2011年06月18日
日本軍 実物 三十年式銃剣用鞘 複製品と比較
さて今回は以前に紹介した複製品の三十年式銃剣鞘との比較と合わせて、
実物三十年式銃剣鞘のご紹介をしたいと思います。
まずは画像をば
こちらが実物の三〇年式銃剣用鞘です。
実物銃剣鞘の両側。
薄い錆が少々広がっていますが、重度ではありません。
もはや実物銃剣鞘の運命と化している鞘の凹み。
この凹みは両側にあり、この凹みのせいで野外での使用において破損(折れる)してしまう原因となっております。
切断刀身を収納するためや、そのための区別のためにわざと凹まされているとも言われていますね。
鞘止めのネジ部。ここはマイナスネジです。
さて今度は以前紹介した複製品の三十年式銃剣鞘と比較してみたいと思います。
上が複製品の銃剣鞘。
下が実物銃剣鞘。
全長は殆ど両者変わりません。しかし鞘の厚さは複製品の方が厚いです。
銃剣鞘にも年代や工廠によって仕様がことなってきますので一概にどちらが正しい!とは言えませんね。

鞘止めの比較。
上の画像は上が複製品。下が実物。
下の画像は左が複製品。右が実物です。
鞘止めの位置が微妙に違いますし、形状も若干違うようです。

鞘の口部分のアップ。
左が複製品。右が実物。
何度も撮り直したので中々うまく撮れませんでした・・・w
左の複製品の鞘の口が実物と比べて大きいのが分かりますね。
また鞘止めの銃剣差しのベルトを通す金具の大きさも複製品の方は若干大きいようです。
ちなみに両者ともちゃんと刀身止めの板バネが内部にあります。
鐺(こじり)の形状。
上が複製品。下が実物です。
銃剣鞘先端の鐺(こじり)の形状もここまで違います。
小さい部分ではありますが、ここも年代や工廠によって違ってくるのでしょうか。
さて実物と複製品の比較は簡単ではありますが、ここまでになります。
ちなみに今回紹介する実物製銃剣鞘にも手持ちの銃剣が挿入できました。
手持ちの銃剣鞘。
さて最後にまとめですが、銃剣鞘は以前にも記載致しました通り、
長いので折れやすく破損し易いです。
今回は比較として実物をご紹介致しましたが
ゲームなどで伏せたりと激しい運動などされるのでしたら
やはり凹みのある実物銃剣鞘の着用はお勧めできませんね・・・
妥協して複製品を併用するのも、重要な決断なのかもしれません・・・・
以上、日本軍 実物 三十年式銃剣用鞘でした~
実物三十年式銃剣鞘のご紹介をしたいと思います。
まずは画像をば
こちらが実物の三〇年式銃剣用鞘です。
実物銃剣鞘の両側。
薄い錆が少々広がっていますが、重度ではありません。
もはや実物銃剣鞘の運命と化している鞘の凹み。
この凹みは両側にあり、この凹みのせいで野外での使用において破損(折れる)してしまう原因となっております。
切断刀身を収納するためや、そのための区別のためにわざと凹まされているとも言われていますね。
鞘止めのネジ部。ここはマイナスネジです。
さて今度は以前紹介した複製品の三十年式銃剣鞘と比較してみたいと思います。
上が複製品の銃剣鞘。
下が実物銃剣鞘。
全長は殆ど両者変わりません。しかし鞘の厚さは複製品の方が厚いです。
銃剣鞘にも年代や工廠によって仕様がことなってきますので一概にどちらが正しい!とは言えませんね。
鞘止めの比較。
上の画像は上が複製品。下が実物。
下の画像は左が複製品。右が実物です。
鞘止めの位置が微妙に違いますし、形状も若干違うようです。
鞘の口部分のアップ。
左が複製品。右が実物。
何度も撮り直したので中々うまく撮れませんでした・・・w
左の複製品の鞘の口が実物と比べて大きいのが分かりますね。
また鞘止めの銃剣差しのベルトを通す金具の大きさも複製品の方は若干大きいようです。
ちなみに両者ともちゃんと刀身止めの板バネが内部にあります。
鐺(こじり)の形状。
上が複製品。下が実物です。
銃剣鞘先端の鐺(こじり)の形状もここまで違います。
小さい部分ではありますが、ここも年代や工廠によって違ってくるのでしょうか。
さて実物と複製品の比較は簡単ではありますが、ここまでになります。
ちなみに今回紹介する実物製銃剣鞘にも手持ちの銃剣が挿入できました。
手持ちの銃剣鞘。
さて最後にまとめですが、銃剣鞘は以前にも記載致しました通り、
長いので折れやすく破損し易いです。
今回は比較として実物をご紹介致しましたが
ゲームなどで伏せたりと激しい運動などされるのでしたら
やはり凹みのある実物銃剣鞘の着用はお勧めできませんね・・・
妥協して複製品を併用するのも、重要な決断なのかもしれません・・・・
以上、日本軍 実物 三十年式銃剣用鞘でした~
Posted by アンチョビことチビ at 22:05│Comments(6)
│・日本軍 実物 装備
この記事へのコメント
>>YASさん
実物でしたら経年やらで鞘自体が劣化してますしね・・・
修理委託を頼むのでしたら代替物を購入した方が良いのかもしれませんね。
ともあれオク落札できますよう武運長久をお祈りしております!
ご健闘を!!
実物でしたら経年やらで鞘自体が劣化してますしね・・・
修理委託を頼むのでしたら代替物を購入した方が良いのかもしれませんね。
ともあれオク落札できますよう武運長久をお祈りしております!
ご健闘を!!
Posted by アンチョビことチビ
at 2011年06月20日 13:47

>>アンチョビことチビさん
なるほどー。
一度内側から圧力をかけて無理やり凹みの修復をしようと思ったのですが嫌な音がしたのでやめました。
さすがにこれは鞘修理をやってる人に修理依頼を出しても無理でしょうねえ。
再び複製鞘のオークションを発見したので入札合戦に挑んできますw
なるほどー。
一度内側から圧力をかけて無理やり凹みの修復をしようと思ったのですが嫌な音がしたのでやめました。
さすがにこれは鞘修理をやってる人に修理依頼を出しても無理でしょうねえ。
再び複製鞘のオークションを発見したので入札合戦に挑んできますw
Posted by YAS at 2011年06月19日 23:45
>>通りすがりさん
私も鞘の凹みの件については諸先輩から色んな意見を伺いました(笑)
私も今だ確証は全くございませんw
国内の銃刀法に抵触しないためや、刀身が切断されていると外見から明確にするためや、利用できないようにするためや。切断刀身収納専用だからとか・・・
似たり寄ったりな気もしますが、どれもよ~く考えてみると
結局のところ銃剣の凹みは合法所持のための対策ということではないでしょうか。
私も鞘の凹みの件については諸先輩から色んな意見を伺いました(笑)
私も今だ確証は全くございませんw
国内の銃刀法に抵触しないためや、刀身が切断されていると外見から明確にするためや、利用できないようにするためや。切断刀身収納専用だからとか・・・
似たり寄ったりな気もしますが、どれもよ~く考えてみると
結局のところ銃剣の凹みは合法所持のための対策ということではないでしょうか。
Posted by アンチョビことチビ
at 2011年06月18日 23:42

鞘の凹みにはそんな理由があったのですね。
私は自衛隊が放出の際に再利用不能にしたからと思ってました(笑)
昔、中田商店で売られてた鞘には全て凹みがあったので。
私は自衛隊が放出の際に再利用不能にしたからと思ってました(笑)
昔、中田商店で売られてた鞘には全て凹みがあったので。
Posted by 通りすがり at 2011年06月18日 23:18
>>YASさん
凹みについてですが、裏覚えではありますが理由があるのは事実のようです・・・
切断刀身しか収納しないのなら、実物鞘に鋸の刃や鉄板を内部に入れて折れにくくする方法もあるのですが、恐らくニ度と取れなくなる可能性もあり、実物鞘にそのような事をするのも気が引けます・・・
ちなみにこの複製品鞘ですが実物鞘より若干太く厚めですので錆や臭いを除けば、とても良い品だと思います。
オークション以外の別ルートで安価で入手する方法はないものでしょうかね・・・
凹みについてですが、裏覚えではありますが理由があるのは事実のようです・・・
切断刀身しか収納しないのなら、実物鞘に鋸の刃や鉄板を内部に入れて折れにくくする方法もあるのですが、恐らくニ度と取れなくなる可能性もあり、実物鞘にそのような事をするのも気が引けます・・・
ちなみにこの複製品鞘ですが実物鞘より若干太く厚めですので錆や臭いを除けば、とても良い品だと思います。
オークション以外の別ルートで安価で入手する方法はないものでしょうかね・・・
Posted by アンチョビことチビ
at 2011年06月18日 23:06

実物の鞘が凹んでいるのにはそんな背景があったんですね。
私のは凹みに割れ目があるので多分すぐにポッキリいきそうです。
オークションで複製品の入手機会は何度かあったのですが見事に全敗です
8月までには欲しいですねえ…
私のは凹みに割れ目があるので多分すぐにポッキリいきそうです。
オークションで複製品の入手機会は何度かあったのですが見事に全敗です
8月までには欲しいですねえ…
Posted by YAS at 2011年06月18日 23:00
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