2012年06月24日
セルビアの日本人義勇兵!? コンバットマガジン94年11月号より
さてさて久しぶりにユーゴ関連の記事を更新したいのですが・・・
ユーゴスラビア人民軍装備は結構集まったのですが、記事を書くのが少々億劫で・・・w
(時間がないので中々手が回りません・・・)
今回は少々私が気になったものをご紹介したいと思います・・・・
それは・・・

ユーゴ紛争中のサラエボに日本人兵士がいた!? というものです。
今更何を・・・・と思われる方もいらっしゃるかと思います。
かの有名なカレン解放軍に従軍した高部正樹さんは紛争中クロアチア軍の義勇兵として参加されたりと
日本人は何名か義勇兵として従軍しているのですが・・・
コンバットマガジン1994年11月号にはセルビア側の義勇兵として参加した日本人の記事が紹介されております。
以前より聞いたことがあった話ですので該当の雑誌をようやく探し当てました・・・
まさかセルビア勢にもいたとは・・・・

誌面における日本人?義勇兵の写真。
(商業誌ですので画像は小さく切り詰めています。問題であれば至急削除致します。)
M77シャツを着たこの志願兵。下は迷彩ズボンを着用しています。
舞台は94年のサラエボなのですが、ご存知の通りまだその期間は
サラエボ(ボスニアヘルツェゴニア政府軍)はスルプスカ共和国軍をはじめとしたセルビア人勢力の包囲下にあり、
国連軍も巻き込んで両者対峙している時期です。
(ちなみに本格的な終了の停戦が実現するのは95年後半になってからです。)

日本人義勇兵が構えているのはZB軽機関銃。(ユーゴ生産ZB30か?)
このコンバットマガジンの記事ではこの方は勿論日本語でインタビューに答えており
日本人に相違ないとは思うのですが・・・・
当時21歳の彼の志望動機が『サラエボを自分の目で真実を見たかった』という理由のようです。
当初はフランス外人部隊へ入隊してサラエボ入りを志していたそうなのですが断念し
セルビア側義勇兵として参加するに至ったそうです。
支払われる給与も当時の日本の平均給与からみればとても少ない額なのは当然かと思います。
自分の志を実現させようとするその行動力は凄まじいものがございますが、
志望理由があまりしっくり来ないと思うのは私でしょうか・・・?
(18年後の世界から駄目駄目なミリタリーオタクでしかない私が偉そうに言える立場ではございませんが・・・)
その後の彼の行く末がとても気になります。
彼の目にはサラエボはどう映ったのでしょうか・・・?
そして参加したセルビア側に対しどう感じたのでしょうか・・・?
この紛争をどのように自身で総括されたのか気にならずにはいられません・・・
何より無事に日本に帰国出来たのでしょうか・・・?

セルビア側の戦車兵。
ここにもトンプソン短機関銃が・・・!?
ストックは外されているようですね。
少数どころか結構出回っているではありませんか・・・!

ちなみに90年代のミリタリー雑誌(アームズ、コンバット)などには
やはり当時の報道のせいかユーゴ紛争関連の記事が多く見受けれます。
皆さんも一度バックナンバーを漁って拝見することをお勧め致します。
ちなみに紛争中にはセルビア側にはロシア人、ギリシャ人、ルーマニア人。
ボスニア側にはイスラム圏であるトルコ人、中東などアラブ世界から。
ドイツ人やフランス人など各国から志願兵(義勇兵)が参加しております。
勿論これはコソボ紛争でも見受けれます。
以上でセルビアの日本人義勇兵!? コンバットマガジン94年11月号より でした~
ユーゴスラビア人民軍装備は結構集まったのですが、記事を書くのが少々億劫で・・・w
(時間がないので中々手が回りません・・・)
今回は少々私が気になったものをご紹介したいと思います・・・・
それは・・・
ユーゴ紛争中のサラエボに日本人兵士がいた!? というものです。
今更何を・・・・と思われる方もいらっしゃるかと思います。
かの有名なカレン解放軍に従軍した高部正樹さんは紛争中クロアチア軍の義勇兵として参加されたりと
日本人は何名か義勇兵として従軍しているのですが・・・
コンバットマガジン1994年11月号にはセルビア側の義勇兵として参加した日本人の記事が紹介されております。
以前より聞いたことがあった話ですので該当の雑誌をようやく探し当てました・・・
まさかセルビア勢にもいたとは・・・・
誌面における日本人?義勇兵の写真。
(商業誌ですので画像は小さく切り詰めています。問題であれば至急削除致します。)
M77シャツを着たこの志願兵。下は迷彩ズボンを着用しています。
舞台は94年のサラエボなのですが、ご存知の通りまだその期間は
サラエボ(ボスニアヘルツェゴニア政府軍)はスルプスカ共和国軍をはじめとしたセルビア人勢力の包囲下にあり、
国連軍も巻き込んで両者対峙している時期です。
(ちなみに本格的な終了の停戦が実現するのは95年後半になってからです。)
日本人義勇兵が構えているのはZB軽機関銃。(ユーゴ生産ZB30か?)
このコンバットマガジンの記事ではこの方は勿論日本語でインタビューに答えており
日本人に相違ないとは思うのですが・・・・
当時21歳の彼の志望動機が『サラエボを自分の目で真実を見たかった』という理由のようです。
当初はフランス外人部隊へ入隊してサラエボ入りを志していたそうなのですが断念し
セルビア側義勇兵として参加するに至ったそうです。
支払われる給与も当時の日本の平均給与からみればとても少ない額なのは当然かと思います。
自分の志を実現させようとするその行動力は凄まじいものがございますが、
志望理由があまりしっくり来ないと思うのは私でしょうか・・・?
(18年後の世界から駄目駄目なミリタリーオタクでしかない私が偉そうに言える立場ではございませんが・・・)
その後の彼の行く末がとても気になります。
彼の目にはサラエボはどう映ったのでしょうか・・・?
そして参加したセルビア側に対しどう感じたのでしょうか・・・?
この紛争をどのように自身で総括されたのか気にならずにはいられません・・・
何より無事に日本に帰国出来たのでしょうか・・・?
セルビア側の戦車兵。
ここにもトンプソン短機関銃が・・・!?
ストックは外されているようですね。
少数どころか結構出回っているではありませんか・・・!
ちなみに90年代のミリタリー雑誌(アームズ、コンバット)などには
やはり当時の報道のせいかユーゴ紛争関連の記事が多く見受けれます。
皆さんも一度バックナンバーを漁って拝見することをお勧め致します。
ちなみに紛争中にはセルビア側にはロシア人、ギリシャ人、ルーマニア人。
ボスニア側にはイスラム圏であるトルコ人、中東などアラブ世界から。
ドイツ人やフランス人など各国から志願兵(義勇兵)が参加しております。
勿論これはコソボ紛争でも見受けれます。
以上でセルビアの日本人義勇兵!? コンバットマガジン94年11月号より でした~
Posted by アンチョビことチビ at 20:26│Comments(10)
│旧ユーゴスラビア/セルビア軍画像・写真
この記事へのコメント
>>名無しさん
なんと!?ほぼ同時期の別誌のGUN誌にも掲載されているとは・・・!
う~ん・・・盲点で御座いました・・・!
貴重な御情報、本当に有難う御座います!
これは・・・購入せざるを得ません!!
内容がとても楽しみであります・・・!
なんと!?ほぼ同時期の別誌のGUN誌にも掲載されているとは・・・!
う~ん・・・盲点で御座いました・・・!
貴重な御情報、本当に有難う御座います!
これは・・・購入せざるを得ません!!
内容がとても楽しみであります・・・!
Posted by アンチョビことチビ
at 2012年11月11日 00:42

すみません、情報提供です。
1994年12月号の月刊Gunのユーゴスラビア紛争包囲下のサラエボ現地報告記事(投稿者が同じ人?)にもこの人の話が書いてあります。
1994年12月号の月刊Gunのユーゴスラビア紛争包囲下のサラエボ現地報告記事(投稿者が同じ人?)にもこの人の話が書いてあります。
Posted by 名無し at 2012年11月10日 23:25
>>ロートルさん
民族浄化は無いと発言されたのですね・・・
この方の周囲ではそのような惨劇を目にする機会がなかったのか、起こらなかったのかもしれませんね。
確かにセルビアが一方的に非難されているのは理解出来ます・・・
ですがこの方の発言は現代の私たちからしてみれば違和感を感じますね。
とはいえセルビア勢として参加しているなら当然味方に対して不利な発言は出来なかったと思いますが・・・
いやぁ・・・本当にその取材の映像拝見したいです・・・
そして何より現在この方がどうされているか。
さらにこの紛争をどう捉えているのか・・・本当に伺いたいです。
民族浄化は無いと発言されたのですね・・・
この方の周囲ではそのような惨劇を目にする機会がなかったのか、起こらなかったのかもしれませんね。
確かにセルビアが一方的に非難されているのは理解出来ます・・・
ですがこの方の発言は現代の私たちからしてみれば違和感を感じますね。
とはいえセルビア勢として参加しているなら当然味方に対して不利な発言は出来なかったと思いますが・・・
いやぁ・・・本当にその取材の映像拝見したいです・・・
そして何より現在この方がどうされているか。
さらにこの紛争をどう捉えているのか・・・本当に伺いたいです。
Posted by アンチョビことチビ
at 2012年07月21日 09:42

ええ、その番組の枠内での放送でしたよ。
元々は海外のニュース番組でセルビア側の義勇兵に東洋人がいたので取材した時に国籍か出身を尋ね、件の人物が「ジャパニーズ」と返答した事で「彼は一体何者なのか?」となり日本からの取材になった流れです。
インタビューは短く、義勇兵になった動機がセルビアが一方的に非難されている現状の中、真実を知りたいのでセルビア側に参加したとの事で、民族浄化について「エスニック・クレンジングなんて無いですよ。」と若干興奮気味に話していました
元々は海外のニュース番組でセルビア側の義勇兵に東洋人がいたので取材した時に国籍か出身を尋ね、件の人物が「ジャパニーズ」と返答した事で「彼は一体何者なのか?」となり日本からの取材になった流れです。
インタビューは短く、義勇兵になった動機がセルビアが一方的に非難されている現状の中、真実を知りたいのでセルビア側に参加したとの事で、民族浄化について「エスニック・クレンジングなんて無いですよ。」と若干興奮気味に話していました
Posted by ロートル at 2012年07月20日 03:17
>>ロートルさん
こちらこそはじめまして!わざわざの書き込み本当にありがとうございます!
もしやNE○S23の枠内で放送されたものでしょうか。
う~ん・・・やはり日本人ではないのは、ほぼ事実のようで・・・
何だか色んな意味で大変衝撃でございます。
しかし・・・その番組の映像・・・視聴したくて堪りませんね!
実際のご本人がどのような声でどのような事を話されたのか
興味深いです・・・!
こちらこそはじめまして!わざわざの書き込み本当にありがとうございます!
もしやNE○S23の枠内で放送されたものでしょうか。
う~ん・・・やはり日本人ではないのは、ほぼ事実のようで・・・
何だか色んな意味で大変衝撃でございます。
しかし・・・その番組の映像・・・視聴したくて堪りませんね!
実際のご本人がどのような声でどのような事を話されたのか
興味深いです・・・!
Posted by アンチョビことチビ
at 2012年07月14日 19:20

初めまして。
雑誌に掲載されるよりも若干早くTBSの筑紫哲也がキャスターを務めていたニュース番組にてインタビューが放送されており、最後に神戸(←ここは曖昧な記憶ですが)の在日韓国人と紹介されていました。
雑誌に掲載されるよりも若干早くTBSの筑紫哲也がキャスターを務めていたニュース番組にてインタビューが放送されており、最後に神戸(←ここは曖昧な記憶ですが)の在日韓国人と紹介されていました。
Posted by ロートル at 2012年07月11日 22:53
>>さきもりさん
はじめまして!さきもりさん!
この度は私のような若輩者のブログへ御足労頂きまして
本当にありがとうございます!
やはり・・・噂は本当でございましたか・・・
ブログの本文で日本人?と記載させて頂ましたが
風の噂で在日の半島の方と聞いたことがございましたが・・・
成程・・・う~ん・・・といった感でございます。
しかしそうなりますと、ますます彼の志願した理由が分からなくなってきました・・
はじめまして!さきもりさん!
この度は私のような若輩者のブログへ御足労頂きまして
本当にありがとうございます!
やはり・・・噂は本当でございましたか・・・
ブログの本文で日本人?と記載させて頂ましたが
風の噂で在日の半島の方と聞いたことがございましたが・・・
成程・・・う~ん・・・といった感でございます。
しかしそうなりますと、ますます彼の志願した理由が分からなくなってきました・・
Posted by アンチョビことチビ
at 2012年06月28日 20:33

>>natさん
そうですねぇ。行動力と決意には賛辞を送るべきかもしれません。
トンプソンは・・・本当に出過ぎて私も驚いておりますw
もう一回買い直そうか思案中でございます・・・
そうですねぇ。行動力と決意には賛辞を送るべきかもしれません。
トンプソンは・・・本当に出過ぎて私も驚いておりますw
もう一回買い直そうか思案中でございます・・・
Posted by アンチョビことチビ
at 2012年06月28日 20:26

懐かしい記事ですね。
当時交友の有った元外人部隊の方から聞いた話ですが、
残念ながらこの志願兵は日本人ではありません。
確か在日韓国人だったと言う話でした。
フランス外人部隊に入隊できなかったのもそのためらしいです。
当時交友の有った元外人部隊の方から聞いた話ですが、
残念ながらこの志願兵は日本人ではありません。
確か在日韓国人だったと言う話でした。
フランス外人部隊に入隊できなかったのもそのためらしいです。
Posted by さきもり at 2012年06月28日 20:03
この人はどういう思いでこの戦争を戦ったのでしょうね?
私には分かりませんが、この人は自分の信じるものに従って戦ったのだと私は思います。
しかしトンプソンの画像は掘れば掘るほど出てきますねww
私には分かりませんが、この人は自分の信じるものに従って戦ったのだと私は思います。
しかしトンプソンの画像は掘れば掘るほど出てきますねww
Posted by nat at 2012年06月25日 23:23
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