2011年07月02日
中田製 日本軍 小円匙(小圓匙)後期型 前期型と比較
いやぁ最近、日中は茹だるような暑さで夜は熱帯夜が続きましたね。
ということで?中田製の後期型小円匙をご紹介致します。
大分前に前期型小円匙(メーカー不詳)をご紹介致しましたが、それとの比較も兼ねて紹介したいと思います。
まずは画像から
こちらが中田製後期型小円匙(小圓匙)です。要はシャベルです。
勿論専用嚢(カバー)付きです。
以前の小円匙の記事でご紹介したとおり、柄と円匙は分割できます。
しかし中田製の後期型小円匙嚢(カバー)ですが・・・色がかなり緑が強いですね。
黄緑みたいな色です。実物の新品もこうだったのでしょうかね・・・?
しかし、そもそも小円匙の前期型、後期型はいつ頃更新されたのか、その詳細が分かりません。
私の推測ですが後期型は昭和14年(1939年)~昭和15年(1940年)ぐらいではないでしょうか?

小円匙入れは後期型では紐が綿製に変わっています。
しかも2箇所の紐で固定します。
よくみると小円匙入れの真ん中は切れ目になっていますね。
この辺の違いは後ほど
紐自体は中田製の巻脚絆(ゲートル)の紐と大差のないものです。
小円匙を締めるには少々薄すぎるような気もしますね。
また紐の長さも少々短いような・・・特定の締め方でもあるのでしょうかね?w
まぁこの辺は実物を所持していませんので何とも断定はできませんね!w
裏側。
上の縦型のループは綿製?で背嚢へ固定するために紐を通すための物です。
またその下の横向きのループは円匙の柄を挿入するための物です。

こちらは中の様子です。
まぁ・・・特に何もありませんw
続いては付属の円匙本体の画像を。
中田後期型の小円匙本体には紐を通す穴(左上)の他に正面左右に2箇所小さな穴があります。
これも覗き穴の役目をするとともに、水切りの意味もあるのでしょうか。
前期型との違いは後ほどw
円匙の柄と本体を収納した状態。
本来は柄と本体を紐で繋ぎます。
さて続いては以前に紹介した前期型との比較を紹介します。

左が以前紹介した前期型小円匙セット。
右が今回紹介する中田製後期型小円匙セットです。
以前紹介した前期型はメーカー不詳でありますが中田製の可能性が高いと推測されます。
というのも他に小円匙を製作販売されているメーカーを知らないだけでありますが・・・w
さて両者ですが、前期型、後期型ともに大きく異なるのがお分かりになると思います。
基本的な構造は同じでありますが・・・
前期型は柄の固定もループも重要な個所は革製でありますが、
後期型はそれが無くなり、革を一切使わず綿生地?がメインとなっております。
また生地の色も全く違いますね。
続いて円匙本体の比較をしたいと思います。
左が前期型。
右が後期型です。
円匙本体も何気に異なっているのにお気づきでしょうか?

左が前期型。
右が後期型です。
両者サイズが全く違います・・・!
なんと後期型の方が大きいのです。
しかも後期型には2つの小さな穴がありますが、前期型にはそれがありません。
両者複製品でありますし、メーカーによる差の可能性もありますが・・・
小円匙本体にもバリエーションがあるのは間違いないようです。
続いて裏側です。
左が前期型。
右が後期型です。
裏側の細かい形状も違いますね。
紐を通す穴の位置は変わりませんが、柄を挿入する穴の長さ、大きさは両者ちがいますね。
もしや後期型は全長の長い大型の柄を挿入することも視野にいれているのでしょうか。
いえ、もしかすると本来はそういう使用方法なのかもしれません。
とはいえこれも推測の域を出れませんが・・・・

柄の比較。
長さも大して変わりませんね。

さて、まとめますと中田の後期型がサイズが大きいということですが・・・
手持ちの前期型のケースには後期型の小円匙は画像の通り収納出来ません・・・・
あまりにも大き過ぎるのです。
しかし・・・

逆に前期型の小円匙本体は後期型ケースには収納出来ます。
まぁサイズの大きい円匙に合わせたケースなので収納出来て当たり前なのですが・・・w
ということは前期、後期型の両方のケースに収納可能な前期型小円匙本体が便利ということでしょうか・・・?
しかし留意点と疑問がいくつかあります。
①私の手持ちの前期型小円匙は中田製か否か。
②小円匙本体のサイズにもバリエーションがあるのか。
③私の所有する前期型及び中田製後期型は実物を元に忠実に作られているのか。
この3点ですね。
果たしてこの謎を解明する機会がくるのでしょうか・・・
しかし、これで装備の幅が増えました!w
皆さんも是非1つ購入されてはいかがでしょう!?
以上、中田製 日本軍 小円匙(小圓匙)後期型 前期型と比較でした~
ということで?中田製の後期型小円匙をご紹介致します。
大分前に前期型小円匙(メーカー不詳)をご紹介致しましたが、それとの比較も兼ねて紹介したいと思います。
まずは画像から
こちらが中田製後期型小円匙(小圓匙)です。要はシャベルです。
勿論専用嚢(カバー)付きです。
以前の小円匙の記事でご紹介したとおり、柄と円匙は分割できます。
しかし中田製の後期型小円匙嚢(カバー)ですが・・・色がかなり緑が強いですね。
黄緑みたいな色です。実物の新品もこうだったのでしょうかね・・・?
しかし、そもそも小円匙の前期型、後期型はいつ頃更新されたのか、その詳細が分かりません。
私の推測ですが後期型は昭和14年(1939年)~昭和15年(1940年)ぐらいではないでしょうか?
小円匙入れは後期型では紐が綿製に変わっています。
しかも2箇所の紐で固定します。
よくみると小円匙入れの真ん中は切れ目になっていますね。
この辺の違いは後ほど
紐自体は中田製の巻脚絆(ゲートル)の紐と大差のないものです。
小円匙を締めるには少々薄すぎるような気もしますね。
また紐の長さも少々短いような・・・特定の締め方でもあるのでしょうかね?w
まぁこの辺は実物を所持していませんので何とも断定はできませんね!w
裏側。
上の縦型のループは綿製?で背嚢へ固定するために紐を通すための物です。
またその下の横向きのループは円匙の柄を挿入するための物です。
こちらは中の様子です。
まぁ・・・特に何もありませんw
続いては付属の円匙本体の画像を。
中田後期型の小円匙本体には紐を通す穴(左上)の他に正面左右に2箇所小さな穴があります。
これも覗き穴の役目をするとともに、水切りの意味もあるのでしょうか。
前期型との違いは後ほどw
円匙の柄と本体を収納した状態。
本来は柄と本体を紐で繋ぎます。
さて続いては以前に紹介した前期型との比較を紹介します。
左が以前紹介した前期型小円匙セット。
右が今回紹介する中田製後期型小円匙セットです。
以前紹介した前期型はメーカー不詳でありますが中田製の可能性が高いと推測されます。
というのも他に小円匙を製作販売されているメーカーを知らないだけでありますが・・・w
さて両者ですが、前期型、後期型ともに大きく異なるのがお分かりになると思います。
基本的な構造は同じでありますが・・・
前期型は柄の固定もループも重要な個所は革製でありますが、
後期型はそれが無くなり、革を一切使わず綿生地?がメインとなっております。
また生地の色も全く違いますね。
続いて円匙本体の比較をしたいと思います。
左が前期型。
右が後期型です。
円匙本体も何気に異なっているのにお気づきでしょうか?
左が前期型。
右が後期型です。
両者サイズが全く違います・・・!
なんと後期型の方が大きいのです。
しかも後期型には2つの小さな穴がありますが、前期型にはそれがありません。
両者複製品でありますし、メーカーによる差の可能性もありますが・・・
小円匙本体にもバリエーションがあるのは間違いないようです。
続いて裏側です。
左が前期型。
右が後期型です。
裏側の細かい形状も違いますね。
紐を通す穴の位置は変わりませんが、柄を挿入する穴の長さ、大きさは両者ちがいますね。
もしや後期型は全長の長い大型の柄を挿入することも視野にいれているのでしょうか。
いえ、もしかすると本来はそういう使用方法なのかもしれません。
とはいえこれも推測の域を出れませんが・・・・
柄の比較。
長さも大して変わりませんね。
さて、まとめますと中田の後期型がサイズが大きいということですが・・・
手持ちの前期型のケースには後期型の小円匙は画像の通り収納出来ません・・・・
あまりにも大き過ぎるのです。
しかし・・・
逆に前期型の小円匙本体は後期型ケースには収納出来ます。
まぁサイズの大きい円匙に合わせたケースなので収納出来て当たり前なのですが・・・w
ということは前期、後期型の両方のケースに収納可能な前期型小円匙本体が便利ということでしょうか・・・?
しかし留意点と疑問がいくつかあります。
①私の手持ちの前期型小円匙は中田製か否か。
②小円匙本体のサイズにもバリエーションがあるのか。
③私の所有する前期型及び中田製後期型は実物を元に忠実に作られているのか。
この3点ですね。
果たしてこの謎を解明する機会がくるのでしょうか・・・
しかし、これで装備の幅が増えました!w
皆さんも是非1つ購入されてはいかがでしょう!?
以上、中田製 日本軍 小円匙(小圓匙)後期型 前期型と比較でした~
2011年07月01日
自作 軍刀用革覆い
防毒面嚢の記事の最後にも記載しましたが・・・
軍刀用の革覆いをミシン(大破)で自作致しました。
途中でミシンが壊れてしまったため後は手縫いで自作しました・・・・
画像は九五式軍刀(曹長刀)です。
いつもの手芸屋で革生地を探したのですが、ハギレのセットしか販売しておらず・・・同じ色の生地が全く足りませんでした。
革覆いの石突部分の生地は別生地で厚さまで違いますw(布切りハサミでも切れない生地でしたw)
そのため色を統一させるために色々革覆い全体をオイルや靴墨まで動員しました。
おかげで色が黒っぽくなってしまいました・・・

抜いた状態。

自作の革覆いは鳩目に紐を通す方式で固定しています。
ドットボタン方式でも良かったのですが、こちらの方が断然作りやすいのでw

九五式軍刀の石突に合わせて自作したのですが・・・
この部分ではミシンが使えずに手縫いで仕上げたため、かなり簡略しています・・・w
末端の処理も雑ですwこの辺でヤル気が失せたからであります!w

ちなみに革覆いのサイズは少々余裕を持たせています。

革覆いを外した状態。
ちなみに革の色が少々黒過ぎたので色を落とすことにしましたw

続いて今度は軍刀の柄に白布を巻きました。

白布は包帯用ガーゼを巻いています。
伸縮性があり、なおかつ薄く巻き易いのでそうそう解けません。
九五式軍刀の柄はアルミ製で強度は軍刀の中でも群を抜いているのですが
以前にも記載しました通り、柄糸の無い一体構造の金属柄のままでは素手では滑り
また対象物を切り付けた際の衝撃などによる腕への負担も相当なものです。
ちゃんと鮫皮で柄糸の巻かれた居合刀など練習刀を素振りするのとは全く違います。
九五式の柄に白布を巻いた写真はあまり拝見したことがありませんが・・・
私が九五式を装備することになりましたら、やはり実戦を考えて白布等を巻くのが無難でしょうか。
革覆いについても同様です。
鉄鞘とはいえ物に当たると音が鳴り、野外での使用においては傷も付きますし泥や水に濡れることも多々あります。
そうなりますと、鞘の保護に走るのは必然かと思います。


さて以上で自作皮覆いの紹介は終わりです。
軍刀を少し外見を変える手軽なアイテムといえますねw
軍刀用の革覆いをミシン(大破)で自作致しました。
途中でミシンが壊れてしまったため後は手縫いで自作しました・・・・
画像は九五式軍刀(曹長刀)です。
いつもの手芸屋で革生地を探したのですが、ハギレのセットしか販売しておらず・・・同じ色の生地が全く足りませんでした。
革覆いの石突部分の生地は別生地で厚さまで違いますw(布切りハサミでも切れない生地でしたw)
そのため色を統一させるために色々革覆い全体をオイルや靴墨まで動員しました。
おかげで色が黒っぽくなってしまいました・・・
抜いた状態。
自作の革覆いは鳩目に紐を通す方式で固定しています。
ドットボタン方式でも良かったのですが、こちらの方が断然作りやすいのでw
九五式軍刀の石突に合わせて自作したのですが・・・
この部分ではミシンが使えずに手縫いで仕上げたため、かなり簡略しています・・・w
末端の処理も雑ですwこの辺でヤル気が失せたからであります!w
ちなみに革覆いのサイズは少々余裕を持たせています。
革覆いを外した状態。
ちなみに革の色が少々黒過ぎたので色を落とすことにしましたw
続いて今度は軍刀の柄に白布を巻きました。
白布は包帯用ガーゼを巻いています。
伸縮性があり、なおかつ薄く巻き易いのでそうそう解けません。
九五式軍刀の柄はアルミ製で強度は軍刀の中でも群を抜いているのですが
以前にも記載しました通り、柄糸の無い一体構造の金属柄のままでは素手では滑り
また対象物を切り付けた際の衝撃などによる腕への負担も相当なものです。
ちゃんと鮫皮で柄糸の巻かれた居合刀など練習刀を素振りするのとは全く違います。
九五式の柄に白布を巻いた写真はあまり拝見したことがありませんが・・・
私が九五式を装備することになりましたら、やはり実戦を考えて白布等を巻くのが無難でしょうか。
革覆いについても同様です。
鉄鞘とはいえ物に当たると音が鳴り、野外での使用においては傷も付きますし泥や水に濡れることも多々あります。
そうなりますと、鞘の保護に走るのは必然かと思います。
さて以上で自作皮覆いの紹介は終わりです。
軍刀を少し外見を変える手軽なアイテムといえますねw
タグ :日本軍