(バットプレート)にある専用蓋を開閉させるのです。
ですが・・・
それはあくまで実銃の話で・・・このガスガンでは再現されておりません。
床尾板(バットプレート)は専用品ではなく三八式と共用の物のようで
側面にあるレバーもダミーのようですね。
う~ん・・・残念・・・
再現して欲しい構造ですが。。。そうなると価格が上がる事にもなりますので
人によっては別に必要ないと思われる方もいらっしゃると思います。
ですが・・・残念ですね・・・(汗
続いては騎兵銃の前部の画像。
ここからが四四式の分かり易い特徴部でもあると思います。
スリングベイルのあるセミバンド部の画像。
一見すると三八式騎兵銃と同じセミバンドに見えますが・・・
折り畳み式銃剣を下部に収納する為、
セミバンドの下部は銃剣の形状に合わせて凹みのある形状をしております。
これも四四式ならではですね!
銃剣を展開させ外せばセミバンドは何ら問題なく外す事が出来ます。
続いてはフロントバンド&着剣ラグ部の画像。
この部分に四四式の魅力が詰まっているのではないでしょうか。
フロントバンド&着剣ラグ部の上下からの画像。
三八式や九九式とは異なり折り畳み式銃剣が備わっており
その強度を確保する為、銃床とハンドガード(木被)を大きく覆うバンドになっております。
ちなみにこの部分は実銃では何度か改良されたそうですね。
タナカ製の四四式はいつ頃の物をモデルにしたのでしょうか?
銃口部の画像。
ガスガンなので中にはインナーバレルが見えますね。
画像では少々分かり難いかもしれませんがこのバンドは銃身部も覆っております。
フロントサイト部は左右にガードある仕様となっております。
このフロントサイトは制式化された当初から備わっていたのでしょうか。
さてさてそれでは肝心の銃剣を展開してみたいと思います。
まず左側面にあるボタンを押します。
このボタンを押す事でラッチ(留め金)が移動するのです。
銃剣を開放させたら180度回転させます。
180度回転させ銃剣を装着位置近くまで持っていくと
再度ラッチボタンを押して装着固定させます。
これで着剣完了です。
ラッチボタンは銃剣を外す時、固定位置にする時も
押す必要があります。ですので押しながら銃剣を回転させても良いかもしれませんね。
(私は面倒なのでしませんでした・・・w)
銃剣を展開させた状態の四四式騎銃。
嗚呼・・・格好良過ぎる(光悦
そして銃剣は結構長いですね・・・!
話は脱線しますがこの折り畳み式銃剣は既にカルカノで実践されていたのですね。
そういえばこのJ型金具は何か気になっておられる方がいらっしゃるのではないでしょうか?
この金具はステーキングフック(説明書名称)という物らしく
叉銃する際に掛ける為の物のようですね。
銃剣部の画像。
四四式の銃剣は日本軍の物としては珍しくスパイク型となっております。
しかし・・・長い!
銃剣は勿論刃も付いておりません。(そもそも材質も鉄製ではありません)
ですがサバゲなど人目の付く場所での銃剣の展開は
運営といった主催者側の許可を取り周囲の方々に十分配慮しましょう。(当たり前)
スパイク型なので先端になる程細くなる作りになっております。
上部には血流し用の溝もあり決して単純な構造ではありません。
銃剣先端部の画像。
尖っておりません。ですが決して人や物を突いたりしないようにしましょう。
所詮は玩具銃で御座います。
銃剣を展開した状態の騎兵銃の画像。
ちなみに銃床の下側は銃剣を収納する為の溝が設けられております。
銃床下部の銃剣収納用溝の画像。
銃剣の長さと幅に合わせて溝が彫られているのが分かります。
このような構造から四四式騎銃は大変手間の掛かった軍用銃である事が分かりますね。
本当に魅力的であり・・・個性的でもあると思います。
さてここからは他銃との比較をしてみたいと思います。
上はタナカ製モデルガンの三八式騎兵銃。
下が今回ご紹介する同じくタナカ製でガスガンの四四式騎兵銃になります。
三八式騎兵銃は古い物と推測されますので新しいロットの物とは細部が異なります。
三八式と四四式は長さはあまり大差無いようですね。
勿論銃剣を展開させれば違いますが・・・
ですが銃剣が付いている分、四四式の方がかなり重さがあります。
続いては歩兵銃と並べてみた画像。
上はタナカ製ガスガンの三八式歩兵銃。(6年目突入)
下が今回ご紹介する同じくタナカ製でガスガンの四四式騎兵銃になります。
歩兵銃と比べると本当にコンパクトですねぇ・・・
しかし・・この歩兵銃、もうガタが来ておりそろそろ部品替えたりしないと(汗
まぁもう1丁あるのですが色々思い入れのある銃ですので・・・
しかし・・・騎兵銃を撮ってて改めて気付いたのですが・・・
いい加減本当にマシなデジカメ買った方がいいですね(汗
基本的に写真撮るのは下手で知識もないのですが・・・
装備品や銃買うよりこっちも重要なんですよね・・・
三八式騎兵銃の記事でも書かせて頂きましたが・・・
騎兵銃を手に入れたのでしたら是非合わせて専用弾薬盒、弾帯の購入をお勧め致します。
弾薬盒、弾帯、革脚絆も以前は中田商店で発売されていましたが現在では中古でも入手困難です。
しかし!革製の騎兵用弾薬盒はでくの房さまが製作販売されておられます。
この品は本当に貴重で現在入手出来る唯一の複製品ではないでしょうか?
ちなみに下記がその弾薬盒の紹介記事になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e721522.html (でくの房さま製 複製 騎兵用弾薬盒)
また一式&二式弾帯は海外製で存在し、官給革脚絆も海外製が入手可能です。
昔と比べ騎兵といった乗馬本分者の装備品は入手し易くなったと思います。
全ての装備品がそうではありませんが・・・是非皆さんにチャレンジされる事を強くお勧め致します。
実際の四四式騎銃の使用例の画像。
いずれも有名な写真ですね。
四四式は生産数は少ないですがその特徴のある外観から容易に判別出来ますね。
勿論終戦まで使用されておりますので時代に合わせた軍装に合わせる事が出来ます。
さて以上でタナカ製 ガスガン 日本軍 四四式騎兵銃(騎銃)の紹介になります。
四四式騎兵銃・・・購入出来るようになるとは思いもしませんでした。
もし予算が都合付けば・・・中古でも良いのでモデルガンの四四式も入手したいと思っております。
ガスガンなのでサバゲでも使用出来ます・・・が
私は着剣装置のあるバンド部が汚れ傷付く事が少し不安です。
この四四式の構造上、仕方の無い事なのですが
材質も問題でサバゲで使用するとどうしても傷が付き易く
破損し易いのでは・・・と考えてしまいます。
突起物が多いだけに少々心配になってしまいますね。
しかし予算に余裕があれば部品を予備で購入すれば済む話ですし
そもそも傷が付かないように気を付けてサバゲすれば良いだけかもしれませんね!
いずれにしても・・・四四式・・・大切にしていきたいと思います。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
Posted by アンチョビことチビ at 22:02│Comments(0)
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