2014年03月15日
でくの房さま製 複製 日本軍 三十年式弾薬盒 前盒
さてさて今回も日本軍複製品をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは旧軍革装備品で有名のあの業者さまの製品です!
まずはいつも通り画像から!
こちらは でくの房さま製 複製 日本軍 三十年式弾薬盒 前盒 になります。
皆さん既に御存知の通りでくの房さまは旧軍小銃用負革など多彩な革製品を製作販売されておられる業者さまで
私は何度も御世話になっております・・・!
ちなみにでくの房さまの製品を紹介した記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e511112.html (でくの房さま製 複製 日本軍 軽機用弾倉嚢)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e433449.html (でくの房さま製 複製 八九式重擲弾筒用 引き革&外被)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e412071.html (でくの房さま製 複製 小銃実包紙箱&拳銃実包紙箱)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e404021.html (でくの房さま製 複製 日本軍 騎兵銃用負革)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e392588.html (でくの房さま製 複製 弾薬後盒 小銃ネジ回し(転螺器)収納付)
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e357015.html (でくの房さま製 複製 日本軍 十一年式軽機関銃用前盒)
でくの房さまは過去に弾薬盒の前盒を製作販売されていたのですが
以前よりとても気になっていた品で(欲しかったのですw)
この度、最新版の前盒を入手する事が出来ました・・・・!
でくの房さま製三十年式弾薬盒の全体画像。
良い外観でしょう!余裕の貫録だ、馬力が違いますよ!(コマンドー)
・・・っと冗談をかますのは手に入れれて嬉しいからで御座います(笑
前盒ですがやはり素晴らしい仕上がりで御座います。
革質(ここ注目点!)、縫い糸と縫い目、色合い、の丁寧さ
そして忠実さは恐らく複製弾薬盒の中でも頂点に立つ逸品なのは間違いないと思います。
それ程素晴らしく今まで無かった品なのです。。。!
上下から見たでくの房さま製弾薬盒の画像。
こちらは左右側面から見た前盒の画像。
一見して何の変哲もない前盒に見えますが特徴のある部分が御座います。
前盒正面の画像。
私はこの正面からの外観がとても良く出来ていると感じています。
皆さんは如何でしょうか?
それは蓋とつなぎ革の絶妙なバランスです。
勿論一慨には云えませんが実物では本体部が大きく
それに伴い蓋とつなぎ革が比較的小さくなっていると思います。
またつなぎ革の縫い目は蓋に二箇所、本体側に二箇所とあるのも特徴です。
この特徴ある形状と仕様を再現されている複製品は・・・中々御座いませんでした。
しかしでくの房さまでは見事に再現されておられます・・・!
実際に弾薬盒の前盒の形状や縫い目がはっきり見える当時の写真はあまり多くはないですが
それでも特徴的な形状が見て取れると思います。
こちらは上部の蓋止め革のある部分。
縫い付けも丁寧でかつしっかりしています。
蓋を固定するための蓋止め革の画像。
先端の形状は綺麗な形で重要な曲がり癖もちゃんと付いており問題御座いません。
またここで面白い(興味深い)のが上部にあるループは
蓋止め革の先端が通り難くなっている事です。
脱落防止も含めてこのようになっているのでしょうか。
こちらは蓋止め革を固定する為の金具です。
エッジも無く綺麗な形状をしています。
問題無く革を固定出来るでしょう!
さて続いては蓋を開いた状態の画像です。
ここで余談ですが・・・このでくの房さまの弾薬盒が届き
驚いたのが『蓋の開き易さ』で御座います。
新品の状態だからかもしれません・・・が
この開き易さには本当に驚きました!
左右の蓋止め革を外すと自然と開くような
とても軽く開くのです。
恐らく蓋とつなぎ革の絶妙なバランスがこれを可能にしているのではないでしょうか。
逆に蓋はし難い部分もあるのですが蓋が開け易いか閉め難いかのいずれが実戦的かというと
云わずともお分かりになると思います。
蓋の裏にはでくの房さま製を表す印が打たれています。
贋作防止用の処置のようですね。
こちらは前盒内部の画像になります。
この内部にも特筆すべき箇所がいくつも御座います・・・!
それにしても弾薬を入れるのは勿体ない(美しい)仕上がりです・・・
内部の革は固定金具を除く面を除いて
ほぼ表革が使用されております。
また驚きなのが部位によって革質が異なるのです!
多脂牛革,堅牛革のいずれかを使用されており
蓋や内部の仕切りには堅牛革を。
つなぎ革や蓋止革やループには多脂牛革を。
そしてさらにさらに弾薬盒本体の表は多脂牛革、裏側(内部)は堅牛革と
部位によって異なる革が使用されているのです・・・!
この革を用意するだけでも手間だと思うのですが
この革を部位によって使い分け切り分け加工し
場合によっては何重にも重ね縫いするのです・・・!
気の遠くなるような作業です・・・本当に。
このような精巧な作業はでくの房さまだからこそ成し得たと思います。
でくの房さまのブログにはこの前盒の製作過程の記事が投稿されておりますが
必見で御座います・・・!
詳細が分かるだけでなく購入意欲がそそられると思います!
金具が打たれている裏側の画像。
左右のここのみ裏革です。
金具の固定はしっかりしており上質な革も相成って実用の最適と云えると思います。
こちらは前盒の後面の画像。
ベルトループの縫い付けも丁寧でしっかりしております。
ループの幅もありますので各社製兵用革帯が問題無く通せる事でしょう。
しかし最も最適なのは同じくでくの房さま製の兵用革帯かもしれませんね・・・!
(こちらも・・・いずれ・・・!!)
さてさてお次は恒例の海外製との比較をしたいと思います。
三十年式弾薬盒は画像のように現時点で3セットになりました。
(ちなみに俗に九九式と呼ばれている後期型弾薬盒は除いています)
海外製の前盒は3~4年前に購入した物で当ブログでも2011年に御紹介致しましたね。
ちなみに該当の紹介記事は以下になります。
http://nihonmasamasa.militaryblog.jp/e226075.html (海外製 複製 三十年式弾薬盒)
画像の上は予備用の未使用品(オイル塗付済み)で
下はサバゲなど野外メインで使用している使い古した物です。
この海外製を入手した際は革質やつなぎ革の仕様に喜んだのを覚えています。
ですがようやく1セット御役御免になる時が来たようですね・・・
それでは早速みていきたいと思います。
上が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
下が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
1個ずつ並べた画像。
上が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
下が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
前後の画像になりますがやはり差異があるのがお分かりになると思います。
上からの画像。
上下からの画像。
上が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
下が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
左右からの画像。
右が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
左が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
如何でしょう?
両者大分異なっているのがお分かりになると思います。
それでは簡単に異なる箇所を見ていきたいと思います。
まずは蓋止め用の金具の位置になります。
左が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
右が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
画像をご覧になってお分かりの通り
金具は位置は海外製が上目ででくの房さま製が下目になっております。
これにより蓋止め革は海外製では余裕(遊び)があるのに対して
でくの房さま製はピンッと伸ばして金具に装着する印象ですね。
関連してこちらは蓋止め革に固定する金具の画像。
上が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
下が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
少々形状が異なりますね。
前盒正面の画像。
下が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
上が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
やはりこの部分にもかなり差異が御座いますね。
例えば蓋とつなぎ革の部分ですが
海外製では蓋がつなぎ革を縫い易くする為か蓋が真っ直ぐな形状をしておりません。
惜しい事にこれによって外観が少々異なる物になっています。
またつなぎ革の長さも若干異なり
海外製では少々縦幅があるようですね。
さらに内部の仕切り革への縫い目の長さも違うように見えますが
これはつなぎ革の位置や長さが異なるが故の物だと思われます。
そもそも弾薬盒自体のサイズが違うように見えますが
これは実は弾薬盒の形状が若干違うからです。
上で貼りました側面からの画像を見ればお分かりになると思いますが
左右から見た弾薬盒本体の形状は台形に近い形ですが
海外製ではその底辺が若干長くなっているのです。
またでくの房さま製では本体に厚みありこの違いが両者の大きさが異なるように見せているのです。
蓋の縫い糸の処理の画像。
上が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
下が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
蓋の形状だけでなく縫い糸の処理にも差異が見られます。
でくの房さま製では何と縫い糸が表から出て側面へ繋がっているのです。
ですので蓋の左右下の端は特徴のある仕上がりとなっています!
(勿論実用には問題御座いません)
ちなみに蓋表の縫い糸はこのようにして側面の生地へ縫い込まれています。
上が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
下が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
でくの房さまは生地の真ん中を通っており強度的に心配なさそうですね。
対して海外製は大分端に通っておりますがこれも手間の掛かる作業には間違い御座いません。
蓋止め革の画像。
左が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
右が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
蓋を開いた状態の画像。
左が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
右が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
やはり内部は大分差異が御座います。
そもそも開いた状態の本体の径が異なりますね。
これは革の厚さなどもありますが
そもそも構造上に大きな違いがあるからです。
上で御紹介しました通り、でくの房さま製は多脂牛革,堅牛革の2つの革を使用しており
本体側は多脂牛革,堅牛革の2つの革を重ねているのです。
ですので厚みもやはり異なってくるのです・・・!
ですので蓋を開いた状態の本体上部(口周り)の周囲には
でくの房さま製では多脂牛革,堅牛革の2つを縫い合わせているので縫い目が御座います。
対して海外製では本体は1枚の革のみですので薄く、勿論縫い目が御座いません。
本当に大きな違いです。
内部の仕切り革の画像。
右が以前に御紹介した海外製複製三十年式弾薬盒。
左が今回ご紹介したでくの房さま製複製三十年式弾薬盒です。
真ん中にある仕切り革は両者とも3枚の生地を重ねた物です。
しかし海外製では3枚の仕切り革上部に縫い目は存在しません。
省かれておりますね・・・
兵用革帯へ通す為のループの位置も異なりますね。
でくの房さま製は若干下目、海外製は上目といった感じで御座います。
さて以上で簡単な比較となります。
今回、でくの房さまの弾薬盒の前盒を入手し・・・
これでようやくでくの房さま製の弾薬盒のセット(前盒と後盒)が揃いました!
画像の後盒は以前に御紹介した小銃ねじ回し収納器付きの物です。
これもでくの房さましか唯一製作販売されていない物と思います。
弾薬盒は様々な複製品が御座いますが
私は今回ようやく納得のいく逸品が手に入ったと実感しました。
本当に形状、細部ともに素晴らしい出来です!
軍装は被服から装具まで拘るとキリが御座いません。
勿論着こなしも重要ですし髪型も重要かもしれませんが
歩兵装備をするのなら弾薬盒も重要で御座います!
やはり目のいく箇所ですので私はでくの房さま製をお勧め致します・・・!
さて今回は以上になります。
ではでは~
ノシ
私はこれで理想形の弾薬盒を入手出来ましたが
比較に用いた海外製や他の複製品が悪いと決して云えません。
と云いますのもやはり使い込み手入れすると雰囲気、貫禄が自然に出てくるからです。
ですので使い込んでみるとお勧め致します!

自分の持っている物は革の質が悪くグニャグニャ、蓋止め革が長すぎて弾薬盒が開いてしまう、中は革を適当に接着剤止めという凄まじい物でした・・・