2023年12月31日
実物 日本陸軍 三十二年式軍刀 甲型②
さてさて大晦日になっちゃいましたが記事を更新したいと思います。

































背金&柄と護拳の間に装着される金具になり


こちらは革製切羽の画像です。


実物三十二年式軍刀はこの2つの蟹目ナットを取り外すのが最大の課題だと思います。
蟹目を傷めず外すのはほぼ不可能ではないでしょうか。
とりあえず代用品になるナットを探してみたいと思います。






















ある程度研磨が終えた状態の柄部の画像。
目釘ネジは取り付けると外せなくなる可能性があるので保管の際は外す事にしております。
過去に紹介した物とかぶってしまいますが・・・とりあえず画像をば。
こちらは実物 日本陸軍 三十二年式軍刀 甲型②になります。
実物三十二年式軍刀は10年以上前に当ブログにて一度紹介させて頂きましたが
処分してしまい手元に無い状態でした・・・
ですが以前の物よりも状態がまだマシな甲型が入手できましたので
ですが以前の物よりも状態がまだマシな甲型が入手できましたので
完全分解出来る状態にし全体を研磨する事にしました。
ちなみに過去に紹介しました実物三十二年式軍刀の記事が以下になります。
https://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e372253.html (実物 日本陸軍 三十二年式軍刀 甲型①)
ちなみに画像の状態はまだ研磨作業の途中の状態です。最後の仕上げ研磨はしていません。
元々は錆が酷い状態でしたのでそれと比べると良い感じになったと思います。
元々は錆が酷い状態でしたのでそれと比べると良い感じになったと思います。
しかし・・・やはり錆の腐食が酷い箇所が所々見られ朽ち込みを完全除去するのは無理でした。
軍刀の背金部の画像。こちらも研磨途中の状態です。
前述した通りこの三十二年式軍刀は完全分解出来る状態にしております。
その過程でネジや蟹目ナットが損傷してしまいましたが。。。
内部の状態を把握出来、清掃&防錆処理を行えるは大きな利点だと思います。
実物で完全分解出来るのは恐らく少ないのではないでしょうか。。。?
背金部上下からの画像。
この背金部は鋳物製です。
画像は研磨している状態なので朽ち込みが無いように見えますが
木製の柄と接する部分は湿気が溜まるせいか腐食が見られます。
背金の後部からの画像。
後部にある大きな穴は刀身の茎に存在するネジを固定するための蟹目ナットを装着する為のものです。
こちらは木製の柄部になります。
使用と経年の為に少々黒っぽくなっております。
ですが現状で大きな破損はないと思います。
ですが現状で大きな破損はないと思います。
柄部の上下からの画像。
柄部には背金部同様に滑り止め溝(チェッカリング)が存在します。
この背金、柄部のチェッカリングが三十二年式軍刀の魅力の1つですね。
柄部後部の画像。
当然ながら柄に茎を通す為の空間(穴)が存在します。
駐爪部の画像。
官給軍刀らしくシンプルかつ堅牢な駐爪となっております。
私の軍刀の駐爪には画像のような6つのモミツケ(凹み)が存在します。
これは製造元の識別か互換性の識別なのでしょうか・・・?
こちらは刀身部の画像になります。
刀身はやはり切断されております。
刀身の根元には製造番号の刻印が存在します。

茎部には駐爪と同じに6つのモミツケが存在します。
三十二年式軍刀の茎後部にはネジが存在します。
目釘ネジだけでなくこのネジで背金の固定を確実にする事が出来ます。
シンプルながら優れた作りですね。
続いては護拳(ガード)部の画像になります。こちらもまだ研磨途上の状態です。
甲型なので護拳は小型のものになっております。
残念ながら・・・傷、打痕だけでなく若干の歪みがあります。
刀身だけでなく駐爪、縁金具を装着する為の穴が存在します。
護拳上部の画像。
護拳部の刻印の画像。
東京砲兵工廠のマークに漢字二文字の刻印が見えますね。
漢字二文字は検査員の意味でしょうか・・・?
本品は甲型ではありますが指貫は存在しません。
あくまで推測ですがこの軍刀は昭和期になって指貫を除去し黒染めされていた個体かもしれませんね。
護拳の刀緒通し穴と茎ネジ通し穴部の画像。
刀緒を通す為の穴は綺麗な小判型に作られており対して茎ネジを通す穴が少々粗雑な四角の穴になっております。
しかしこの四角穴は背金部に隠れます。
こちらは縁金具の画像になります。
この縁金具は小さいながら極めて重要な部品です。
背金&柄と護拳の間に装着される金具になり
2つの突起は護拳に存在する小さな2つ穴に装着する為のものです。
こちらは革製切羽の画像です。
黒色になっており裏表決められているようですね。
こちらは目釘ネジと蟹目ナットの画像になります。
このネジを取り外すのかなり手間取り特に蟹目ナットは損傷激しく
もう一度軍刀へ取り付けし直しのは推奨出来ないぐらいのダメージです(泣
やはり軍刀という兵器という事もあり元々ネジの締め具合は強固で
しかも蟹目ナットの穴は小さく浅いので手を加えず取り外すのは不可能では・・・?というレベルでした。
この辺は個体差・・・というか三十年式銃剣の柄ネジ同様に当たり外れがあるのでしょうか。
もう一度軍刀へ取り付けし直しのは推奨出来ないぐらいのダメージです(泣
やはり軍刀という兵器という事もあり元々ネジの締め具合は強固で
しかも蟹目ナットの穴は小さく浅いので手を加えず取り外すのは不可能では・・・?というレベルでした。
この辺は個体差・・・というか三十年式銃剣の柄ネジ同様に当たり外れがあるのでしょうか。
続いて背金後部に取り付けて締める茎ネジ用の蟹目ナットの画像になります。
こちらも取り外すのにかなり苦労しました。
色々工具を試して緩める努力をしてみたのですが・・・
蟹目の穴が浅くどんどん穴が広がっていきナットを傷つける結果となってしまいました。
ただこちらの蟹目ナットは何とかまだ使えそうです。
画像の右の蟹目ナットは試験的に製作してもらった物なのですが
茎ネジのピッチが微妙に現代品と規格が合わないようで使えそうにありません(汗
茎ネジのピッチが微妙に現代品と規格が合わないようで使えそうにありません(汗
実物三十二年式軍刀はこの2つの蟹目ナットを取り外すのが最大の課題だと思います。
蟹目を傷めず外すのはほぼ不可能ではないでしょうか。
とりあえず代用品になるナットを探してみたいと思います。
さてさてお次は鞘部の画像になります。こちらもまだ研磨最中の状態です。
この軍刀は元々黒染仕様だったと推測するのですが
鞘に関しては何故か既に荒く研磨された痕があり白磨きのような色合いでした。
鞘に関しては何故か既に荒く研磨された痕があり白磨きのような色合いでした。
もしかしたら前の所有者が手を加えたのかもしれません。
口金止め用ネジ部の画像。
口金のネジ部は九五式軍刀のようにシンプルにマイナスネジが露出している仕様になっております。
ネジが口金に覆われた仕様の物は初期型になるのでしょうか。。。?
製造時期によって変わってくるのでしょうかね。
製造時期によって変わってくるのでしょうかね。
佩鐶部の画像。
実用出来る状態ですね。
石突部の画像。
石突の刻印は刀身の刻印と同様の番号になっております。
こちらは鞘から口金を取り外した状態の画像。
柄の蟹目ナットとは異なりネジは既に緩い状態だったので何度か分解されたと思います。
口金の上部には画像のような切込みがありました。
これは単なる割れ(クラック)なのでしょうか・・・?
三十二年式軍刀の鞘には薄い木製入子鞘が納められているのでその為の物なら良いのですが・・・
単なる破損による割れならへこみますね・・・(苦笑
三十二年式軍刀の鞘には薄い木製入子鞘が納められているのでその為の物なら良いのですが・・・
単なる破損による割れならへこみますね・・・(苦笑
口金の駐爪受け部の画像。
ちゃんと真鍮?の二重構造のようですね。
軍刀の駐爪を収める動作に全く問題ありません。
口金を外した状態の鞘。
鞘内部にある木製入子鞘を外した状態の画像。
ちなみに左右はちゃんと決まっているようですね。
状態は・・・あまり良い方とは云えないかもしれません。
ただ取り外し出来るだけ幾分マシかと思います。
ただ取り外し出来るだけ幾分マシかと思います。
口金用ネジのある方向の入子鞘の画像。
何度も出し入れして上手い事位置決め出来てなかったせいか割れてしまっています。
入子鞘の奥部(先端部)の画像。
正体不明の粘着質の物が固着しています。
これは何でしょう・・・?
入子鞘はとても薄く出来ております。
良い状態では無いにしても何とか現存しているのは助かりますね。
こちらはある程度研磨を終えた状態の画像。
あまり変わっていないように見えますね・・・w
まぁ解像度も低い画像なので仕方ありません。
ある程度研磨が終えた状態の柄部の画像。
蟹目ナットの替えを用意するなどまだまだ課題は残っていますが
とりあえず三十二年式軍刀は形になりました。
とりあえず三十二年式軍刀は形になりました。
新たに錆が発生しないように油紙に包んで除湿剤や乾燥材を入れて保管したいと思います。
この軍刀、今度こそ大事していきたいですね・・・・!
さて以上で実物 日本陸軍 三十二年式軍刀 甲型②の紹介になります。
本日は大晦日・・・・!何とか記事を更新出来ました(笑
いや~今年になってブログ更新何とか出来ましたが、盆休みと年末の休みぐらいしか投稿出来てないですねw
もう仕事が楽になればもうちょい投稿出来るんですが・・・こればっかりはどーしよーもありません。
いや~今年になってブログ更新何とか出来ましたが、盆休みと年末の休みぐらいしか投稿出来てないですねw
もう仕事が楽になればもうちょい投稿出来るんですが・・・こればっかりはどーしよーもありません。
さてという事で・・・
皆さん良いお年を・・・!
2023年12月30日
PKミリタリア製 複製 日本軍 折り畳み式小刀(ナイフ)
どーも皆さんお久しぶりです。アンチョビことチビです。
いや~仕事が忙しく長い連休でないとブログ更新できなくなりました(汗











さて以上でPKミリタリア製 複製 日本軍 折り畳み式小刀(ナイフ)の紹介になります。
いや~仕事が忙しく長い連休でないとブログ更新できなくなりました(汗
まぁそれは置いといて早速画像をば。
こちらはPKミリタリア製 複製 日本軍 折り畳み式小刀(ナイフ)になります。
本品は数年前にPKミリタリアさまにて数量限定?で販売された商品です。
柄が木製の末期型?も合わせて販売されていたと記憶しているのですが
私は柄が金属製のこちらを購入させて頂きました。
ちなみに過去に紹介した実物折り畳み式小刀の記事は以下になります。
私は柄が金属製のこちらを購入させて頂きました。
ちなみに過去に紹介した実物折り畳み式小刀の記事は以下になります。
実物小刀は状態が良い物が少なく年々貴重になりつつありますので複製品の登場は大いに歓迎される事でしょう!
小刀の刃を折り畳んだ状態の画像。
折り畳んだ状態はとてもコンパクトになり物入(ポケット)や雑嚢に収納するアイテムに最適です。
ちなみに紐は私が後付けした物です。
柄は金属製、塗装は国防色となっております。造形も申し分ありません。
刃を展開させた状態の画像。
刃をズームさせた状態の画像。
指掛け溝もちゃんと再現されております。
また刃の側面にRの刻印があります。
柄部の画像。
当然、刃を収めれる作りになっております。
こちらは缶切り部の画像。
実物通り缶切りを展開させる事が出来ます。
また実物では破損の多い缶切り留めの金具も再現されております。
また実物では破損の多い缶切り留めの金具も再現されております。
さて以上でPKミリタリア製 複製 日本軍 折り畳み式小刀(ナイフ)の紹介になります。
数か月の復帰記事でしたのでかなり駆け足感がありますが・・・
本品は数少ない貴重な複製品なのは間違いありません。
実は・・・あともう1個余分に購入しようかと検討していたのですが
悩んでいる間に完売になってしまいました(汗
悩んでいる間に完売になってしまいました(汗
複製品ですので気兼ねなく使用できます。重宝する事、間違いないでしょう。
缶切りも実際に使える・・・と思うのですがもしかしたら焼きが入っていない可能性がありますので
焼きの有無を確認してから使用する必要があると思います。
焼きの有無を確認してから使用する必要があると思います。
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
ではでは~
ノシ