2015年04月07日
海外製 複製 日本陸軍 兵下士官用 昭五式背嚢
さてさて今回も日本軍複製品をご紹介したいと思います。
まずはいつも通り画像から!
こちらは海外製 複製 日本陸軍 兵下士官用 昭五式背嚢 になります。
日本軍装備に興味を持たれている方は御存知かと思いますが
今年になって何と海外から昭五式背嚢が販売される事になったのです・・・!
過去に2度ほどご紹介したチープな代物ではなく背嚢内部の木枠まで再現された品です。
先行販売された品は早々に売り切れ、少数生産もあって確保出来るか心配でしたが
この度ようやく入手する事が出来ました・・・!
ちなみに過去にご紹介した昭五式背嚢関連の記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e540697.html (実物 昭五式背嚢 欠品なり 処分済み)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e303980.html (中田商店製 複製 昭五式背嚢)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e456592.html (海外製 複製 昭五式背嚢モドキ ② 処分予定)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e305783.html (海外製 複製 昭五式背嚢モドキ ① 処分済み)
海外製昭五式背嚢の裏面の画像。
まず特筆すべきはこの裏面・・・!(他にもあるんですが)
安物の昭五式?(別の海外製)ではチープなただの革生地だった裏面(背面)でしたが
こちらはちゃんと毛皮(馬毛)を使用しています。
これを用意するだけでも費用など敷居が高いのですが・・・再現されております。
これは・・・ポイントが高いです・・・!
手触りも中々です。
虫に食われないように保管するのが難しそうですが・・・これも贅沢な悩みかもしれません。
毛皮の断面の画像。
こちらは帆布生地の画像。
生地の色合いは少し黄色分が強く見えますが
これはあくまで新品状態ですので使っていくうちに良い具合に変化していくことでしょう。
背嚢の両側面の画像。
背嚢の縁は実物通り革生地が縫い付けられています。
そして勿論、縛着用の革紐を通す穴も設けられております。
革生地は全体的に無着色の生成り色となっております。
新品ですので使い込み、またオイルで手入れしていけば変化していく事でしょう。
縁の革生地の画像。
革生地の縫い付けはしっかりしており、生地そのものも千切れたりなどはしておりません。
比較的丁寧に作り込まれている印象です。
側面にある縛着革紐を通す穴のズーム画像。
穴自体は少々小さく見えますが革紐はちゃんと通す事が出来ます。
穴の周囲の縫製もしっかりしており実用に問題ないと思います。
縛着用革紐の通し穴は実物通り、左側面が4箇所、右側面が2箇所となっております。
背嚢の上面、下面の画像。
縛着用革紐を通すループは特徴的な仕様も再現されており
革生地も厚く出来ており実用的です。
この細い革紐も再現されております。
そして背負い革を通す特徴的な金具も再現されております・・・!
塗装も施されておりこれは中々レベルは高いですね・・・。
実際に背負い革は問題無く装着&調整出来ます。
続いては正面の飯盒縛着用の革紐部の画像。
上部にあるループ金具も塗装されております。
しかし・・・塗装色にバラつきがあるようですね。こちらの金具では朱色に近い色合いになっています。
飯盒縛着用の革紐は大変長く出来ております。(実物もです)
そして革の厚さも十分で実用に耐えれると思います。これは有難い・・・!
また意外だったのは・・・この革紐の長さ調整穴が
飯盒を載せない状態の位置でも調整穴がちゃんと設けられている事です。
見えない部分も配慮されているのには驚きでした・・・!
こちらは背嚢正面にある革製ループの画像。
このループも厚さも十分で革紐は問題無く通す事が出来ます。
こちらは背嚢の正面(表)にある縫い目の画像。
縫い目自体は問題ないかと思うのですが・・・表から見るともう少し丁寧の方が良いのですが(汗
お次は蓋を開いた状態の画像。
内部には二重の蓋があり、ベルト式の革紐がちゃんと備わっております。
この内部の革紐も厚い生地です。
ただ革生地からたまにはみ出ている液体痕(接着剤?)が少々気になりますね。
さらに内部には紐式の蓋があります。
これも実物通りの構造で中々良く出来ております。
紐部の画像。
紐は少々チープ感がありますが機能に問題ないと思います。
最深部の画像。
この海外製背嚢のさらに特筆すべき箇所は此処・・・木枠です!
木枠の画像。
木枠は適当な物ではなくこちらも実物もしくは中田製?を参考に製作したようで
上手く再現されております。いやはや・・・脱帽です(汗
上面からの画像。
背に当たる面はちゃんとカーブを描く形状をしております。
この木枠を作るだけでも大変な手間ですので此処まで作り込む海外製には
並々ならぬバイタリティを感じますね・・・素直に凄いです・・・!
木ねじ部はプラスネジとなっていますね。
細かい所を見ると粗さも伺える部分があり、強度も少々不安ではありますが
十分及第点を付けれる出来だと思います。
そしてこの木枠にはちゃんと検定印があるのです。
この海外製では昭和18年製の印が多いのが特徴なのですが
この品では昭和12年製となっておりこれまでの品とは違いが見られます。
う~ん侮り難し!!
続いては背嚢の蓋の裏側の画像。
この裏側も中々目が離せません。
裏面には内ポケットがありちゃんと紐式の物です。
そして実物通り、この裏面にも検定印があります。
少し薄い感じもしますが・・・この検定印も18年製ではなく12年製と
木枠と同じ検印となっております。
さて続いては背負い革を見て見たいと思います。
実際に背負って使うにはこの背負い革もしっかりしていなくていけません・・・果たして。
革生地ですが生成り色ですが厚みは十分で
この厚さなら安心して使う事が出来ると思います。
背嚢の負荷に掛かる箇所はちゃんと厚みのある生地になっていますので安心しました。
背負い革上部の画像。
背嚢の上部に装着する部分です。
調整穴の位置も間隔も比較的一定で左右両肩を並行して調整出来ます。
こちらは背嚢下部へ装着する部分。
この部分の革生地も十分厚みがあり実用に耐えれると思います。
こちらは背負い革の3点連結部の画像。
此処はもう少し綺麗の方が良いかな?と思います。
3点を連結する金具は問題ないのですが
金具を上から覆うように円状に縫われている革生地は液体痕があります。
しかしオイルを塗付していけば気にならなくなるでしょう。
こちらは兵用帯革へ吊る金具部の画像。
この部分も長さは勿論調整可能です。
ここも中々良く出来ております。
帯革への吊り金具の画像。
金具の形状もしっかりしているようで問題無く帯革を吊る事が出来ます。
こちらは縛着用革紐の画像。
5本付属します。
この革紐も厚さは十分でまた長さも申し分ありません。
革紐のバックルやループは全て同じ仕様となっております。
縫いなどは問題ないのですが・・気になるのは金具の塗装色が異なっている所です。
う~ん・・・何故でしょう?
さて以上で簡単な背嚢の紹介になります。
続いては・・・
手持ちの複製背嚢を並べてみました。
右は中田商店製の昭五式背嚢。
真ん中が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢。
左は過去2回ご紹介した海外製昭五式背嚢もどきです。
まさか・・・レプリカの昭五式背嚢が3つも揃う時代になろうとは・・・思いもしませんでした。
まずは生地のズーム画像。
上は中田商店製の昭五式背嚢。
真ん中が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢。
下は過去2回ご紹介した海外製昭五式背嚢もどきです。
生地の色合いについては差異があります。(保管期間や製造年なども違います)
生地は上になるほど硬質で下は軟質といった感じでしょうか。
背嚢正面の画像。
上は中田商店製の昭五式背嚢。
真ん中が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢。
下は過去2回ご紹介した海外製昭五式背嚢もどきです。
下のモドキの方は若干手を加えていますのであまり比較対象にはなりませんね(汗
背嚢の裏面の画像。
上は中田商店製の昭五式背嚢。
真ん中が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢。
下は過去2回ご紹介した海外製昭五式背嚢もどきです。
中田製は残念ながら毛皮は二枚生地を繋ぎ合わせた生地ですが(実物にもあるようです)
下のもどきに関しましては毛皮ではなくチープな革生地です。
ここからは中田製と今回ご紹介する海外製昭五式の2つのみを並べたいと思います。
上は背嚢の上面、下は下面からの画像です。
上が中田商店製の昭五式背嚢。
下が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
金具や革生地の色合い、金具の太さなどに差異がありますが
両者とも殆ど変わらない構造です。
背嚢下面の背負い革を通す革製ループが中田製では2つ海外製では1つと異なりますが
これは以前紹介しました実物昭五式背嚢でも見られるように実物でもループ数が1つの物は見られます。
背嚢の両側面の画像。
右が中田商店製の昭五式背嚢。
左が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
ここでも若干の差異が見られます。
それは縛着用革紐を通す穴の広さです。
右が中田商店製の昭五式背嚢。
左が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
中田製では穴はかなり広めに作られており
対して海外製では穴は狭めに作られております。
こちらも以前に紹介した実物背嚢の記事をご覧頂ければ分かるのですが
海外製のように実物背嚢でも狭い穴の作りは見受けれます。
続いては背嚢の蓋を開いた状態の画像。
右が中田商店製の昭五式背嚢。
左が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
内部の生地の大きさや紐質に多少違いが見られますが
こちらも殆ど構造は同じです。
続いては蓋の裏面の画像。
右が中田商店製の昭五式背嚢。
左が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
微妙に検定印の位置が異なりますね。
検定印のズーム画像。
上が中田商店製の昭五式背嚢。
下が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
両者とも同じ昭和12年製ですが大支検定、本廠検定と異なります。
蓋の裏側にある内ポケットの画像。
上が中田商店製の昭五式背嚢。
下が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
紐質が異なりますがそれぞれ機能に何ら問題ありません。
続いては内部にある木枠の画像。
右が中田商店製の昭五式背嚢。
左が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
上面からの画像。
下が中田商店製の昭五式背嚢。
上が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
左右両側面からの画像。
右が中田商店製の昭五式背嚢。
左が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
サイズに関しては多少違いはありますが殆ど同寸に近いと思います。
しかし細部を見るとやはり違いが見られますね。
接合部の画像。
右が中田商店製の昭五式背嚢。
左が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
接合は両者とも凸凹を合わせるような形なのですが
木枠の木質、木ねじの仕様などは大きく異なります。
木枠の内側の画像。
上が中田商店製の昭五式背嚢。
下が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
木枠に関しても中田製はしっかり仕上げられていますね。
ですが海外製には木枠にも検印がありこれは中田製と異なります。
続いては背負い革の画像。
下が中田商店製の昭五式背嚢。
上が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
長さは中田製がかなり長く出来ております。
背負い革の上部の画像。
左が中田商店製の昭五式背嚢。
右が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
調整穴の数は同数ですね。
背嚢下部へ装着する部分の画像。
右が中田商店製の昭五式背嚢。
左が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
ここは両者あまり変わりませんね。
帯革へ吊る部分の画像。
左が中田商店製の昭五式背嚢。
右が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
縫いに若干の差異があり、ループの縫い処理をみても
中田製がやはり丁寧に見えますね。
こちらは吊り金具の画像。
右が中田商店製の昭五式背嚢。
左が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
この金具にも若干の差異が見られます。
両者とも機能に何ら問題ありませんが形状が微妙に異なります。
中田製では爪を収納する凹みがありますが海外製には存在しません。
続いては背負い革の3点連結部の画像。
左が中田商店製の昭五式背嚢。
右が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
金具の大きさは微妙に異なりますが
革生地の形状や縫いを見ても中田製がより丁寧に出来てる印象ですね。
最後に縛着用革紐の画像になります。
下が中田商店製の昭五式背嚢。
上が今回ご紹介する海外製昭五式背嚢になります。
長さも微妙に異なりますが・・・金具の塗装色にも差異があります。
しかし両者とも実用に何ら問題ありません。
さて以上で簡単な並べての比較ですが・・・
私の感想としては中田製がやはりより丹念(丁寧)に作られている印象です。
しかし今回ご紹介する海外製は背嚢の構造のほぼ全てを再現出来てるのではないでしょうか?
勿論、細かい部分は中田製に及ばない部分もありますがそれでも本当に良く出来ていると思います。
本当に驚きます・・・!何より実用に差し支えない出来なので重宝する事でしょう。
ということで適当に縛着してみました。
う~ん・・・もっと練習しなきゃ(使命感)
とりあえずオイルを塗ってみます。
もう時期的に昭五式背嚢は使うのは難しそうなので(そうでもないのかなw)
気長にゆっくり手入れしていこうと思います。
さて以上で海外製 複製 日本陸軍 兵下士官用 昭五式背嚢 の紹介になります。
中田製は再販が見込まれず今ではプレミアが付いており
海外製昭五式モドキは中々再販されずにクオリティに難があり
しかも実用するには要改造でした。
そこへ彗星の如く出現したこの海外製昭五式背嚢・・・今年最初のサプライズだったかもしれません(汗
ですがこの背嚢は少数生産のようで生産停止になる可能性も微粒子レベルで存在するかもしれません。
そうなった時また中田製と同じ運命(プレミア価格)を辿らない事を願います・・・
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
こんばんわ!剃刀参謀さん!
こちらこそ素晴らしい情報を提供して頂き本当に有難う御座います!
ようやく念願叶って背嚢を入手する事が出来ました!
Sさまの毛皮背嚢もとても気になりますね・・・!
是非とも入手したいのですが・・・如何せん予算が(汗
ですが・・・毛皮背嚢も製作販売される時代になるとは
数年前まではとても予想出来ませんでした・・・
本当に良い時代になりました・・!

おぉ。遂に入手されたのですね。おめでとうございます。
中田製との比較、参考になります。有難うございます。
S様も毛皮背嚢をご発売されましたし、良い時代になりましたね。