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Posted by ミリタリーブログ at

2011年01月16日

旧日本陸軍 兵下士官用九八式夏衣袴



今日はサバゲだったのですが友人の所用により、途中退場することに・・・・!
ゲーム中写真などを撮ってブログのネタにしたかったのですが・・・残念!!

さて今回は旧日本陸軍の代表的な軍服の兵士下士官用九八式夏衣をご紹介致します。

よくゲームだけでなく映画やドラマでも使われる軍服といえば九八式軍衣でしょう。
これは1938年に今まで制式採用されていた昭五式軍衣(1930年採用)の後継として採用されました。

それまでの軍衣は立襟で仏式の肩章配置で首が窮屈だったりと不評もありました。
諸外国からみても既に主流は折襟式の軍衣であり、日本陸軍は軍服を一新改正するに至りました。

その辺の流れはwikiでも見て下さい!w

さてそれでは画像をば
  
画像の九八式夏衣袴実物です。
サイズが小さいのでしたらレプリカより安いです。現在もそれなりに流通していますが・・・
サバゲで毎回使う装備としては・・・

正直実物を着るのはあまりお勧めできません!
得に九八式夏用袴は着潰される方が多いので希少傾向あります!

とは言っても祖父の着た実物を!又は歴史の勉強のためにも!歴史を繰り返さないためにも・・・!
という熱い思いがあるのでしたら・・・仕方がありません!むしろ応援します!!!

旧日本軍装備をされる方はきっと色んな熱い思いがあってされてると思います!

かな~り話が脱線しましたが九八式夏衣の詳細をw
九八式に限らず日本軍の軍衣袴には将校用と兵下士官共用の二種類があります。
前者は生地も作りも丁寧かつ上質でスリムでまさにエリートたる将校に相応しい出来です!
逆に後者は兵下士官用ですので大量生産を前提にしていますので生産性と利便性などを追及した作りです。
両者外観は同じように見えますが実は全然違うのですよ。

そして当たり前ではありますが軍衣には冬用と夏用の二種類があります。
冬用は羅紗地(ウール)又は代用衣と呼ばれる冬服の二種類
夏用は綿製です。
それでも寒さに対応できない場合は外被(コート)や防寒外套
それでも暑さに対応できない場合は襦袢姿、場所によっては防暑衣などを

このようになります。まぁ皆さんお分かりかとw

次に日本軍の服や袴のサイズ表記ですが・・・
九八式軍衣までは夏冬両方とも1~6号の6種類のサイズがあります。
1号特大6号最小サイズになります。
つまり今でいうと真ん中の3号~4号Mサイズに相当します。
6号XSサイズ1号Lサイズといったところです。

それでも大きめのサイズが合わない場合はゆったりめの作りである外被(コート)を改造して軍衣にしていたそうです。

ちなみに九八式軍衣の後継に三式軍衣というものがあります。
三式軍衣(冬夏両方)1943年に制定されました。
全体的な外観、作り自体は九八式と殆ど変わりませんが、
特徴的なのは九八式と比べ襟が大きく変化しています。
さらに生産効率を上げる為に生地や裁断の工夫も随所に見られます。

三式軍衣になると今まで1~6号の6種類だったサイズ表記
大号、中号、小号の3種類になります。

さてそんなことで次の画像を



皆さん学生の頃着ていた学生服に襟の喉元にホックがあったのは覚えてらっしゃるでしょうか?
軍隊においても規律や形は重要ですので軍衣にも勿論付いています。
戦闘服に儀礼的なものは不必要と思われるかもしれませんが、当時はこれが一般的でした。

ちなみに画像の九八式には自作の襟布を装着しています。
襟に首の垢など汚れが付くのを防ぐだけでなく、儀礼上の意味もあります
実際にはODやカーキの襟布も使われ、銃剣の鞘の布覆いとしても使われました。



 

夏衣の特徴である脇の通気口
その下は日本軍の特徴である剣吊りです。
以前紹介した革の銃剣差しとベルトにこの剣吊りを通し、銃剣を固定します。

 

こちらは夏衣左裏側に刻印されている検定印です。
生産された軍衣は必ず付きます。
この検定印でこの服のサイズが4号昭和17年製であることが分かりますね。
その左横には自身の名前を書きます。(青のモザイクをしているところ)

ちなみに検定印の下にある内ポケット包帯入れとも呼ばれているポケットです。

さてお次はを紹介致します。
 

左が実物の九八式夏袴で右はPKミリタリア製のレプリカの夏袴です。
生地の色合いといい、腰紐といい、忠実に再現されていますね!
何回か使っていると本当に実物と変わらない外見と肌触りになります!!

中田商店さんの九八式夏衣袴も有名ですが、PKミリタリアさまでは服も袴もそれぞれ別々で購入できるため、
予備としての購入や単体だけで欲しい場合などにとても便利です。


後ろはこのようになります。

さて実物の話ですが、日本軍の兵用袴の作りは最後までベルトではなく、腰紐による固定でした。
しかし中には別途で袴の上からベルトを巻きつける兵士もたくさんいました。*刀帯は除く
それとは対照的に将校用袴はベルトサスペンダーで吊るものでした。

なぜここまで兵用袴の作りが簡単かというと、
これはあくまで日本軍の袴は江戸時代などから発達した和服「袴」の発展であって、
西洋のズボンの影響は受けたものの、あくまで「袴」であるからです。

現代人からして見れば違和感があるかもしれませんが
当時の日本の大衆の多くは和服を日常的に着ていたのです

ただ単に呼称の問題かもしれませんが今の日本には無い感覚が当時にはあったのです!

素晴らしすぎるぜ・・・!JAPAN!!!
以上九八式夏衣袴でした~
   

Posted by アンチョビことチビ at 18:41Comments(6)・日本軍 複製レプリカ 装備