先祖は水呑み百姓。今も貧乏人！！

さてさてこの度はようやく念願だったものが入手出来ましたのでご紹介致します！

今回ご紹介する品はこちら！



中田商店製　複製　日本陸軍　官給革脚絆　になります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
中古品ではありますが念願かなって・・・伝説の一品を入手出来ました！

下士官のみならず騎兵、輜重兵、憲兵装備にこれでまた１つ１歩近づきました。


大分以前にご紹介した海外製　官給革脚絆の記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e238878.html


それでは簡単ではありますが紹介していきたいと思います。




革脚絆の全体画像。

革質はさすが中田商店製だけあって美しく堅牢です。

到着後、数度に渡ってオイルを塗付しましたが
とてもよく染み込み、良い具合に赤色に変化してきました！






革脚絆の両左右のズーム。






革脚絆の裏側両左右のズーム。




脚絆の革紐調整用の金具のアップ。

大型で堅牢な金具が特徴です。
この金具が縦３箇所、そして下に１箇所設けられています。

やはりこの金具がないと・・・外見の印象が大分異なってきますね・・




下部の金具の画像。

下の金具も同様の金具です。




革紐部の画像。

本体への革紐の縫い付けはＬ字状となっております。

勿論これは実物同様の縫いつけです。




下部の革紐部の画像。

こちらの縫い付けもしっかりしており、
革紐自体も細過ぎるということは御座いません。



金具の裏側には別の革生地が当てられており、その上から縫い付け固定されています。




また脚絆の裏側には中田の印が御座います。

まさに安心安定のブランドマークですね・・・！



また脚絆の裏側の革紐が縫い付けてある側には当て革が縫い付けられています。

これは構造上にやはり必要なものなのでしょう。






それではお次は実際に編上靴に装着した画像を紹介します。

こちらは正面と後面からの画像。






左右両側からの画像。



革紐部のアップ。

やはりこの金具が際立ちますね・・・！
これが格好良いのです！


さて以上で簡単ではありますが中田商店製　革脚絆の紹介になります。




続いては手持ちの海外製　革脚絆　と並べて比較してみたいと思います。

左奥が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆になります。

対して右奥、手前の脚絆は海外製（いずれも同じ品）になります。
いずれも２年前に購入した物ですが、右奥の物は改造ベースにしようと購入した予備の未使用品です。

これらと比較していきたいと思います。



こちらは野外でメインに使っている海外製　革脚絆です。

使用頻度が高く、また常にオイルで手入れしていますので
大分色が変化しています。（汚れ傷も御座いますｗ）



並べた画像。

左が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆になります。
右が予備未使用品の海外製革脚絆になります。

この２つで比較していきたいと思います。






上下に並べた画像。前からと後側からのものになります。

上が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆。
下が予備未使用品の海外製革脚絆になります。

この海外製ですが正直あまり良いクオリティの業者ではないのですが・・・
この脚絆に限っては革生地の質も良く、中田製と比べても良く再現されております。

（これは正直意外でした・・・・！）






まずは大きさの比較。

上の画像は脚絆上部の比較。
下の画像は下部の比較になります。

上が予備未使用品の海外製革脚絆になります。
下が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆になります。

若干、（ほんの少し）下の海外製が大きいかな・・・？というぐらいで
大きさは両者結構近いです。（これも意外でした・・・）



脚絆の高さの比較。

上（手前）が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆。
下が予備未使用品の海外製革脚絆になります。

重ねてみると海外製が若干高さがあるように見えますね。
しかし・・・中田製は中古、つまり使用歴があるということを考慮しますと
革生地にシワが出来たりと状態に差が出てきますので
この比較はアテにならないと思います。




続いては細部の比較をしていきたいと思います。

まずは金具のある部分からになります。

左が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆になります。
右が予備未使用品の海外製革脚絆になります。


金具の位置は両者あまり差異はないのですが・・・




やはり金具が全く違います・・・

左が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆になります。
右が予備未使用品の海外製革脚絆になります。






上が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆の金具。
下が予備未使用品の海外製革脚絆の金具になります。

材質も形状も大きさも全く異なります。
これに関しましては海外製がとても残念な仕様です。

この金具のせいで外観が結構変わってしまっております。
本当に惜しい限りです・・・・




続いては反対側の革紐縫い付け部の画像になります。

左が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆になります。
右が予備未使用品の海外製革脚絆になります。

ここにも若干の差異が御座います。



下部の革紐の縫い付けに関しましては同じなのですが、
側面に３つある革紐の縫い付け方が異なります。

上が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆。
下が予備未使用品の海外製革脚絆になります。

中田製の縫い付けはＬ状なのに対し、海外製は二状の縫い付けになっております。

この部分も意外と目立ってしまいますので差が分かってしまいます。
縫い付けの強度面から見ても中田製のＬ状の方が良いでしょう。

また革紐の幅の長さですが若干中田製の方が広くなっております。
しかしこれは若干程度ですので、私はあまり気にならないと思います。




次は金具縫い付け箇所の裏側の当て革部の画像。

左が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆になります。
右が予備未使用品の海外製革脚絆になります。

ここも意外にも・・・両者とても良く似ております。
要は海外製がよく再現出来ているのです・・・！

勿論、当て革の大きさ、縫い糸の質などには差異が御座いますが
それでも良く出来ていると思います。





当て革部の画像。

上が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆。
下が予備未使用品の海外製革脚絆になります。



続いては革脚絆の生地の繋ぎ目の上へ縫い付けられた革生地の画像です。

上が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆。
下が予備未使用品の海外製革脚絆になります。



その裏側の画像。

上が今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆。
下が予備未使用品の海外製革脚絆になります。

この部分も両者とも似通っています。




さて以上で簡単な細部の比較になります。


続いては実際に編上靴に装着してみたいと思います。



編上靴はいずれも保管している未使用品と美品の兵下士官用編上靴になります。

右の裏革仕様の編上靴には今度は使用頻度のある使い古したの海外製革脚絆を装着しています。
左の表革仕様の編上靴には今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆を装着しています。

上で紹介した予備未使用品の海外製革脚絆は装着するのが勿体無い（傷が付くので）今回は比較対象から外します。






両側面からの画像。

右は使用頻度のある使い古したの海外製革脚絆になります。
左は今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆になります。




後ろ側からの画像。

右は使用頻度のある使い古したの海外製革脚絆になります。
左は今回ご紹介する中田商店製官給革脚絆になります。




さて以上で中田商店製と海外製の比較になります。

中田商店の品は・・・さすが中田製です！素晴らしい品で御座います！

ただやはり絶版品なのは本当に残念です・・・

今回の比較で驚いたのは海外製の意外と良い出来です・・・！
明らかに実物もしくは複製品（この場合中田製）を参考したと思われます。

ただ残念な箇所も御座いますが・・・改善すれば生まれ変わると思います。
①金具を大型なものに換装する。
②革紐の縫い付け方を変える。

これだけで大分良くなると思います！
逆言うと上記２つ以外では問題なしと言えるかもしれません・・・！

（さらに細部を比較すると違った箇所が浮き彫りになるかもしれませんが・・・）

ただこの海外製、革紐は変に長いので自身で穴あけを革紐を切ったりと調整する必要が御座います。



さて以上で中田商店製　複製　日本陸軍　官給革脚絆　の紹介になります。

それでは失礼致します～

でわでわ～

ノシ





＊＊更新＊＊

最後にオマケ。

海外製革脚絆に中田製編上靴。
いずれも野外での着装でメインに使っている品です。

２つも使い古していますが中々良い色合いになっていると思います。